知事への提案[令和5年度 交通・運輸]

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  令和5年度(2023年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

西九州新幹線について

意見・提案
内容等

 西九州新幹線の早期全線開通を願う一人です。
 佐賀県の同意が得られず、進展が見られません。佐賀県では、博多までの短距離のため整備効果がないといいます。
 整備されると私が住む横浜からなら、新横浜から博多(又は新大阪)で1回乗り換えれば佐賀に6時間弱で着くことも可能になります。

*かつて、東京から博多まで8時間かかっていた時代に、博多で乗り換えて諫早まで2時間かけ、合計10時間かけて利用したことがあります。

 整備されれば博多乗り換えも、新幹線→在来線と異なり新幹線→新幹線での対面乗換なので容易に乗換が可能であろう。1回の乗り換えで佐賀にも長崎にも行けるのは、魅力的です。大阪からなら乗換なしで行ける様になります。
 現在佐賀空港には、大阪からの佐賀便はなく新幹線はその代役になります。嬉野温泉に大阪から乗り換えなしで新幹線で観光に来られる方は、大幅に増えます。なぜなら、マイカーと違い「飲み鉄」が可能になるから。乗り換えがあると「飲み鉄」は楽しみが半減するため効果ない。高速バスはトイレが無いか少ないから「飲み鉄」は考えられない。

*実際に飲まなくても、出来ると考えられるだけで選択肢になりえます。

 佐賀から博多まで新幹線で行く場合は、特例として現在の特急料金と同程度に割り引くなど工夫することで一定の利用者には理解してもらえるのではないか。

*佐賀在住者割り引きなど、工夫を。

 在来線は、上下分離してでも鉄路はJR九州が運航することを継続する。
 長崎県と佐賀県が対立するような現在の未整備区間の話し合いではなく、佐賀県の整備促進団体と連携して、県同士が対立している構図にならないようにすることも大事です。
 鉄路は繋がることで、どこまでも行くことができます。繋がってさえいれば、将来東京からも乗り換えなしで行けるようになるかもしれません。

受付日:2024年1月5日[県外 50代]

県の回答

【回答課:新幹線対策課】
 西九州地域の発展のためには、武雄温泉駅での対面乗換を解消し、関西直通運行を実現することが重要であり、まずは、令和4年9月に開業しました西九州新幹線(長崎~武雄温泉間)における、沿線市のまちの佇まいの変化や交流人口の拡大などの開業効果を西九州全体で共有し、佐賀県の理解を得ることが必要と考えております。
 新鳥栖~武雄温泉間をフル規格で整備する場合における、在来線の利便性低下など、佐賀県が課題としている点については、現在、与党PT九州新幹線(西九州ルート)検討委員会における検討や、国と佐賀県による協議が進められているところです。
 本県としては、佐賀県の考えを十分にお聞きしながら、在来線等の共通する課題には連携して取り組むとともに、整備方式に関する議論が前進するよう九州の経済団体やJR九州などと連携して検討を重ねてまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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長崎空港から新大村駅への鉄道在来線敷設について

意見・提案
内容等

 長崎空港から新大村駅への鉄道在来線敷設について提案させていただきます。
【方法】
 長崎空港から運転免許試験場を経由して新大村駅まで在来線を敷設、JR大村線との合流部は佐世保方面と直通できるようにと考えます。

【目的】
1.西九州新幹線の有効活用
 西九州新幹線の武雄温泉駅から新鳥栖駅までの区間については、今後佐賀県の同意が得られ建設開始されたとしても全線開通までは早くても20年近くの年月がかかると予想されます。それまでの間に新幹線利用者の劇的な増加は望めず、長崎空港と在来線で結ぶことで、空港利用者の一部を新幹線へ誘導できると考えます。

2.長崎空港の利用促進
 在来線とつなぐことで県内本土の各地と長崎空港が一本のレールでつながり、空港から各地へ移動がしやすくなります。また在来線と西九州新幹線を利用して武雄や嬉野などの佐賀県西部への観光も長崎空港の利用促進につながります。

3.県北地域の活性化
 長崎空港からハウステンボスや佐世保へ鉄道乗り換えなしで直通できることで空港から県北地域への観光がよりスムーズになります。西九州新幹線ルートからどうしてもそれてしまった県北地域の活性化に寄与できると考えます。

4.バス運転士の人員不足への対応
 昨今、バス運転士不足が注目されており、今後空港へのリムジンバスの維持や増便が難しくなってくることが予想されます。実際島鉄バスでは運休となっています。今後、空港リムジンバスの維持や増便をするとなると運転士不足のために地域の路線バスの廃止・縮小につながりかねず、空港へバスに代わる輸送手段が必要と考えます。長崎空港の24時間化においてもバスの増便は今後難しくなってくることが予想されます。

5.運転免許試験場へのアクセス
 途中駅を運転免許試験場の近くに設けることで県内各地から来場する運転免許試験受験者のアクセス改善に寄与できます。

 以上、誠に僭越ながら提案させていただきます。
 熊本県において空港アクセス鉄道の整備が検討されています。上記の目的から長崎県において空港アクセス鉄道はより必要性が高いと考えます。ご検討の程よろしくお願いいたします。

受付日:2023年11月30日[県内 40代]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 この度は、「長崎空港から新大村駅への鉄道在来線敷設」に関するご提案をお寄せいただき、ありがとうございます。
 ご提案いただいた鉄道の敷設については、専用用地の確保や、多額の整備費に係る財源の問題など様々な課題があり、その実現は極めて難しいものと考えられます。
 また、新大村駅から空港へのアクセスについては、アクセス向上を図るため、地元大村市の新たな取組として、今年の10月29日から路線バスのルート変更が行われております。
 今後も、空港へのアクセスにつきましては、大村市等と連携・協力しながら、利便性向上に努めてまいります。

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国境離島島民カードのQRコード化について

意見・提案
内容等

 国境離島島民割引カードのQRコード化を実現してほしい。
 島民が使用するカードはいまだに顔写真を貼り付ける更新型であり、交通機関を通るたびに列に並び、窓口に提出しないとサービスが受けられないのは不便としか言えない。QRコード化し手続きを簡素化することで利用者も事業従事者も双方にメリットのある改善を提案したい。
 長崎県はいろんな誘致や箱モノの建造が多く盛り上がってきているが、テクノロジー導入の面でほかの自治体に比べ大きく劣っていると感じる。沖縄や新潟などすでにQR化を行っているため長崎だけができない理由はないと思う。
 実は長崎県の各自治体に同様の意見をお送りしたが、返信が来ないので長崎県にお送りしました。小さい自治体では何も解決できないのではないか。県が主導で動くしかないと思います。早急に対応いただきたく提案いたしました。

受付日:2023年11月21日[県内 20代]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 国境離島島民割引カードの発行事務については、関係する各市町が行っており、島民割引の対象者であることの本人確認を行うためにカードを発行しております。
 島民割引カードでの他人に成りすましての利用など、不正使用を防止するため、本県では写真の貼付や有効期限を定め、当該割引制度の適切な運用を図っているところであります。
 今回のご提案について、将来的にデジタル化を推進し、本人確認だけでなく、券売機と連動させて発券まで出来るようなことも考えられますが、本県では、新潟県のように規模の大きな航路が1航路(1事業者)あるのではなく、19もの大小様々な航路(14事業者)があることから、インフラ整備や事業者のシステム改修などの面での本県特有の課題があることも認識しております。
 引き続き、島民の利便性向上に向けて、関係市町とも連携していきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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長崎空港アクセス鉄道について

意見・提案
内容等

 長崎空港へのアクセスを良くするために、空港アクセス鉄道を建設していただきたいです。
 九州でも熊本県では空港アクセス鉄道の計画が進められており、宮崎空港にも宮崎空港線の鉄道が乗り入れております。
 長崎空港は利用客が多く、24時間化も検討されており、国際線も再開されます。しかし、大村駅からも新大村駅からもいずれも離れており、アクセスが良いとは言えません。
 新幹線も開通し、長崎空港の利用客は今後増える事と思います。その為、大村駅又は、新大村駅から空港へ乗り入れることができる鉄道を建設していただきたいです。

受付日:2023年10月24日[県内 20代]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 この度は、「空港アクセス鉄道」に関するご提案をお寄せいただき、ありがとうございます。
 現在、大村駅および新大村駅と長崎空港間については、路線バスが運行されております。
 特に新大村駅から空港へのアクセスについては、地元大村市において、昨年9月の新幹線開業から予約制の乗合タクシー「かもめライナー」が運行されておりましたが、利用者の意見等を受け、去る10月29日から定期運行の路線バスに変更されております。
 ご提案いただいた鉄道の新設については、運行主体や専用用地の確保に加え、多額の整備費に係る財源の問題など様々な課題があり、その実現は極めて難しいものと考えられます。
 今後も、空港へのアクセスにつきましては、関係市町や庁内の関係部署と連携・協力しながら、利便性向上や利用促進に努めてまいります。

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お年寄りたちが使いやすいバスについて

意見・提案
内容等

 バスに乗っていていつも思うのですが、こんなにバス社会なのに、なぜもう少しバスの改善をしないのでしょうか。
 お年寄りがバスに乗るのに、階段の段差が高すぎて大変な光景を毎日のように見ています。
 年に何度かのバスの無料の日にお金を使うなら、普段のお年寄りたちのバスの使いやすさにお金を使ってください。
 お年寄りの交通手段を奪わないでください。よろしくお願いします。

受付日:2023年8月24日[県内 40代]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 路線バスのバリアフリー化につきましては、バス車両の1台当たりの価格が極めて高額であるため、バス事業者においては厳しい経営状況の中では車両更新を頻繁に行えない状況にありますが、更新の際にはノンステップ・ワンステップなどの低床バスを優先的に導入するよう努めているところであります。
 その結果、国土交通省九州運輸局の調査では、長崎県内のバス車両の低床下率(全車両に対するノンステップバス・ワンステップバスの占める割合)は平成26年3月末の約30%から令和4年3月末は約52%と22%上昇しております。
 県としましても、引き続き、県民の皆様がバスを利用しやすい環境づくりを支援してまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。
 なお、ご指摘の「長崎市内バス・路面電車 運賃無料デー」につきましては、物価高騰の折、長崎市民の皆様の負担軽減を図るとともに、公共交通利用者の新たな掘り起こしを図り、公共交通ネットワークの維持につなげることを目的に長崎市の事業として実施されており、多くの方にご利用いただいているものとお聞きしております。
 今回、いただいたご提案につきましては、今後の県の交通政策における業務の参考とさせていただきます。

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長崎空港からの国際便の再開及び就航路線の増について

意見・提案
内容等

 長崎市中心部に勤務している会社員です。
 最近外国人の方を多く見ます。海外からの観光客だと思いますが、とても良いことだと思います。
 先日、台湾人の方がいらっしゃって、当方中国語が多少可能なため道案内をしました。その時に「長崎はとても魅力的な場所なのに直行便がない」と言われました。
 私も実際に1年に5回くらい海外旅行に行きます(働き方改革等で海外に行ける機会が増えました)。福岡は有名な国際空港ですが、大分・熊本・佐賀にも海外就航便があるのに、長崎だけはない(運休中)のは何か理由があるのでしょうか?特に台湾便は長崎にはありませんが、大分・佐賀・熊本には存在します。私は海外へ行くたびに佐賀空港・福岡空港を利用しますが、長崎にもあればなといつも感じます。
 海外からの誘致客は空港も大きな要因だと思います。上海・香港はもちろん素晴らしいところではありますが、他地域からも誘致等されるご予定はありませんか?特に台湾・韓国は絶対に就航すれば海外の行き来が活発化すると思っているのですが。
 ぜひ早期国際便の再開および就航路線の増加をご検討いただければ嬉しい限りです。何卒よろしくお願いいたします。

受付日:2023年7月9日[県内]

県の回答

【回答課:国際観光振興室】
 長崎空港の国際線再開については、空港カウンターや航空機誘導、荷物の積み込み等を行う職員の人員不足のため、再開には至っておりませんが、航空会社や関係機関と課題解消に向けて、引き続き、協議を行い、早期に定期路線やチャーターが運航できるよう取り組んでまいります。
 また、国際定期航空路線の増については、現行の上海線及び香港線の早期再開を最優先とし、長崎空港の受入体制の状況を見極めながら、取り組みを進めてまいります。
 今後も、本県の国際定期航空路線の運航の取り組みにつきまして、ご理解・ご協力いただきますようお願いします。

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長崎空港からの韓国への直行便について

意見・提案
内容等

 福岡・北九州・佐賀・大分・熊本、九州北部の県からいずれも韓国への直行便が飛んでいます。
 長崎空港は国際線すべてがストップしたままですね。需要がないのでしょうか?
 韓国の方も長崎カステラやちゃんぽん、ハウステンボスなど、長崎にたくさん関心を持っていらっしゃいます。
 チェジュ航空やティーウェイ航空などLCCの就航を誘致することは難しいでしょうか。
 ぜひ、長崎から金浦空港に直行便を飛ばしていだきたいです。
 まずはチャーターからいかがですか?

受付日:2023年7月7日[県内 40代]

県の回答

【回答課:国際観光振興室】
 この度は、長崎空港から韓国への直行便について、ご意見をいただき、ありがとうございます。
 長崎空港における韓国路線は、平成31年3月にエアソウルが運休となって以降、運航されておりませんが、韓国の航空会社とは機会を捉えて、長崎への路線就航について協議を行っております。
 一方、長崎空港の国際線再開については、空港カウンターや航空機誘導、荷物の積み込み等を行う職員の人員不足のため、再開には至っておりませんが、航空会社や関係機関と課題解消に向けて、引き続き、協議を行い、早期に定期路線やチャーターが運航できるよう取り組んでまいります。
 今後も、本県の国際定期航空路線の運航の取り組みにつきまして、ご理解・ご協力いただきますようお願いします。

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対馬から県内本土へのアクセスについて

意見・提案
内容等

 対馬から県内本土へのアクセスについて、高速船の就航のご検討をお願いします。現在、対馬から長崎県本土への移動は、長崎行きの飛行機又は福岡行きの飛行機、ジェットフォイル若しくはフェリーとなっています。
 直行便としての長崎行きの手段はひとつに限られ、かつ、連休前の最終便、連休初日の始発便、連休最終日の最終便は、1か月前には既に満席であることが恒常化している状態です。
 対馬に居住している者は、買い物などの余暇活動としては、福岡行きを選択することが多いかと思われますが、長崎県内の高校へ進学するなどにより家族が県内に居住し、県内移動が欠かせない実態もあります。しかしながら、前述のとおりで、その予約を取りにくい理由も「県職員のひとが(長崎県本土へ)帰省するから」などの声も聞かれており、県職員の方も含めた長崎行きの飛行機であるはずが、それ以外の者への影響は恒常的で、予約もままならず、タイミングによっては緊急時の移動が極めて困難な状況となっています。
 一方で、前述のとおり対馬に居住している者の多くは現時点のアクセスのしやすさや、料金、都会的魅力などから県外である福岡市に出向き、消費活動を行っており、また、その存在も身近なものとなっております。このことが、幼少のころから定着しているため、就職などにおいては同市に転出することが自然なものとなっております。
 県内交流や県内消費の活性化、地元愛の育成、県内人口流出の抑制などの観点から、気楽、かつ、比較的安価に佐世保市や長崎市への県内本土に移動できるよう高速船の就航のご検討をお願いいたします。

受付日:2023年5月13日[県内 40代]

県の回答

【回答課:交通政策課】
 ご提案にありました「県本土への高速船の就航」について、回答させていただきます。
 航空便は、対馬から県本土に1日3~4往復が運航されており、壱岐や五島の2往復と比較すると便数は多いものの、時期によって予約がとりづらい状況にあることはご承知のとおりです。
 一方、ご提案のあった、対馬~長崎県本土間の高速船については、運航する航路の費用に見合う利用者の需要があるのかなどを踏まえて、運航事業者が航路開設をするかどうかの判断をしていくものと認識しております。
 なお、今回のご提案は、対馬市の公共交通にも関係することでもありますので、このようなご提案があったことについて、対馬市にもお伝えさせていただきます。

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