「描いてみんね!長崎」事業による作品の単行本化について

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担当課 文化振興・世界遺産課
担当者名 横田・上原
電話番号 直通:095-895-2764
内線:4518

本県が実施しているマニアが集う長崎プロジェクトの一つである長崎県を舞台とした小説等の制作支援(「描いてみんね!長崎」)事業において、直木賞作家の今村翔吾氏が小説執筆のため、令和元年12月に松浦市鷹島町の取材を行いましたが、事業に係る作品が単行本として刊行されます。

作家、作品、掲載媒体

(1)作 家 今村 翔吾(いまむら しょうご)氏(第166回直木賞作家)

(2)作品名 『海を破る者』

(3)内 容 アジア大陸最強の帝国の侵略(元寇)を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説

(4)媒 体 『別冊文藝春秋』令和2年3月号から令和6年1月号に掲載

完結に伴い、令和6年5月24日に単行本が刊行予定

(文藝春秋)海を破る者_リリース[PDFファイル/2MB]

「描いてみんね!長崎」事業の概要

(1)目 的 本事業は幅広い世代、嗜好の異なる読者層へ小説やマンガなどを通じて本県の魅力に気づいていただくことを目指し、いわゆる作品
        舞台を巡る「聖地巡礼」など本県に関わりのある作品を多く生み出すことにより、交流人口の拡大を目指す。

(2)内 容 1.出版社などとのネットワークづくり

        2.作品制作の支援

        3.出版作品のPR

今村翔吾氏について

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー

2018年、同作で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。同年「童神」(刊行時『童の神』と改題)で角川春樹小説賞を受賞。2020年『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞受賞。2021年『羽州ぼろ鳶組』シリーズで吉川英治文庫賞受賞

2022年『塞王の楯』で第166回直木賞受賞

他の著書に『くらまし屋稼業』シリーズ、『じんかん』『幸村を討て』『戦国武将伝』など多数。最近刊は、初の新書『戦国武将を推理する』