閉会中の活動 令和5年度分

子ども子育て・若者支援対策特別委員会

現地調査

委員会名 子ども子育て・若者支援対策特別委員会
目的 子育てしやすい仕事・社会づくり対策
子どもの安全安心・居場所づくり対策
若い世代の社会減抑制・結婚対策に関する現地調査
人材育成・確保対策について
日時 令和5年10月31日~11月2日(3日間)
調査先 1 特定非営利活動法人神奈川子ども未来ファンド
2 文京区青少年プラザ「b-lab」
3 高崎市子育てなんでもセンター
4 メットライフ生命保険株式会社  
出席委員 委員長  堤 典子
副委員長 初手 安幸
委員   外間 雅広、ごう まなみ、坂口 慎一、本多 泰邦
委員   大倉 聡、まきやま 大和、冨岡 孝介
概要
1.特定非営利活動法人神奈川子ども未来ファンド

 神奈川子ども未来ファンドは、神奈川県の子育ち・子育てを社会で支えるために生まれた市民基金である。
 個人・企業・各種団体等から募金・寄付を募り、子ども・若者・子育て支援に関わる民間非営利組織への助成等を行っている。
 また、子どもを巡る様々な課題を広く発信し、子どもたちが生きていることに誇りと喜びを持てる地域社会づくりを目的としている。

【事務所 】 横浜市中区新港2-2-1
       横浜ワールドポーターズ6F NPOスクエア
【法人設立】 2003年4月
【会 員 数】  47名(うち、役員 10名)
【職 員 数】  非常勤 3名
【運営委員】 16名
【事業内容】

  1. 寄付・募金の受入、寄付受入プログラムの開発・実施
  2. NPOへの活動資金助成・運営支援
  3. 神奈川県内の子どもや若者、養育者を支える活動に関する情報提供
  4. 子ども・若者や養育者を支えるための啓発事業
  5. 「いじめストップ!ピンクシャツデーin 神奈川」ワールドアクションの実施
  6. 神奈川県「かながわ子どもの未来応援団」団員、「かながわつばさプロジェクト」補助事業者
  7. 休眠預金等活用法に基づく「2022年度通常枠【第1回】」資金分配団体として活動


2.文京区青少年プラザ「b-lab」

 主として、中学生と高校生を対象に自主的な活動の場及び交流の場を提供することにより、青少年の自立性及び社会性を育むための施設。
 「中高生の秘密基地」をコンセプトに、リビングのようなスペースや、勉強、バンド活動、ダンスなどができるスペースがあるほか、文化・学習支援などのイベントを実施し、さらには、中高生がイベント企画やb-lab運営に関わるステージもある。
 「b-lab」の名称は、bunkyo laboratory(研究室・実験室)の略称で、公募により区内の高校生が名付けたもの。

【開館日・場所】

 従来の「縦割り」ではなく、「横断的」な支援で効果的解決を目指す。

【高齢分野の地域包括ケアから多世代地域包括ケアへ】

 開館日 平成27年4月1日
 場 所 文京区湯島四丁目7番10号 文京区教育センター内

【施設概要】

 開 館 日    通年開館(年末年始を除く)
 開館時間  午前9時から午後9時まで(中学生は午後8時まで)
 設置施設  中高生談話スペース、ホール、音楽スタジオA・B、プレイヤード
       研修室・軽運動場(教育センターと共用)など
 利用対象  主に区内在住・在学・在勤の中学生及び高校生世代
 施設利用  利用者登録を行い、入館カードを発行
       入館管理は、PC及びバーコードリーダーを使用
 施設貸出  事前予約制(施設窓口又はホームページ)

 来館者数等 令和4年度利用者数 24,454人
       (中学生 10,181人 高校生 14,273人)
       新規登録者数 1,637人
 施設運営  認定特定非営利活動法人 カタリバ

3.高崎市子育てなんでもセンター

 子育て支援策の充実・推進を図るため、市有地を活用し、民間事業者が建設した福祉サービスと住居機能が一体となった多機能型施設の中に設置し、子育てや妊娠中の方がワンストップで気軽に様々な相談ができ、必要な支援が受けられ安心して子どもを産み・育てることができるよう、市・関係機関・NPO団体が連携し、一体となって運営する子育て支援拠点。

【概要】

 事業開始 平成29年4月20日
 機 能 等  子育て相談(保育園・幼稚園・認定こども園入所相談含む)、
      交流プレイルーム、就労相談(保育士情報ステーション)
      託児ルーム
 開館時間 火曜日から日曜日の午前10時から午後6時まで
      ただし、託児ルームは年末年始(12月29日から1月3日)を除く毎日
      午前7時30分から午後10時
 利用料金 託児ルームのみ有料 1時間 300円(1日の上限額 3,000円)
 運営体制 子育て相談:市職員(保健師・保育士等)及び保育園等園長
      交流・プレイルーム:市職員
      就労相談:人材派遣会社(委託)、ハローワーク職員(週1日)
       ※保育士情報ステーション:NPO法人(委託)、
                   ハローワーク職員(週1回)
      託児ルーム:NPO法人(委託)
 利用実績 令和4年度 子育て相談       1,334人
            交流・プレイルーム   11,331人
            就労相談        1,419人
            託児ルーム       10,202人
            合 計         24,286人

【高崎市保育士情報ステーション実績 令和5年6月1日開設】

  令和5年6月から9月 相談件数     111件
             相談内容延べ件数 183件
             ハローワーク連携   9件
             就職決定       6件

 以上のほか、メットライフ生命保険株式会社を訪問し意見交換を行った。

現地調査

委員会名 子ども子育て・若者支援対策特別委員会
目的 子育てしやすい仕事・社会づくり対策
子どもの安全安心・居場所づくり対策
若い世代の社会減抑制・結婚対策に関する現地調査"
日時 令和5年8月3日~4日(2日間)
調査先 1 地域未来塾
2 多世代包括支援センター
3 佐世保こども・女性・障害者支援センター
4 清風園
5 大村市婚活サポートセンター
6 すくすく広場
出席委員 副委員長 初手 安幸
委員   小林 克敏、外間 雅広、ごうまなみ、坂口 慎一
委員   本多 泰邦、大倉 聡、まきやま大和、冨岡 孝介
概要
1.地域未来塾(佐世保市小佐々町)
【趣旨】

 地域未来塾とは、未来を担う子供たちの豊かな学びや成長を支えるため、学校・家庭・地域がパートナーとして連携しながら、児童生徒の放課後学習を支援する事業。
 対象とする学校区に在学し参加を希望する児童生徒を対象に、通常の塾とは異なり、つまずいている部分の克服に向けた復習を中心に無料で実施。

【目的】

 参加を希望する児童生徒の基礎学力の向上と学習習慣の定着化。社会性・コミュニケーション能力等の醸成を図ることを目的とする。

【運営主体】

 佐世保市教育会が、佐世保市教育委員会の委託を受けて運営。

【現状(令和5年度)】

  校区      実施曜日    指導学科  年間予定回数  申込児童生徒数 
 金比良小学校  第2・第4木曜日 国語・算数   19回      36人
 光海中学校   毎週木曜日    英語・数学   35回      28人
                  (理科) 
 小佐々中学校  毎週木曜日    数学      36回      32人
 早岐中学校   毎週火曜日    数学      25回      21人・20人

【課題】

 学習支援員の確保、学習レベルの維持

2.多世代包括支援センター(佐々町)

 健康相談センター(保険環境課所管)、子育て支援センタ-(保険環境課所管)、地域包括支援センタ-(住民福祉課所管)、障がい相談支援センターの相談機能(住民福祉課に位置づけ)の窓口を統合し、佐々町多世代包括支援センターを令和4年度新設。

【考え方】

 従来の「縦割り」ではなく、「横断的」な支援で効果的解決を目指す。

【高齢分野の地域包括ケアから多世代地域包括ケアへ】

 佐々町では、地域福祉計画(令和2年)において、こども・高齢・障がいという従来の制度の枠を超えて、人と人と社会がつながり、誰もが生きがいや役割を持ち、支え合う「地域共生社会」の実現に向けた「地域まるごとケアー多世代地域包括ケア」を掲げている。

【地区割担当制の導入 平成25年~】

 地域住民のやる気に十分応えていくために、7人の職員で32箇所を担当。
 初期の段階での問題解決に大きな効果、職員の地域づくりへの自覚が芽生え、各職員が個の支援から地域づくりを考えるようになった。
 地域づくりに関与し地域力を体感することにより、地域住民への尊敬の念がより一層深まった。

【地域ネットワーク情報交換会 平成23年~】

 町内会長会・民生児童委員協議会や老人クラブ連合会・福祉協力委員等と連絡を図 り、地域支援に関する情報交換会を定例(各地区年1回)で行い、日頃の支援体制の強化を図る。
 令和元年からは、地域包括支援センター・健康相談センタ-・社会福祉協議会との協働事業となる。

3.佐世保こども・女性・障害者支援センター(佐世保市万徳町)

 昭和28年に佐世保児童相談所として開設後、平成19年4月に、佐世保身体障害者更生相談所、佐世保知的障害者更生相談所の3つの機関が統合し開設され、2023年5月15日新庁舎に移転。

【支援内容】
  • 子どもに関すること
     18歳未満の子どもに関する養護、児童虐待、心身の発達の遅れ、非行、不登校などの相談を受け付け、各種診断(社会診断、心理・医学診断、行動診断)により状況を整理・協議のうえ、必要な支援・対応を行う。
     センターは、より専門的な知識や技術を必要とする事例を中心に対応し、各市町と連携しての対応や各市町への技術的支援も行っている。
       相談件数 令和3年度 1,816件
        (養護708件、保健3件、障がい611件、非行85件、育成250件、その他159件)
  • 女性に関すること
     配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護のため、相談対応、相談機関の紹介、各種 制度利用や保護命令、施設利用等に関する情報提供の業務を行っている。
       相談件数  令和3年度 921件
  • 障害のある方に関すること
     身体障がい者へ、補装具の処方や適合判定、自立支援医療(更生医療)の認定審査、身体障がい者に関する相談に専門的知識や技術の助言・指導などを行う。
     知的障がい者へ、専門的な相談及び療育手帳の相談判定を行う。
       相談件数 令和3年度 14,582件(身障 10,139件 知的4,443件)
【新庁舎の概要】

鉄筋コンクリート造 3階建
建床面積 約1,900㎡(旧庁舎の約2倍)
    1階・2階 佐世保こども・女性・障害者支援センターフロア
    3階    関係機関入居フロア、会議室

4.児童養護施設 清風園(佐世保市大和町)
【理念】
  1. 心身ともに健やかに育成することを心掛けて、児童の成長を保護者とともに喜び合います。
  2. 地域社会において自立した生活を営むことができるように支援していきます。
  3. 心から「この園が好き」と思ってもらえるような園にしていきます。
  4. 法人原則の取組として地域社会に貢献することに努めていきます。
【特色】

 清風園は創立以来、資格を持った専門の児童相談員・保育士が子どもの健全育成のための支援を行っています。
 また、小規模の施設だからこそできる少人数の暖かい家庭的雰囲気の中で生活できるようにしています。

【指導方針】

● 日常生活技術を身につける。
● 地域社会に貢献できる人。
● 自主自立の精神をもって誠実に自己の生活を開拓していく人。

【事業所の概要】

名  称 児童養護施設 清風園
所 在 地 佐世保市大和町898番地
設置主体・経営主体 社会福祉法人 清風園
建  物 鉄筋コンクリート造コンクリート屋根陸屋根3階建
入所定員 41人
入所現員 31人
施設内容
職員室、園長室、面接室、更衣室、当直室、静養室、医務室、幼児室、浴
室、脱衣室、多目的ホール、厨房、食堂兼学習室、保育士室(4)、プレイルーム(2)、居室(10)、洗面所(3)、トイレ(6)、洗濯室、車椅子用トイレ(2)、ショートステイ居室(2)
職員構成
施設長、児童指導員8人、保育士6人、事務員2人、栄養士1人、調理員3人、
心理療法担当職員1人、家庭支援専門相談員1人、個別対応職員1人、里親支援専門相談員1人、看護師1人

5.大村市婚活サポートセンター(大村市本町)

 少子化対策として、独身男女の出会いの場を増やし、結婚につなげることで、未婚化・晩婚化の解消を図ることを目的として、平成28年12月に長崎県の婚活サポートセ  ンターの 県央支所として、大村市こどもセンター内に設置し、運営を開始。
 平成30年度からは、「大村市婚活サポートセンター」として、大村市が直営で運営し、令和元年度からは現在地のプラットおおむら(中心市街地複合ビル)内に移転した。

【所在地】

大村市本町458番地2 プラットおおむら 1階 暮らしコンシェルジュ内

【開設時間および休業日】

開設時間:月曜日から水曜日、金曜日、土曜日 (10時30分~18時30分)
休 業 日:木曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

【結婚に関する相談業務】

 相談員を配置し、結婚に関する相談業務を行うとともに、企業等を訪問し、お見合いシステムをはじめとする県事業の広報周知、登録促進などに取り組んでいる。

【お見合いシステムによるデータマッチング及び縁結び隊による会員同士の引き合わせ】

 お見合いシステムまたは縁結び隊を利用するためには登録が必要。
 県運営の会員制でのデータによるマッチングを行う「お見合いシステム」を導入し、相手のプロフィールを検索・閲覧し、お見合いしたい方への申込みからサポーター同席のもと個別のお引き合わせ、交際までをサポートする。
   令和4年度 システムサポーター数 大村市 10 県  81
         システム登録者数   大村市 173 県 1,964

【縁結び隊】

 県が認定した「縁結び隊サポーター」として婚活を応援する結婚支援ボランティアの活動。
 縁結び隊の会員登録した自身プロフィールを「縁結び隊サポーター」に預けていただき、この情報をもとに、相談者に合った相手探しを行う、いわば仲人的な役割を担っている。
  令和4年度 縁結び隊隊員数  大村市 8 県 66
        縁結び隊登録者数 大村市 43 県 246

【お見合いシステム及び縁結び隊の実績】

 令和4年度  引き合わせ数   大村市 145 県 1,127
        カップル成立数   大村市 55 県 498
        成婚組数    大村市 16 県 96

5.すくすく広場(諫早市栄町)
【所在地】
  • 子育て世代包括支援センター事業(出産・子育て応援事業)
     妊産婦、乳幼児等の状況を継続的かつ包括的に把握し、妊産婦や保護者の相談に保健師等の専門家が対応するとともに、必要な支援の調整や関係機関と連絡調整をするなど、妊産婦や乳幼児等に対して切れ目のない支援を提供する。
     (支援プラン作成、母子健康手帳交付、妊娠届出後と出生届後に各5万円相当支給 等)
  • 地域子育て支援拠点事業
     乳幼児と保護者が相互交流を図り、必要に応じ保育士などの専門員が子育てについての相談、情報提供、助言を行う。
     (子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、子育て等に関する相談、援助の実施等)
  • ファミリー・サポート・センター事業
     児童の預かりなどの援助を受けたい人と援助を行いたい人との橋渡しを行う。
     (連絡調整、研修・講座等の企画 等)
  • 母子保健事業
     乳児相談、離乳食教室、幼児健康診査、発達支援相談等を行う。
【開所時間】

 午前9時~午後5時(親子交流ホールは午前10時から午後4時)

【休館日】

 火曜日(火曜日が祝日の場合は、翌平日)及び年末、年始(12月29日~翌年1月3日)

【利用実績 令和4年度】

  親子交流ホール 7,539人(3,298世帯)
  母子相談窓口   693人(636世帯)
  ファミリー・サポート・センター 新規登録者数 77人  登録者数 265人
  母子保健ルーム   4,588人