閉会中の活動 令和5年度分

総務委員会

現地調査

委員会名 総務委員会
目的 総務行政現地調査
日時 令和5年11月7日(火)~9日(木) (3日間)
調査先 群馬県前橋市、東京都(港区、調布市、渋谷区、千代田区、大田区)
出席委員 委員長 坂口慎一、副委員長 中村一三、委員 田中愛国、委員 外間雅広、委員 山口初實
委員 前田哲也、委員 大場博文、委員 饗󠄀庭敦子、委員 大倉聡
概要
1.前橋市役所

 「マイナンバーカードの利活用」について調査を行った。(群馬県前橋市)

(1)前橋市の独自の取組について

○母子健康情報から始まるPHR
 ・乳幼児健診や予防接種のデータ連携、自治体情報配信、情報共有機能などのサービス提供。
○公共交通利用支援(マイタク)
 ・タクシー車内のタブレットにマイナンバーカードをタッチするだけで運賃割引適用、運行データを
  分析し交通政策に活用などのサービス提供。
○多目的利用・交付支援
 ・マイキープラットフォームと連携した前橋ポイントの活用などのサービス提供。

(2)緊急搬送業務の実証実験について

・前橋市消防局においては、令和4年10月24日から12月23日(2カ月間)にかけて、国が実施した救急現場で傷病者が保有するマイナンバーカードを活用した救急業務をより迅速、円滑にするための実証実験に参加。実証実験での課題や今後の展望について説明と意見交換を実施しました。

担当者よりマイナンバーカードの利用活用について取組の説明と意見交換会

2.NTT東日本 e-City Labo

  「ローカル5G等の最先端の取組事例」について調査を行った。(東京都調布市)

・NTT東日本グループでは、地域循環型社会の実現に向けて、実証、体感できる施設として2022年5月『NTT e-City Labo』を開設。
・NTT東日本 e-City Laboにおいて、年々増加する特殊詐欺対策として、通話内容をAIが解析し、注意喚起する特殊詐欺対策の説明と電話機を用いたデモンストレーションによる体験、地域や自治体のデジタル化を推進するためのDX人材の育成の取り組み、XRなどの仮想空間でのデモンストレーションによる体験のほか、AIやIOTなどを活用し省力効率化されたスマートストア(無人店舗)の取り組みなど調査しました。


《AIを活用した特殊対策の説明》

《仮装く空間の体験》
3.羽田イノベーションシティ

  「公民連携によるスマートシティの取組み」について調査を行った。(東京都大田区)

(1)羽田イノベーション事業について

・羽田イノベーションシティは、大田区と官民連携で開発を進める大規模複合施設として2020年に先行開業。区内企業をはじめ、国内外大手企業・中堅企業、大学・研究機関・スタートアップなどが集結する拠点。敷地面積は約5.9ha、延床面積は約130,000㎡で、2025年11月グランドオープンしました。
・羽田イノベーションシティにおいて、イノベーションシティの概要説明に加え、大田区発の製品やオンリーワン技術の展示、足湯スカイデッキなどのイベントブースの視察や最先端技術を活用した自動運転バスの体験乗車などの調査を実施しました。  


《羽田イノベーションシティ概要説明》

《自動運転バスの体験乗車》

 以上のほか、(株)電通PRコンサルティングにおいては、「本県の認知度向上とイメージアップの取組み」について、グーグル合同会社においては、「最先端企業におけるデジタル変革」について、警察庁においては、「デジタル社会におけるサイバー空間の脅威への対応」について調査を行った。

現地調査

委員会名 総務委員会
目的 総務行政現地調査
日時 令和5年7月27日(木)~28日(金) (2日間)
調査先 長崎市、諫早市、大村市、佐世保市
出席委員 委員長 坂口慎一、副委員長 中村一三
委員 田中愛国、委員 小林克敏、
委員 外間雅広、委員 山口初實、
委員 前田哲也、委員 大場博文、
委員 饗󠄀庭敦子、委員 山村健志、
委員 大倉聡
概要
1.長崎県警 交通機動隊

 「交通機動隊の活動と訓練状況」について調査を行った。(諫早市)

(1)交通機動隊の概要


《交通機動隊の概要説明》


《交通機動隊が着用する安全器具の説明》

所在地(本隊):長崎県諫早市多良見町囲
交通機動隊の編成:
・本隊(諫早市)隊員33名(隊長含む)
・島原分駐隊(島原市)隊員6名
・県北分駐隊(佐世保市)隊員8名
配置車両:84台
内訳)白バイ42台、パトカー8台
その他車両 34台

県内での悪質、危険な交通違反の取締り状況に対する質疑応答並びに、白バイ隊員による慣熟走行を視察。
 また、取締りの際に転倒事故から隊員の身を守るため着用する安全器具(バイク用エアバッグ)についても説明を受けた。

2.諫早駅

 「新幹線開業に伴う新駅周辺整備等」について調査を行った。(諫早市)

(1)諫早駅整備の現況

・再開発ビルⅠ棟が令和2年12月完成、地上7階(主要用途:ホテル・店舗・事務所・バス待合等)
・再開発ビルⅡ棟が令和3年2月完成、地上16階(主要用途:共同住宅・店舗・交番・駐車場 (162台))
・駅東口交通広場が令和3年5月14日から一部供用開始。令和4年4月29日からタクシー乗入れ開始。令和4年5月16日に諫早バスターミナルが移転し路線バス乗り入れ開始。

市から、新幹線、JR在来線、島原鉄道、路線バスが結線するターミナル駅としての利便性の向上、新幹線開業に伴う駅周辺の開発等による市中心部の活性化・路線価の上昇、新幹線開業を活かしたまちづくり計画や定住・交流人口の拡大に向けた動きなどの説明を受け、意見交換を行った。


《市担当者より新駅周辺警備等の説明との意見交換会》

《市担当者より新駅周辺警備等の説明との意見交換会》

《諫早駅での周辺警備等の説明》
3.新大村駅

  「新幹線開業に伴う新駅周辺整備等」について調査を行った。(大村市)

(1)新大村駅整備の現況

さざなみ口:有料駐車場(7台)、駐輪場(156台)、観光バス駐車場(5台)、トイレ、バスシェルターを整備(西口)。
さくら口:観光案内所、有料駐車場(34台)、バスシェルター、点字案内板を整備。おおむらかもめ(東口)ライナー実証運行中(長崎空港・新大村駅・大村インターチェンジを結ぶ乗合タクシー)。

新大村駅前の市有地開発事業について、令和6年度の完成に向けて分譲マンションや商業施設を含む複合施設「SAKURA MIRAI SHIN ǑMURA(サクラ ミライ 新大村)」の建設状況や防災ゾーン(防災シェルター・かまどベンチなどを備えたゾーン)を併設した「新大村駅公園」の整備について説明を受けた。また、「おおむらかもめライナー」の実証運行について説明を受け、意見交換を行った。 

《市担当者より新駅周辺警備等の説明》
《市担当者より新駅周辺警備等の説明》

《市担当者との意見交換》
4.オーシャンソリューションテクノロジー株式会社

  「IoT機材を活用した漁船のスマート化」について調査を行った。(佐世保市)

(1)企業概要


《漁業者支援システム「トリトンの矛」の説明》

代 表 者:代表取締役 水上陽介
本  社:長崎県佐世保市有福町203‐1
設  立:2017年12月
従業員数:14名(2023年6月時点)
連携企業:株式会社 佐世保航海測器社
主要事業:ソフトウエアの企画・開発・運営
     および関連するサービスの提供


(2)企業概要


《企業との意見交換会》

①漁業者支援サービス「トリトンの矛」
長年蓄積されたベテラン漁業者の経験や技術等をデータ化することで、効率的かつ、生産性の高い漁業の実現と、若手漁業者へのスムーズな技術継承を目的としたサービス。
また、過去の操業日誌データと海況情報を用いたAI解析を行うことで漁業者による操業戦略の立案支援を行うほか、水産統計等に必要となる操業日誌の自動作成など、漁獲報告の事務軽減に繋がる。

②救難位置通報システム「アルテミス」
漁業者や遊漁者が海中転落など身動きが取れない事故が発生した際に、救命胴衣に着けた装置が緊急位置を捜索隊に通知し、漂流者の早期発見に繋がるサービス。

 以上のほか、長崎県警察本部科学捜査研究所においては、「科学捜査及び鑑定手法」、陸上自衛隊相浦駐屯地においては、「水陸機動団の現状等」について調査を行った。