■所在: 〒854-0063 諫早市貝津町3118 電話(0957)26-4292 / ファクシミリ26-9197 |
■職員数: 研究7(うち部門長1),現業3 |
森林研究部門では、森林施業の低コスト化とスマート林業の実践による生産性向上対策を重点課題として取り組んでいます。
森林施業の低コスト化については、エリートツリーや特定母樹のコンテナ苗の活用をはじめ下刈りの省力化など低コスト林業に関わる技術開発を行っています。また、特定母樹や早生樹から本県の気候や土壌に適した樹種や品種の選定に取り組んでいます。
スマート林業の実践については、ドローンや航空レーザを用いた高精度な計測技術を用いて森林経営を支援する技術開発、さらには林業事業体への普及を行なっています。また、これらの計測技術を県民の安心・安全な生活を支える山地災害対策へ展開できることから、土砂災害発生時などの迅速な対応や意思決定を容易にするため、現場での活用に向けた推進・指導を行っています。
さらに、中山間地域の課題解決については雲仙普賢岳噴火災害地、伐採跡地のシカ食害地、松くい虫被害地における郷土樹種による森林再生の技術開発、所得向上対策ついては特用林産物(ツバキ、シイタケ、ハランなど)の生産性や品質向上の技術開発など幅広い課題に取り組んでいます。
主な研究課題
現在取り組んでいる研究課題
- 成長に優れた苗木を活用した施業モデルの開発(H30~R4:戦略的プロジェクト研究推進事業)
- 花粉対策品種の開発の加速化(H29~R3:森林環境保全総合対策事業)
- 早生樹現地適応化試験(H29~R9:県単)
- 五島ツバキ活性化対策事業(R1~:県単)
- 獣害を考慮した更新技術の実証(H29~R9:県単・国庫)
- 雲仙普賢岳ガリー観測(R1~:県単)
終了した研究課題
- ドローンを用いた造林検査手法の確立(R2:県単)
- ハラン林間栽培における切り葉の生産向上技術の開発(H29~R1:県単)
- ヒノキエリートツリーコンテナ苗生産技術の開発(H29~30:県単)
- ヒノキ丸太の乾燥方法とチップ管理技術の確立(H29~30:県単)
- 原木シイタケ品質向上・発生量増加のための被覆技術の開発(H26~29:県単・国庫)
- 長崎県産ヒノキ板材の圧密加工技術の開発(H25~28:県単)
- コンテナ苗を活用した低コスト再造林技術の実証研究
(H26~27:革新的技術開発・緊急展開事業)
- 菌床シイタケ栽培における生産性向上技術の開発(H25~27:県単)