水稲「にこまる」(旧系統名:西海250号)は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター で育成された品種です。
九州地域では、登熟期の高温によって、「ヒノヒカリ」などで米の品質低下が発生し深刻な問題になってきていました。そこで、高温でも安定した玄米品質でなおかつ、「ヒノヒカリ」並みの食味、多収性を兼ね備えた品種の開発が進められ、2005年度(平成17年度)に品種登録されました。
当センター(旧総合農林試験場)は、高温条件下でも背白粒などが少ないこの品種にいち早く注目し、関係者との協議を経て他県に先んじて奨励品種に採用しました。
そして「にこまる」の特性を引き出すための栽培法についても研究を重ねてきました。
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