水稲品種「にこまる」について

水稲「にこまる」(旧系統名:西海250号)は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター で育成された品種です。

九州地域では、登熟期の高温によって、「ヒノヒカリ」などで米の品質低下が発生し深刻な問題になってきていました。そこで、高温でも安定した玄米品質でなおかつ、「ヒノヒカリ」並みの食味、多収性を兼ね備えた品種の開発が進められ、2005年度(平成17年度)に品種登録されました。

当センター(旧総合農林試験場)は、高温条件下でも背白粒などが少ないこの品種にいち早く注目し、関係者との協議を経て他県に先んじて奨励品種に採用しました。

そして「にこまる」の特性を引き出すための栽培法についても研究を重ねてきました。

(注意)画面でご覧になる画像の色は、実際の色と全く同じではありません。

以下に、「にこまる」に関係する資料を掲載していますので、ご覧ください。  (担当:作物研究室

関連情報

スライド資料「高温に強い水稲『にこまる』の選定と栽培技術の開発」PDF

写真資料「にこまるとヒノヒカリの比較」PDF

ポスター「にこまるQ&A」(家系図ほか)PDF ポスター「にこまるの特性を生かした栽培技術」PDF
(成果情報)登熟期間が高温条件における水稲「にこまる」の移植時期(2007・普及)PDF 日本農業新聞記事PDF
(2009年4月28日)
(成果情報)水稲「にこまる」施肥の特徴(2007・普及)PDF (成果情報)水稲「にこまる」の刈取晩限(2007・普及)PDF
(成果情報)温暖化に対応した水稲の好適移植時期及び好適出穂期の推定(2007・普及)PDF (成果情報)水稲玄米の高温障害を避ける温度指標(2007・指導)PDF
(成果情報)県北地域における水稲玄米の低温障害を避ける温度指標(2007・指導)PDF (成果情報)県北地域における好適移植時期および好適出穂期の推定(2007・指導)PDF
(成果情報)登熟期間の気温が水稲玄米品質に及ぼす影響(2007・指導)PDF (成果情報)水稲「にこまる」の全量基肥栽培に適した被覆尿素肥料の施肥法(2007・指導)PDF
(成果情報)水稲品種「にこまる」の「ヒノヒカリ」と比較した育苗時の育成特性(2006・指導)PDF (成果情報)水稲推奨品種「にこまる」の登熟期間の高温条件における玄米品質(2005・指導)PDF
(成果情報)水稲奨励品種「西海250号」の栽培特性(2004・普及)PDF