令和5年11月定例会

主な質問・質疑

議案及び採決結果  ● 主な質問・質疑  ●会期日程  ● 本会議一般質問  ●予算総括質疑  ● 意見書・決議  ●議員提案条例

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 環境生活委員会

 <審査案件>
  議案:第85号議案「県民ボランティア活動支援センター条例の一部を改正する条例」ほか13件

 <審査結果>
  議案:原案のとおり可決すべきものと決定


議案にかかる主な論議
(質問)
 第85号議案「県民ボランティア活動支援センター条例の一部を改正する条例」に関し、令和6年度から、平日の開館時間を1時間短縮し、午後9時までとするとのことだが、午後9時以降の利用状況はどうなっているのか。
 また、変更にあたり、事前に利用者に説明を行ったのか。
(答弁)
 過去4年間で、午後9時以降の利用は、全体の一割以下となっている。
 令和6年度以降も同様に、午後9時以降も利用したい団体からご意見を伺って、現在は閉館時間の30分前退出としているものを、改正後は15分前退出とすることで、改正案については、概ね理解を得られたものと考えている。
 
(質問)
 仮称)箕形トンネルにおける残土処分について、約1億円の増額とのことであるが、トンネル掘削に残土が出るのは当然であり、事前に想定できたのではないか。
(答弁)
 発注時点では測量に立ち入れなかったため、既存の地形図を利用して、盛土量を想定して土砂の流用を計画していた。  着手後、測量立ち入りの承諾が得られたため、詳細に測量を行ったところ、必要な土砂の量が少なくなり、捨土が増えたため、残土処分について増額が生じたものである。
議案以外の主な論議
 
(質問)
 「長崎県総おもてなし宣言」に関し、長崎駅周辺における様々な大型プロジェクトによるハードの整備が進んでいるが、ソフト面の「おもてなし力の向上」が重要だと考える。  現在、長崎駅前の歩道橋が狭く、通行帯も明記されていないため、観光客は通行に苦慮している。
 また、長崎では、電車やバスに乗る際に、並んでいないという声がたくさん届いている。
 ワンランク上のおもてなしで、観光客を笑顔にさせる対応を目指すため、2009年の4月から「長崎県総おもてなし宣言」に取り組んでいるが、今後どのようにしていこうと考えているのか。
(答弁)
 交通の案内や、標識の問題、人材の育成、やるべきことが多数あると考えている。
 人材の育成に関しては、コンシェルジュの育成に取り組んでいるが、宿泊業に限られているのが現状である。
 限られた財源の中で、市町、地元の観光連盟や観光協会とも、しっかり協議をしながら、何からやっていくべきなのか、引き続き議論を進めていきたいと考えている。
(意見)
 長崎県にとって観光は、非常に重要だと思っている。引き続き前向きに検討いただき、充実させてもらいたい。
 
(質問)
 「長崎県のガソリン価格」に関し、全国と長崎県、及び 本県本土と離島の価格差は、どのようになっているのか。
(答弁)
 資源エネルギー庁の調査によると、直近の12月4日の平均価格は、本県が全国より8.4円高い状況にある。
 また、本土と離島では、令和5年8月平均で、離島が13.5円高い状況にある。
(質問)
 価格差が生じる要因は何か。
 また、価格差を縮減するためにどのような対策を行っているのか。
(答弁)
 流通コストが嵩む離島の価格が高く、県平均を押し上げていること、一店舗当たりの販売量が少なく、人件費等のコストが割高なこと、最西端に位置することで、競争が働きにくい環境が影響していると考える。
 離島の価格対策として、流通コストに着目した事業が国において実施されているが、更なる価格差是正措置を講じるよう要望を行っている。
 また、ガソリン価格は、自由競争の下で設定されるため、できる対策は限られるが、県独自の価格調査の結果をホームページで公表しているほか、価格の分かりやすい店頭表示について、業界団体を通じ要請を行っている。
 
(質問)
 「女性運転士の採用等」に関し、女性運転士は現在1名とのことであるが、他の業界では多く見受けられるようになったと感じる。
 女性が働きやすい処遇や職場環境となっているのか。
(答弁)
 これまでも給料のベースアップなどの処遇改善を図るほか、女性用の休憩室等の整備を行ってきたが、今後も意見を踏まえながら、充実させていきたいと考えている。
(質問)
 職場環境の充実は必要だが、意見を求めてというよりは、他の業種の取り組み状況を調べたうえで、提案型で進めてはどうか。
 運転士確保が困難な状況のなか、業界に女性の進出は乏しいため、女性だけの営業所を作ることや、女性管理者の任用など、大胆な施策を講じる必要があると考えるがどうか。
(答弁)
 今年度、女性運転士を運行管理者に任用したところであり、将来的には営業所長になれるキャリアパスもあるので、今後周知を図っていくとともに、職員の教育・研修を行い、適切に育てていきたい。
 また、バス運転の不安払拭や、バスを身近に感じてもらえるように、運転体験会など実施してPRを図り、より多く採用していきたい。
その他、交わされた論議
観光生活建設行政全般