令和7年6月定例会

主な質問・質疑

議案及び採決結果  ● 主な質問・質疑  ● 会期日程  ● 本会議一般質問  ● 予算総括質疑  ● 意見書・決議   ● 議員提案条例

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 観光生活建設委員会

 <審査案件>
  第75号議案「長崎県営バス運賃等条例の一部を改正する条例」ほか6件
 <審査結果>
  議案:原案のとおり、可決すべきものと決定

議案にかかる主な論議
(質問)
 第75号議案に関し、長崎県営バスの運賃改定によって、どれくらいの増収を見込んでいるのか。
 また、増収分をどのように活用しようとしているのか。
(答弁)
 今回の実施運賃の改定率は約17パーセントであり、これによって、利用者数が一定減少することも想定されるが、これらも踏まえて、年間4億円程度の増収を見込んでいる。
 今後3年間で82台の車両更新を計画しており、人材確保に向けた処遇改善についても対応していく必要があると考えている。
 行動計画を着実に実施しながら、経営の安定に努めていきたい。
(質問)
 第82号議案「契約の締結について」に関し、入札に参加した3者の入札額がすべて同一価格となっているが、どのように落札者を決定したのか。
また、決定過程における透明性は確保されているのか。
(答弁)
 入札は総合評価落札方式を採用しており、価格のほか、技術力等を評価して決定している。
 各地方機関に委員会を設置し、外部の専門家の意見も聞くことで透明性を確保している。
 
議案以外の主な論議
(質問)
 旭大橋高架下の活用に関し、現在、駐車場となっており、特定の事業者から、活用したいという提案があっていると思うが、県として、今後、どのように活用する方針なのか。
(答弁)
 現在、特定の事業者から提案があっているが、まだ、具体的な活用策は決まっていない。
 今後、活用方針を定めたうえで、事業者を選定する場合は、公平性を欠かないよう、公募を実施したいと考えている。
(質問)
 県として、利活用の方向性はあるのか。
(答弁)
 まちづくりや賑わいのある施設を考えており、本年度内には方向性を示したい。
 
(質問)
 新たな観光振興財源の導入に関し、宿泊税導入の検討がなされているが、どのような目的で行うのか。
また、どれくらいの予算が必要と考えているのか。
(答弁)
 人口減少に伴い、国内観光需要の縮小が避けられない中、今後は、インバウンドのさらなる取り込みが不可欠であり、そのためには、受入環境の整備や、魅力的なコンテンツづくりなども必要となることから、これらを安定的に実施していくため、宿泊税を含む、新たな観光振興財源の導入を検討している。
 予算については、市町にアンケートを実施するなど、県全体の財政需要を試算したところ、少なくとも十数億円の財源が必要として専門委員会に報告させていただいた。
(意見)
 宿泊事業者等の理解を得られるよう、十分に説明を行っていただきたい。
 
(質問)
 長崎・上海線の増便に関し、長崎・上海線の利便性を高めるためには、同路線の増便が必要と考えるが、現在の状況はどのようになっているのか。
(答弁)
 長崎・上海線については、これまで、同路線のインバウンド、アウトバウンド双方の利用促進に取り組むとともに、運航している中国東方航空に増便の働きかけを行ってきたところであり、今般、夏季休暇の期間である7月18日から8月18日まで、水曜日を増便して、週3便での運航が決定した。
 
(質問)
 パートナーシップ宣誓制度の導入に関し、本定例会の一般質問において、令和8年度の早い時期の導入に向けて進めたいとの答弁があったが、導入に至る直近の検討状況はどうだったのか。
(答弁)
 これまで、市町や関係団体との意見交換や有識者による検討委員会の意見を踏まえて検討を行ってきたところであり、本年度に入ってからも、先行自治体の状況確認とともに、市町や関係団体との意見交換を重ねるなど課題整理を行ってきた。これらを踏まえて、制度導入という判断に至ったものである。
 
その他、交わされた論議
 観光生活建設行政全般