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長崎漁港の防災緑地整備の紹介

長崎漁港(長崎地区)の今昔

 長崎漁港(長崎地区)での水揚げは大正時代に遡ります。それまでの魚売りは長崎湾奥の中島川沿いを利用した魚河岸で行われていたようですが、需要が拡大するにつれ魚市場の必要性が生じ、現在の尾上地区に魚市場が開設されました。高度経済成長に伴い水産物の需要は増加し続けましたが、尾上地区は湾奥で狭いため当地区から北西に約15km、五島灘に面した「三重地区」に水揚げの基本施設を移転し、平成元年9月に開港しました。

新旧長崎漁港の航空写真(左:昭和40年代の長崎漁港(長崎地区)右:現在の長崎漁港(三重地区))

   魚市場の機能が三重地区に移った後の長崎地区は、避難休憩施設としての役割を担う事となりました。岸壁については漁船の休憩用として利用に供され、魚市場跡地は新県庁舎の移転先に決定し、行政機能と漁港機能を持ち合わせた地区として再整備が進められています。

新県庁舎及び防災緑地整備前の長崎漁港(長崎地区)

 

災害に強い施設の整備

   長崎漁港(長崎地区)の尾上地区は漁港区域ですが、これまでの県政調整の中で新県庁舎や県警本部など県の行政機能集約と整備の決定がなされ、新たな整備は始まりました。また、当地は長崎港の湾奥に位置し、海でつながっている為、発災時、道路の寸断があっても海路での物資の確保が可能なことから、防災機能を有した漁港として整備が始まったのです。

防災計画

 

   強い地震や津波を受けると施設が倒壊したり傾斜するなど、利用上の支障が生じる事を想定し、発災時も被災を受けない安全な断面を検討しています。特に尾上地区の場合は、防災上重要な施設と位置付け、長崎県の地域防災計画で想定された震度を基に「耐震強化岸壁」として計画しています。また、発災時の際に救援物資や災害派遣隊の移送のため、道路の液状化対策や地盤改良とボックス型橋梁を整備し、壊れにくい施設整備に取り組んでいます。

尾上地区の耐震強化岸壁断面図

道路の完成予想図

 

  また、発災時、電気や水道といったライフラインが途絶えた場合、食事や入浴、そしてトイレが利用できない事が考えられます。過去の様々な被災経験から、被災地で仮設トイレを準備するには時間を要する為、当防災緑地のトイレは、通常の下水設備に加えて建物地下に下水を介さない便槽(ピット)を設け、水や電気を使用しなくとも一定期間利用できるような構造にしています。

トイレの構造図

長崎の玄関口としての整備

 防災緑地を整備している尾上町は長崎港の湾奥に位置し、海からの玄関口であると共に、長崎駅もすぐそばにあることや、行政機能をはじめ、県の中枢機関が密集している地区にあることから、都市デザインにも力を入れて整備を進めています。長崎港周辺の整備においては県で「環長崎港地域アーバンデザインシステム」というアドバイザー制度を定め、長崎港周辺の公共的事業を行うにあたり、専門家の方々からそれぞれの高い専門性や広い見識を活かしたアドバイスを頂きながら質の高いデザインの創出を目指す仕組みとなっています。これまでに長崎水辺の森公園をはじめ、たくさんの施設において、このシステムを活用し整備を進めてきています。当防災緑地も同様に、日本を代表する都市デザインの専門家の意見を頂きながら整備を進めています。

 

  また、この防災緑地ではアーバンデザインシステムの専門家意見を基に、専門家の方々から紹介を受けた緑地や照明のデザイナーにもアドバイスをいただきながら、下記に示すような様々なデザインやコンセプトを整理し整備を進めています。

 ◆防災緑地のイメージ図

防災緑地のイメージ図

四季折々が感じられる木々を配し、人々の憩いの空間を醸し出します。

   

 防災緑地のイメージカット

県内産の石材等を積極的に利用し、また、目の前に海が広がり、女神大橋も望める

ここにしかない場所創りという想いを大切に、緑地内の園路や展望デッキを整備しています。

防災緑地の照明計画

点と線、面を利用したあかりを用い、安全で安心できる光を創ります。

具体的には夜間の園路等の視認性の確保や水際を照らす照明、樹木やベンチ等に配した照明などがあります。

 

今後、順次整備が進んでまいります。 整備状況は当ホームページ上でアップしていきますのでお楽しみに!

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