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「ながさきスポーツビジョン(2026-2030)」の概要
本県では、「ラグビーワールドカップ 2019」や「東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会」における海外チームキャンプの誘致活動により、海外競技団体等との関係構築、キャンプ受入のノウハウなど様々な成果を得るとともに、令和2年にはプロバスケットボールクラブ「長崎ヴェルカ」が創設されるなど、県民のスポーツに対する関心も大きく高まりました。
こうした成果を活かしつつ、新型コロナウイルス感染症の拡大や、誰一人取り残さない社会の実現を目指した SDGsの重要性の高まりなど社会情勢の動きを踏まえ、令和 3 年 3 月に「ながさきスポーツビジョン (2021-2025)」を策定し、「長崎の未来をスポーツで創る」という基本理念のもと、「生涯スポーツの推進」、「子どものスポーツ機会の充実」、「競技スポーツの振興」、「スポーツを通じた地域活性化」の4つの基本方針を掲げ、様々な施策を展開してきました。
体を動かすことやスポーツをすること、あるいは、スポーツ観戦などを通じて、様々な形でスポーツに関わることは、身体的及び精神的な健康を維持するために重要なことです。
さらに、本県では全国平均を上回る速さで高齢化が進み、健康寿命も全国平均を下回っていることから、意識的に運動・スポーツに取り組むことは、健康の保持だけでなく、将来的な要介護状態を回避するためにも有効な手段の一つです。
国においては、平成 23 年(2011 年)の「スポーツ基本法」施行以来、初めてとなる大規模な改正が令和 7 年(2025 年)6 月に行われ、スポーツの価値を「する・見る・支える」に加え「集まる・つながる」と再定義し、ウェルビーイングの向上や地域活性化への貢献、情報通信技術の活用などを盛り込み、誰もが安心してスポーツに関われる社会の実現を目指しています。また、「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現を目指す SDGs(持続可能な開発目標)において、国連は「スポーツは持続可能な開発における重要な伴となるものである」としており、世界的な課題に取り組んでいくためには、スポーツが必要不可欠なツールであるとされています。
そのため、本県では、 SDGs の達成にスポーツで貢献していくことを念頭に置きながら、改正スポーツ基本法の内容や国の第3期スポーツ基本計画を参酌しつつ、本県の特色を活かした計画となるよう、長崎県スポーツ推進審議会からのご意見を踏まえ、今後5年間の本県スポーツ振興の重要な指針となる「ながさきスポーツビジョン (2026-2030)」を策定いたしました。
本ビジョンは、スポーツ基本法第10条第1項に定める国のスポーツ基本計画を参酌して、その地方の実情に即したスポーツの推進に関する計画を定めるよう努めるものと規定された「地方スポーツ推進計画」であるとともに、県政運営の指針となる「長崎県総合計画」及び本県教育の基本的方針を示す「長崎県教育振興基本計画」の下部計画に位置づけられるものです。
令和8(2026) 年度から令和 12(2030) 年度までの5年間
スポーツとは
スポーツ基本法において、スポーツは「心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進、精神的な充足感の獲得、自律心その他の精神の涵養等のために個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動」と広く捉えられており、「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利」であるとされています。
また、スポーツには、する、みる、ささえるといった活動への参画を通じて人々に楽しさや喜びをもたらすのみならず、活動を通じて人々が集い、つながることによって地域の活性化や課題の解決、持続可能な社会の実現に寄与する価値があるとされています。

スポーツは、さまざまな形で誰もが気軽に楽しめるもので、高い志や負荷がなくとも、ほんのちょっとした運動によって生活がより豊かになることが分かっています。空き時間を使ってのウォーキングや、家族との散歩など、簡単なことからで構いません。
多くの地域で楽しまれている登山やダンスなどのほか、ハタ揚げやバラモン凧揚げ、伝統的な船競漕であるペーロンなどは、長崎ならではの地域文化に根差したスポーツ活動として親しまれています。
普段より少しだけ「身体を動かす」ことを意識してみるだけで、私たちの生活はより楽しく、充実したものになるはずです。

スポーツでウェルビーイングを高めるため
少子高齢化の加速やウェルビーイングの考え方の浸透など、社会が急速に成熟・変化していることに伴い、スポーツに求められる役割も幅広くなってきています。
このような中、令和7年6月にスポーツ基本法が改正され、次期スポーツ基本計画の検討に向けた重要な観点として、「スポーツの多様な価値を全ての国民が享受することのできる環境の整備を通じて、国民や社会全体のウェルビーイングの向上を図る」ことが示されております。
ウェルビーイングとは「身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること」とされており、「心身とも健康で、社会的にも満たされた幸せな状態」と言い換えることができるかもしれません。
ウェルビーイングを高めるため必要となる要素の考え方の1つに「PERMA(パーマ)」があります。

ウェルビーイングな社会とスポーツは互いに影響し合い、支え合う関係性にあるとされています。安定した社会があってはじめてスポーツが発展し、スポーツが様々な場面においてポジティブな影響力を持つことで、心身ともに健康なウェルビーイングな社会が実現します。
ウェルビーイングとスポーツの関係性も踏まえ、ウェルビーイングの構成要素であるPERMAを高めることを意識したスポーツ施策の取組の視点について、以下のとおり例示します。

基本理念の実現に向けて(体系図)
基本理念

基本理念の実現に向けて、以下の3つの基本姿勢に基づき取り組んでいきます。
基本姿勢- 多様な主体が、楽しく、気軽に、スポーツで「つながる」共生社会の実現とウェルビーイングの向上
- 地域を支える担い手がこれまで以上に「つながる」ことによる、スポーツの 展開と諸課題への対応
- 情報通信技術の活用により、誰もがスポーツと「つながる」環境の整備
基本方針
以下の4つの基本方針に沿って具体的施策・事業に取り組んでいきます。
目指す姿
県民の誰もが、人種や性別、年齢、障害の有無にかかわらず、楽しく、気軽にスポーツを通じてつながり、心身とも健康で社会的にも満たされた活力のある生活を送っています。
目指す姿
将来を担う子どもたちが、生涯にわたって運動やスポーツを継続し、心身とも健康で社会的にも満たされた幸福な生活を営むことができる資質や能力を身に付けています。
目指す姿
少年世代から成年世代までのつながりのある強化体制を構築することで、本県スポーツ界に好循環が生まれています。さらに、本県出身の選手が、国際大会や全国大会等で活躍することで、県民に感動と誇りを与え郷土愛が育まれています。
目指す姿
スポーツ観戦や大会・合宿への参加など、県内外から多くの人が集まり、様々な形でスポーツにかかわることで、地域が賑わい県民のシビックプライドが高まっています。
- 生涯スポーツの推進
- 子どものスポーツ機会の充実
- 競技スポーツの振興
- スポーツを通じた地域の活性化
施策体系


PDFデータ
01_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)表紙~基本方針1 (PDF 32.8MB)
02_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)基本方針2~3 (PDF 74.8MB)
03_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)基本方針4(前半) (PDF 71.3MB)
04_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)基本方針4(後半)~背表紙 (PDF 38.2MB)
県民のスポーツ実態に関するアンケート調査(令和7年実施)
令和8年度以降のスポーツ振興の基本的な指針となる「次期ながさきスポーツビジョン(スポーツ推進計画)」の策定に向け、県民の皆様の健康・体力に関する意識や運動・スポーツ実施状況などスポーツ実態を集計分析することにより、県民のスポーツに対するニーズや課題を把握し、今後の効果的・効率的な施策展開のための基礎資料とすることを目的に本調査を実施しました。
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