基本方針3
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将来を見据えた選手の発掘・育成・強化を中・長期的視点に立って、計画的に進めるとともに、優秀選手の重点的な強化や、指導者の確保・資質向上に取り組みます。あわせて、スポーツ医・科学による支援体制の充実を図るとともに、競技スポーツを支える関係機関・団体との連携を強化し、「つながり」を重視した取組を推進することで、競技力の向上を図ります。

現状と課題
長崎県には、地域に根ざしたプロスポーツチームとして「V・ファーレン長崎」と「長崎ヴェルカ」があります。両チームの活躍は、県民に感動と誇りを与えるとともに、スポーツを「観る・する・支える・知る・ふれ合う」機会の拡大につながっています。
こうした県民のスポーツへの関心の高まりは、本県の競技力向上に向けた取組を進めるうえでも大きな追い風となっており、この機運を活かして、ジュニア選手の育成、指導者の資質向上、社会人アスリートの支援体制の整備といった多面的な取組を、中・長期的かつ計画的に進めていくことが求められています。
その実現には、競技スポーツを支える関係機関・団体が連携し、世代を超えた「つながり」を意識した支援体制の構築が不可欠です。さらに、指導者の確保や資質向上、地域密着型クラブの活性化、スポーツ医・科学サポート体制の整備等を進め、選手が安心して競技に取り組める環境づくりを推進していく必要があります。
また、障害者スポーツの分野においても、全国大会や世界規模の大会で活躍する選手を輩出しており、引き続き、競技力向上に向けた環境づくりに取り組んでいく必要があります。

1.スポーツ界の好循環を生み出す選手・指導者の計画的な育成・強化
(1)少子化における次世代アスリートの発掘・育成・強化
ジュニア選手の発掘・育成・強化
本県ジュニア選手の育成・強化を図るため、小学生から高校生までのつながりのある指導体制をさらに充実させていきます。
また、中・長期的な視点で計画的に競技人口の裾野拡大を図るため、各競技団体と連携・協力し、競技未経験者を対象とした体験型事業やタレント発掘事業等に取り組みます。
さらに、運動能力や競技適性を評価し、潜在能力の高い選手を早期かつ計画的に育成・強化を図り、「世界の舞台で羽ばたく選手」の輩出を目指します。
国民スポーツ大会少年種別の重点強化
本県ジュニア選手が九州大会や全国大会などで活躍できるよう、高校の部活動を核とした重点的な強化に取り組みます。
特に、国民スポーツ大会において、少年種別の主力となる高校の部活動を強化校として指定し、計画的かつ集中的な強化を図ります。
(2)社会人アスリート等の確保とサポート体制の充実
企業や競技団体と連携した社会人アスリート等の環境整備の推進
社会人アスリートや指導者が県内で安心して競技に取り組むことができる環境を整備するために、企業や競技団体等と連携し、社会人アスリート・大学生アスリートの就職を支援します。併せて、県内外で活動する社会人アスリート等に対して、このような就職支援の取組について広く周知を図ります。
大学・クラブチームの強化・支援
国民スポーツ大会における成年種別の中心となる県内大学の選手やチームを強化指定し、競技力向上を推進します。
「ふるさと選手」の参加促進
国民スポーツ大会での総合成績を向上させるため、他県在住でも本県代表として出場できる「ふるさと選手」制度を活用し、優秀なアスリートの確保に努めます。
また、「ふるさと選手」が、所属先からの理解を得て、国民スポーツ大会に出場できるように、所属先との緊密かつ良好な関係を構築します。
(3)指導者の確保・育成
指導者の育成と研修の充実
指導者の更なる資質向上を図るため、全国で活躍する優秀な指導者を招いた研修会や、若手指導者を強豪チーム等へ派遣する実践研修等を実施します。
スポーツ医・科学に関する研修の充実
指導者が、インテリジェント・アスリートの育成や女性アスリートへのサポート等に取り組むことができるよう、各競技団体の意見を踏まえたスポーツ医・科学に関する研修会を実施します。
2. 競技団体の組織体制の充実と情報発信の強化
(1)競技力向上を見据えた具体的な取組
中・長期的な強化推進計画の作成
本県の競技力向上を目指し設置された「長崎県競技力向上対策本部」が策定した競技力向上推進計画(令和8~12年)をもとに、各競技団体が作成する個別の推進計画による主体的な取組を円滑に進めることができるように積極的に支援します。
(2)広報活動を通じた競技スポーツの魅力発信
メディアやSNS等を活用したPR活動の推進
競技スポーツの魅力と認知度を高めるために、地元メディアやSNS等を活用し、国民スポーツ大会をはじめ、各競技の大会の様子や活動等を積極的にPRします。
併せて、各競技団体が行う広報活動を支援します。
3.選手サポート体制の充実
(1)スポーツ医・科学の活用
スポーツ選手体力総合診断の活用
選手の競技パフォーマンスを向上させるためには、発達段階や競技特性に応じた最新のスポーツ医・科学の知見に基づいた「科学的なトレーニング」と「バランスの取れた栄養、適切な休養等」が重要です。
県立総合体育館が実施する体力総合診断で得られた医・科学に関するデータ等を選手や指導者へフィードバックし、適切なアドバイスを行います。
トレーナーによる選手・指導者等への医・科学サポートの充実
国民スポーツ大会において、選手が最高のパフォーマンスを発揮するためには、各選手の特性や状況等を把握したトレーナーが帯同し、選手・指導者等を総合的にサポートすることが重要です。
そのため、各競技団体と関係機関をつなぐ体制づくりを推進し、専属トレーナーの確保に努めます。さらに、トレーナーが国民スポーツ大会への帯同が可能となるように支援します。
(2)競技スポーツ環境の充実
競技スポーツを支える関係機関・団体が連携したスポーツイベント等の開催
競技力の向上には、地域等からの支援や応援が大きな力となります。
そのため、競技スポーツに対する理解を深めるとともに、地域の活性化につなげるために、競技団体、行政、スポーツ協会、企業、地域と連携・協力してスポーツイベント等の事業を展開します。
4. 障害者スポーツの競技力向上
(1)指導者の派遣
障害者スポーツ人材バンクの活用
障害者スポーツの指導者を登録した「障害者スポーツ人材バンク」等の活用により、指導者を学校、施設等へ派遣し、才能の発掘や競技力向上につながる助言等を行います。
(2)アスリートの活動支援
アスリートへの助成
大会にて競技経験を積み、選手を育成するため、障害者スポーツを行う団体が開催する県内大会や九州ブロック大会への助成を行います。また、県内から多くのパラリンピック・デフリンピック等の世界規模の大会への出場選手を輩出できるよう、出場が期待される選手に対し助成を行います。
強化練習会の開催
全国障害者スポーツ大会へ出場する選手が持てる力を発揮し、大会で更に活躍できるよう、強化練習会を開催し競技力の向上を図ります。
(3)関係機関の連携強化
長崎県障害者スポーツ協会と競技団体、アスリート所属団体等の関係機関との連携を強化し、選手へのサポートをより効果的に行うことで、アスリートの競技力向上を図ります。
PDFデータ
01_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)表紙~基本方針1 (PDF 32.8MB)
02_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)基本方針2~3 (PDF 74.8MB)
03_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)基本方針4(前半) (PDF 71.3MB)
04_ながさきスポーツビジョン(2026-2030)基本方針4(後半)~背表紙 (PDF 38.2MB)
県民のスポーツ実態に関するアンケート調査(令和7年実施)
令和8年度以降のスポーツ振興の基本的な指針となる「次期ながさきスポーツビジョン(スポーツ推進計画)」の策定に向け、県民の皆様の健康・体力に関する意識や運動・スポーツ実施状況などスポーツ実態を集計分析することにより、県民のスポーツに対するニーズや課題を把握し、今後の効果的・効率的な施策展開のための基礎資料とすることを目的に本調査を実施しました。
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