アニサキス
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アニサキスとは?
- アニサキスとは、イルカ、クジラ、アザラシなどの海洋に生息する哺乳類に寄生する寄生虫の一種(線虫)です。
- アニサキスの幼虫がヒトの体内に入った際に、胃壁や腸壁に侵入することでアニサキス症を引き起こします。
- 幼虫は、長さが2~3cm、太さは0.5~1mmぐらいで、色は透明~白色で少し太い糸のように見えます。
- アニサキスは、この図のような一生を過ごします。
- アニサキスは、魚介類の内臓に寄生しますが、魚介類の死後徐々に筋肉部分に移行します。保存温度が上がることで、より筋肉部分に移行しやすいことがわかっています。
- アニサキスにとって、ヒトの体内は居心地が悪く、成虫になったり、長期間生き続けることはできず、3週間以内に自然に体外へ排出されます。
原因となる食品
- アニサキスが寄生した魚介類が原因となります。
- サバ類をはじめとして、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマなど、多くの魚種で確認されています。
- アニサキスが寄生した魚介類をお刺身などで生食し、幼虫がヒトの体内に入ることで症状を引き起こします。
症状
胃アニサキス症
- 最も多い症状です。
- アニサキスが寄生した魚介類を食べてから数時間から10数時間以内に、みぞおち付近の激しい痛み、吐き気、おう吐などの症状が現れます。
- 胃内にいるアニサキスは、内視鏡検査により確認・摘出できることが多く、摘出すると症状は速やかに改善します。
腸アニサキス症
- 魚介類を食べてから十数時間から数日後に、強い下腹部痛、腹部膨満感などが現れます。
- 腸内のアニサキスは内視鏡で確認することが難しいため、多くの場合、対症療法を行いながら、幼虫が死滅して症状が改善するのを待ちます。
アニサキスアレルギー
- アニサキスに対してアレルギーを持つ方では、じんましん、かゆみ、呼吸困難、アナフィラキシーなどのアレルギー症状を起こすことがあります。
- この場合、アニサキスが死んでいて、胃や腸に侵入していなくても症状が現れることがあります。
- アレルギーが疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
- なお、胃及び腸アニサキス症の発症には、アニサキスの組織への侵入だけではなく、アレルギー反応も関与していると考えられています。
予防のポイント
加熱
- アニサキスは熱に弱いため、60℃で1分、70℃以上では瞬時に死滅します。
冷凍
- アニサキスはマイナス20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。
- EUなどでは、アニサキス等の寄生虫対策として、生食用魚介類の冷凍が義務付けられています。
目視確認
- アニサキスは目に見える大きさなので、調理の際に目視で確認して除去することも有効です。
アニサキスのよくある誤解
- アニサキスは酸に抵抗性があるので、酢は効果がなく、しめさばにしても死にません。
- しょう油やわさびを付けても、塩漬けにしても死ぬことはありません。
県内のアニサキス食中毒発生状況
| 年度 | R7 | R6 | R5 | R4 | R3 |
| 事件数(件) | 5 | 4 | 7 | 12 | 3 |
| 患者数(人) | 5 | 4 | 7 | 12 | 3 |