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ホームコンテンツ情報「ドボーン!」から始まった川の価値。測れなかったものとは・・・

「ドボーン!」から始まった川の価値。測れなかったものとは・・・

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先日、鹿尾川の工事現場を確認していたときのことです。

河川管理者である私は、

「護岸は大丈夫か」 「流下能力に問題はないか」「工事をどのように進めるか」

などと、いつものように真面目に川を見ていました。

そのときです。

ドボーン!

突然、一人の子どもが道路から川へ飛び込みました。

続いてもう一人。

さらにもう一人。

川辺では保護者の皆さんが見守っており、子どもたちは安心した様子で川遊びを楽しんでいました。

どうやら子どもたちにとって、この場所は「河川」ではなく「プール」だったようです。

私たち河川管理者は、水深や流量を測ります。

でも子どもたちは違います。

「飛び込んで楽しいか」

どうやらそれだけで評価しているようです。そして、その評価は満点だったようでした。

鹿尾川にはホタルも生息しています。

地域の皆さまが環境を大切に守ってこられたおかげで、夏になれば子どもたちの歓声が響き、夜になればホタルが舞います。

考えてみれば、これこそ川の通知表なのかもしれません。

子どもたちが集まること。

ホタルが暮らせること。

地域の皆さまに愛されていること。

それは「この川が元気な証拠」です。

工事を担当する立場としては、つい構造物や数字に目が向きがちです。

しかしこの日、子どもたちから教えられました。

川の価値は、図面の中だけにはない。

時には、道路からためらいなく飛び込む勇気ある一人の子どもの方が、川の魅力をよく知っているのかもしれません。

河川管理者として、洪水から地域を守ることはもちろんですが、子どもたちが「また来たい」と思える川、ホタルが住み続けられる川を守っていきたいと思います。

それにしても・・・

その日、鹿尾川をいちばん楽しんでいたのは子どもたちでした。

あふれる笑顔が、この川の魅力を何よりも教えてくれました。

私たちは水深や流速は測れても、川のワクワク度までは測れません。この川の価値を改めて気づかせてくれたことに感謝したい、そんなうれしい一日でした。

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