知事の部屋
記者会見
記者会見の動画は長崎県公式YouTubeチャンネル「長崎がんばらんばチャンネル」で公開しております。また、会見録テキスト版は順次このページに掲載します。
・午後5時30分から午後6時18分(48分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年12月14日 記者会見
会見内容
- 感染段階ステージの移行等について
感染段階ステージの移行等について
今日は、またこうした機会をいただきまして、ありがとうございます。
去る12月9日に年末年始を迎えるに当たり、新型コロナウイルス感染防止のために、県民の皆様方に現状のご報告を申し上げ、感染拡大防止のためのご協力をお願いさせていただきましたが、ご承知のとおり、その後、感染者が増加する傾向で推移してきておりますことから、改めて現状のご報告を申し上げて、新たな対応策等についてご報告し、県民の皆様方のご協力をいただきたいと考えているところであります。
それでは、私の方から、説明させていただきます。前回申し上げましたのは、今年の9月から12月上旬にかけては、比較的落ち着いた状態で推移しているとのご報告を申し上げたところでありますが、その会見で発表させていただいた日に12名という2桁の新たな感染者が確認されたところであります。2桁の感染者が確認されましたのは、去る8月7日以来、約4ヶ月ぶりという状況になっております。その後も、7名・11名・13名・7名という形で、連日 10名前後の感染者数が確認されるという状況でございます。その大きな要因となっておりますのが、接待を伴う飲食店等におけるクラスターの発生であります。飲食店におけるクラスターの発生が2件、そしてまた新たに障害者福祉サービス事業所におけるクラスターが1件発生するという状況になっているところでありまして、この1週間の感染者数が52名となっているところであります。ちなみに、この1週間の52名の感染者数を人口10万人当たりに換算しますと3.9人という数字でありまして、国がステージ3の判断の目安としております数字が、10万人当たり15人ということでありますので、そうした基準から判断いたしますと、まだステージ3には至っていないものと受け止めているところであります。
次に、本県の入院医療の状況についてお話をさせていただきます。ご承知のとおり、本県においては本土地区において「フェーズ2」の医療体制、離島地域においては「フェーズ1」の医療体制を構築しているところでありますけれども、現在の入院患者数、本土地区に18名の方々が入院されております。この18名の方々の中には、重症者はいらっしゃらず、中等症・軽症の方々ばかりであります。この他に、宿泊療養施設等に入所・療養をしていただいている方々が40名いらっしゃる形になっております。この入院患者数の病床占有率、いわゆる病床の逼迫状況をあらわす指数として利用されておりますけれども、395床の最大病床に対して4.6%の稼働率ということになっておりまして、先ほども申し上げましたけれども、国がステージ3の判断要因としております状況が25%とされておりますし、また12月8日現在の全国平均の入院患者数の病床占有率が33%という状況でありますので、これと比較いたしますと、まだまだ低位で推移しつつあるのではなかろうかと考えているところです。
しかしながら、既にこれまでご説明申し上げてまいりましたとおり、長崎県では、それぞれの感染段階に応じて対応の目安を定めて対処方針を決定するということとしてきたところであります。それぞれの感染状況をステージに分けて、それぞれのステージにおいて具体的にどのような方策を講じるのかという目安を策定してきたところであります。そのステージの判断をこれまでは「ステージ1」という位置づけでありましたけれども、今回、有識者会議でのご議論、コロナ対策本部での議論をふまえまして、「ステージ1」から「ステージ2」に移行することを決定させていただきました。判断の目安といたしましては、1日7人の感染者が1週間連続した場合、あるいは20人規模のクラスターが2件発生した場合に「ステージ1」から「ステージ2」に引き上げるという目安を策定していたわけでありますけれども、1日7人ということは1週間で49人、またクラスターについては20人規模2件ということで、1件の規模は20人には至りませんけれども、3件のクラスターが発生しているということ等を総合的に踏まえて、「ステージ1」から「ステージ2」に移行することと決定させていただきました。
ステージ2における対応策としては、注意報を発令させていただきます。併せて感染が拡大している業種あるいは地域への訪問自粛要請等の検討と、発生状況に応じた包括的な検査の実施を検討したいと考えております。
具体的には、注意報発令に伴い、県民の皆様方に対応をお願いしたいと考えていることでありますが、まず、「長崎市内の繁華街において複数のクラスターが発生しておりますことから、接待を伴う飲食店の利用は十分ご注意をいただきたい」ということであります。具体的にどうするのかということでありますけれども、まずはお店においでになられて、感染防止対策が十分に講じられているお店かどうかというのを確認していただきたいということ。そしてこれは、前回もお願いをさせていただきましたけれども、感染拡大の要因になっておりますのが、飲酒を伴う飲食店の利用に伴う事例が非常に多かったということもありまして、飲食時以外はマスクを着用していただきたい、そしてまた密着を回避し、大声での会話は控えていただきたいというお願いをさせていただきました。併せてお酌、返杯、そして食器類等の共用、これも避けていただきたいというお願いをさせていただきましたけれども、そういった点について、十分にご注意いただきたいというお願いが第1点であります。
そして、先ほどの対応の目安にもご紹介しておりましたけれども、包括的な検査体制の整備であります。「感染拡大を防止し、地域を守ってまいりますため、クラスター発生地域に勤務される、接待を伴う飲食店あるいはアルコールを提供しておられる飲食店の従業員の皆様方を対象に、無料のPCR検査体制を構築してまいりたい」と考えておりますので、ぜひご利用をいただきたいと考えているところであります。なお、この検査でありますけれども、具体的には、明後日12月16日から20日までに事前予約をしていただいて、検査キットをお受け取りいただき、それぞれのお店・事業所等にお帰りになられて、職場の皆様などと共に唾液を採取していただき、それを、またその場所までお持ちいただきたいと考えているところであります。なお、具体的なおいでいただく場所、予約方法などの詳細については、詰めの作業を行っているところでありますので、明日の午前中までには整理した上で県のホームページに掲載していくことといたしておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。
そしてまた、もう1点。これは前回もお願いしたことでありますけれども「差別、誹謗中傷等は厳に謹んでいただきたい」というお願いを繰り返し申し上げたいと存じます。「具体的な誹謗中傷等をお受けになられた皆様方に対しては、県の専門相談窓口にご相談いただきたい」と思います。県の方でもお手伝いをさせていただきたいと思っているところでありますので、ぜひ積極的にご活用をいただければと考えているところであります。県といたしましては、こういう事態を迎えておりますけれども、引き続きコロナウイルス感染症の拡大防止のために全力を注いでまいりたいと考えているところでありますので、県民の皆様方には、これまでもお願いを申し上げましたように、手指消毒・マスクの着用・人と人との距離の確保・換気の励行など、新たな生活様式の実践に引き続きご協力をいただきたいというお願いを申し上げる次第であります。また、各事業者の皆様方には業種ごとに定められたガイドラインの遵守について引き続きご協力をいただきますとともに、従業員の皆様方の健康管理についてもお力添えをいただきたいと思っております。健康管理アプリ「N-CHAT」を無償でご利用いただけるようにいたしております。県のホームページからもご利用いただけるようにいたしておりますので、ご活用を積極的にご検討いただきたいと考えております。また併せて国の方で推奨しております接触確認アプリ「COCOA」のご活用も引き続きご協力をいただければ大変ありがたいと考えているところであります。私からは以上でございます。どうぞよろしくお願いします。
それでは幹事社から、ご質問をお願いいたします。
無料のPCR検査の件についてお尋ねします。現在であれば長崎市が対象地域になるとは思いますが、具体的に対象地域をどの程度の範囲で絞るのか、また現在想定されている対象の規模について教えて下さい。
基本的に考えておりますのは、先程お話をさせていただきましたように、クラスター発生地域と考えております。したがって長崎市の繁華街ということを前提に考えているところでありまして、接待を伴う飲食店あるいはバー、スナック、居酒屋等、いわゆるお酒を提供していただく店舗数、おおよそ700店舗を超える規模ではなかろうかと考えております。
地域はどういう区切りでお考えでしょうか。市内という範囲設定もあるのでしょうか。
厳格にここからここまでということは考えておりません。皆様方がいらっしゃる、街の中心部、繁華街でご心配になられる方々は積極的にご利用いただければと考えているところでございます。
今後、新たに他の場所、繁華街でクラスターが発生した場合は、新たに予約受付をされるという認識でよろしいでしょうか。
それは今後の動向を見極めて、また必要な対策を検討していきたいと思っております。
ステージを2に上げるに当たっての確認です。「ステージ2」注意報ということは、飲食店に対しての営業制限についてはまだ制限をする段階ではないという理解でよろしかったでしょうか。
今回は、接待を伴う飲食店におけるクラスターの発生が急激な感染拡大の要因になっておりますので、飲食店全般において大きく感染が拡大しているような状況までには至っていないものと考えているところであります。
ステージを2に上げるに当たって、有識者会議の有識者の意見は聴取されたと思いますが、どのような意見が出て、今後、年末に向けてどのように感染状況が推移していくか等の見通しがあればお伺いです。
有識者会議の意見といたしましては、まず広域的な視点から申し上げると、「ステージ2」ということで注意報を発令するということは、県民への啓発になり非常に適切な判断ではないかというような意見がございました。また今後、感染が広がるかどうかについての技術的な定義については、今現在、長崎市を中心に検査を進めておりますので、その動向を注視する必要があるということでございます。今回、このように包括的な検査を行うことによって、より感染を早期に予防したり、また実態を正確に把握することによって、今後の予防対策にもつながるものですので、包括的検査は対象を広げて対応するのがよいのではないかというご意見をいただいたところでございます。
今日佐世保市でも発表がありましたが、障害者福祉サービス事業所でもクラスターが1件発生したということで、入院に対しては、まだ余裕があるかと思いますが、保健所の経路の調査の逼迫具合というか職員の方での対応は可能な状況ということでよろしいのでしょうか。
本日、そういった点も含めて、佐世保市と協議をさせていただきました。また佐世保市の保健所では、まだ現在は現状の人員で対応できるということでしたが、県からは必要があればすぐに県の保健師に対しても指示するということを連絡しておりますので、必要があればすぐに対応できるような体制を構築しております。
Go Toトラベルについて東京や名古屋を目的地としたものが一部停止される可能性があります。これまで長崎県内で発生している感染事例は、主に県外からに起因するものが多いという話でしたが、県外からの流入に対しては、どの程度の強制力を持って対応している状況なのかお尋ねします。
前回の会見の際にもご説明を申し上げましたけれども、ほとんどの事例が仕事あるいは旅行で県外にお出かけになられた方々が、飲食を県外の方々と共にされ、お帰りになられて感染が確認されるという事例がほとんどでありましたので、県外からGo Toキャンペーンなどでおいでになられて、県内で感染が拡大しているという状況にはないものと受け止めているところであります。したがって、今回の動向を受けてGo Toキャンペーンの中止等を検討するまでには至ってないのではなかろうかと受け止めております。
最後1点ですけれども、「ステージ2」でまだ余裕はある状態だとは思いますが、県民の方に飲食店の利用の注意を呼びかけたりすることで、経済的な影響も懸念されると思いますが、それに対する対策で新たに何か講じたものがあればお聞きしたいのですが。
前回もお話をさせていただきましたけれども、飲酒を伴う飲食店等の利用というのが一番大きな感染要因の1つになっておりますので、先ほど申し上げましたようにマスクの着用でありますとか、三密の回避、大声での会食を控えていただく、食器の共用も回避していただく、そういうことを徹底していただくことによって、感染リスクが大幅に低減できるんではなかろうかと考えているところでありますので、引き続き県民の皆様には、そうした取組の徹底をお願いしたいと考えております。
それでは各社の皆様からお願いしたいと思います。朝日新聞さん
今、一部出た質問と重なりますが、前回の9日の会見で、年末年始を前に帰省について伺った際に、飲酒を伴う機会での感染が多発しているという意味から、帰省そのもの自体の自粛を要請することはないとおっしゃっていたと思います。今の共同さんへのお答えでもその姿勢は変わらないのだと思うのですが、一方で、「ステージ2」の注意報というところに、感染が拡大している業種や地域への訪問自粛要請というような記載もありまして、その整合はどうとればよいのでしょうか。
これは、そういった地域へ訪問されることによって、感染が急速に拡大している、そういった要因になってるかどうかということだろうと考えておりまして、今回の感染者の急速な拡大といいますのは、いわゆる特定の飲食店等でクラスターが発生したことによって感染者が増えてるということでありますので、県外からおいでになられた方々が要因となって感染者が拡大している状況にはないものと受け止めております。
「感染拡大地域への訪問自粛要請」をどう捉えればよいのでしょうか。
元々この目安をお示しした際の、具体の取り組みというのは例示でありまして、その時の感染状況や、感染ルート等をしっかり見ながら総合的に判断していくということで申し上げておりました。今回はその「業種」というところに着目をしておりますけれども、先ほど知事からご説明申し上げましたとおり、「地域」というところについては、今回の高まりという中では特に発見されてないというところでありますので、そこについては、今回は中に入れ込んでいないというものであります。
わかりました。前回の会見の際に、総務省のデータをお出しになって県内の感染状況を比較的落ち着いているとおっしゃいました。1週間でこうなるとは予想は難しかったのではないかと思うのですけれども、今、1週間で52人感染したということを受けて、改めて今、どう受け止められているのかをお聞かせ願えますでしょうか。
今回、先ほど申し上げたように感染者が拡大しているというのは、クラスターの発生によるものと受け止めているところでありまして、それぞれの職場、生活の場での感染防止対策により一層注意をしていただき、具体的な形で対策を実行していただくことによって防げるものと考えているところでありますので、そういった対策をしっかりと呼びかけて実践をしていただけるよう努力していかなければいけないと思っております。
わかりました。予想はできたかもしれない、びっくりしている等、率直なお気持ちのところを伺えないでしょうか。
これは前回も申し上げましたけれども、いわゆる第二波と言われます7月から8月にかけての感染拡大期にも感染経路がわからない感染事例、具体的には県外にお出かけにならない方々が、どこで感染したかわからないような状況で感染確認がなされるという事例が幾つか出てきたところでありまして、そういった事態が一番用心すべき事態であると考えているところでありまして、今回もそういう形で感染経路が具体的に解明されたわけではないのですが、今回、クラスターという形で発生したということについては、これからも十分に関係者の皆様方のご協力をいただきながら、できるだけ早く、そういう状況を補足し、対応策を講じていく必要があるものと考えております。そのためには、やはり健康管理アプリなどをもっと積極的にご活用いただいて、普段から職場の職員の皆様方の健康状況を常に把握していただけるような体制作りというのは、欠かせない条件になってくるんではなかろうかと思っているところであります。
最後1点だけ。県外への帰省と県外からの帰省自体の自粛は求めないということでよろしいでしょうか。
そうです。帰省される場合には、その前の生活から十分感染リスクを避けるように、ご留意をいただき帰省をしていただきたいと考えております。
他にございませんでしょうか。西日本新聞さん。
無料のPCR検査の件で確認です。今回想定をされているのは、今回クラスターが発生したお店の感染者の接触者以外の方も含めて幅広く対象とするという理解で間違いないでしょうか。
そう考えております。
この検査は強制するものではなく、任意で受けるものという理解でよろしいでしょうか。
そうです。できるだけ不安にお感じになっておられる方々には、積極的にご利用いただきたいと思いますし、検査をしていただくと、一定ご安心いただいて、またお仕事に励んでいただけるものと思っているところであります。
任意となってきますと、「ちょっと受けたくない」とか、自分のお店の営業に関係してくるということで、なかなかご協力いただけないお店というのも出てくる可能性があるのではないかと思うんですが、そこに関しては、どのように考えていて、どのような対策等を考えてらっしゃいますか。
まずは幅広い業界の方々を含めて、幅広い方々に周知・了知していただく必要があるものと思っているところであります。どうしても受けたくないとおっしゃる方々を、強制的に検査を受けていただくということは、今の制度ではできない状況にありますので、理解をいただいた上でご協力いただけるように努力していかなければいけないと考えております。そのためには周知・広報に努めますとともに、関係業界のご協力もいただいていけるように努力していきたいと思ってます。
たらればの話で恐縮ですが、もし検査を受けた結果、また新たなクラスターが発生し、営業に支障が出るというようなお店が多発してきた場合、お店に対する支援等は考えていらっしゃるのでしょうか。
今の段階で、クラスターが発生した場合に支援措置を講じるというような制度を準備してお声を掛けているわけではありません。
わかりました。ありがとうございます。
今回、業種を対象とした無料のPCR検査ですけれども、全国的に多く行われている試みなのでしょうか。
私の承知している範囲では、今回、東京や札幌での大規模な感染前には、既に東京の繁華街や札幌の繁華街を対象とした、このような検査を実施していると承知しております。
関連してなんですけれども、検査の事前予約は事業者毎になるのか、、個人での予約になるのかどちらでしょうか。
今は検査の効率性を図るために、事業者毎の受付を想定しております。
対象になる方は、飲食店の従業員さんということですが、クラスター発生地域周辺は従業員以外にも例えば配達でお店にお越しになる方等も多くいらっしゃると思います。その辺の線引きはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
そこは相談事例を踏まえて個別に対応していきたいと思っております。ただ、今回、従業員としたのは、今回、クラスターで発生してきている方が従業員の方からの確認が多いということで、そこにリスクが多いのではないかということで、従業員を対象ということにしております。
ありがとうございました。
他にございませんでしょうか。日経新聞さん。
同じくPCRに関連ですけれども、今回の無料のPCR検査で仮に陽性だった場合、他の検査と同じような形になるのか、それとも違ったルートになるのかということと、あと先ほど事業者単位ということでしたが、不安だから個人で受けたいという方は、今回の対象からは外れるのでしょうか。この2点お願いします。
この検査は行政検査の一環として位置づけられておりますので、これで陽性になれば、その結果を前提に、今後の濃厚接触者の調査という扱いになります。現状ですと、検査の精度の確認のために複数回検査を実施する場合もありますので、そういった意味で確認検査ということを判断される場合も当然あります。2点目は、単に不安だからというところでの検査の希望ということですが、今回は従業員を対象に、今後の感染拡大を防ぐという目的で広く検査をしておりますので、原則は本人のこういった業種の申し出があれば検査の対象といたしますので、背景に不安だということがあったとしても、それは当然検査の対象になるものと考えています。
個人の申込みでも検査を受け付けるということでしょうか。
受付対象は、今回は対象者が多数になる可能性ありますので、それぞれの飲食店ごとに受付します。例えばこの飲食店では5名が対象として申し込みますということであれば、その飲食店の代表者からお申し込みいただくという段取りを考えています。
従業員の方がしたいなと思っても、飲食店の経営者がやらないと判断すれば受けられないということになるのでしょうか。
そこは今回の趣旨は地域を守るためということですので、そこは個別にご相談して我々としては、なるべく対応できるようにしたいと思っております。
ケースバイケースになる場合もあるということでしょうか。
はい。繰り返しで恐縮ですが、今後、感染拡大防止地域を守るためという目的ですので、あまり制限するというよりは、広く検査をしたいという考え方で対応したいと思っております。
わかりました、ありがとうございます。
私も無料のPCR検査に関する質問です。仮に無料の検査をされて陽性者が出た場合、そこから二次的に接触者や濃厚接触者が発生すると思いますが、その検査も県が負担をするのでしょうか。
その検査は当然、感染症法に基づく濃厚接触者調査になりますから公費負担の対象となります。
すみません、1点補足です。ご質問の中で県が費用を負担するというご指摘がありましたけども、行政検査と位置づける以上、保健所設置市の負担ということになりますので、あくまで市での負担という形になります。ただ、今、ご案内のとおり、市の保健所も相当、手一杯というところもありますので、県が最大バックアップしながらという形で考えております。
今回の無料のPCR検査については限定的に一定期間を置いて県の負担で実施ということですけれども、検査数の公表をされる予定はございますでしょうか。
今回の検証結果につきましては、いずれ集計してしっかりと公表したいと思っております。
私から以上です。ありがとうございました。
接待を伴う飲食店のクラスターが2件とおっしゃられましたが、店舗としては3店舗あります。2つの店舗を1件のクラスターと考える理由というのが何かあるのでしょうか。
これは調査を実施した長崎市の判断になるというふうに理解おりますが、私の理解している範囲ではここの「ForX」と「MOVE」の間では従業員の行き来があったということで、一連のクラスターの事案だということで、これを1つの事案と判断されたものと理解してます。
わかりました。あと障害者福祉サービス事業所でクラスターが起きるというのは、恐らく県内では初めてではないかかと思いますが、障害者福祉サービス事業所を利用されてる方の健康面への対応や、新たに今回クラスターが発生したことで県として何か対策をとっているようなことなどはありますでしょうか。
特にリスクの高いような介護施設や福祉施設に対しては、これまでも集団感染の予防対策をしておりました。今回、この事案を踏まえて、改めて県から各福祉事業所に対して、周知・徹底の連絡をしております。具体的には職員の健康管理や、入所者の新規入所の際にはPCR検査の県の公費助成がありますので、そういったものの積極的な活用、また従業員の健康管理等のための「N-CHAT」の活用ということを、これまでも県の施策として周知をしておりましたが、改めて各福祉事業所の方にも徹底をしております。
それと感染段階のステージの移行の部分で、有識者等の意見も踏まえとありますが、この有識者等は、以前設置した4名の方という理解でよろしいでしょうか。
そのとおりで結構です。
それと移行の判断で1日7人が1週間連続ということで、今回は7人が連続したわけではないですけれども、結果的に52人が感染してるので、7×7=49を上回ったので専門家の意見も踏まえて移行したという理解でよろしいでしょうか。
お答えします。元々、このステージを策定する際に、「ステージ3」の半分程度ということでご説明申し上げておりました。「ステージ3」というのは週に90人というところで、半分に割ると45ということですが、厳格に捉えるというよりは、この規模の半分付近に行った際に総合的に判断していくという形の中で、今回ステージの引き上げを行ったという形です。
わかりました。先ほどから出ているPCR検査の件ですけれども、検査キットを事業者毎に渡して、唾液を採ってもらった上で、改めてPCR検査をする等、現時点で決まってる範囲で、もう少し詳細に教えていただけたらと思います。
今回の検査方法は、唾液検体を考えております。したがいまして検査キットというよりは、検査の唾液を入れる容器を検査対象の人数分お渡しして、それをご自分の店舗等で採っていただく。それをまた受付の場所に戻していただくということを考えています。したがいまして、今やってるようなドライブスルーのようなところで、鼻腔からスワブで採るというようなことは想定しておりませんので、それとは別のところで受付をできるような体制を考えております。
わかりました。コロナ関連で、厚生労働省が年末年始に新型コロナウイルスの影響で仕事や住まいを失う人が増える恐れがあるとして、都道府県などに支援体制を敷くようにという事務連絡をしているという報道があっているのですけれども、長崎県として、これについて既に何か対応されたということはありますでしょうか。
私もその報道内容は承知しております。事務連絡の具体的な内容は、これから精査をいたします。いずれにしても年末年始に生活困窮者の方々への対応を切れ目なくという趣旨かと思いますので、県内も徹底したいと思っております。
これからということですけど、実際、具体的に対応窓口となるのは県ではなく、市町となる可能性が高いということでしょうか。
市町もしくは県でも福祉事務所等を設置しておりますので、そういったところが窓口になると考えております。
わかりました、以上です。
最後のご質問ございませんでしょうか。挙手されたお二人、まずNHKさん。
PCR検査の予算について、幾らぐらいかかる見通しなのか。県から拠出することになるのか、完全に市なのか、そういったところもご説明いただけますでしょうか。
規模については、少し不透明なところもございます。知事から申し上げたように対象店舗というのはある程度把握できておりますが、そこからどれだけ乗ってきていただけるかというところがあります。行政検査はご案内のとおりと思いますが、国が2分の1で保健所設置市が2分の1というスキームでございますので、その中でどれだけ件数が出てくるかというところになろうかと思います。あくまで負担は市という形になると思います。
わかりました、ありがとうございます。
最後、朝日新聞さん。
今の質問と重なるんですが、何人分というところは、まだ不透明というところでしょうか。
今、我々が調整しているところでは、最低1,000件は検査が可能だと思います。あとはご希望に応じて、なるべく対応できるように調整してやりたいと思っています。
受付が16日から19日の4日間ということですけれども、実際に検査を行う最終の期間を区切られるおつもりでしょうか。検査自体をいつしますというのは、言えるようであれば教えていただけますでしょうか。
今、想定してるのは、最初に検体容器を取りに来てもらわなければいけないので、この受付日のその次の日が検査を回す日という形になります。したがいまして、19日に最終受付されたものは20日に検査を回して結果報告ということになります。ただ申込状況によって、多数検査に来た場合については柔軟に考えたいと思っています。
すみません、補足させていただきます。受付について事前予約は19日までですけれども、実際の検体持ち込みの受付につきましては16日から20日までの5日間ということで考えております。
受付に容器を取りに行って、その次の日に容器を提出するような形になるということでしょうか。
そのとおりでございます。詳細は改めてご報告させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
手短に2問だけ。クラスター発生地域に勤務する「地域」というのは、繁華街というのは中心部ということですけれども、浜口や住吉も入るのでしょうか。
それともう1点は、予約の受付期間にお店を開けていて、既にお店に来れないというような方もいらっしゃると思うんですけれども、どれぐらいまで対応して、実際に実施をしていただけるのでしょうか。
まず、地域については、今回、クラスターとして発生された飲食店の周囲の地域ということで考えております。ただ、何か特別な事情があり検査を希望されてるというのは、きちんと事情を確認して対応したいと考えております。
2点目のご質問は、もう1回ちょっと趣旨を確認したかったのですけれど、例えば、働いてる時間に被るので検体が採れない場合はどのようにするのかという趣旨でしょうか。
受付期間に県外にいるとか、勤務期間中で予約はできるけれども検体の採取作業をすぐにはできないという人にどのように対応されるのかということです。
そこは、ケースバイケースで柔軟に対応できたらと思っております。我々も繰り返しになって恐縮ですが、感染拡大防止で地域を守るためにやっていますので、あまり否定的なものではなく、柔軟な運用によって対応でできるのであれば、我々もできる範囲で対応していきたいとに思っております。
ありがとうございました。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時00分から午後3時45分(45分間)
・特別会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年12月9日 記者会見
会見内容
感染段階ステージの移行等について
今日はこうした機会をいただき、ありがとうございます。
全国的に、新型コロナウイルス感染症が拡大傾向で推移する中で、今日は、本県の状況をご説明申し上げ、併せて、人の流れが大きく拡大する年末年始を迎えてまいりますことから、改めて県民の皆様方に感染の防止に向けたご協力をお願いしたいと考え、このような機会を頂戴したところであります。
まず、本県での新型コロナウイルス感染症の状況について、簡単にお話をさせていただきます。
お手元に資料を差し上げてあるところでありますが、本県では、令和2年3月14日に初発事例が確認されて以降、同4月17日までに17名の感染者が確認されました。その後は、2カ月半にわたって感染事例が発生しておりませんでしたけれども、7月3日から再度感染が拡大する状況になり、7月に72名、8月に143名、この間4件のクラスターの発生も見られたところであります。8月までの間に232名の感染者が確認されたところでありますが、その後、9月以降は、一定感染状況も落ち着いてきておりまして、9月が6名、10月が7名、11月が27名、12月が本日12月9日までの間に5名、散発的な感染事例が確認されている状況であり、累計277名の感染者が確認されているところであります。
県内の医療体制の状況でありますが、ご承知のとおり、入院医療体制については、本土地区がフェーズ2、離島地域がフェーズ1ということで医療体制を構築しておりますけれども、現在本土地区に8名の方々が入院治療を継続していただいております。重症者の方はいらっしゃいません。中等症・軽症者の方ばかりであります。また、この他に、宿泊療養施設等をご利用いただいている方が4名いらっしゃる状況でありますので、比較的落ち着いているような状況ではなかろうかと考えているところであります。
先に、厚生労働省から発表されました、現在の感染状況、病床確保の状況についてご報告をさせていただきます。
直近1週間の10万人あたりの陽性者数が10万人あたり本県では0.6人ということでありまして、高い方から45番目ということであります。46番目は富山県、47番目は秋田県ということになっているところであります。ちなみに、国の方で、ステージ3「感染者の急増」というステージが設定されておりますが、その際の目安として設けられております10万人あたりの陽性者は15名とされておりますので、まだまだ低い状況にあるものと考えております。
また、総人口における病床確保率は、本県では病床数395床を最大病床数として準備をいたしておりますが、この確保状況を見ますと0.3‰(パーミル)ということでありまして、これも高い方から14位という状況で医療体制を確保しております。
それから、最大確保病床に対する占有率、いわゆる病床の逼迫度合いを表す数値でありますが、本県では2.5%という状況であります。高い方から44位というところに位置しているところでありまして、国のステージ3の目安として設定されております指標が25%ということでありますので、これも低位にとどまっているという状況ではなかろうかと受け止めております。現在の全国の最大確保病床に対する占有率でありますけれども、平均が28.9%という状況にございます。
続いて、県内の初発事例の状況についてお話をさせていただきます。
先ほどのページでご覧いただきましたとおり、9月以降本県では45件の感染事例が確認されているところでありますが、濃厚接触者・接触者を除きますと、初発事例は32例ございます。その感染経路を調査したところによりますと、県外に由来すると考えられるもの、具体的には、県外に出張されて同僚や友人の方々と飲食を伴う会食を共にされたような事例によって14人、44%の感染事例が確認されております。また、県民の皆様方が旅行等で県外にお出かけになられ、友人の方々と一緒に県外の方々と会食をされたということが感染要因になっているのではないかと推定されるような事例が11名、34%ということになっております。県外から帰省された方について感染が確認された事例が1人、3%、そして、県外からいらっしゃった方々との会食、飲食を共にされたことが感染要因になったと推定される事例が、2人、6%ということになっております。したがいまして、県外との何らかの関わりをお持ちの中で感染が発生したと推定される割合が28人、87%という状況で、比較的、県内に感染が拡大し、蔓延しているような状況にはないものと受け止めているところであります。
一方で、県外にお出かけになったことがないような方々の感染経路がわからないという形で、4名の感染者が確認されております。したがって、県内は安全だろうということで安心されることなく、引き続きマスクの着用・手指消毒・3密を避けていただく、換気を励行していただく、そういった新たな生活様式の実践にぜひ今後ともご協力をいただくようお願いを申し上げたいと存じております。
県外由来の事例が87%と申し上げました。先ほども少し触れさせていただきましたけれども、具体的な行動歴をお聞きしてみると、県外の方々、同僚の方々、職場の方々、友人の方々と、お酒を伴う会食をされた方々が非常に多いということ。また、その際にはマスクをつけておられなかったということ。中には、1つの店舗に留まらず、複数の店舗を利用された方、長時間にわたって飲食をされたような事例が非常に多いというような状況であります。したがいまして、そういった状況を踏まえて、改めて、県から県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと考えているところであります。
県外に出張、あるいは旅行をされる方々へのお願いでございます。感染拡大地域にお出かけいただいた際には、県外の方々との飲酒を伴う会食は極力お控えいただきたいというお願いであります。そして、また、そういった地域からお戻りになった方々は、自らの健康管理に十分ご留意いただいた上で、感染リスクが高まる5つの場面を回避するなど、慎重な行動を心がけていただきたいというお願いであります。感染リスクが高まる5つの場面というのはどういう場面かということでありますが、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言でも示されております。感染リスクが高まる5つの場面ということで整理されておりますが、1つ目は「飲酒を伴う懇親会等」、2つ目は「大人数や長時間におよぶ飲食」、3つ目は「マスクなしでの会話」、4つ目は「狭い空間での共同生活」、5つ目は「居場所の切り替わり」、こういった場面に接すると感染のリスクが高まっていくと言われておりますので、県外からお帰りいただいた方々は、ぜひそういった場面においては特に感染防止対策を徹底していただき、自分が原因となって新たな感染者を発生させるようなことがないようにご協力をお願いしたいということであります。
続きまして、いよいよ年末年始を迎えてまいります。人の流れ、様々なイベントが増える時期になってまいりますので、県民の皆様方に改めてお願いしたいと思います。帰省をされる方々も数多くいらっしゃるものと考えておりますが、「帰省を計画されるにあたっては、2週間程度前から、感染リスクが高い行動を避けるなど、感染防止対策をぜひ徹底していただきたい」というお願いであります。
そして、「帰省やUターン、初詣などの分散化にご協力をお願いしたい」ということであります。これは、帰省に伴って人の動きが増えてまいりますので、常に密集状態になってくるものと考えているところであります。できるだけ、これを分散化させることによって、リスクを減らしていただきたいというお願いであります。
それから、もう一つは、年末年始にあたって、忘年会や新年会等、会食の機会が増えるものと考えております。会食をされるにあたっては、4点にご注意いただきたいというお願いであります。1つ目は「テーブルの分散化や座席の間隔を空けていただく等の工夫をお願いしたい」ということであります。2つ目は「乾杯時から、席の移動や密着、大声での会話を避けていただきたい」というお願い。3つ目は「お酌、返杯、箸やコップ、お皿などの食器類の共有はぜひ避けていただきたい」ということ。そして、4つ目は「飲食時以外の会話をされる時にはぜひマスクを着用していただきたい」という、この4点に注意して、忘年会、新年会、場合によっては同窓会なども計画されるかと思いますけれども、そういった取組をいただく中で、感染リスクを減らしていただきたいと考えているところであります。
続いて、事業者の皆様方に対するお願いであります。年末、年始は、先ほども申し上げたように、人の流れが大きく拡大してまいりますので、密集状態になってまいります。したがって、できるだけ行動の分散化を図りたいと考えているところでありまして、そういった意味で「各職員の皆様方の休暇取得促進にご協力をいただきたい」というお願いをさせていただいております。
なお、私ども県庁の方でも、年末、年始に際しては、年休の取得促進を図り、人の流れの分散化を図っていきたいと考えております。具体的には、12月28日から1月8日まで平日が6日間ございますけれども、そういった時期に年休を取得していただくよう協力を呼びかけていきたいと考えておりますし、そして、仕事納め、仕事始め式についても行事を一部見直し、日程の変更などを検討しているところであります。
それから、2点目でございますけれども、特に、先ほどから申し上げておりますように、飲食の機会が増えてまいりますので、「飲食事業者の皆様方におかれましては、特に、適切な換気、パーティションの設置、そして、料理を取り分けていただくなどの工夫をお願いしたい」ということであります。
3点目は季節性インフルエンザとの同時流行も懸念されるところでありますので「これまで以上に、職員の皆様方、従業員の皆様方の健康管理にご留意をいただきたい」というお願いであります。これまでもご紹介をさせていただいてまいりましたけれども、健康管理アプリ、これは県のホームページにもこういったQRコードを準備しております。無料でご利用いただけますので、ぜひ登録を呼びかけて、促進していただきたいというお願いです。また、国の推奨であります接触確認アプリ「COCOA」、これもここにご紹介しておりますように、こういったアプリを活用していただくことによって、この感染のリスクを少しでも下げていただき、あるいは、健康管理になお一層のご協力をいただきたいということであります。
そして、もう1点、これは、年末を迎えますと発熱患者が増えてくる、これは、インフルエンザとコロナ感染症、判別がなかなかつきにくい状況であります。受診していただく上にあたっての手順をこれまでと変えているところであります。発熱などの症状がある方は、直接医療機関を訪問して受診されるのではなく、まずは、電話で相談をしていただきたいということ。かかりつけ医がおありの方は、かかりつけ医に電話で相談をしていただきたいと思います。かかりつけ医がないという方々、あるいは、休日、夜間等に医療機関を探しておられる方々、こういった方々は、長崎県に受診・相談センターを設けております。これは、土日祝日を含む24時間体制で相談をお受けする体制をつくっておりますので、ぜひこちらにご相談いただいて、診療を対応できる医療機関の紹介を受けた上で、診療・受診していただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。連絡先は記載のとおりでありますので、ぜひ、直接医療機関を訪問されるのではなくて、まずは電話相談からということで、ご協力をいただきますようお願いを申し上げます。
次に、誹謗中傷対策であります。ぜひ、これからまた年末年始、感染が拡大する懸念も多分に想定されるところであります。差別や誹謗中傷は、厳にこれを謹んでいただきますようお願いを申し上げる次第であります。こういった誹謗中傷等を受けた方々におかれては、県の相談窓口も設けておりますので、ぜひこちらの方にご相談いただければ、県の方でもお手伝いをさせていただきたいと考えているところであります。
以上、簡単で、大変雑駁(ざっぱく)な説明となりましたけれども、こういった点について、県民の皆様方、そして、各事業者の皆様方のご協力をいただきながら、何としてもこの新型コロナウイルスの感染拡大を乗り切っていかなければいけないと考えているところでありますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
私からのお願いは以上でございます。あとは、よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社からご質問をお願いします。
3点質問があります。
まず、長崎県庁での年末年始の仕事納め式・仕事始め式の取組について少し言及がありましたけれども、もう少し具体的に内容を教えてください。
2点目、今回も要望項目がかなり多岐に渡りますが、知事として一番呼びかけたい項目はどれになりますでしょうか。
3点目、仮にこれらのことが守れなかった場合、知事として、県内で起こると危惧している事態というのは、どのようなことを想定されていますでしょうか。よろしくお願いします。
仕事納めの関係でありますけれども、例年ですと28日に仕事納め式がありまして、4日から開始という形にしておりますが、今年の28日は月曜日でありますので、それを繰り上げるような形で、25日金曜日に仕事納めのような節目の形にしたいと思っております。年始の方は、逆に、今年は4日から始まりますので、そこを1週間後、3連休の後、12日を一つ節目としまして、先ほど知事から申し上げましたとおり、その間のところで平日が6日間ございますので、ここで年休の取得を図っていくという形で考えています。
今、言われた節目というのは、25日と12日に、仕事納め式、始め式を行うということでしょうか。
式という形では考えておりませんが、例年、節目としてやっていることをやるという形です。
ありがとうございます。
2点目は、端的に何を呼びかけたいのかというお話だろうと思いますけれども、申し上げましたように、感染経路をたどってみますと、一番多いのは、やはり飲酒を伴う会食の場に最も注意をしていただきたいと思っているところであります。お酒が入りますとどうしても場が賑わってまいりますので、密接・密集になりやすいという状況でもありますので、ぜひ節度を守って楽しんでいただきたいというお願いが第一であります。年末年始、様々なイベントが増える時期でもありますので、若い方々も、飲食を共にされる機会が増えていくものと考えているところでありますので、節度あるご対応、感染防止対策の徹底にご協力をいただきたいという願いが第一であります。
3点目の守れないときにどうなるかということでありますが、冒頭申し上げましたように、7月から8月にかけて感染者が増加した時期がありました。まだ感染経路が十分追えている状況であれば、感染拡大防止に向けた具体的な対応も可能になってまいりますけれども、8月に入りますと、クラスターが発生したりする中で、感染経路が全くわからない、感染された方も自分がどこで感染したのかわからないというような事例が増えてまいりました。私も、全国的に感染が拡大する中で一番用心しなければいけない状況はそういうことだと思っているところであります。したがいまして、感染事例が発生する都度、どういったところが感染要因になるのか、できるだけ詳しくお話をお聞かせいただくようにという話もしているところでありますが、今のところ、先ほどご説明申し上げたように、ほとんど感染経路が追いかけられているという状況でありますので、今のような状況であれば、比較的、安心できるような状況で年末を迎えることができるのではなかろうかと思っているところであります。ただ、引き続き気を引き締めて、この感染症と向き合っていかなければいけないと考えているところであります。
それでは、各社の皆さんからご質問をお願いします。
今、初発の事例に関しては、県外に出たことがある等、何らかの県外というキーワードがあるものが多いとおっしゃっていましたけれども、初発ではなく、濃厚接触者・接触者として感染が発覚したケースというのは、家族間が多いのか、同僚が多いのか、何か傾向があれば教えていただけないでしょうか。
私からお答えさせていただきます。家族間、また、中には同じ仕事の場を通じての感染というのが確認されております。非常に数が少ないので、傾向と言えるほど数がないので、はっきり言えませんが、特徴的なことは特にございません。全国的に同じような、家族内とか、あるいは、濃厚接触者の場合に、濃厚接触者として感染が見られたという状況でございます。
今回は、外に出るときの注意ということが多いとは思うんですけれども、改めて、家庭内で気をつけてほしいことがあれば、あわせて教えてください。
家庭の中で、いろいろ家庭の生活もありますので、ずっとマスクをし続けるという対策は非常に難しいと思います。ですから、家の中では、重症化した場合のリスクが高いような高齢者の方や、基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃる場合は、特に十分注意して健康管理に努めていただきたい。また、先ほど発表した内容とちょっと重なるんですけれども、例えば、感染が拡大した地域からお戻りになった際にはよく注意して、もし体調が少し通常と違うことがあれば、速やかに、かかりつけ医に事前に電話をした上で相談する。早目に確認されるのが、非常に感染拡大を防止する上で重要だと考えています。
2点伺います。年末年始の、県外への帰省を含む移動を自粛することまで呼びかけられなかった理由をお尋ねしたいというのがまず1点と、知事がご自身で、例えば、初詣でをいつにされる、飲酒をしないようにされる等、ご自身でお気をつけになられるようなことがあれば、可能な範囲で教えていただければと思います。
県外へお出かけいただくことについて自粛を求めるというところまでは考えていないところであります。先ほど、初発事例でお話をさせていただいたように、ほとんどが、飲酒を伴う会食の場で感染につながったような事例が非常に多いということでありますので、そういった点にご留意をいただき、あるいは、国の方で明らかにしていただいております旅のエチケットなども参考にして、感染防止に向けてご協力をいただければ、安全にご旅行もいただけるんではなかろうかと考えているところであります。
それから、私自らが留意をしていること、あるいはこれから注意しなければいけないと考えているところでありますが、私も非常に会食の機会が多くなります。やはり、BCP上の問題もありますので、例えば、知事・副知事が同時に同じ席に、同席をするというようなことがないようにしていきたいと思いますし、私自身も、できるだけご挨拶をさせていただいて、短時間のうちに失礼をさせていただくというようなことを心がけていかなければいけないと思っているところであります。
初詣はいかがでしょうか。
今のところ、どうするかは具体的に検討しておりませんけれども、密集状態であれば控えるか、あるいは、人影が少ないようなところを選んで初詣をさせていただくようなことも検討していかなければいけないと思っております。
県民に対する呼びかけで、帰省に際してのお願いというのは、長崎から県外の方に帰省する方、もしくは、県外から長崎に帰省する方、どちらを想定されているのでしょうか。
帰省に際してというのをお書きしていますのは、他県から長崎県にお越しいただく場合に、2週間程度前から十分に健康管理にご留意をいただきたいということであります。当然ながら、本県から他県に帰省される場合も、同様の点についてご留意をいただければありがたいと思っております。
わかりました。その次の、帰省やUターン、初詣の分散化とありますが、帰省や初詣の分散化といった場合に、例えば、初詣だと、元日に家族5人で行くのを、元日の他に4日、5日に行くとか、もしくは、2人とか3人に分かれていく等、いろいろなパターンがあると思います。帰省・初詣の分散化というのを、もう少し具体的に教えてください。
今年の年末年始は、29日から1月3日までということで、年末年始休暇が非常に短いという特長があると思っておりまして、その年末年始休暇を利用されて、全国一斉に人が動き始めるということになると、過密な状況になることも想定されるわけでありますので、少し早くから休暇をおとりいただいて、土日を活用していただくと、26日ぐらいから、例えば、帰省を計画していただく。また、Uターンされる際も、1月8日ぐらいまでの間の休暇を有効に活用していただくということになると、Uターンにあたってのピークの分散化もできるのではなかろうかと考えているところであります。
初詣は、どこにどれだけの人出が予想されるかということでありましょうし、三が日に初詣をされるという方も非常に多いのではなかろうかと思いますけれども、できれば、それも、松の内をできるだけ分散しながら初詣をしていただくというような工夫も、ご検討いただければと考えているところであります。
わかりました。年末年始の、県の年休の取得の推進で、12月28日から1月8日までの間に平日が6日間あり、この間の年休の取得を図っていくということですが、これは、6日間全て取得ということではなく、その6日間で3日取得したり、2日取得したりという理解でよろしいでしょうか。
少し運用的なことになりますけれども、6日間あるうちの3日以上の勧奨という形で考えております。
3日以上取得するように勧めているという理解でよろしいですか。
そうです。
わかりました。今回の話と多少絡むと思いますが、「Go Toトラベル」について、いろいろな意見があります。停止すべきであるとか、もしくは経済を回すために必要ではないか等、いろいろな意見がありますが、知事自身は、「Go Toトラベル」を政府は来年6月まで延長を決めましたけれども、これについてはどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。
これまでの経過は、ご承知のとおり、6月に入って、全国に先んじて、まずは県民の皆様方に県内の観光地に足を伸ばして、魅力再発見をしていただこうということで、キャンペーンを実施いたしました。その後、全国からの誘客を含めて、促進キャンペーンを実施して、恐らく6月から7月の宿泊施設稼働率は、全国で一番高いような状況であったと記憶をいたしております。そして、また、今回の45例の感染事例を見てみましても、「Go Toキャンペーン」をご利用いただいたというお話は、1件だけそういった話を確認できたところでありますけれども、そういうことから考えると、比較的安全に、お客様をお迎えできているんではなかろうかと考えているところであります。ただ、お出かけいただく方向での「Go Toキャンペーン」の活用もあるでしょうから、そういった点については、やはり、先ほどから申し上げているように、感染予防対策を十分にとりながら、ご旅行をいただければと考えているところであります。
わかりました。最後に1点。一時、コロナウイルスの関係で、誹謗中傷がかなり問題になり、報道でもかなり報じられたときがありましたけれども、県の専門の相談窓口を、8月の終わりか9月の頭ぐらいから設置されていると思うんですけれども、その後、これまでに何件ぐらいの相談が寄せられて、どのような内容かということがある程度わかれば教えていただけないでしょうか。
12月8日現在でありますけれども、19件の相談という形でございます。主な内容としましては、インターネット上での誹謗中傷や、デマの情報の投稿、あるいは、近隣の方からの誹謗中傷、あとは、感染者・濃厚接触者ではない方について職場から自宅待機要請や、過度な行動制限があったとかいうことを把握しております。
例えば、判断が難しいとは思うのですが、人権侵害につながるような極端なケースなどは、現時点ではまだ起きていないというような感じでしょうか。
そこは、すみません、長崎労働局との関係もありますので、申しわけありません、担当課の方でお答えさせていただきたいと思います。
人権侵害と申しますか、誹謗中傷を受けたという相談があった場合、職場関係であれば、長崎労働局に対応をお願いするというようなことをやっております。人権侵害かどうかということについては、県の方では明確に判断できませんので、そういったご相談については、適切なところに対応をお願いしているところでございます。
他ございませんでしょうか。最後に知事から発言がございます。
ただいま、ご報告・ご協力のお願いをさせていただきましたけれども、これまでのところ、感染状況も、全国的に低位で推移しているところでありまして、これも、まさに県民の皆様方、各事業者の皆様方が高い意識を持って感染予防に取り組んでいただいた、その成果の現れであると思っておりまして、改めて心からお礼を申し上げたいと存じます。そして、また、この間、県内で感染者が発生して以来、県民の皆様方の命と健康を守るため、大変厳しい環境の中で懸命な努力を重ねていただいております医療関係の皆様方、そして、また、高齢者や障害をお持ちの方々に対する継続的な介護や、福祉サービスを提供してきていただいた福祉関係の皆様方に、改めて心から経緯を表しますとともに、深く感謝を申し上げたいと存じております。皆様方のお力添えを賜りながら、県民の皆様方が安心して、この年末年始をお過ごしいただけるよう、私どもも、行政の立場から全力で取り組んでまいりたいと考えているところであります。引き続き、県民の皆様方におかれましては、ご協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げる次第であります。本日は本当にありがとうございました。
それでは、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後3時30分から午後4時33分(63分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年11月12日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
冒頭、2件、ご報告とお願いをさせていただきたいと思います。
まず、第1点目は、新型コロナウイルス感染症についてでありますが、この感染症については、去る7月3日に18例目の感染者が確認されて以降、昨日11月11日公表分まで、249件の感染者が確認されたところであります。配付させていただいております資料のとおり、9月以降は、9月が6人、10月が7人、11月は昨日時点で4人にとどまっており、クラスター等の発生も見られないことから、一定落ち着いているものと受け止めております。
なお、感染段階対応の目安につきましては、ステージを判断するための主な指標を見てみますと、病床占有率は入院患者が4名で1.8%、また、1週間の新規報告数は3名という状況であり、現在は、5段階のステージのうち最も低い「ステージ1」となっているところであります。
全国的には、今月に入り、およそ2カ月半ぶりに、1日当たりの感染者が1,000人を超えるなど、徐々に増加している状況にあります。また、これから寒くなるにつれ、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行も懸念されるところであります。インフルエンザの流行期には、新型コロナウイルス感染者と判別が困難な発熱等の症状を訴える患者が増加し、検査や医療の需要が急増することが見込まれますことから、これまでの検査体制・診療体制を大きく見直し、11月から新たな体制に移行したところであります。
これまでは、まず、保健所に設置した帰国者・接触者相談センターにご相談をいただき、専門外来を設置している医療機関等で診療、検査を受けていただいておりましたが、11月からは、まずはかかりつけ医など身近な医療機関に電話でご相談いただく、あるいは、かかりつけ医がない方など、相談する医療機関に迷っておられる方々は、県が新たに設置しました「受診・相談センター」にご相談いただく体制に見直すことといたしました。現在、専用の診察室を設置するなど、感染防止対策をとった上で、診療・検査を行う医療機関を「診療・検査医療機関」として指定を進めているところであり、11月10日までに、離島を含めて県内全ての医療圏に246の医療機関を指定したところであります。
今後は、発熱等の症状がある方は、まずは、かかりつけ医等に、電話でご相談いただき、かかりつけ医が、県が指定させていただきました「診療・検査医療機関」であれば、そのかかりつけ医を受診していただき、かかりつけ医が指定医療機関でない場合は、かかりつけ医から最寄りの指定医療機関を紹介してもらうこととしております。また、「受診・相談センター」にお電話いただいた場合も、最寄りの指定医療機関をご案内する体制を構築しているところであります。
県といたしましては、今後もより多くの医療機関に、この「診療・検査医療機関」として指定を受けていただくよう県医師会等と連携して調整を進め、発熱等の症状がある方が、地域で安心して診療・検査を受けていただくことができる体制を構築してまいりたいと考えております。
さて、今年も余すところ2カ月を切りました。年末年始を迎えるに当たり、新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起について、全国自治会からメッセージを発信させていただきました。
これから会食の機会も多くなることと思いますが、その際は、席の間隔を広くとっていただいたり、斜め向かいに座ったり、飲食する際は回し飲みをしたりしないなど、感染リスクを下げる工夫を行いながら、楽しく会食をいただければと考えております。
また、年末年始に向けて帰省や旅行などの計画を立てておられる方もいらっしゃると思いますが、人の移動が集中する時期をずらすことなどもご検討いただければと考えております。各事業者の皆様におかれましても、従業員の皆様の休暇の分散取得などについて、積極的にご検討いただければありがたいと考えております。
なお、これまでの感染事例を分析いたしますと、県外からの持ち込み事例が多く、特に、20歳代の社会人の方に感染が多くなっている傾向が見られます。一方で、Go Toトラベルで来県された方から新型コロナウイルスへの感染が確認された方々は極めて少ない状況であり、またそこからの広がりも見られないところであります。これからの時期、出張や旅行などで県外へお出かけになる機会も増えるかもしれませんが、その際には、国が示しております「新しい旅のエチケット」などにご留意いただくなど、感染のリスクを下げるための取組・実践をお願いしたいと存じます。
また、毎回お願いをさせていただいているところでありますが、新型コロナウイルス感染症を早期に発見し、クラスター発生を防止するため、県では各企業等の皆様方に対して、健康管理アプリ、「N-CHAT」を無償で提供しているところであります。現在、各企業や団体から97件、介護施設から121法人501事業所、障害者施設から22法人53事業所でご活用いただいております。従業員の皆様方や施設等の利用者の方々の体調の変化をデータ化することで、全体の傾向を把握することが可能となってまいりますので、感染の広がりを早期に発見し、クラスターを防止する手段となります。ぜひ多くの事業者の皆様方にご利用をいただき、お役立ていただきたいと思っております。
併せて、厚生労働省が推奨しております接触確認アプリ「COCOA」は、感染の可能性をいち早く知ることができますので、これについても積極的にご活用をお願い申し上げます。
県といたしましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大防止にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。繰り返しになりますが、県民の皆様方におかれては、マスクの着用・手指消毒・人と人の距離を開けるといった「新しい生活様式」の実践を引き続き徹底していただき、これから年末年始にかけて帰省や旅行で長崎に来られる方々を温かくお迎えいただきたいと願っているところであります。
お歳暮における県産品愛用について
もう1点お願いをさせていただきます。お歳暮における県産品の愛用についてでございます。
県においては、毎年6月と11月を「県産品愛用運動推進月間」として設定をし、県産品愛用運動を展開するとともに、ふるさと産品の普及啓発に力を注いでいるところであります。12月も目前となり、そろそろお歳暮の時期となってまいりました。大切な方々へお歳暮を贈る機会がございましたら、ぜひ長崎県産品をお選びいただきますようお願いいたします。
長崎駅前・県営ターミナルビル2階にあります「長崎県物産館」では、全国の方々への贈り物として、魅力ある長崎県産品を集めた冬のギフトコーナーを設置し、12月24日まで、「県産品お歳暮セール」を開催しております。お越しいただけない方は、物産館までお問い合わせをいただきますと、ギフトカタログをお届けしたいと思います。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、落ち込んだ県産品の消費を回復・拡大してまいりますため、10月16日からキャンペーン対象サイトで県産品をご購入いただきますと、商品代2割引きと送料無料となる「長崎よかもんキャンペーン第2弾」も合わせて実施いたしております。ぜひこの機会に、長崎で生まれ育ったすばらしい県産品の数々を、大切な方々への贈り物として、あるいはまた、ご家庭におきましても積極的にご利用いただきますようお願いを申し上げる次第であります。
以上、2点、お願い、そして、ご報告をさせていただいたところであります。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、まず幹事社さんからご質問をお願いします。
航空機関連産業について(1)
それから、航空機産業の立地に伴って、その波及効果を高めるためにどういう取組を進めていくのかというお尋ねであります。ご承知のとおり、航空機関連産業は、次なる基幹産業としての可能性が高い分野であると考えているところでありまして、これまで、航空機関連産業クラスター推進協議会等を立ち上げ、地場企業を初め、様々な分野の関係機関の皆様方にもご参画いただいて、関連産業の誘致・集積を進めて、サプライチェーンの構築を目指していきたいと考えてきたところであります。そういった中で、県内の各企業におかれても、このクラスター協議会に参加される中で、具体的な技術認証の取得、技術力を高めるための取組に積極的なご対応をいただいているところであり、既に10社を超える中小企業の皆様方が、これまで造船関連産業で培った高い金属加工技術を生かして航空機産業に参入を希望されているところであります。県としては、こうした県内企業の皆様方と、三菱重工航空エンジン長崎工場との新たな取引につながるようなマッチング支援などに力を注いでいきたいと考えております。また、新たに航空機産業に参入したいという希望をお持ちの地場企業の方々もいらっしゃいますので、さらに参入が進むように、各企業のそれぞれの段階に応じた支援策の充実に力を注いでいく必要があるものと考えており、関連産業の誘致・集積を進めて、サプライチェーンの構築強化を図っていきたいと考えているところであります。
Go To トラベルキャンペーンについて
それから、Go Toトラベルとのスタンスについてのお尋ねであります。確かに、冬場を前にして、全国的に新型コロナウイルスの感染が再度拡大傾向で推移しているところでありますが、先ほども申し上げましたように、これまでの感染事例等を検証しておりますけれども、Go Toトラベル等で県内においでいただいた皆様方の感染事例というのは極めて少ない状況であります。したがいまして、これまでもお願いをしてまいりましたけれども、そういった方々と接触の機会も出てくる可能性もありますので、県民の皆様方には、やはり「新たな生活様式」の実践をぜひ継続してお願いしたいと思いますし、また、受入の各事業者の皆様方には、それぞれの分野におけるガイドラインの順守に向けて、引き続きご尽力をいただきたいと考えているところであります。
まだ、現段階では、本県においては、拡大傾向は見られないところでありますけれども、今後急激に増加するというような状況であり、また、その主たる大きな要因がこのGo Toトラベルにあるということになれば、その段階で、具体的な対応策を検討していく必要があるものと考えているところであります。
核兵器禁止条約について(1)
質問が二つあります。まず、一つ目が、核兵器禁止条約についてです。来年1月の発効が決まる中、日本政府も署名するよう求める活動が、被爆者や支援者を中心に行われています。こうした現状に対する長崎県の立場やお考えを聞かせてください。
もう一つは、本県の基幹産業についてです。三菱重工は、ジェット旅客機事業について大幅な縮小を行い、事実上の凍結だとも一部では報道されています。こうした中で、県内では、今月、航空エンジンの新工場でオープニングセレモニーが開かれました。県として、航空機産業と三菱重工を取り巻く状況の分析をどのように行っているのか、航空エンジンの今後の展望や期待について、知事のお考えを聞かせてください。
また、関連して、三菱重工は、洋上風車工場を、香焼などを候補地に、国内で設立する方針だと発表されています。県として把握している内容と、期待について聞かせてください。
まず、核兵器禁止条約についてのお尋ねでありました。核兵器の開発・使用・威嚇等を全面的に禁止した初めての国際条約となりますこの核兵器禁止条約が多くの国に批准されたことは、被爆者の方々を初め、多くの関係の皆様方の努力が実を結んだ結果であると、改めて、この間のご尽力に心から敬意を表したいと存じます。しかしながら、これまでも申し上げてまいりましたけれども、本条約には、核兵器保有国が署名・批准しておらず、国際法上のルールとして、批准していない国には発効後の条約の効力が及ばないということが課題とされているところであり、核兵器保有国と非保有国との間の溝が深まるということも懸念材料となっているところであります。こうした状況を踏まえて、日本政府は、この両者の溝を埋めるための橋渡し役として積極的にリーダーシップを発揮していくとの姿勢を示されているところであります。本県としては、国に対して、唯一の戦争被爆国として、核兵器保有国と非保有国とを結ぶ橋渡し役として指導的な役割を担っていただき、核兵器廃絶という最終的な目標の達成に向けて、これからもさらにご尽力をいただきたいとお願いを申し上げる次第であります。これまでもそうした要請を重ねてまいりましたけれども、一日も早く核兵器のない世界の実現に向けて、ご対応をお願いしたいと考えているところであります。
航空機関連産業について(2)
それから、航空機産業と三菱重工を取り巻く状況をどのように把握しているかとのお尋ねであります。三菱重工におかれては、これまでの稼ぎ頭でありました火力発電などのパワー部門において、世界的に脱炭素に向かう流れにあり、事業環境の不透明さが増しているものと考えております。加えて、コロナ禍により、主力の航空機事業が苦境に直面しているところであり、スペースジェット開発費が抑制されるなど、足元は大変厳しい状況にあるものと受け止めているところであります。一方、また、世界的な競争の激化から、長年にわたり本県経済を支えてきた造船業も低迷が続いているところでありまして、三菱重工とされても、長崎造船所で培った技術や人材などのリソースを活用した成長産業の構築が課題であったものと伺っております。
こうした中、今般、コロナ禍にあっても、比較的堅調で、今後成長が期待される事業として、三菱重工航空エンジンの長崎工場を立ち上げていただきました。航空機関連産業については、全般的には新型コロナウイルス感染症の影響により、航空事業の回復は相当の時間がかかるとされるなど、厳しい状況にあるものと考えておりますけれども、この長崎工場は、各国の国内線を初めとした、世界中の短距離エンジンの部品を製造する拠点でありまして、航空機の中でも、需要は先んじて回復してきているというお話を聞いております。三菱重工航空エンジンの島内社長からも、コロナ禍ではありますけれども、生産計画について大きな影響を受けているものではないといったお話もお伺いしたところであります。
県では、次なる基幹産業の一つとして、この航空機関連産業の育成に取り組んでいるところであり、こうした中で、核となる拠点施設が本県に誕生したということは、関連産業の成長にとって大きな弾みになるものと、期待を寄せているところであります。
洋上風車工場について
それから、洋上風車の件についてお尋ねがありました。実は、国内に、洋上風車メーカーが存在していないという状況については認識しているところでありますが、国内における工場建設等の可能性について、三菱重工さんが記者会見された以上のことは、現段階で承知していないところであります。去る10月29日に、三菱重工さんとヴェスタス社のプレスリリースがなされてところでありますが、それによると、「三菱重工の協力のもとで、日本の市場規模の拡大とコスト競争力が許せば、ヴェスタス社が日本での生産の確立を図る」とされております。また、三菱重工の細見常務の記者会見でも、「工場建設先はまだ絞り込んでいない」とされた上で、「巨大構造物のため、更地でなく、既存工場が対象となるのではないか」と述べておられる状況にあります。最エネ海域利用法の施行に伴いまして、洋上風力発電の市場の拡大も期待されているところであり、本県では、これまで国内外の需要を取り込むために、このサプライチェーンの構築、専門人材の育成に力を注いできたところでありますが、国内初のこうした洋上風車メーカーが、立地の可能性があるということであれば、私どもにとって待望のアンカー企業の創設にもつながってまいりますことから、今後の動きを重大な関心を持って注視していきたいと考えているところであります。
それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。
核兵器禁止条約について(2)
核兵器禁止条約に関連してお尋ねします。政府は、条約の締約国会議に開催に関して、被爆地での開催に否定的な考え方を示していますが、知事としては、締約国会議の開催についてどのように考えていらっしゃるのか教えてください。
それと、もう1点。冒頭、新型コロナの関連で、年末年始の分散休暇について検討を呼びかけられました。県としては、どのように分散休暇について取り組んでいこうと考えていらっしゃるか教えてください。
核兵器禁止条約の締約国会議を被爆地で開催してはどうかというお考えがあるのは、私も承知しているところでありますが、これに関して、菅総理は必ずしも賛同された状況ではないものと受け止めているところであります。私は、先ほども申し上げましたけれども、この核兵器禁止条約というのは、これはこれで非常に意味があるものであると考えております。開発・保有・威嚇、全てのことをしないという国々が集う形での条約締結がなされて、批准がなされてきたわけであります。ただ一方で、現実的な課題として、NPTの枠組みの中で、順次核兵器の縮減に取り組む立場もあったわけでありまして、やはり核兵器保有国と、この核兵器禁止条約に参加、批准をされた国々との溝が深まっているというような観測もまた見られるわけで、最終的には、これは、両者が融合して、一つのところに合意を得て参加していくということがやはり核兵器のない世界を実現するためには必要不可欠であると思っておりまして、そのために、やはり唯一の戦争被爆国として、日本は主導的な役割を担っていくとされておりますので、その立場は非常に重要なものであると認識をいたしております。したがって、国のお立場として、これからの活動を進められる際に、どういった軸足のもとで活動された方が一番動きやすいのか、そういった点についてはやはり国にお任せする以外にないのではなかろうかと、私は受け止めているところであります。
年末年始の分散休暇取得について
それから、年末年始の、例えば、休暇取得の分散化等についてであります。私ども、県庁・県の関係機関においても、年末年始をどう対応していくのかというのは、内部で検討中の段階です。専門家会議のご意見等もあったところでありまして、できるだけそういった方向に沿って調整を進めていく必要があるものと考えているところであります。年末年始の前に一定の方針をお示しできるように、調整を進めてまいりたいと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
3点お尋ねします。まず、新幹線についてです。国交省とJR九州との三者協議の開催について、その時期の目処と、県の考えをお伺いしたいです。
次に、石木ダムについてです。土地の明け渡し期限からもうすぐ1年が経ちます。今後、県としてどのように地権者と話し合いを進めていきたいと考えているのか。
最後に、IRについてです。事業者の公募の時期をいつから開始する予定でしょうか。
まず、九州新幹線の件で、三者協議の開催の時期、それに対する県の考え方ということであります。実は、国土交通省から、本県とも協議をしたいというお話は伺っているところでありますが、具体的な協議の時期や方法、内容などについては、まだお話が聞けていない状況であります。現在、国土交通省は、佐賀県との間で協議が進められているところでありますけれども、議論を前に進めたいとのお考えから、JR九州、あるいは長崎県とも様々な課題について協議をしたいというご趣旨のご提案ではなかろうかと受け止めているところでありまして、私ども長崎県としても、協議が前に進むことになればありがたいと思っているところであり、積極的に参加をさせていただきたいと考えているところであります。
石木ダム建設事業について(1)
それから、石木ダムの件でありますが、ご承知のとおり、話し合いの機会をいただきたいということで、面談の際にもそういったお話を申し上げましたし、また、土木部長からも、現地の反対地権者の皆様方にもお願いをさせていただいているところでありますが、やはり事業を白紙に戻さないと話し合えないというような状況でありまして、県としても、8割を超える地権者の皆様方にご同意をいただき、事業の促進についての要請をいただいている中で、これを白紙に戻してということはなかなか難しいことであると受け止めているところであります。ただ、いずれにいたしましても、相当の期間が経過している状況でありまして、引き続き、柔軟に話し合いの機会をお願いできるように、繰り返し相談をさせていただきたいと考えているところであります。
特定複合観光施設(IR)について
それから、IRの公募に向けたスケジュール等についてのお尋ねでありました。国においては、ご承知のとおり、基本方針(案)等について、去る10月9日から11月7日にかけて、パブリックコメントを実施されたところでありまして、恐らく年内には基本方針の策定・公表がなされるのではなかろうかと考えているところではあります。県の方では、現在、この国の基本方針(案)の修正内容等を踏まえて、並行するような形で、県の実施方針(案)の修正作業を進めているところであります。引き続き、県としても、この実施方針(案)のパブリックコメントを実施する必要があるのかどうか、検討を進める必要があると考えておりますが、併せて、佐世保市並びに公安委員会との法定協議の手続も必要になってまいります。こういった手続を経ながら、最終的には来年夏ごろの事業者選定に向けたスケジュールをこれから検討していきたいと考えているところであり、その詳細については現段階で取りまとめていないという状況であります。
石木ダム建設事業について(2)
ありがとうございます。石木ダムについてですけれども、話し合いというのはこれまでもずっと求められてこられていて、それが実現できていないという現状だと思いますが、理解をもとに促進していくために、話し合い以外の、これまでとは違ったアプローチでの理解の促進というのは考えていらっしゃいますか。
他にどんな方法がありますでしょうか。方法があれば、あらゆる手法について検討させていただきたいと思っております。
例えば、第三者を含めた話し合いとか、直接話し合うのが難しければ、別の人を介して話し合うとかはできるかなとは、個人的に思うのですけれども。
第三者を含めた話し合いといいますのは、例えば、これまでの事業認定申請後の一連の手続。これはいわゆる第三者機関を間に置いて、事業の公益性・必要性について、両者の立場から意見等の聴取をいただいたところでありますし、また、この間、第三者の方々に中に入っていただいて、反対地権者と私も直接話し合いの場を設けたこともございました。しかしながら、なかなかご理解をいただくまでには至らなかった経緯もあるわけでありますので、もっと地権者の方々のご参加がいただけるような機会の可能性があるか、ないか、本当に貴重なご提案をいただきましたので、検討してみたいと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線について、三者協議というのがある一方で、佐賀県の山口知事は、新たな提案があれば、JR九州や長崎県とも会うというような趣旨の発言をされていますが、三者協議によらないところで、長崎県として独自に佐賀県側にアプローチするということは考えていらっしゃらないでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたように、直接、知事と、腹蔵なく意見交換をして、具体的な課題認識を共有しながら、今後の解決に向けた一つの提案等もできないだろうかということで、会談のお願いをさせていただいてきたところでありますが、これまでにそうした機会をいただくことができなかったわけであります。その際には、新たな提案があればお聞きするけれども、これまでと同じような話であれば、そういった機会は設けられないというご趣旨だったと考えているところでありますが、実は先月末に九州地方知事会議が開催されまして、直接お話しする機会をいただきまして、両県に共通する様々な課題が存在しております。これは、いわゆる諫早湾干拓事業等を含めて、この新幹線問題もそうでありますし、そういったことに話が及びまして、そうであれば、この新幹線の問題についても、並行在来線の扱いでありますとか、あるいは、地域振興の問題、ルートの問題等含めて、いわゆる課題整理を行うような機会を設けてはどうだろうかという提案をさせていただきました。それに対しては、山口知事は、検討しますということで、お別れしているところでありますが、実はその後、新幹線の整備についての、どのような点を課題としてお考えになっておられるのかということを再度お聞かせいただきたいということで、部長間協議の場を設けたところであります。その際には、地方負担についてどのように考えられるのか、あるいは、在来線のあり方についてどうだろうか、地域振興ルート等についてご意見があればということで、それぞれの課題についてお話をお聞かせいただいたところでありますが、これまで、佐賀県議会等でご発言されている内容以上の具体的なお話はお伺いできなかったという報告をもらっているところであります。したがいまして、まだその段階では、知事と私とのやり取りについては恐らくご承知なかったものと考えておりますので、その後の状況については再度ご意向をご確認しながら、改めて、対談の機会、面談の機会をいただけるように努力していきたいと考えているところであります。
これまで九州地方知事会議のときにお話をされたのは、立ち話程度であったのか、部屋を設けて実際会われたのか、どのような感じで会われたのですか。
全くゆったりした時間取れませんでしたので、たまたま座る席が隣同士でありました。佐賀県知事から、諫早湾干拓事業の開門よろしくという話がありまして、私の方からも様々な地域振興、これまでも一緒に取り組んでいこうといった事業などもあったのですが、それが中断を余儀なくされているという状況もありますので、そういった点なども含めて、共通するような課題等について、新幹線の先ほど申し上げた課題等についても、課題整理を行うような機会が設けられないかというご提案をさせていただいたところであります。
そうしますと、これまで、新たな提案がなければ会わないということで、なかなか電話もできないし、会うこともできないという状況が続いたと思うのですが、山口知事と、多少なりとも、新幹線についてお話をされたのは、いつ以来でしょうか。ご記憶がもしあれば教えてください。
前回の九州地方知事会議以来ぐらいでしょうか、会議は春と秋に開催されますので。
なるほど。その時以来ということになるのでしょうかね。部長級協議とはいつごろあったのでしょうか。
11月5日に面談したものと聞いております。
それは、長崎県が佐賀県に出向いて、佐賀県で国交省と協議をされている地域交流部の南里部長と、長崎県の地域振興部の部長がお会いされて話をされたということでしょうか。
そうです。
具体的な課題整理をしようということで、何かもう少し具体的なお話をされたというのがもしあればお聞かせください。
論点、お尋ねしたい点について、こちらの方で取りまとめて、ご意見をお伺いしたという状況でありまして、その内容は、地方負担について、在来線について、その他いわゆるアセスルートの件でありますとか、これまでの投資効果等についてどのように受け止めておられるか、地域振興の課題についてどのようなご認識をお持ちであるのか、そういった点について意見交換を行ったと聞いております。
それについては、これまで、例えば、佐賀県議会で、山口知事や南里部長が答弁されている以上のものは特段なかったというようなお話だったということでしょうか。
そのように報告を受けております。
知事としては、今後、部長間協議もそうでしょうけれども、知事としても、山口知事に対して、引き続き面談を求めていきたいということでよろしかったでしょうか。
そう考えております。
わかりました。新幹線について、もう1点。昨日、与党のプロジェクトチームが開かれ、北陸新幹線について延伸の開業が1年半遅れるということと、工事の遅延が理由となり建設費が2,880億円程度膨らむというような報告がありましたけれども、西九州ルートへの影響としまして、現在既に大半の工事が終わっている長崎〜武雄温泉間については、特段あまり影響はないだろうということですが、今後の未着工区間の新鳥栖〜武雄温泉間の財源論議でありますとか、その整備についての議論について、何か影響が出るという指摘もあるようですが、それについて、知事はどのようにお考えでしょうか。
北陸新幹線の開業遅れについて、詳細は承知しておりません。他線区のことでもありますので、私からのコメントはなかなか難しい状況にあります。それから、九州新幹線西九州ルートについての工期延長、あるいは増額といったお話については、ご承知のとおり、令和4年秋ごろ開業する旨のご発表をいただいたばかりでありまして、予定どおり開業していただけるものと受け止めているところであります。事業費の増額等についても、現時点で関係機関からそういった話はお伺いしておりません。それから、これが、新鳥栖〜武雄温泉間の話に影響するのか、そこはまだちょっと私の段階でも読めない状況にあります。
大村市民病院の感染症指定医療機関辞退について
すみません、あと2点ほど。コロナの関係で、大村の市民病院で、専門医が退職するが、新たな専門医を確保できないということで、指定医療機関の辞退届を県に提出されたという報道があっています。指定医療機関の解除は来年の9月末ということですけれども、それまで、いわゆる専門医が大村市民病院にいないということによる実務面や、地域の影響についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
確かに、感染症指定医療機関の辞退届が提出され、その理由として、感染症患者の対応の中心となって取り組んでいただいた医師が退職されたということであるというお話は聞いたところであり、専門的なお立場の医師がいらっしゃらない。ただ、内科医の方々は複数おいでになりますので、どのような症状等の感染者の方々への対応が可能であるのか、恐らく重度等となるとなかなか難しい面があるのかもしれませんけれども、そういった重篤患者等の対応については、長崎大学病院であるとか、あるいは他の感染症指定医療機関での対応を含めて検討をしていく必要があるものと考えているところであります。
クルーズ船の受入体制について
わかりました。最後に1点。コスタ・アトランチカの集団感染の検証報告書に、クルーズ船の受入連絡協議会を立ち上げるということが盛り込まれていたと思うのですが、立ち上げる目処やメンバーについては、現状どのような感じになっているんでしょうか。
はい、この受入連絡協議会の立ち上げについて、報告書の中で触れていたと思いますけれども、これは、クルーズ船の乗客乗員の健康情報などを関係者で共有し、事案が発生した場合に、連携して対応するための組織として、そういった組織化の必要性に触れていたところでありますが、そういった組織に当たるものとして、「感染症対応連絡調整会議」を去る10月28日に立ち上げたという状況であります。この連絡調整会議には、出入国在留管理局、検疫所、運輸支局などの国の機関、そして、県警を含む県の機関、保健所や消防局などの市の機関、大学病院、クルーズ船の運航会社や船舶代理店など、クルーズ船の受け入れに関わる幅広い関係の機関の皆様方にご参加をいただき、第1回目の会議では、このクルーズ船に関する情報の共有や、関係者の連携の必要性について確認をしたところであります。今後は、さらに継続して、このクルーズの再開に対応した訓練の実施でありますとか、緊急時の対応計画など、この会議を継続しながら、安全にクルーズ船を受け入れるための体制整備に取り組んでいかなければいけないと考えているところであります。
それでは、最後の質問をお願いしたいと思います。ございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(3)
石木ダムについて伺いたいのですけれども、県として、今年度中に本体工事に着手するということで、予算措置もしていると思うのですけれども、様々な状況はあるのでしょうけれども、本体工事に踏み切るタイミングの大きな基準と、もし踏み切る場合、予算措置はしていることなので、何も言わずにやることもできると思うんですけれども、地元の方も反対する中で、事前に地元に知らせてやろうとしているのか、普通にやろうとしているのか、知事の考えをお伺いします。
本体工事については、関係予算は計上しているところでありますけれども、これから付替県道工事の進捗状況などを総合的に考慮しながら、年度内には着手したいと考えているところであります。その際、どういった手順を踏んでいくかということまでは、現段階では考えておりません。これから検討をしたいと思っております。
本体工事に着手する場合、こういう状況が整えばしたいと知事の中で考えているイメージというか、なかなか今の状況がまだ地元の方が反対する中で動いていない状況だと思うのですけれども、ここはこういうふうに変わればやりたいとか、もしくは、反対があまりに多ければ来年度以降の執行も考えていらっしゃるとか、もしお考えがあれば教えてください。
最も願っておりますのは、静穏な状況で、これはもう既に取得済みの用地内の工事になりますので、粛々と事業着手させていただきたいと願っているところであります。
それでは、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後1時30分から午後2時33分(63分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年10月7日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について
まず、私から、新型コロナウイルスの件についてお話をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、去る9月30日、県内では17日ぶりに佐世保市において2名の感染者が発生いたしました。9月の4連休などによって感染者の拡大も懸念されたところでありますが、9月以降の新規感染者数は、この2名を含めて6名に留まっているところであり、クラスターの発生等も見られず、一定、落ち着いているものと考えております。
なお、去る9月8日にお示しいたしました、「感染段階対応の目安」について、ステージを判断するための主な指標について見てみますと、病床占有率は入院患者数が1名であり、0.4%となっております。また、1週間の新規感染者報告者数は2名という状況であり、現在は、5段階のステージのうち、最も低い「ステージ1」に該当するものと考えております。
しかしながら、10月からは、「Go Toトラベル」に東京発着分が追加となることに加えて、「Go Toイート」、「Go Toイベント」など、新しいキャンペーンも順次始まってまいりますことから、県内においても、新たな人の流れが生まれることとなってまいります。一方、また、これから冬にかけて、新型コロナウイルス感染症と季節性のインフルエンザの同時流行も懸念されているところであります。そういった状況を踏まえ、県といたしましては、引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に、しっかりと取り組んでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方におかれましては、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離の確保など、「新しい生活様式」の実践を引き続き徹底していただきますよう、お願いを申し上げます。
なお、この新型コロナウイルス感染症の感染者を早期に発見し、クラスター発生を防止するため、県では、企業や社会福祉施設などに対して、健康管理アプリ「N-CHAT」を無償提供しているところであります。従業員の皆様方や施設利用者の方々の体調の変化をデータ化することで、全体の傾向を把握することが可能となってまいりますので、感染の広がりを早期に発見する手段となります。ぜひ多くの事業者の皆様方にご利用をいただき、お役立ていただきたいと願っているところであります。
併せて、厚生労働省が推奨しておられます、接触確認アプリ「COCOA」でありますが、感染の可能性をいち早く知ることができますので、スマートフォンをお持ちの皆様方におかれましては、積極的にこのアプリをインストールしていただき、ご活用をいただきますよう、お願いを申し上げます。
次に、新型コロナウイルス感染症に関する誹謗中傷等の問題でありますが、去る8月26日に開設いたしました新型コロナウイルス感染症に関連する専門の人権相談窓口につきましては、10月6日現在で12件の相談をお寄せいただいております。その主な相談内容としては、「インターネット上での誹謗中傷やデマ情報の投稿」、「感染者や濃厚接触者ではない方への職場からの自宅待機要請や過度な行動制限」などがあります。県民の皆様へ重ねてのお願いでありますが、新型コロナウイルスに関連した誹謗中傷や偏見、あるいは差別等は厳に慎んでいただきますよう、引き続きご協力をお願い申し上げたいと存じます。
次に、今回の議会でもお示しをいたしましたけれども、『クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」における新型コロナウイルス感染症クラスター発生事案検証報告書』を取りまとめましたので、ご報告をさせていただきます。
このコスタ・アトランチカ号が長崎港を出港して以来、クルーズ船内で発生した新型コロナウイルス感染症の集団感染における一連の対応を教訓として、今後のクルーズ船の受け入れに活かしてまいりますために、県及び長崎市で検証作業を進めてまいりました。検証にあたっては、本事案に対応をいただいた関係者からご意見をいただきますとともに、外部有識者を含めた検証評価委員会を設置し、評価をいただいた上で素案を作成し、一昨日閉会いたしました県議会に報告させていただき、最終報告書として取りまとめたところであります。
この報告書においては、国に対して、クルーズ船における大規模な集団感染への対応に主体的に関わっていただけるような体制を構築していただきたいということをお願いするほか、船内の感染管理体制などに応じた、船の受け入れに係る運用指針の作成、あるいは、官民で新たな組織を設置し、情報共有を図ることなどをその内容に盛り込んでいるところであります。報告書作成にあたっては、国からもご意見等を頂戴したところでありますけれども、改めて、今後、国に内容を報告するとともに、県が行うべき取組を速やかに進め、安全・安心なクルーズ船の受け入れに活かしてまいりたいと考えているところであります。
この検証報告書の取りまとめにあたり、検証評価委員会の委員の皆様をはじめ、課題や対策についてご意見をいただいた各関係の皆様方に心からお礼を申し上げる次第であります。
私からは以上でございます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
クルーズ船について(1)
それでは、まず幹事社の方からご質問をお願いします。
『クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」における新型コロナウイルス感染症クラスター発生事案検証報告書』についてです。国に対して、主体的に関わって欲しいところは、具体的には、どのようなことを想定して関わって欲しいとしているのかを教えてください。
今回の一連の対応に当たっても、国の関係省庁から専門家をご派遣いただき、様々なご指導、ご助言をいただいてきたところであります。これは、感染症の専門的なお立場から、船内での感染拡大防止、あるいは、市中への感染拡大をどう防ぐのか、医療提供体制に過大な負荷を与えることがないような体制をどう進めていくのか、一定収束に近づいてまいりますと、関係国に対する帰国を進めていかなければなりませんけれども、こういったことについても国家間の連絡調整、そして、特に、各国において、陰性の証明手続がそれぞれ異なっているといった点、あるいは、帰国の途につかれる際に当たっての人の搬送等様々な課題が生じるわけでありますけれども、やはりそういった面で、国のお立場から積極的に各国との調整を図っていただくような事項、あるいは、より広域的な観点に立って、専門家の派遣、指導をいただくような内容等も含まれておりますので、どうしても一地方だけでの対応ではなかなか難しい課題があると改めて認識をしたところであります。国におかれても、クルーズ事業という、これからも発展の可能性がある分野にどう向き合っていくのか検討がなされているところでありますので、そういった動きの中で、本県の意見もしっかりと申し上げ、ご協力をいただきたいと考えているところであります。
今後のクルーズ船の受け入れについてです。知事としては、観光面を含めて、クルーズ船の受け入れにどのような考えをお持ちか、受け入れるとなった場合、コロナの収束など、どのような段階になれば受け入れができるのか所感を教えてください。
国においては、こういったクルーズ事業に対応していくため、まずは、国内クルーズから段階的に拡大していく必要があるのではないかと。そういった中で、クルーズ船内での健康管理体制のあり方、あるいは、万が一感染者が発生した場合にどのような措置を講じていくのか、そういった面から検討がなされているというお話を聞いているところであります。したがいまして、順次、試験的な国内クルーズの再開から、課題の検証等を進め、最終的にはやはりこれからの大きな市場として期待できる国際クルーズにどう向き合っていくかという課題になってまいりますけれども、やはりこのクルーズ船の問題、国際的なクルーズ船の受け入れに当たっては、まだまだ国際的なルールが確立されるまでには至っていないと受け止めているところでありますので、船籍国、あるいはクルーズ会社、船の所有国、受入国、受け入れのための自治体、それぞれの立場がありますので、それぞれの立場に応じた役割分担をどう考えていくのか、一番大きな課題になってまいりますのは、万が一船内で感染者が発生し、クラスター化するといった場合に、どういった受け入れ体制、調整、支援体制を講じていけばいいのか、そういった点については、いま少し検討を深めていく必要があるものと考えているところでありまして、そういった体制づくりを進める。そして、また、特に県といたしましては、港湾管理者の立場として、どういう形で、安心していただけるような形でクルーズ船を受け入れていくことができるかということが大きな課題となってまいりますので、関係条例の制定の可能性等含めて、これから検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。できるだけ早くそういった受け入れ体制を整えた上で、そして、また、これは、県だけの対応で、安全・安心な体制づくりを十分行うということは難しい状況でありますので、国の関係機関、あるいは民間の方々とも、一連の体制づくりにご協力をいただき、情報を共有し、指針を策定したり、訓練を行ったりという必要も出てくるものと考えておりますので、順次、一連の対応策を、これから積極的に進めていかなければいけないと考えているところであります。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
新幹線の西九州ルートについてです。昨日、自民党の佐賀県連が、国交省に要望書を提出されていますが、このような動きについての知事の受け止めと、今後の国交省と佐賀県との協議について把握されていることがあれば、内容を教えてください。
佐賀県と国土交通省の間では、今後の整備のあり方について協議の場が持たれているところでありますけれども、先般、国から、5つの整備方式に対応できるような環境影響評価調査の提案がなされて、これについては、山口佐賀県知事がお断りになられたという話を聞いておりますが、その後も、佐賀県議会等において積極的なご議論があったということをお聞きしているところであります。また、先般は、佐賀県議会としても、国土交通省と積極的な協議を進めるようにという決議がなされたというお話を聞いているところでありまして、こういった中で、積極的な議論がなされているということは極めて意義深いことであろうと考えているところであります。そういった中で、佐賀県議会としても、国土交通省との協議を積極的に進めるようにという方針をお示しになっておられるということでありますので、精力的な調整が進められ、一つの方向性が早期に得られるよう、願っているところであります。
クルーズ船について(2)
知事のクルーズ船のお話から数点お伺いします。検証報告書の中には、港湾管理条例の改正の検討と、緊急時対応計画の策定ということが記載されていますが、条例を改正するとなった場合、いつの定例会に改正案を提出したいと考えられているのかというのが1点と、この緊急時対応計画については、いつまで、どのくらいまでに策定をしたいと考えられているのか、まず、この2点からお伺いします。
できるだけ早く受け入れ体制を整備していくことが必要になってくるものと思っておりますが、港湾管理条例の中で、港湾管理者として、寄港の受け入れを決定する際の仕組みが、国における検討課題と関連が出てくるかどうかということに留意が必要ではなかろうかと思っております。港湾課はその辺については、何か特別に目安を考えていますか。
できるだけ早くということで、今、考えております。
一定、国の動向等も踏まえた上で、規定の整備等を進めてまいりたいと考えております。それから、幅広く関係者間で集まって課題を共有し、一つの取り扱い指針として取りまとめていくというのは非常に大事なことであろうと思っております。したがいまして、この点も、国、関係機関との情報の共有化といった面も出てまいります。したがって、現場サイドでのそういった会を立ち上げるということは、できるだけ早く進めていけるものと、こう考えておりますけれども、最終的な形で、指針の取りまとめも国における指針に影響するような項目が、どのようなものが出てくるのか、そういった動きを見極めていく必要があるのではなかろうかと考えております。
わかりました。民間クルーズ事業者の判断や、国の動向など予測がなかなか難しいのかもしれないですが、国内クルーズと国際クルーズはいつごろ再開するのかの見通しについては全く立っていないような状況でしょうか。
国内クルーズは、近々、始められる可能性があるのではなかろかと考えています。ただ国際クルーズ船については、まだまだ新型コロナウイルス感染症の動向を十分踏まえた上で、お客様にいかに安心していただけるか、また、我々受け入れサイドとしても、県民の皆様方にいかに安心していただく環境をつくっていくのかというのは非常に重要になってくると考えておりますので、いま少し時間がかかるのではなかろうかと考えています。
国内クルーズについては、「近々始められる可能性があるのではなかろうか」というのは、9月の中頃、国交省の方が指針を出したような記憶があるのですが、そういった動向等を踏まえてご判断されているということでしょうか。
そうですね、具体的な話はまだ聞いておりませんけれども、そういった検討が進められているということは、段階的に国内クルーズを着手していこうと目されておられるものと受け止めております。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
わかりました。続きまして、新幹線についてお尋ねです。自民党の佐賀県連が、与党PT(プロジェクトチーム)の細田座長に要望した際に、細田座長が記者団のぶら下がり取材に対し、新鳥栖〜武雄温泉の整備方式について、12月の政府予算の決定までに方向性を見出したいという旨の発言をされています。一方で、国交省はこれまで佐賀県との協議をする中で、環境アセスを実施しながら、その中で整備方式については腰を据えてしっかり議論していきましょうということだったと思います。細田座長の発言は、国交省のこれまでの方針とちょっと変わってきているのかなという印象を個人的に受けたのですが、その細田座長の発言について知事はどのように受け止められておられるのでしょうか。
どういう経過でもってそのようなご発言になったのかは、私も承知しておりませんけれども、一定、今、この西九州ルートが置かれている環境というのは、これまでも申し上げてきたとおり、未整備区間を抱えております北陸新幹線、そしてまた九州新幹線西九州ルートは、令和5年度の新規着工を目指していこうとしているわけでありますけれども、その前の手続として、環境影響評価調査が必要となってくる。来年度の予算決着までには考え方を一定整理したいというお考えのもと、ご発言をなさったのではなかろうかと推測しておりますけれども、詳細には承知しておりません。
重ねて、知事としては、今回の細田座長の発言が報道のとおりであるならば、比較的早い段階で、整備方式がフル規格に固まるということであるならば、それは歓迎すべきという理解でよろしいでしょうか。
そうです。
石木ダム建設事業について(1)
わかりました。石木ダムの建設計画の件でお尋ねしたいんですけれども、現在付替道路の工事現場に住民の方々が座り込みをされておられまして、私物の撤去が現在課題に挙がっていると思いますが、8月までの工期が10月末まで2カ月間延長され、10月に入りました。現状、まだ私物はそのまま現場に置かれていると思うのですが、今後その私物について、工事を今月に終わらせるとすれば、今、お願いベースで撤去をするようにお願いされていると思うんですけれども、今後は、法に基づいた撤去なども視野に入れているということなのでしょうか。
現在、事業に反対されている方々のテーブル、椅子などが工事現場内に持ち込まれて工事の支障になっているような状況であり、早期に撤去していただけるように、要請を重ねているところでありますが、これをどういう形で撤去していただくのか、撤去させていただくのか、これまだ具体的に手続をどうとっていくのかということについては、一定の結論が得られているような状況ではありません。できるだけ現場で大きな混乱を来すことがないように対応していかなければいけないと考えているところであります。できる工事箇所から着手をしていくなどの方法が講じられないのかといった点も含めて、検討をしていく必要があるのではなかろうかと考えております。
Go To トラベルキャンペーンについて
最後に、先ほど知事も冒頭触れられましたけれども、10月から「Go Toトラベル」に東京が追加され、つい先日、東京から、愛知、長崎、佐賀と、「Go Toトラベル」を利用して来られた方が、恐らく東京で感染して、九州に来られたという報道がされています。今後、そういうことも増えてくる可能性もあるかと思うのですが、例えば、東京が追加されたことで、県として、感染対策について、何らかの対応を既にされたのか、もしくは、今後新たにそれについてされる予定であるのか教えてください。
「Go Toトラベル」については、これまでも東京都以外の圏域の皆様方にお出かけいただいているわけであります。最初は、感染事例が相当拡大していくのではないかというご心配をいただいていた向きもありますけれども、散発的に疑わしい事例が出ておりますけれども、大きなクラスターの発生等につながってきた事例はございません。対象地域が東京に拡大することによって、一定、来県していただくお客様の数は増えていくものと考えております。それに伴ってリスクも生じてくるものと思っておりますけれども、これまでたび重ねて受け入れていただいております観光関連事業者の皆様方、これは特に、ガイドラインに基づく対応策の徹底を繰り返しお願い申し上げ、現場確認などもさせていただいてきたところ、大きな感染拡大の要因となるには至っていないと受け止めているところであります。したがいまして、東京からお越しになられるということになると、一定、観光客が増加していくものと期待をいたしているところでありますが、引き続き、各事業者の皆様方に万全の対応をもってお迎えいただき、感染拡大の防止にご協力をいただければ十分対応できるものと今の段階では考えているところであります。
わかりました。幹事社からは以上です。
十八親和銀行の発足について
それでは、各社の皆様からご質問をお願いしたいと思います。
NHKから3点質問させていただきます。まず1点目は、10月1日、新銀行「十八親和銀行」が誕生されました。セレモニーの場でも、知事に所感を述べていただいたかと思いますが、改めて、新銀行に期待することなどあれば、教えていただけますでしょうか。
このたび、親和、十八、両銀行におかれては、経営体制を強化され、住民生活、あるいは地域経済を引き続きサポートしていく役割を担っていただくということで、合併という経営判断をなされたところであります。それに伴って、新たな銀行が誕生をしたところでありますけれども、今後とも、地域にとってなくてはならない銀行として、長年にわたって培ってこられたノウハウ、豊かな人材、そして、また、グループとしての総合力を生かしていただき、地域の活性化のために一層のご貢献をいただきたいと、期待を寄せているところであります。特に、今日、新型コロナウイルス感染症の拡大ということもあって、大変厳しい経済状況に直面しているところでありますけれども、これから経営環境が変化する中で、どういった分野に新たな成長の可能性を見出していただくのか、そういった意味で、各企業の皆様方を引き続きしっかりとサポートしていただければありがたいと考えているところであります。新たな事業創業、起業、あるいは新たな事業の承継、さらには海外に向けた市場開拓、新分野におけるビジネスチャンスの拡大など、積極的に指導、支援していただけるものと、期待を寄せているところであります。
菅新総裁就任について
ありがとうございます。2点目です。菅新総裁が就任されてしばらく経ちました。デジタル庁の創設や、行革への取組など進められていますが、長崎県として、中村知事として期待されていることがあれば、お聞かせいただけますでしょうか。
新総裁が誕生してまだ間もない状況にありますけれども、まずは新型コロナウイルス感染症対策を重点的に取り組みたいというお考えを示されておりますし、これとまた経済の再生に向けた様々な支援策、そして、また、規制改革でありますとか、デジタル改革、そういった分野についても、積極的な方針をお示しになっておられるところであります。また、各国首脳とも電話会談などをされて、精力的な活動を再開されたものと考えておりまして、様々な課題が山積する中で、これまで以上にリーダーシップを発揮していただき、国の発展のためにご活躍いただけるものと、ご期待を申し上げております。
核兵器禁止条約について
ありがとうございます。最後に3点目は、核兵器禁止条約に関することです。今月にも、発効に必要な50カ国の批准に達するかという報道もありますが、発効に対する期待や、知事のお考えをお聞かせください。
この核兵器禁止条約は、2017年7月に、核兵器のない世界の実現に向けた新たな枠組みとして国連で採択されたものであります。県内においても、被爆者を始めとする関係の皆様方が、全ての国に対してこの条約の批准を求める国際署名活動に取り組んでこられたところであります。そうした中、批准まで残り4カ国という状況になっているものとお聞きしているところでありますが、ただ、本条約で最大の課題といいますと、やはり核保有国が署名、批准していないということでありまして、我が国においても懸念されておりますように、核保有国に発効後の条約の効力が及ばないということが課題となり、核保有国と非保有国との間の溝が深まりつつあるという受け止め方もなされているところであります。したがいまして、そういった状況を受け、日本国としても、この両者の溝を埋めるために、積極的にリーダーシップを発揮していきたいという姿勢を示されているところであり、引き続き、国においては、そうした役割をしっかり担っていただき、一日も早く、核兵器のない世界の実現に取り組んでいただきたいと願っているところであります。
災害時における実名公表について
質問が2点あります。1点目が、災害時の死者、行方不明者の実名発表に関する質問です。政府の方は、死者、行方不明者の氏名公表に関して規定は設けていません。公表については各自治体に判断が委ねられているところです。7月の九州豪雨では、九州内で亡くなった77人のうち、長崎県の2人を除いては全員実名でした。熊本県では65人お亡くなりになられましたけれども、全員の遺族から同意が取れたとして、全員の実名を発表していますけれども、知事として、災害時の死者の氏名公表について、どのようにお考えでしょうか。
亡くなられた方々等を含めて、原則、公表させていただくという考え方で臨んできているところでありますが、ご遺族の皆様方が反対される場合、あるいは、住民基本台帳の閲覧制限があるなどの場合等については、これはやはり控えていく必要もあるものと考えているところでありまして、公表に当たっての一つの基準、実名公表によってどのような利益が得られるのか、あるいは、公表によって侵害される被災者、あるいは家族の方々の名誉やプライバシー、そういったものを個々、具体的に、事案ごとに検討し、判断をしていく必要があるものと考えているところでありますが、今回の災害によって亡くなられた方々、今回の事例においては、家族の皆様方が強く反対されたという事情があり、公表を控えさせていただいているところであります。その点については、ご理解をいただければと思っているところであります。
押印等見直しについて
2点目が、政府の方で進めている行政改革の件で、脱ハンコという動きがあります。今日、政府が規制改革推進会議の会合を開いて、菅首相が、全省庁の行政手続を対象に、押印の廃止や、書面対面主義の見直しに向けた方針を速やかに策定するよう指示をしています。わかる範囲で、長崎県における脱ハンコについて、現状、今後の方針、考え方については、どのようにお考えでしょうか。
一連の手続のスピードアップ、デジタル化への対応等を考える場合に、脱ハンコというのは、有力な選択肢の一つではなかろうかと考えているところであります。現状としての進捗状況は、担当所属より後ほど報告をさせていただきますが、今はまだまだハンコの世界である可能性が多分にあるんではなかろうかと考えているところであります。様々な決裁文書でありますとか、情報共有のための文書、これは、一度閲覧したというチェックのためにもハンコを押したりする場合がありますので、これからの仕事の進め方を改革していく際にどう対応していくのか、しっかり検討を進める必要があるものと思っております。
クルーズ船について(3)
クルーズ船の関係でお尋ねです。報告書で、検討事項として上げられている港湾管理条例の改正は、国内クルーズの対応に当たっても必要な措置とお考えでしょうか。
国内クルーズの場合には、特にありますか。
国の安全対策の部分との整合を見ながら、国内クルーズについても感染症を考えなくてはいけないという部分が出る可能性があるのかどうかを判断していかなければならないと思っております。
国内クルーズですから、比較的クルーズ期間も短いものになると思いますし、クルーズ船内で感染事例が発生した際には、基本的には、出港地等での対応等も念頭に入れておられるところでありますので、そのときどきの状況にもよりけりなのだろうと思いますけれども、直ちにこの条例改正を行って、審査のあり方を変更すべきだというところまでは、今のところないのではなかろうと考えています。
ありがとうございます。もう1点ですが、その条例改正によって対応する以外の方法というのは、現時点でまだあるとお考えでしょうか。
クルーズ船が港に入ってくるときの、感染者が多数いる際に、入港を拒む法律等がございませんので、それ以外の方法としては、今のところ考えきれないところでございます。
したがって、条例を改正せざるを得ないということです。
わかりました。もし具体的に、どのような改正をというのが、知事の中でお考えがありましたら、お聞かせいただきたいのですが。
やはり船内の感染状況、あるいは健康管理の取組の状況、そういった情報が全くない状況の中でクルーズ船を受け入れていくということに関しては、大型クルーズ船になると、数千名の乗員、乗客が寄港し、長崎にお越しになられるわけでありますので、地域の医療体制の負荷も相当大きくなってくる可能性があるものと考えておりますし、現実問題として、一地域だけで対応できる能力があるのか、ないのか、そういった問題も考えなければいけないと思っているところでありますので、そういった場合に、総合的に判断をして、受け入れをお断りさせていただくという選択肢も残しておく必要があるものと思っております。
次期長崎県総合計画について
総合計画について1点と、あとは、産業活性化について2点ほどお伺いします。よろしくお願いします。
まず総合計画についてです。先般、総合計画の素案を公開されましたが、かなり目立つところにキャッチフレーズを策定されるということが出ていました。長崎県を取材していると、本当に100年に1度の変革の年だなと感じているんですけれども、ただ、この現状をほとんどの方が点でしかとらえておらず、線や面としてとらえている方はほとんどいらっしゃらないし、市民や県民の方に伺っても、現状、変わっていく、前向きになりつつあるということをとらえていられる方はほとんどいないと思うので、非常にキャッチフレーズというのは大事だと思っています。大体キャッチフレーズを策定するとなると、リクルート、電通、博報堂、あるいは有名なデザイナーに丸投げして、終わったり、安直に、県民や市民に公募して、お茶で濁すような形のものが多いのですけれども、どういったレベルのキャッチフレーズを考えておられるのかということをまずお尋ねします。
新たな総合計画の策定作業を進めているわけでありますけれども、この総合計画の中には、長崎が、様々な、大小のプロジェクトが進められており、大きく変わっていく時期を迎えている、そういった内容についても盛り込むこととしているところであります。この総合計画にキャッチフレーズをつけようかと考えておりますのは、長崎県総合計画、これは県の総合計画であることに変わりないんでありますが、旗印は、県が、行政がお示しをするわけでありますけれども、その実現のためには、幅広い県民の皆様方、お一人お一人の積極的な参画が必要不可欠でありまして、一緒になって取り組んでいただかないと、目標達成は期待できない状況であります。したがって、県民の皆様方も積極的に県政に参画をしていただき、一緒になって、この総合計画を達成して、よりよい長崎県をつくっていこうというような気持ちを共有できるような形で、キャッチフレーズなども検討したらどうだろうかと考えてきたところであります。今日まで、次の世代を担う高校生の皆様方、あるいは大学生の方々、有識者の方々による懇話会などの機会を通して、様々なご意見、ご提案等もいただいているところであります。したがって、今、専門事業者に対する委託などは考えておりませんで、既に数多くのご提案もいただいているような状況でありますので、そういった中から庁内で案を検討させていただき、キャッチフレーズを設けていきたいと考えているところであります。
わかりました。次に、企業育成、産業育成についてです。今、県では、ICTの研究開発拠点の誘致とか、ウラノさん、アークレイのような、ものづくりの中堅企業を誘致され一定の成果は上がっていると思うのですけれども、今後、どんな分野の企業を長崎県に誘致されようとお考えでしょうか。
一つ大きな流れとして考えていかなければいけないと思っておりますのは、この新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、働き方が大きく変わっていく可能性があるんではなかろうかと思っております。これまでなかったような、首都圏からの人口流出が流入人口を超えるというような状況も見られるということでありますので、これからは、しっかりとリモートワークなどを呼び込む中で、地方でも十分仕事ができるという評価を得られれば、例えば、サテライトオフィスなどの立地も期待できるものと考えておりますので、こういった流れについては、市や町、関係自治体の皆様方とも力を合わせて、積極的に取り組んでいく必要があるものと考えているところであります。一方で、どういった分野の産業の誘致・育成に力を注いでいくかということでありますけれども、これまでも申し上げてまいりましたように、今日、基幹産業として中核を支えてきていただいた造船関連、あるいはプラント分野が非常に厳しい状況に直面しているわけでありまして、新しい基幹産業の創出を目指していかなければいけないと思っております。そのため、航空機関連、AI・IoT・ロボット関連、そして、海洋エネルギー関連の3分野を、これからの成長分野と考えて、積極的な誘致・育成に力を注いでいくべく、計画も策定をしながら取り組みを進めているところでありますけれども、引き続き、こういった分野の発展のために、力を注いでいく必要があるものと考えておるところであります。一方でまた、Society 5.0でありますとか、5Gといった大きな次の時代に向けた流れも加速化されてくるものと思っておりますので、そういった分野にしっかりと対応できるように、既に、研究開発型の研究拠点も幾つか立地していただいておりますので、そういった分野の流れとも一緒に力を合わせながら、新しいサービスの創出、新たなビジネスチャンスの拡大を目指していきたいと考えているところであります。
ありがとうございます。あともう1点なんですけれども、今、言及していただいた、航空機関連、AI・IoT・ロボット関連、海洋エネルギー関連、それ以外に電子部品で、ソニーに大型の投資をしていただいているように、かなり一定の成果は出ているのではないかなと思っているのですけれども、知事としては、現状については、どのような評価をされていますか。
この3つの分野を、しっかりと県内産業の支えになれるような、中核的な分野になっていただけるよう、発展させていく必要があるものと考えているところであります。現状について少し申し上げますと、航空機関連産業であります。これは、大手メーカーと既に取引関係にある県内企業を核といたしまして、航空機産業クラスター協議会を立ち上げて、企業間の連携でありますとか、ビジネスマッチングの支援等を行っているところでありまして、既にこれまで10社を超える中小企業が、造船関連産業で培われた、高い金属加工技術を生かして、この航空機分野に参入をしていただいているところであります。また、年内には、大手重工のメーカーの工場が稼働予定となっておりますので、県内企業とのさらなる取引拡大も期待されているところであります。したがって、今後は、計画を上回るペースで、この産業分野の誘致・育成を図ってまいりたいと考えています。それから、海洋エネルギー関連産業分野でありますけれども、五島市沖が県内初の促進区域に指定されて、現在、国が発電事業者を公募中でありまして、来年6月ごろには選定される見込みとなっているところであります。したがいまして、引き続き、県内企業の受注体制の強化を図っていこうと考えているところであります。一方、去る10月1日には、この海洋産業クラスター形成推進協議会で、長崎海洋アカデミーを開設していただきまして、海洋エネルギーに関連する専門人材の育成機関を立ち上げていただいたところであります。これは、県内にこういった専門人材を育成する機関が全くなかったということから、日本財団の支援を受けて、国内で初めて設けたところでありますけれども、こうした取組は大きなチャンスになっていくものと考えておりますので、しっかりと人材育成拠点として、あるいは様々な技術交流拠点としての発展を目指してまいりたいと考えているところであります。それから、AI・IoT・ロボット関連でありますけれども、これも先ほど申し上げたような、幾つか大手企業の研究開発拠点が設けられたところでありますけれども、やはり県内の技術力をいっそう高めて、ビジネスマッチングに結びつけていく必要があるものと考えておりまして、県内企業の技術者向けに、専門人材育成のための、先端技術の習得講座を開設しております。それから、また、先ほど触れさせていただきました大手企業の研究開発拠点では、新たなサービスの創出に向けた開発実証等、これは県内企業とのタイアップも含めて進めていただこうと考えておりますけれども、そういった開発実証事業に対して、支援も引き続き行ってまいりたいと考えているところであります。こういった分野は全国的に成長分野と見なされているものと考えておりますけれども、本県の強みを最大限に生かしながら、しっかりと結果に結びつけることができるように、努力してまいりたいと考えているところであります。
関連してもう一つお伺いしたいのですけれども、長崎県は、非常に造船が厳しいと言われる中で、比較的、これから伸びそうな分野を、割としっかりとしたポートフォリオの中でやれているのではないかなという印象があるのですけれども、現在のこの状況というのは、登山で例えると何合目まで来ているとお考えでしょうか。
例えば、半導体関連産業は、ソニー様を中心に、造船関連産業分の出荷額を補填するくらいの率で伸びているわけであります。しかしながら、先ほど申し上げたような、3つの産業分野、これはまだまだ、これから大きく育てていかなければいけないと考えているところでありまして、これからのことを考えると、まだ、成長の途についた段階であろうかと受け止めているところであります。他地域との競争になってくる時期を迎えているものと思っておりますけれども、本県の優位性を用いながら、また、立地ポテンシャルを最大限にアピールしながら、さらなる、中核企業、アンカー企業の誘致・育成に力を注いでいかなければいけないと思っております。
最後のご質問にしていただきたいと思います。ございませんでしょうか。
石木ダム建設事業について(2)
1点だけ質問です。長崎新聞さんが、石木ダムについてお尋ねになった際に、「できる工事から着手できるか検討していく必要がある」とおっしゃっていましたけれども、具体的に本体の工事につながるというものでしょうか。それとも、その他の工事でしょうか。
まずは、取付道路の付替工事を行っているところでありますので、その工事をやはりしっかり進めていく必要があるものと考えております。
その残り150メートルの工事の中の進められるところから、着手できるところからという意味だったということでよろしいでしょうか。
今の段階ではそう考えております。
長崎県の観光について
新幹線の与党PT(プロジェクトチーム)では、22年度の秋ごろに開業を目指すという方針が出ておりましたが、いずれにしてもかなり遠い、まだ先のお話。今、クルーズ船の話を聞いても、なかなかすぐに受け入れることは難しい状況。長崎の主に観光に関して、県はどのような経済対策というものを立てているのか、何か具体的なものがあったら教えてください。
県内観光については、この新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、多くの宿泊施設でキャンセルが相次ぎ、特に、団体旅行であります修学旅行については、ほぼ皆無の状態になっていたところであります。そういう状況の中、当県は、比較的感染数の少ない状況で推移しており、また、いわゆる第1波の段階においては、2カ月半にわたり、新たな感染者も出ていなかったということもあって、県独自のキャンペーンを、全国に先駆けて展開をしてきたところであります。まずは、県内の皆様方の魅力再発見の旅を、提案をさせていただき、そして、「Go Toキャンペーン」に先んじて、全国からの誘客キャンペーンにも取り組んできたところであります。そういった中で、徐々に、稼働率も回復傾向で推移しているのではなかろうかと思っておりますけれども、問題は、今後の動きがどうなるかということであろうと思います。一旦、春先の、例えば、修学旅行、ほとんど全部、ゼロに近い形でキャンセルが相次いできたところでありますが、秋、冬に先延ばしされた修学旅行が計画どおりおいでいただけるのかどうか、こういった動向もしっかりと見極めていく必要があるものと思っているところであります。したがいまして、今のような状況、今は、9月の感染者が6人に留まっている状況であり、全国からお越しいただく皆様方にとっても安心してお出かけいただきやすい環境にあるんではなかろうかと考えているところでありますけれども、そういった中を、お客様がどうご判断なさって、これから本県にお出かけいただけるのか、安心してお出かけいただけるように、しっかりと情報提供等をさせていただく必要があるものと思っております。
観光業者というのは疲弊しておりまして、もう待ったなしの状況であります。中長期的に県が示すことによって、もう少し頑張るという気持ちにもなると思うのですけど、今の話ですと、中長期的には見守るしかないということでよろしいですか。
決してそういうことを申し上げているわけではありませんで、環境が整えば、積極的に誘客のための情報PRこれは既に、「Go Toキャンペーン」もスタートしておりますので、SNS等を活用した様々な情報発信には力を注いでいるわけであります。「Go Toキャンペーン」を、私は、感染拡大のリスクがある中で積極的に受け入れていこうと一貫して申し上げてきたところでありまして、それだけの体制整備のご協力をいただいてきたところでありますので、より多くの皆様方に安心していただけるような形でお出かけいただけるように、情報発信も引き続き力を注いでいく必要があるものと思っております。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後5時10分から午後5時55分(45分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年9月8日 臨時記者会見
会見内容
令和2年台風第10号について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
今日は、私から2件ご報告をさせていただきます。
まず1点目は、台風第10号に関することであります。今回の台風第10号は、大型で非常に強い勢力で、県内全域を暴風圏に巻き込みながら通過し、県内各地域に大きな被害をもたらしたところであります。15名の方々が重軽傷を負われ、家屋や施設の損壊、農林・水産・港湾等の施設でも大きな被害が発生したところであります。負傷をされ、また、被害を受けられた皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
今回の災害に当たりましては、国や関係機関等から多くのリエゾンを派遣していただき、関係各所との連絡調整・応急対策にお力添えを賜りました。特に、総務省、経済産業省、国土交通省は本省からリエゾンのご派遣をいただき、また、九州農政局からもご派遣をいただいたところであります。心から感謝を申し上げる次第であります。
また、報道関係の皆様方におかれましては、台風の接近に際して、事前対策や避難の重要性等について丁寧に報道していただきました。県民の皆様方の避難等に結びついたものと考えているところであり、厚くお礼を申し上げる次第であります。
また、県民の皆様方には、台風に対する事前の備えに加えて、5万人を超える方々が避難所へ避難され、また、ホテル等への避難も行っていただいたところであります。こうした県民の皆様方の命を守る行動によって、被害を最小限に抑えられたのではないかと考えているところであります。改めて、深くお礼を申し上げる次第であります。
なお、本日16時現在でありますが、約1万6,000戸で停電が続いております。引き続き、関係機関と連携の上、早期の復旧に取り組んでいただいているところであり、明日までには復旧が完了する予定であると伺っているところであります。
未だ、農林・水産関係等については、被害の全容が把握されておりませんけれども、生活インフラ等の被害は大方判明しており、今後はその復旧・復興に努めてまいりますとともに、農林水産業をはじめ、各事業者の皆様方の早期事業再開に向け、引き続き全力で支援してまいりたいと考えているところであります。
★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
・午後2時00分から午後3時7分(67分間)
・313・314会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年8月25日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症対策について(1)
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○知事 今日は私から、2点、お話をさせていただきます。
1点目は新型コロナウイルス感染症についてであります。新型コロナウイルス感染症につきましては、去る7月3日に18例目の感染者が確認されて以降、昨日8月24日公表分まで187件の感染者が確認されたところであります。配布いたしております資料のとおり、7月末から8月上旬にかけて飲食店におけるクラスターの発生などにより、多数の感染者が確認されたところでありますが、その後は比較的落ち着いているところであり、直近では多くても4人、また感染者が発生しない日も見受けられるところであります。1週間毎の感染者数を比較いたしますと、7月27日から8月2日までの間に64人の感染者が確認されたところでありますが、直近の1週間、8月17日から23日までの間は19人と、一定、落ち着きを取り戻しているのではないかと考えております。また187件の感染者のうち、初発事例として整理をいたしておりますのが、54件であります。多数の感染者が発生し不安をお持ちの県民の方々もいらっしゃるものと思いますけれども、感染ルートから見てみますと、この初発の54件であり、残り7割程度は、その濃厚接触者や接触者に当たる方々であります。
資料の次のページをご覧いただきたいと思います。8月7日に県民の皆様方に対して、お盆の帰省に当たっての、お願いをさせていただきましたが、初発事例のうち、県外への訪問や帰省などが要因と思われる事例を「県外」として整理いたしておりますが、それが23件あり、そのうち帰省者で2名の感染が確認されましたが、今のところ帰省者を起因としたクラスター等は発生しておりません。
以上のように、これまで多数の感染者が確認されておりますが、感染拡大は一定、対応できているのではなかろうかと認識をいたしております。しかしながら、今後も感染症が拡大する恐れがありますので、引き続き積極的に感染防止対策を講じてまいりますとともに、迅速に疫学調査を行い感染の連鎖を早く終息させ、そして適切な医療を提供できるよう、医療提供体制の確保に万全を期してまいりたいと考えております。
続きまして、前回の記者会見以降の県の取組状況について、ご報告をさせていただきます。まず最初に、誹謗中傷の件についてであります。専門の相談窓口を明日8月26日に開設することといたしました。ご相談内容に応じて、市町や関係機関と連携しながら、解決に向けた対応を行うほか、長崎県弁護士会から推薦いただいた弁護士による相談対応や、必要な調査の実施などの支援を行うこととしているところであり、この弁護士への相談料や調査にかかる費用の一部を県が負担することといたしております。あわせて、SNSなどインターネット上での悪質な誹謗中傷の投稿等について監視する「ネットパトロール」を実施するとともに、より多くの方にご活用いただけるよう、広く県民の皆様に周知を図ってまいりたいと考えております。なお、誹謗中傷の件につきましては、この会見終了後、担当部局から説明をさせていただきます。
続きまして、飲食店における感染防止に向けた取組であります。8月6日から12日にかけて接待を伴う飲食店等の訪問調査を行い、ガイドラインの遵守状況を確認いたしました。調査の結果、適切な換気、手指消毒の徹底、こまめな消毒・清掃などについては、各事業者においてほぼ取り組んでいただいている状況でありましたが、利用者がカラオケを歌われる際にマスクを着用していない店舗、あるいは来店者に対し検温を行っていない店舗も一部見られたところであります。改めて周知を行い、ガイドラインの遵守の徹底を図っていただくことといたしているところであります。
また、スナック等の飲食店、約2,500店舗に対しましても、8月12日までにガイドライン遵守状況を確認するチェックリストを送付し、自己点検をお願いしたところであり、今後、店舗を抽出し、ガイドラインの遵守状況の調査を行うことといたしております。
そしてまた、無症状者、あるいは軽症者で、医師が入院治療の必要がないと判断された方が療養できる宿泊施設についてでありますが、これまで長崎医療圏、佐世保・県北医療圏、壱岐医療圏で各1施設、計163室を確保しておりましたが、今般、新たに五島・上五島・対馬の3つの医療圏において各1施設ずつ、計61室を確保し、全ての離島の医療圏において療養体制の整備を図ったところであります。残る医療圏につきましても、宿泊療養施設の早期確保に引き続き力を注いでまいります。
次に、資料3ページにご紹介しております健康管理アプリでありますが、先日、感染者を早期発見するため、県が無償で各機関に健康管理アプリを提供する旨申し上げていたところでありますが、本日から介護施設など社会福祉施設をはじめ、企業や各種団体などからの利用申込の受付を開始いたしました。なお、この健康管理アプリを、より身近に感じていただけるように、名称をN-CHAT(エヌチャット)、「N」というのは長崎の「N」、「CHAT」は「Check Health And Temperature application」、という愛称をつけているところであります。今後、さらに教育施設などでも順次ご活用いただけるよう対象を広げてまいりたいと考えております。
今後、さらに新たな感染症が生じる可能性がありますけれども、企業や学校など、各機関においてクラスターが生じることのないように、引き続き感染防止対策を講じていただきますとともに、こうした「N-CHAT」の活用等により、職員の皆様、生徒の皆様方の体調管理を適切に行い、感染の早期発見に努めていただきますようご協力をお願い申し上げる次第であります。
最後に、引き続き県民の皆様へのお願いでありますが、感染者が拡大している地域への不要不急の訪問をお控えいただきますとともに、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離を空けるといった「新しい生活様式」の実践を徹底していただきますよう、お願いを申し上げます。
令和2年 国勢調査について
続きまして、2点目でございます。令和2年国勢調査の実施についてお願いをさせていただきます。ご承知のとおり、国勢調査は我が国の人口・世帯等の実態を明らかにするため、本年10月1日を調査期日として、国内に住んでいる全ての人を対象として実施されますが、今年は大正9年の第1回調査から21回目に当たり、100年の節目を迎えます。国勢調査の結果は、衆議院議員選挙区の改定、地方交付税の交付額の算定など、多くの法令に利用が規定されておりますほか、県や市町の総合計画をはじめ、人口減少対策の各種政策など幅広く活用されているところであります。紙の調査票での回答もできますが、県民の皆様には、ぜひ、スマートフォンやパソコンからのインターネット回答をお願い申し上げます。9月14日以降に、国勢調査員が皆様のお宅を訪問いたしますけれども、訪問に当たっては、マスクを着用する等、感染防止対策に十分配慮した上で行ってまいります。長崎の今を知り、未来を作るための大切な調査でありますので、回答へのご協力をよろしくお願い申し上げます。なお、私の横におりますのは、本県出身で日本において初めて人口調査を実施し、国勢調査の実現に尽力された杉亨二(すぎ こうじ)氏をモチーフとしたキャラクター、「杉さん」であります。杉さんは「近代統計の祖」とも言われて、高くご評価をいただいているところであります。今後、いろいろな場面で登場していただき、この国勢調査の実施についてご協力いただけるよう頑張ってもらえるものと考えているところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
以上、私から2点、お願いとご報告をさせていただきました。あとはどうぞ、よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策について(2)
それではまず幹事社から、ご質問をお願いいたします。
まず、新型コロナの発生状況に関連してお伺いします。直近1週間落ち着きを取り戻しているとおっしゃられましたけれども、県内でのピークは越えたという認識はありますでしょうか。
先ほども申し上げましたように、1週間当たりの新規感染者発生数等の状況を見ますと、7月下旬から8月の頭にかけて本県でも相当数の感染者が発生したところであり、その際にも危機的な状況であるという認識をお話させていただきましたが、その後、一定、クラスター等の終息を見、しかもまた接触者の感染事例等も含めたところで日に数件発生しているところでありますが、次第に落ち着きを取り戻しつつあるのではなかろうかと受け止めているところであります。
以前の会見で、「お盆の帰省の際は家族とよく相談した上で」と呼び掛けていらっしゃいましたけれども、今回、県外からの帰省で感染した人が複数、出ていたかと思います。このことについては、どのようにお考えでしょうか。
そうですね、数多くの皆様方が帰省されたものと考えておりますけれども、やはり帰省に当たって、その前の生活から相当、自らを律して、感染回避するために工夫をして仕事・生活を重ねられた方々もいらっしゃいますし、またそれぞれのご家庭の事情もおありだろうということで、一律に自粛要請を行うことはいたしませんでしたけれども、帰省をされる前に、症状がおありの方、あるいは夜のお店等に立ち寄られた方々は帰省をお控えいただくように、また帰省された後も大人数での酒席、あるいはイベントの場等への参加はお控えいただけるように、ご家族の皆さま方と十分相談をしていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。
今の、お盆期間中の帰省の状況を振り返ってみますと、お盆期間中、帰省していただいたのが、航空機を利用された方々が昨年度と比較いたしますと約30%の方々に留まった。そして鉄道利用者も10数%の方々に留まったということでありますので、帰省に当たっても、慎重なご対応をいただいたのではなかろうかと考えているところであります。そういった中で2名の感染事例が発生したということは残念なところでありますけれども、幸いにしてクラスターの発生につながってないということでありますので、適正に対応できたのではなかろうかと思っております。
わかりました。初発54名のうち、48.1%が現在も不明、調査中ということですけれども、市中感染の可能性も含め、どのようにお考えか教えてください。
やはり経路不明という新規感染者の方々の動向が一番重要な動きであろうと考えております。丁寧に疫学調査を行ってまいりますと、後日判明する、あるいは他の感染者とのつながりが確認できるといったこともありますけれども、県内各地域で散発的に感染者が発生しておりますので、相当、保健師等現場の対応も輻輳(ふくそう)してきているところであり、なかなか十分に感染経路を掘り下げた解明までは至っていない点があるのではなかろうかと考えているところであります。ただ、そういった新規感染者の発生が大きなクラスターになるということは何としても防いでいかないといけないというところでありまして、そういった意味で、先ほども申し上げましたけれども、これまでの感染者の7割の方々が濃厚接触者、あるいは接触者の方々であるということでありますので、そういった意味では、ほぼ適切に追跡調査等が行われている状況ではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。今後、万が一クラスターなどが発生した場合や、感染者が急増してきた場合、県独自の緊急事態宣言や、休業要請を出す目安や基準があれば教えてください。
先般、国の方でも感染症の現在の状況がどういった状況であるのか、その際、留意すべき指標、必要な対策等について一定、提言がなされたところでありまして、本県においても、国の取組等を参考にしながら、一体、今の長崎県の状況がどういった状況であるのか、また病床確保状況でありますとか、感染者の発生状況等を踏まえて、どのような対策を講じていけばいいのか、早急に取組方針を取りまとめるべく、今、検討を進めているところであります。できるだけ早く方針を決め、また専門家の皆様方のご意見もお伺いしながら、わかりやすい形で、県民の皆様方にお示しできればと考えているところであります。
特定複合観光施設(IR)について(1)
統合型リゾート、IRの整備についてですが、事業者の公募等遅れているところかと思いますが、現状について改めて教えてください。
確かにIRについては、国の区域整備計画の認定申請期間も遅れていくのではないかという新聞報道等も拝見をしているところであり、現時点でいまだ国の基本方針が策定されていない状況であります。世界各地域で新型コロナウイルス感染症が発生・拡大する中で、その感染症対策等もこの基本方針の中に盛り込むべく、ご検討がなされているんではないかと拝察をしているところであります。
一方、手続きとしましては、これまでのスケジュール感であれば夏ぐらいには事業者の公募・選定作業に着手したいと考えてきたところであり、本県としてはいつでも公募を開始できるよう準備は整えているところでありますが、やはり世界的に感染症の拡大傾向が収まらない中で入国規制、あるいは国内移動規制などが課されているような状況であり、各事業者の話をお聞きしても、もう少し時期を待ってほしいというような意見もいただいているところであります。したがって、今後、国の動向あるいはそうした事業者の声などを総合的に勘案したうえで、どう対応していくべきであるのか、近いうちに朝長佐世保市長ともご相談をしながら、今後の対応方針、スケジュール感について検討しなければいけないと考えているところであります。
最後になります。新型コロナの感染が収まらない中で、IRの誘致を進めていく方針自体には、変わりはないということでしょうか。
そうですね、やはりIRの誘致については、地域経済の活性化、新たな雇用の創出という意味では、大きな効果が期待される事業でありますので、中長期的にはぜひ進めていきたいと考えているところであります。そのタイミングについては、先ほど申し上げたような、様々な要素を分析しながら、適切に対応していかなければいけないと思っております。
ありがとうございます、こちらからは以上です。
九州新幹線西九州ルートについて
九州新幹線西九州ルートについて2点お伺いをいたします。明日、明後日、上京して要望をされるということですが、改めて国の方にはどのように働きかけをしたいのかお聞かせください。
国に対しては、これまでも、これから予定される新幹線整備についての財源確保に関する議論、今、整備新幹線で未整備区間抱えておりますのは、北陸新幹線と西九州ルートだけでありまして、この2つの着工に際して財源議論が始まってくるものと考えておりまして、そういった手続きに遅れることがないように、西九州ルートをしっかりと一緒にご検討いただきたい。そのためには環境アセスの手続きを進めておく必要があるというところでありますので、先般、国土交通省から佐賀県に提案がなされた5つの選択肢全てに対応できる環境アセスについて、佐賀県が同意されなかったということでありますが、乗り遅れることがあると大きな遅れになってくる可能性がありますので、最後の最後まで、何としても残された期間、わずかではあろうかと思いますけれども、ぜひ所要の手続きを西九州ルートについても進めていただき、本県の念願でありますフル規格による整備の実現のために、ご理解をいただきたいと願っているところであります。
もう1点です。西九州ルートの整備方式をめぐって、今月4日、佐賀県庁で両県幹部の意見交換会があり、その際に長崎県側からは両県知事の面談が提案され、佐賀県側からは、「同じ話であれば時間をとることはない」というようなご回答だったと聞いております。改めて、知事にとって、両県知事同士の対話の場が必要かどうか、もし必要とお考えであれば、どのように対話の場を設けていくかお聞かせください。
これまでも、度々山口知事とは個別に面談の機会をいただいてきたわけでありますが、昨年の1月、直接お会いして以来、知事会議、あるいはその他の機会を捉えて、短時間お話をする機会がありましたけれども、じっくりと話をさせていただく機会をいただけなかったところであります。従いまして、今回も国土交通省と佐賀県の協議の場が持たれるということで、まずは、そちらの推移を見極める必要があり、お待ちしていたところでありますけれども、先般の国土交通省の提案についても、佐賀県がお断りになられたということでありましたので、その直後から改めて知事とお会いしたい、機会を作っていただきたいというお願いをさせていただいたところでありますが、事務的なお願いをさせていただいたところ、先ほどのようなご回答でありました。また改めて私も直接、佐賀県の方にお電話差し上げて、時間をいただきたいというお願いをしたのでありますが、電話も取り次いでいただけなかったという状況であります。ただ、私は佐賀県の方のお話として様々な課題がある。地方負担の問題・並行在来線の問題・ルートの問題・地域振興の問題、そういった課題を指摘されていたわけでありますが、それぞれの課題について、どういうご懸念をお持ちであるのか、その課題認識と、ではどのようにすれば解決が可能であると感じておられるのか、直接お話をして、腹蔵なく意見交換をさせていただく、その中で長崎県としても努力できる点、協力させていただける点があるんではなかろうかと思っております。まず新しい話として、長崎県から提案があればお会いしてもいいけれどもというお話をいただいておりますので、どの点が一番課題であると感じておられるのかといった点で腹を割って話をさせていただく。そういった中でお互いに知恵を出して、力をあわせて取り組んでいける課題もあるんではなかろうかといった思いは全く今も変わらないところであります。したがいまして、改めて、やはりそういったお願いを継続してさせていただきたいと思っております。
それから、また、前回のこの席で、JR九州の青柳社長ともお話をさせていただいて、並行在来線の問題が非常に地元の関心、また課題認識をお持ちだというお話をお聞きしておりましたので、JR九州のお立場からも、積極的なご提案ができないかということを、社長にも繰り返しご提案をさせていただいたところでありますが、これからの協議の中で真摯に対応していきたいというようなお話でありまして、まだ具体的なお話をいただくには至ってないところであります。したがいまして、いろんなチャンネルを使って話を進めていく必要があるものと思っております。
幹事社からは以上です。
各社の皆様からご質問ございませんでしょうか。
県内の宿泊施設の状況について
Go Toトラベルが始まってから1カ月が経過しましたけれども、県内の宿泊産業への影響をどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、本県の基幹産業である観光関連産業を中心に、非常に厳しい状況が続いているものと認識をいたしております。そういったこともありまして、言わば第一波の段階では本県では4月17日までに17例の感染事例が確認され、全国的に比較的少ない感染の状況でありましたので、まずは県民の皆様方に県内各観光地に足を運んでいただきたいということで、6月1日から7月31日まで県民対象のキャンペーンを展開し、あわせて6月19日から、その対象を拡大して、全国を対象に誘客キャンペーンを展開してきたところであります。そうした結果、数多くの県民の皆様方に、ご協力をいただきまして、お出かけいただくことができたのではなかろうかと考えておりますけれども、7月末くらいから、特に県内での感染事例も相当、増加傾向で推移してきているところでありまして、そういった点をご評価いただき当初、想定したようなGo Toキャンペーンからの誘客、相当数に上るというような状況ではないのではなかろうかと、まだ集計が済んでおりませんけれども、そういう状況ではなかろうかと受け止めているところであります。
期待していたよりも効果は出なかったという受け止めでいらっしゃるのでしょうか。
そうですね、宿泊施設の稼働状況等については全国で一番高い率であるという話はいただいているところでありますが、それでも対前年比40数%という状況でありますので、それぞれの観光地、観光施設は、依然として大変厳しい状況にあるのではなかろうかと受け止めているところであります。
宿泊稼働指数ですが、長崎県が全国1位でありまして、恐らく6・7月の誘客キャンペーンの効果だと見られていると思うのですけれども、一方で佐世保と長崎に集中しているという指摘もあり、それ以外の地域への誘客の観光産業の振興への対策など何かお考えでしょうか。
Go Toキャンペーンは、それぞれの施設の皆様方が、国にきちんと登録をしていただく手続きが必要になってまいります。したがいまして、それはそれぞれの地域のお考えにもよるものと考えておりますし、そういった中で、確かに全国からお客様をお迎えする施設というと、例えばハウステンボスさんを中心に感染症対策に配慮しながら、お客様をお迎えしておられるわけでありますけれども、一定、宿泊施設の偏りがあるのかもしれません。離島地域等については、やはりこれまでも、このコロナ感染症対策の際に、医療機能がまだまだ弱いということで、非常に危機感をお持ちの状況でもありますので、若干、地域差はやはりあるのではなかろうかと思っているところであります。
わかりました、ありがとうございます。
他はございませんでしょうか。
特定複合観光施設(IR)について(2)
IRについて質問です。今年夏頃までに公募開始ということをスケジュールで示していたと思いますが、現状、どのようなスケジュール感になっているのか、後ろ倒しせざるを得ない状況になっているのか教えてください。
公募開始は夏ぐらいという前提で考えていましたが、今のところ、具体的な認定申請期間がどの時期になるのかというのが、まだ読めない状況であります。国の基本方針案において来年1月から7月までという認定申請期間が明らかにされたところでありますが、先ほど申し上げたように、これが遅れるのではないかというような報道等もなされているところでありますので、スケジュール感がどうなっていくのか、そういった動きでありますとか、先ほど申し上げたように、各事業者の方々が懸念されております、このコロナ感染症の収束を見ないとRFP(事業者の公募・選定)で具体的な計画の提案をいただいても、国内移動制限なども含めて考えますと、計画どおり円滑に運営できるのかという課題も出て来るものと思っておりますので、そういった点を総合的に判断していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
ありがとうございます。国のスケジュール感がどうなるか読めない状況なので、県としても県のスケジュールについては立てられない状況と考えてもよろしいでしょうか。
そうですね、確かに国のスケジュールと切り離して、県独自の手続きを進めていくという手法もあろうかと思いますけれども、例えば国のスケジュール等が大きく変わってきたというときに、RFPのやり直し等を行うことになった場合に、国際的な問題でありますので、法律上のリスクといった点も少し念頭に入れて対応していく必要があるんじゃなかろうかという指摘も国際弁護士からいただいているところでありますので、そういった点も含め、もう少し具体的な国の方針を見極める必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
ありがとうございます。重ねてになってしまうのですけれども、これまで示されていたスケジュールというのは、今、どういう認識で私たちは受け止めればよろしいでしょうか。
これまで想定しておりましたスケジュールは、先ほど申し上げましたように区域認定の申請期間が来年の1月から7月までという前提で、そのためには、この夏ぐらいにも事業者の公募・選定作業に着手し、区域整備計画を作成していかなければいけない。そういうスケジュール感で考えていたところであります。
その前提が今、崩れてると思うのですけれども、それについては、県としてはスケジュールを今示せない状況ということでしょうか。
そうですね、例えば、基本方針の中にコロナウイルス感染症対策というのが盛り込まれた際、事業者の公募を開始するにあたり、そういった要件をしっかりと課題として捉え、具体的な対処方針を事業者に求めていかなければいけない。そういった部分がまだ見えてないという状況でありますので、そういった点についても、もう少し明らかになるのを待つ必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。
他にございますでしょうか。
企業への人材確保支援について
長崎県には最近、京セラや富士フイルムのような大手企業や、アークレイ、新日本無線のような研究開発型の中堅企業など、様々な企業が県内に研究開発拠点を設けています。立地してる企業は県内の優秀な人材を確保できるという期待の下、進出して来ていると思うのですけれども、今後、その優秀な人材が確保できなかった場合、長崎から出て行く可能性もありますし、次の企業進出が続かないということもあると思います。知事もアークレイの社長とお会いした際に、全力でサポートするとおっしゃっていましたけれども、その辺をどうやってサポートしていくのかという点と、それに関連して、今、長崎県の基幹産業というのは、かなり構造転換の中にあると思いますが、取材している中で、肝心の親世代は、いまだに基幹産業は三菱だと思われている方が非常に多いのではないかなという印象を受けます。ただ、一方で進出企業の中には知名度は低くても、業界内のシェアが非常に高いといった有力な企業もあるのですけれども、このままいくと、そういう企業から長崎県を選択されないという状況も出て来ると思われますので、そのあたりもう少し周知する必要があると思いますが、何か具体策はあるでしょうか。まずその2点をお願いします。
ご指摘のとおり、本県に研究開発型の拠点を設けていただく動きが幾つか重なってまいりましたけれども、その際には、やはり豊富な人材に着目して立地を受けていただいた企業が数多くあるわけでありまして、したがいまして、進出いただいた後はしっかりと、こういった優秀な人材の確保・育成について県のみならず大学等関係機関と連携をしながら、しっかりとサポートしていかなければいけないということで、人材確保についてサポート体制の充実に力を注いできたところであります。特に、今日、コロナウイルス感染症等の発生もありまして、就職活動が思うように展開されにくいというような状況もありましたので、ウェブ上で企業説明会、面談会などの就職活動を展開していただけるように、その際には進出企業の皆様方にもご参加をいただけるような環境を整えるなど、採用支援に力を注いでいるところであります。
またあわせて、新たに立地していただいた企業の皆様方は大学との共同研究でありますとか、地元企業との連携した共同開発などに興味関心をお示しいただいている事例が数多くございます。そういった意味で、そういった取組を支援するために先般、長崎大学の研究開発推進機構と産業労働部、産業振興財団においてオープンイノベーション拠点を核とした産学官連携協定を締結させていただきました。そしてまた去る8月12日にはAI・IoTロボットなどの情報産業分野における一層の産学官連携を促進するために、この産学官連携研究会を立ち上げたところでありまして、この中でも地場企業の技術力の向上、あるいは企業誘致の推進、高度専門人材の県内定着を目指すような取り組みを共同で進めていこうという方針を明らかにしているところであります。
今、ウィズコロナ、アフターコロナと言われておりますけれども、こういった意識調査の状況を見ますと、大都市圏の20代、30代の若年者の方々を中心に、地方への移住・転職を希望される、あるいは関心をお持ちの方々が増えているという調査結果も示されているところでありまして、こういったいろいろな機会を生かしながら、本県への高度専門人材を含めた人材の誘致・確保を継続して図っていく必要があるものと考えているところであります。
それから産業構造の変化を踏まえて、県内就職をお決めになる際に、親世代の方々にもしっかりと情報をお伝えしていく必要があるのではないかというご指摘であります。先ほどお触れいただいたように、本県の基幹産業は造船業でありましたけれども、社会環境の変化によって産業構造の転換を図る必要があると考えており、航空機・AI・IoTロボット関連産業の誘致・育成に力を注いでいこうと考えております。そういった中、研究開発拠点も幾つか立地をしていただいているところであります。こういった動きを、しっかりと県民の皆様方、学生の皆様方はもちろんでありますけれども、そのご両親を含めた保護者の皆様方にもご理解いただく必要があるものと考えているところであります。したがいまして、本県の高校を卒業された大学3年生、4年生の保護者の皆様方に対しては私の方から手紙をお送りし、長崎県が100年に1度とも言うべき、大きな変革の時期に差し掛かっていること、誘致企業も含めた県内企業の魅力などについてお伝えをするとともに、県内の就職についてお力添えを賜るようにお願いをさせていただいております。あわせて、また就職支援紙といいますか、タブロイド判の情報紙「NR」といった情報紙も活用しながら、誘致企業も含めた県内企業の特集号などを発行し、多くの保護者世代の方々にも情報が届くように努力をしているところであります。引き続き、立地の要件として重要視していただいた人材の育成・確保に向けて最大限の努力を図ってまいりたいと考えております。
健康管理アプリ「N-CHAT」について
わかりました、あと1点追加でお伺いしたいのですけれども、午前中にも発表がありましたけど、健康管理システム「N-CHAT」の利用が開始されたということですけれども、これは視点を変えると、企業や団体等組織のDX(デジタルトランスフォーメーション)化してるという捉え方もできると思います。そうなってくると、引いては、これを使うことによってDX化の推進と、DX化をすることによって県内のICT産業の振興にもつながるのではないかということは考えられます。短期的にはあくまでも新型コロナの感染拡大防止ということですけれども、中長期的な視点から言えば、将来的には県内のICT産業の育成につなげていこうという考えはお持ちでしょうか。その1点お願いします。
時代の大きな流れというのはSociety 5.0の時代が目前に迫っているわけでありまして、これは様々な産業の分野のデジタル化、社会生活のデジタル化、行政自らのデジタル化を積極的に進めていく時代になって来るものと思っております。そういった意味で、この大きな社会の流れに対して、県全体としてどういう形で向き合っていくのか、これから民間の方々と一緒になって力をあわせて取り組んでいく必要があるものと考えているところでありますので、早期に本県の将来を見据えたデジタルトランスフォーメーションへの取組を積極的に推進していく必要があるものと考えております。そういった中で、今、紹介させていただきましたN-CHAT等を含めた様々なアプリの開発でありますとか、サービスの提供といった分野に力を注いでいく必要があるものと思っております。
わかりました、ありがとうございます。
他にございますでしょうか。
石木ダム建設事業について(1)
石木ダムについてお伺いします。現在、行われている付け替え道路工事で、反対されている方が私物を置かれていて進んでいない工事がありますが、その工期が今月末に迫っていると思います。今後、どのような対応をとられるのか教えてください。
現在、この付け替え県道工事については、約1,100メートルの区間の工事進捗に力を注いでいるところでありますが、そのうち約600メートルは舗装まで完成をしているところであります。残る500メートルについても年度内の完成に向けて努力していかなければならないと考えております。なお、その工期については間近に迫っているという状況でありますので、現状においては、その工期期間中に完成は期待できないという状況でありますので、今後、変更契約を締結すべく現場の方で検討をしているところであります。
撤去されていない私物についてですけれども、どこかの時点で、動かしてもらう、もしくは撤去するという判断が必要になると思いますが、どういう方法を考えていらっしゃるのでしょうか。
これは工事の支障となる私物については、早期に撤去していただくように地元に看板を掲示させていただいたり、あるいは繰り返し働きかけをさせていただいたりしているところでありますが、いまだに撤去をいただくまでには至っていないところであります。いよいよ、先ほど申し上げた具体的な工期の延長も含めて、年度内には完了させていかなければいけない工事でありますので、引き続き撤去していただけるように強く要請を行っていかなければいけないと考えております。
先日、県に抗議文を提出された議員連盟と市民団体の方が、要求していた文書回答がもらえなかったということで、説明責任を果たしていないのではないかということを、会見を開かれておっしゃっていたのですけれども、そのことに対して知事はどうお考えでしょうか。
様々なお立場の皆様から、様々な抗議・要請をいただいているわけでありまして、その全てに文書でもって回答しなければいけないということは、なかなか難しいものがあると思います。特に、この石木ダムの事業については、訴訟が提起されている状況でありますので、そういった状況等も踏まえて、文書での回答は控えさせていただいているという状況は数多くあるわけでございますので、ご理解をいただきたいと思っているところであります。
ありがとうございました。
他にございますでしょうか。
公文書管理について
8月9日に原爆投下から75年を迎えたことに関連してお尋ねします。戦争体験者が減って、文書による記録の保全をすることの重要性が増していますが、知事から以前、長崎県は原爆投下と戦後の庁舎火災で多数の公文書が失われているというご見解をいただきましたが、広島県のように市町に移った公文書や民間に残る公文書を発掘することに取り組まれるおつもりはありますでしょうか。
前回、お尋ねをいただいた際に、「長崎県は公文書が被爆あるいは火災で焼失しているということで残された資料がない。したがって、そういった点については他県と異なるところがある」こう申し上げたのは、いわゆる公文書館を整備するかどうかという観点でのお話を差し上げたところでありますが、公文書の適正な収集・保存管理というのは極めて重要な事業であると考えております。ただ、手元にないからといって、過去発出した県の発出文書、これを発出先から改めて収集していくのかどうか、これはなかなか難しい課題があるものと思っております。発出先であります例えば市や町にとっては、その県から発出した文書もまた同じような重みのある公文書になっているものと思っておりますので、基本的にはそれぞれの立場で適正に保存管理がなされているということが一番、重要な視点ではなかろうかと考えております。
民間に眠っているような記録に関してはいかがでしょうか。
民間の方々が、これまで保存されていた、いわゆる歴史的な文書等もまた非常に重要なものもあるんではなかろうかと考えております。様々な場面において、寄託をいただいたり、寄贈をいただいたり、お申し入れをいただくことがありますけれども、これはやはりそれぞれの立場で美術品としての取扱い、あるいは古文書としての取扱い、色々な立場がありますので、そうしたお話については、これは県トータルとしてどう対処するのか、しっかりと協議・検討する機関を設けて対応していく必要があるものと考えているところであります。
市町の文書について、重ねてお尋ねなんですが、先般、公文書管理を担当する北村大臣は朝日新聞の取材に対しては、そういった市町の文書の捜索・収集というのは県がやろうと思えばできることでしょうというようなご見解をお示しになったのですけれども、改めて確認ですけれども、県としては市町からの県が発出した文書を収集していくっていうおつもりは、今のところないということでしょうか。
相当の公文書が焼失してしまっておりますので、それを各市町、全ての蔵書を調査し、あるいは必要な分を抜き出して資料として複写をし、あるいはデータとして収集保存する、これは相当な時間と経費が必要になってくるものと思っております。お聞きをいたしますと、広島の方ではそういった取組を進められている事例があるとお聞きしているところでありますが、他の県におかれても、こういった公文書などの焼失等の事例もお聞きしているところでありますが、そういった県におかれても、特段、改めて発出先から資料を収集するというような作業には取り組んでおられないような状況ではなかろうかと思っているところで、したがいまして、必要性に基づくものになってくると思いますけれども、現在では先ほど、申し上げたように、それぞれのお立場で適正に保存管理していただければ、必要なときには、そういったところを調査していただければ対応可能ではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。知事がおっしゃったとおり、広島県では戦後、市町村の役場から公文書を収集して取り組んでいるということで、2つの被爆地で対応が異なるということになっているのですけれども、長崎県に公文書が残っていないのは知事の在任以前から、県が集めて来なかったということが言えると思うのですけれども、長崎は歴史を大事にしない県だと思われてしまいそうですけれども、その点、いかがですか。公文書の残存状況が広島県と長崎県で異なることで、長崎県は歴史を大事にしない県なんですねと思われてしまいそうですけども、その点はいかがですか。
歴史を大事にしないという思いは全くございません。公文書があるべきところに適正にあるというのが本来の姿ではなかろうかと考えております。もちろん、長崎県で起案し、発出した文書の原本等を含めて、保存されているのが一番ベターな姿であろうと思っておりますけれども、不幸なことに火災で滅失してしまったところでありますので、それぞれあるべきところで、しっかりと保存管理がなされているというのが一番適切なあり方ではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。以上です。
最後のご質問お願いしたいと思います。挙手されている2社でお願いします。
石木ダム建設事業について(2)
石木ダム事業で追加してお尋ねします。本年度も半年が過ぎようとしていますが、石木ダムの本体工事予算の執行についての目処はどのように考えてらっしゃるのでしょうか。
これは、これからの工事の進捗状況、本体工事に着手するにしても、その前に取り組むべき事業等もありますので、そういった事業をしっかりと進捗をさせた上で、しかるべき時期に着手できるように努力してまいりたいと考えております。
石木ダム事業の建設で、全用地を収用して9月で1年になりますけれども、行政代執行の手続きに入る考え等、現時点でどうお考えでしょうか。
行政代執行はこれまで、たびたび申し上げておりますけれども、それ以外に、解決の方策がないという段階で、あらためて総合的、かつ慎重に判断しなければいけない課題であると認識しているところであり、現在も反対住民の皆様方に対して、早期に話し合いに応じていただけるよう、粘り強く呼び掛けているところでありますので、引き続き全力でお願いをさせていただいてまいりたいと考えているところであります。
わかりました、以上です。
では最後、お願いします。
新型コロナウイルス感染症対策について(3)
クルーズ船の寄港について2点お尋ねします。福岡市が新型コロナの有効な治療法が確立されるまでは寄港を拒否するという要領を6月から施行していますが、港湾管理者として、県の今後の受け入れについての考え方・方針を教えていただきたいのが1点。
もう1点が、福岡市の高島市長が会見で、福岡市だけルールを作ると、他港との格差が出るので、全国一律のルール作りをしてほしいと発言されていますが、それに対する知事の受け止めをお伺いしたいと思います。
このクルーズ船の寄港の問題については、本県でコスタアトランチカ号を受け入れ、大規模なクラスターが発生したという問題がございましたけれども、現在、この発生事案について、医療関係者、クルーズ関係の有識者などから成る委員会を立ち上げて9月上旬を目途に検証評価作業を取りまとめていくことにいたしております。これは寄港をされる前の段階、寄港の申し入れをいただいた段階、寄港後、感染症が発生した段階、帰国される段階、出港される段階、様々なフェーズ毎にいろいろな課題がございましたので、そういった課題にどう対応すべきであるのか、改めて検証作業を進めているところであります。
一方、国の方でもダイヤモンドプリンセスの事案等を参考に、クルーズ船利用者の安全・安心の確保に向けた有識者ワーキンググループからの意見聴取をされているところであります。これはクルーズ船事業者や港湾管理者向けの安全対策の策定作業に取り組まれているとお聞きしているところであります。したがいまして、長崎県においても、クルーズ船の受け入れの可否の判断、あるいはその受け入れる際の条件の付し方、そういった様々な課題があるものと考えているところでありまして、国の動向等を踏まえながら検討を進めていく必要があるものと考えているところであります。
したがいまして、国の施策との整合性を図りながら、県民の皆様方に安心していただけるような受け入れ態勢をしっかりと作り上げていく必要があるものと思っているところであります。
福岡市長の発言への受け止めはいかがでしょうか。
先ほど申し上げましたように、たまたま長崎港で実際に大きなクラスターが発生して、そういった事案に課題として感じた点などについて、国とも情報共有をしながら一定の同一の方向性に基づく対応策というのが講じられるのが一番望ましい形であると、こう考えておりますので、私どもの検証作業については国にもしっかり報告を申し上げ、また国の今後の動きもしっかり見極めながら、必要な対応策に反映していく必要があるものと思っております。
ありがとうございます。
以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後7時00分から午後7時53分(53分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年8月7日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
皆様、ご承知のとおり、本県における感染者数でありますが、7月3日以降増加傾向で推移しております。そうした状況の中、今後さらなる感染拡大を防いでまいりますためには、各市町をはじめ関係機関と危機意識を共有しつつ、連携・協力を図りながら、感染拡大防止に向けた取組を進めていく必要があると考え、本日、急遽、「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」を開催させていただいたところであります。
本日の会議においては、県内における感染者の発生状況や、その傾向を説明させていただき、各市町の皆様方と現状認識を共有させていただきました。さらに、今後の、感染者の早期発見に向けた取組、若い方々の感染防止に係る意識啓発対策、感染者やそのご家族あるいは勤務先に対する誹謗中傷や流言飛語対策、感染防止を図るための事業者の業種別ガイドラインの遵守徹底に係る取組など、関係市町の皆様方のご意見等をお伺いしたところであります。また、加えて、「Go To トラベルキャンペーン」や帰省に対する考え方等についても、各市町首長の皆様方のお考えをお尋ねし、もうすぐお盆休みを迎えてまいりますことから、現時点で帰省を計画されている皆様方に対して、メッセージを発出させていただくこととしたところであります。
まず、主な議論の内容等について簡単に触れさせていただきます。お手元にお配りした資料に新型コロナウイルス感染症の発生状況の表を添付させていただいております。これは、7月3日から8月6日公表分までの127件の状況について、簡単に分析をさせていただいたものであります。
まず、初発事例、いわゆる、どこからそもそもこの感染症が発生する要因になったのかという視点で見た場合の分析であります。まず、考えられるのが、県外にショッピング等で出かけた、あるいは、県外の方々、友人等と飲食店で飲食を共にしたこと等県外が要因で感染につながったのではないかと推定される案件が12件でありました。そして、また、県内の飲食店等で飲食をともにしたことが感染拡大の要因になったのではなかろうかと推定される案件が2件、感染原因等が不明、あるいは現在まだ調査が十分に進んでいないという案件が14件、という状況でありまして、感染要因から考えますと、この間、県内で28の感染事例があるものと受け止めているところであります。
これに対して、具体的な感染者の数でありますが、その表の右側に整理しておりますように、県外の要因に基づく感染者数17名、飲食店等で飲食を共にしたことが感染の要因になったものと推定される案件で、現在感染者数が80名ということであります。したがいまして、こうした状況を見ますときに、感染要因がなかなか追いかけられていないという案件がほぼ半数あるということは、早急にこのクラスターの対策等を進めて、収束を目指していかなければいけない、これ以上、不明・調査中の案件が増えないように力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。それと、飲食店等を介した感染事例の場合には、非常に大きなクラスター発生につながってまいりますので、なお、飲食店の皆様方のご協力をいただく、あるいは、そこを利用される県民の皆様方に対する意識啓発もまた図っていかなければいけないものと考えているところであります。
一方、年齢別に分析をいたして見ますと、その下の表でありますが、感染要因、初発事例をもとに分析をいたしますと、20代以下の方々が、初発の感染者となられた事例がちょうど半分を占めるということであります。若い方々が全体の感染の半数を占めているということでありますので、若い世代の皆様方に、より一層の意識を持って対応していただく必要があるものと考えているところであります。一方、60代、70代以上の感染者の方々の数でありますが、表の右の方にございますように、11.8%という状況でありますので、まだまだ大きく拡大している状況にはないと考えているところでありますが、高齢者の方々が感染をされるということになりますと重篤化する可能性がありますので、高齢者の世代の方々に感染拡大を来すことがないように、十分注意をしていかなければならないと考えているところであります。
私どもも、県民の皆様方のお話をお聞きすると、県内各地で100数十件の感染事例が発生しているということで、不安感をお持ちの方々が数多くいらっしゃる状況にあると考えているところでありますが、そもそもの感染ルートをたどってみますと、県内で発生した感染の初発件数28件ということでありますので、この間、ほぼ1月間前後の状況が28件というペースでありますので、新規感染が、1日1件程度ずつ発生しているという状況であります。したがって、今後の対応策としては、先ほど申し上げたような視点に留意した対策を講じていく必要があるものと考えているところであります。
そういった中で、先ほども申し上げましたけれども、今後の帰省時期を迎えるに当たって、帰省をご検討されている皆様方に対する基本的な考え方等について、県として考え方を、お示しをさせていただきたいと考えているところであります。
資料「新型コロナウイルス感染症への対応について」をご覧いただきたいと思います。お盆休みについてのお願いをさせていただいているところであります。
まず、帰省については、ご承知のとおり、高齢者の皆様方と接する機会、あるいは、飲酒・飲食の機会が増えてまいります。したがいまして、帰省を検討されるに当たっては、ぜひ家族の皆様方ともよく相談をしていただきたいというお願いであります。
その際、発熱等の症状がある方、あるいは、その直前に夜の繁華街等に立ち寄られた方々、これは非常に感染リスクの高いような場所に立ち寄られたような方々ですが、用心のため、帰省を控えていただきたいというお願いであります。
それから、帰省して、来県された後のお願いでありますけれども、大人数の酒席、あるいはイベントへの参加、三密の場への立ち寄り等は控えていただきますようお願いを申し上げます。
そして、これは繰り返しお願いをさせていただいておりますが、マスクの着用、手指消毒、人と人との距離をとるなど、新しい生活様式の実践を引き続き徹底していただきますよう、お願いを申し上げるところであります。
次に、先ほど触れさせていただきましたが、誹謗中傷、あるいは流言飛語対策であります。
現在、感染事例が発生する中で、各保健所においては、感染経路等の究明のため、感染者の皆様方と、その行動履歴等を、聞き取り調査等をさせていただくわけでありますが、流言飛語、あるいは誹謗中傷等でバッシングが起きてくるということになりますと、一切話したくないというような方々が増えてまいります。その結果、原因まで遡って感染経路を解明することが難しくなってまいります。そういったことまで影響してまいりますので、感染者、そのご家族の方々、あるいは、勤務先などへの誹謗中傷等は、厳に慎んでいただきたいというお願いをさせていただくものであります。
なお、こういった誹謗中傷等を通して、人権侵害につながるようなこともあり得るものと考えているところでありまして、誹謗中傷等に関する専門相談窓口を庁内に設けますとともに、法的な措置等も視野に入れた弁護士等による支援体制を整備していくことにいたしたところであります。
そして、県の今後の取組であります。大きなクラスターが発生するというような事例も見られるところでありますので、まず、ガイドラインの遵守を一層徹底していただく必要があると考えているところであります。
したがいまして、第1点目は、接待を伴う飲食業等の事業者に対しては、チェックリストによる自己点検をしていただく。そして、その上で、8月中旬までに職員が現地を訪問させていただき、その取組状況等を確認させていただくことにいたしました。これは既に昨日から着手をいたしております。
それから、第2点目は、スナックなどに飲食店に対しては、8月中旬までにチェックリストを送付させていただき、自己点検をまずやっていただく。その後、抽出確認を実施することとしてまいりたいと考えています。実は、このスナック等の件数は、2,500件程度と想定されるところでありまして、全数を現地で確認するということは、人的な体制から考えてなかなか難しい面がありますので、抽出確認等をさせていただくようにいたしたいと考えています。
それから、「Go To トラベルキャンペーン」を今、展開中でありますが、これまでも、一旦、宿泊施設に対しては、受入態勢を整備していただくということで、関係業界の皆様方のご協力をいただき、そのガイドラインの遵守について現地確認まで行ったところでありますが、改めて、宿泊施設に対しては、「Go To トラベルキャンペーン」が継続されているということでありますので、8月中に、職員が現地を訪問し、そのガイドラインの遵守状況を再度確認させていただくということにいたしております。
それから、これも、前回触れさせていただいて、検討を進めますというお話を申し上げました。飲食業等の事業者の皆様方の感染症対策として、いわゆる一番大きな要因というのは、換気の状況が悪いということが、感染拡大の要因になるといった専門家のご意見もありますので、換気設備等、必要な設備整備に対する支援策を新たに講じることにいたしました。上限200万円、補助率9割の支援措置を講じてまいりたいと考えております。受付開始は8月25日を予定しているところであります。
次に、先ほど申し上げました、若い方々の感染事例が増えていると申し上げましたけれども、若い方々は、高齢者の方々と比べて、自覚症状が現れにくいという特徴があります。したがって、自ら感染していることに気付かないことによって、周辺の方々に感染を拡大してしまうおそれがあるということでありますので、そうした感染者をできるだけ早く発見するということが、クラスターの形成を未然に防ぐということにつながってまいります。したがいまして、まずは、そういった普段の健康管理の状況をアプリで確認できるようなシステムを作りたいと考えているところでありまして、長崎大学の先生と事業者の方々で開発をしていただいた健康管理アプリ、これは、コスタ・アトランチカの623名の乗組員の健康管理に用いたアプリであります。それを県が契約をいたしまして、無償で福祉施設、大学、高校等の教育施設、これは各種学校等も含みます、地方自治体の皆様方、各企業の皆様方、各団体の皆様方に活用していただけるような仕掛けを作ってまいりたいと考えております。これは、企業にとっては、産業医などの職員の健康管理に携わる方々が、その健康情報を常時監視・把握し、リスクがあると判断された場合には、できるだけ早くPCR検査等の受診をしていただき、感染者をできるだけ早く発見できるような体制作りを進めていきたいと考えているところであります。
それから、若い世代の皆様方に対して、注意喚起を含めて、慎重な行動をとっていただけるように努力していかなければいけないと考えているところであります。色々なPR媒体等を活用し、SNS等も活用しながら、若い人たちの心に訴えるようなメッセージをこれから専門家のお知恵も拝借しながら検討をし、発信をしてまいりたいと考えているところであります。
以上、現状を踏まえた諸対策について、本日、市町長との緊急会議において議論を進め、具体的な対応に取り組んでまいりたいと考えているところであります。今後とも、感染拡大防止のために万全を期してまいりたいと考えているところでありますので、県民の皆様方には、引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げる次第であります。
以上、私からお願いをさせていただきました。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、まず幹事社の方からご質問をお願いします。
この会見の前に行われた、「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」で、各市町から、具体的にどのような意見が出たのかを教えてください。
やはり本日ご説明をさせていただきました流言飛語、誹謗中傷対策等については、適正な対処が必要ではないか、法的措置も含めて、しっかりとした対応を図っていただきたいというご意見。様々な感染事例が見られる中で、情報がなかなか届きにくい、細かな情報が分からない、地域が分からない、そういった事態に対して、もう少し県と情報の共有が迅速に図れないのかといったようなお話。「Go To トラベルキャンペーン」への対応、帰省等に対する首長の皆様方のご意見をいただいたところであります。
実際に今日いただいた資料で、発生状況を見ると、「不明・調査中」が、初発事例で14件ありますが、改めて、この感染ルートが分からない事例が増えていることに対して、知事の受け止めを聞かせてください。
これまでの感染事例をよくお聞きしてみますと、県外の皆様方との接触によって感染が発生したようなことが伺われる事例が数多くありました。ただし、この感染経路が不明だという場合には、県外にお出かけになられたような行動歴はなかったという報告もなされているところでありますので、もう少し時間をかけて、しっかり感染経路の聞き取り調査を行う必要があり、丁寧な対応に心がけていかなければいけない。そのためにはまた必要な人材をどうやって確保していくのかというのも大きな課題になっていくものと考えているところであります。
これからのシーズン、帰省の人も多くなってくるかと思いますが、そういった丁寧な調査をしていかないといけない中で、ご提示では、帰省については、「家族とよく相談」という少し柔らかい表現という印象を受けたのですが、帰省について、慎重にとか、自粛といったレベルの要請をされないのは、県の目安や方針が何かあるのでしょうか。
これまでも度々発言をさせていただいたところでありますが、長崎県は、まずは、身近な県民の皆様方に、県内各地に足を伸ばしていただこうという県内キャンペーンを進めてまいりましたし、そういった実績等を踏まえて、受入態勢の整備等を進めていただき、次の段階で、全国からお客様をお迎えしようということで取り組んでまいりました。目標とした観光客数等には、まだまだ相当の開きがある現状にあるところでありますけれども、やはりそうした中で、これから帰省等を含めて、一律に自粛を要請するということよりも、具体的な感染事例等は、未だ確認されていない状況でありますので、受入側と、おいでいただく観光客の皆様方へのお願い、の両面から適正に対応していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
最後に、誹謗中傷等の相談窓口についてですけれども、解説の目処と、具体的に決まっていることがあれば教えてください。
これは、できるだけ早く開設したいと考えておりますが、具体的な弁護士の方々の選定でありますとか、契約作業はこれから着手をしていく必要がありますので、いつまでに開設というところまでは確認できない状況であります。
先ほど、庁内にという話をされていたのは、各市や町一つずつにそれぞれ相談窓口を置かれるというイメージでよろしいですか。
それは、県の方で一括してお受けする体制を考えております。
資料「盆休みのお願い」の1番の「帰省」というのは、県内から県外も含まれるのでしょうか。
県外から長崎においでいただいており、県外に帰省される方、これは、それぞれの県において、帰省に対する考え方が示されているものと理解しているところでありまして、そういったメッセージ等を参考にご決断いただければと考えております。
「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」で「Go To トラベルキャンペーン」について、離島地域の首長さんからは、県外の方をお迎えするに当たってのご不安等の意見はあったのでしょうか。
これは、この「Go To トラベルキャンペーン」を迎えるに当たって、県と市町のスクラムミーティングを開催いたしまして、どういった方向性で対応していくのか、協議をさせていただいてきた経過があります。特に、離島地域の皆様方には、医療体制に対する不安をお持ちになっておられる向きがありますが、今も、例えば、小値賀町におかれては、やはり医療体制との関連上、慎重に対応していきたいというお考えをお持ちであると理解をいたしています。ただ、その他の離島地域の皆様方も、地域の基幹産業が観光業であるといった点から、全く感染事例をゼロに抑えてしまうということは難しいかもしれないけれども、コロナと共生しながら、地域の産業も活性化していく必要があるのではないか。したがって、感染防止対策に全力を注ぐ中で、お客様をお迎えしていく必要があるとの、大方の認識で一致していただいているところであります。
それでは、各社の皆様から質問をお願いします。
お盆休みの「お願い」というのは、要請まではいかないけれども、要望というニュアンスでとらえてよろしいでしょうか。
お願いは、お願いであります。こういったお考えのもと対応していただきたいというお願いであります。
お盆休みのお願いの「帰省」部分ですが、県内から県外へ行かれる方が対象という理解でよろしいでしょうか。
県外から長崎県に帰省される皆様方。
誹謗中傷の専用相談窓口ですが、いわゆる今、クラスターが出ているスナックや、みなとメディカルなどの医療機関などについて、誹謗中傷が来ているということから設けられるということなのでしょうか。
実は、この誹謗中傷というのは、刑法的な観点で問題になる場合以外は、それぞれのお立場の方々がどう受け止められるかということによるものなのだろうと思います。SNS等で様々な情報が交換されていたり、流言飛語に近いような情報が発信されていたりということでありまして、そういったことによって、その企業活動、生活に支障を来すというようなことがあってはならないと考えているところでありますので、そういった心ない流言飛語等については謹んでいただく必要がある。場合によっては、法的な措置というものも考えられるのではないかと考えておりまして、例えば、SNS等で掲示された一つの情報等について、依頼があれば、それを証拠になるような形で保存させていただく、また、専門的な観点から、訴訟で対応するというところまで考えられるということであれば、この弁護士の皆様方等にも相談をしていただけるような支援体制を構築していこうと考えております。
最後に、弁護士等の支援体制を県庁内に設けられるということですが、弁護士等の「等」には、弁護士以外にはどういう方を想定されているでしょうか。
SNSをパトロールされるような方を念頭に置くかどうかということも、これから検討していかなければいけませんけれども、そういった民間団体の方々もおありになるんではなかろうかと考えているところであります。今後、探してみたいと思っております。
相談窓口についてですが、これは、電話、LINE、対面等、どういった形になるのでしょうか。
ほとんどは、電話での相談が第一報になるのではなかろうかと思います。ただ、具体的に法的措置を考えられるという段階になれば、面談の場も設けていくという形になっていくのではなかろうかと思います。
相談窓口の設置はできるだけ早くということですけれども、開設の大体の目処はありますでしょうか。
できるだけ早急に、スキーム等を確立してやっていきたいと思っていますけれども、まだ今の時点で、いつからということは申し上げられません。
できるだけ早くやりたいと思います。
健康管理アプリの導入ですけれども、導入の目処はいかがでしょうか。福祉施設等は9月末までにという話が出ていたと思うのですけれども、その辺の目処というのはどうなっているのでしょうか。
これは、先ほど申し上げたように、一旦、クルーズ船のクラスターの際に活用したアプリでありまして、それぞれ自治体の皆様、企業の皆様方に活用していただき、なおかつそういった職員等の健康管理に携わる方々にも、そういった情報を集約して、情報として提供できるような形で、システムを少し組み替えていただいているところでありまして、8月いっぱいくらいにはカスタマイズできるのではなかろうかというお話を聞いております。
そうなると、9月ぐらいからは利用が開始できるということでしょうか。
補足いたしますと、8月には希望するところに導入できるように準備しております。ただ、どうしてももう少し早くということであれば、今でも使っているバージョンがありますので、緊急で必要な場合には使えるような準備はしております。
「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」で、市町と協力してやってく部分というのは、どこを確認したのでしょうか。
例えば、先ほど申し上げた誹謗中傷、は県に直接情報が届くというような場が少なくございますので、それぞれの地域の実情に詳しい市や町の皆様方の方が家族の情報が手に入るものと考えております。そういった事例でありますとか、具体的なお困り事等も把握していただいた分があれば、県の方にも情報を提供していただく、飲食店等のガイドラインの遵守状況、チェックリスト等の現地での確認などについては、市や町の職員の皆様方なども、地域の飲食店等にいらっしゃるような機会があれば、色々な情報等のご提供もいただければありがたいと考えているところでございます。
細かいところですが、「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」自体は6時半ぐらいまで開催したのでしょうか。
6時半までやりました。
他社さんとまた被ってしまいますが、度々すみません。お盆休みのお願いの「帰省」部分ですが、帰省によって来県される方が対象になるということでしょうか。
そうですね、県外から帰省される皆様方に対する呼びかけであります。
1カ月あまりで感染者が急増している県内から県外へ帰省される方が対象にならないというのは何か判断理由はございますでしょうか。
県外にお帰りになられる、いわゆる帰省される場合に、帰省先の自治体の皆様方、帰省はこの時期自粛を要請されている県もおありですし、特段自粛要請等を考えておられない県もあるわけでありますので。一方で、私どもが一般的に言っている県民の皆様方に対するお願いとして、感染が多発して、拡大する状況にある地域への訪問は控えていただきたいというお願いをさせていただいております。
分かりました。今日の「新型コロナウイルス感染症に関する県・市町緊急会議」についてですが、県内の感染者の急増に関しては、当然、県全体で考えることだと思うのですけれども、自治体の中では幸いなことにまだ感染者が出ていない自治体もあります。この帰省に対する考えや、「Go To トラベルキャンペーン」について、各自治体からどういった意見があったのか、もう少し具体的に、何パターンが教えていただけないでしょうか。
自治体によっては、観光産業が重要な基幹産業までには位置付けられていない地域もおありであろうと思いますし、そういった中で、観光客、交流人口が増えること自体に、若干危機意識をお持ちになっておられる自治体もおありになるものと思っております。個別に、この会議に先んじて、各自治体のお考えをお聞かせいただいて、今日の意見交換をさせていただいたところでありますが、大方の自治体が、やはり基幹産業であり、重要な産業として感染症には注意しつつ、これからもお客さんをお迎えしていきたいというお考えをお示しになっておられました。
お盆休みのお願いの2番目で、「夜の繁華街等に立ち寄られた方」の範囲が微妙かなと思います。例えば、スナックとか、接待を伴う飲食店だとよく分かるのですけれども、例えば、極端な話、思案橋や銅座でラーメンや餃子を食べただけの方も、立ち寄ったことになるので、帰省を控えるということになるのか、そのあたり、詳しくお聞かせ願えればと思います。
これは、イメージとしては、いわゆる接待を伴うような夜の街というイメージで整理をいたしております。
例えば、思案橋に行って、でただ食事をしただけといったら、これは特に当てはまらないと考えていいわけですね。
考えておりません。
わかりました。先ほどの観光が基幹産業ということに関連してですが、今回の話は直接ではないのですけれども、今、PCR検査が、かかりつけ医でも受けられるようになっています。これができるようになってくると、経済界にとっても、観光業にとっても、ウィズコロナと考えた際に、仮に、県外の出張から帰ってきたときに、無症状でもPCR検査を受けたいというニーズはあると思いますが、そのニーズに対して、県としては、本来の使い方ではないので、そのような使い方はしてほしくないというようなスタンスなのか、それとも逆に、ウィズコロナと考えたときに、それも一つの方法としてあり得るのか、どちらのスタンスでいらっしゃるのでしょうか。
基本的には、保険診療の中で対応をしていこうと考えております。したがって、自己負担が少額で済むような形でPCR検査件数を増やしていく必要があるものと思っておりますので、今回の事例の場合も、一旦、別の医療機関に相談したのだけれども、PCR検査は必要ないと判断され、別の医療機関に行って検査をしたところ陽性であったというような事例もありましたので、できるだけ幅広に、検査対応をしていただけることを目指しているところであります。
知事がお話ししたとおりですけれども、若干追加申し上げますと、やはりかかりつけ医の先生ですから、県民が普段かかっている方の検査という前提でされると考えております。ただ、その中で、主治医の判断で、こういった場合は検査をやっておいた方がいいよねというのは当然あり得ると思います。先ほどご質問があったように、例えば、会社の方が、流行地域に行き、ちょっと気になる点があって、戻ってきた際にPCR検査をした方がいいのかどうかは、医師の判断でできるものですし、今、県医師会とも調整をしておりますが、そこはやはり医師の判断でできるようにしようという方向で調整行っておりますので、そういった目的にも可能性としては当然対応し得るものがあると考えております。
そうなると、医師は、必要ではないと判断したけれども、陰性証明みたいなのが欲しいからといった場合、自費で払えば検査できるのですけれども、そういった使い方は、あまり想定されていないということでしょうか。
前提として、かかりつけの方ということですが、それぞれの医療機関の受入態勢の中で、可能であればそういったものも受けられると聞いておりますので、全体の検査体制の中で、何を優先していくのかということにかかわりますが、そういった場合も当然考えられるとなっています。
確認ですけれども、今、PCR検査は1日当たり、何件程度やられているのでしょうか。
日によって変わっておりまして、やはり濃厚接触者調査をするともの凄い件数になっています。今、総じて言うと、100件ぐらい前後で動いているような状況でございます。
ピーク時だと、一番多いときで何件ぐらいというイメージでしたか。
恐らく200件以上やっていると思います。
帰省についての考え方の確認ですけれども、基本的には、一律で帰省の自粛を求めないという考え方になるのでしょうか。2番の発熱とか、夜の街に行った人以外は、通常どおり帰省してもらって構わないという理解でいいのでしょうか。
そうです。ご家族の皆様方と相談をしていただき、ご判断していただいてよろしいと。一律に自粛をしてくれという要請を行うものではありません。
今後の取組の、4番の、飲食業等の、感染症対策としての支援策ですが、この飲食業等の幅、対象の店舗数、財源、その建て付けについて、もう少し詳しく教えていただきたいのですが。
基本的には、飲食店ということで考えておりますけれども、飲食店にもいろいろな業態がございますので、詳細につきましては、今、最後の詰めを行っているところでございます。
その対象となる店舗数は。
経済センサス上の飲食店の数ということになりますと、約6,000ございますけれども、その中からどの部分を対象にするかというところで、整理をいたしたいと思っております。
これは、1店舗につき上限200万円ということでいいですか。
基本的に、県内において飲食店を経営する中小企業者等に対して、上限200万円ということで考えております。
その財源は、どう考えられていますか。
これは、先日の知事の記者会見でもご説明しましたけれども、既定の予算を活用いたしまして、迅速にやりたいということで考えております。
お盆休みのお願いの1についてですけれども、この高齢者と接する機会、それから、飲酒・飲食の機会が増えることから、家族とよく相談するようにということですが、一般の人が、どこまでこれで具体的なイメージできるかなということが疑問に思います。例えば、高齢者と接する機会というのは、例えば、ご家族に高齢者がいるので、その場合は、家族と話し合った上で避けてもらうようにですとか、あるいは飲酒・飲食の機会が増えるというのは、長崎県内に来られたときには、夜の街に酒を飲みに行かないとか、そういったことを話し合うということを想定された記述なのでしょうか。
具体的に、高齢者と接する方は帰省しないでくださいという趣旨ではありません。若い方々自身、万が一感染していたら、家族の中の高齢者の方々に危害を与えるおそれがあるので、自分たちは帰らないというようなご判断をされることもおありでしょうし、飲酒・飲食の機会というのは、例えば、同じ仲間がお盆を機会に帰省をして、同窓会があったり、飲食を共にする場が増えたりというような事があるでしょうから、そういったことを総合的にご判断いただいて、お決めいただく必要があるんではなかろうかということで、家族の皆さん方とよく相談して、お決めいただければと申し上げたところです。
高齢者の部分ですが、やはり、2で、「発熱等の症状がある場合」とありますが、とはいえ、症状がない方というのはかなりいらっしゃると思います。特に若い方々ですね。そういった方々に対して、もし自分が感染していたらということを想定した場合、というより、感染しているということを前提に動いた方がいいという呼びかけもあると思うのですが、その場合、やはりここでは家族と話し合ってということは、それぞれの判断に委ねて、という理解でよろしいでしょうか。
それぞれのお立場の思いがあるものと思っております。例えば、おじいちゃんが、夏休みに孫が帰って来る。これは非常に楽しみだと待っておられるご家族の皆様もいらっしゃるでしょうし、したがって、お盆休みのお願いの4番目に、改めて生活様式の徹底をと申しましたのは、そういった場合においても、会っていただく場合には、特に高齢者、あるいは既往歴のあるような方々と接する場合には、十分な対策をとってもらいたいという意味を込めてお願いをさせていただいております。
先ほどから、帰省についての質問が出ていますけれども、これは県外からの帰省ということですが、帰省といったときに、県内間の帰省というのもあると思います。例えば、本土地区から離島に行くといったところは含めないという理解でいいのでしょうか。
そこは考えておりません。県内移動の範疇ではなかろうかと思っています。
分かりました。知事が会見でご説明された内容について、県内21市町の首長と確認されたという理解でよろしいのでしょうか。
こういった形でメッセージを出してはどうかという形で、ご意見等もお伺いをしたところであります。
概ね了承されたという理解でよろしいでしょうか。
そうでございます。
お盆休みのお願いについての1番について、先ほど知事の発言では、若者にと言っていましたけれども、これは、若者が対象なのでしょうか。
若者に限定したお願いではありません。お幾つぐらいまで若者というのか、別ですけれども、帰省に当たっての留意していただきたいことを、ここに整理させていただいております。
確認ですけれども、やはり数字としては、当然若い方の感染が相次いでいるため、より若者の方は注意してくださいというイメージですかね。
そうですね、はい。
特に若者に限ってということではないということでいいですか。
そうです。
わかりました。その確認でございました。ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後6時10分から午後6時54分(44分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年8月2日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
先ほど、福祉保健部長からご報告をさせていただいたかと思いますけれども、本日の新たな感染者の発生状況は、23名に上っているところであります。昨日も、県全体で18件発生したところであり、これまでの1日当たりの発生数は、連日最高を記録しつつあるという状況で推移しております。
長崎県の直近1週間の新規感染者でありますけれども、先週金曜日時点では、人口10万人当たり約1.5人という状況でありましたが、本日時点では4.5人となっているところであります。国の基準では、2.5人を超えた地域においては、社会への協力要請を行うというような目安とされているところでありますが、本県においても、地域での感染がますます拡大しつつあるという状況にあるものと受け止めております。
ここで、現在のクラスターの発生状況について説明をさせていただきます。まず、今回のクラスターの発生要因と考えられますことは、現時点での大雑把な要因把握ですが、懇親会の参加者、店舗従業者の中に感染者が存在するリスクが十分関係者に認識されていなかったということが一つの要因として考えられると思います。また、それぞれ、現場の状況をお聞きしてみますと、手指消毒や検温などもなされておらない。マスクも着用されていない中で、カラオケ等が使用されたということでありました。一方、また、店舗の状況も、窓や扉が閉められ、換気が十分でないという、いわゆる三密の状況であったことが推定されるところであります。これまでの感染の広がりでありますけれども、会社員グループ4人の方々が、当該店舗の懇談会に参加されていましたけれども、こういった参加者に加えて、接触者等7名の感染拡大につながっております。教職員グループの皆様、当店舗に入店された方々は4名でありましたけれども、この他に12名の感染者が見られるところであります。一方、当店の従業員の方々、4人の方々が参加されていたとお聞きしておりますけれども、加えて5名の感染者が新たに生じ、トータル36名の感染者が確認されているという状況になっております。ただ、これは非常に大雑把に大きくとらえた感染状況でありまして、場合によっては、感染経路を再確認する中で、別の感染要因、あるいは感染経路による感染者の可能性もあります。現時点での状況というご理解をいただきますよう、お願いを申し上げます。
今後の対策であります。まず、前回の会見の席でもお話をさせていただきましたけれども、最近の感染事例を見ますと、感染者が発生して、感染経路を追いかけますと、もう既に広範に及ぶ感染者、感染拡大が見られているという状況でありますので、一刻も早く、その感染状況、初発の感染者を発見・把握する必要がございます。そういうこともありますので、企業の関係者の皆様方、あるいは、教育関係者の方々に対して、従業員・職員の健康管理をさらに徹底していただき、早期感染の把握をお願いしていきたいと考えています。具体的には、長崎大学の先生が開発していただいた健康管理アプリを活用することによって、毎日の体温の推移、その他トピックス等を把握することによって、早期感染者の把握に結びつけていく必要があるものと考えております。
また、今回のクラスター発生の要因もそうでありますが、若い世代の方々が、初発事例として確認される事例が非常に増えているところであります。したがいまして、そうした若い世代の方々の、感染拡大リスクが高い場所への立ち寄りを自粛していただくよう、これから要請を行っていく必要があるものと考えております。特に、若い方々は、自らの感染予防に加えて、他人に感染させるリスクがあるということを十分自覚していただいて、なお一層の慎重な行動をお願いしていく必要があるものと考えております。
それから、要因の一つに指摘させていただいておりましたけれども、それぞれの店の環境が三密の状況であったということも指摘されているところでありますので、より、事業者の皆様方にはガイドラインの順守、特に、三密の回避に向けた具体的な取組を進めていただく必要があるものと考えているところであり、換気の改善、手指消毒、来店者名簿の作成、マスクの着用、そういった部分まで徹底して取り組んでいただけるよう、新たな支援措置も現在検討しているところであります。
そこで、改めてのお願いであります。若い世代の皆様方に、改めてお願いをさせていただきますが、同僚や友人の皆様方との酒席においては、参加者の中に感染者が存在するリスクがあるということを十分念頭に置いていただき、自らを感染から守るという、感染防止対策を徹底して実践していただきたいと考えているところであります。ここに書いておりますように、マスクを必ず着用していただく、店舗にお入りになられる時、手洗いの時、前後等手指消毒を徹底していただく、二次会、三次会、カラオケを控えていただく、三密を何としても回避していただけるような、お一人お一人の努力をお願いしていきたいと考えています。
それから、自分の健康は自分でやはり管理し、チェックをするということをお願いしていく必要があると思っております。まだ熱が少しあるんだけれども、大丈夫だろうというようなことで、外出・出勤されるというようなことがないように、先ほど申し上げた健康管理アプリ等を活用していただくことによって、自分の体調管理を、常日頃行っていただけるよう、お願いをさせていただきます。
それから、これは先ほどの繰り返しでありますけれども、自らの感染防止はもとより、他の人に移すことは何としても避けていただく必要があります。十分に慎重な行動を、改めてお願いさせていただくものであります。
次に、また、これも重ねてのお願いであります。各企業の皆様方、事業所の皆様方へのお願いであります。お一人お一人については先ほどお話をさせていただきましたが、各企業、事業者の従業員の皆様方の健康管理に十分留意をしていただきたい。特に、健康状況が思わしくないと思われる場合には、個々の従業員に対して、出勤をしないように、外出を控えるようにというような指導の徹底をお願いしたいと考えております。
そして、これも、これまでたび重ねてお願いをしてまいりましたけれども、業種毎にガイドラインが設定されております。感染防止対策を具体的な形で実践し、その対応を徹底していただきますようお願いを申し上げる次第であります。
そして、また、特に、今回のクラスターの発生要因の場所ともなりました飲食店等に対しては、改めてその環境改善、三密回避に向けた具体的な取組を支援させていただくような助成措置をこれから講じてまいりたいと考えておりますので、どうか積極的にご活用をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
特に、若い皆様方は、これからお盆休み、あるいは夏休みがまいります。多くの同僚、友人の方との親交があろうかと思いますけれども、感染拡大防止のために、さらにご協力をいただきますよう心からお願いを申し上げる次第でございます。
最後に、いつものお願いでありますけれども、県民の皆様方には、感染された方々、そして、そのご家族の皆様方、日々治療に当たっていただいております医療従事者やそのご家族の皆様方に対する偏見や誹謗中傷、これについては、ぜひ厳に慎んでいただきますよう、改めてお願いを申し上げる次第であります。
以上、私の方から、お願いと現状報告とさせていただきます。後はどうぞよろしくお願いします。
それでは、幹事社の方から質問をお願いしたいと思います。
2点お伺いさせていただきます。まず、感染拡大の状況として、懇親会参加者に感染者が存在するリスクが認識されていなかったということがありました。知事は、再三にわたって、県民に対して注意を呼びかけていらっしゃいましたが、なぜこのリスクが認識されていなかったかということをお聞かせください。次に、今日をもって県内では3桁の感染者数になりました。改めて、県民へのお願いベースをこのまま続けるのか、長崎県独自としての緊急事態宣言などの措置をとられるのかお聞かせください。
先ほど感染のリスクが存在するという意識自体が足りなかったのではなかろうかと考えているところでありますが、ご承知のとおり、長崎県は7月3日に、18件目の感染事例が発生するまで、3カ月近くの間、1件の感染事例が発生していない状況でありました。しかも、その前の感染事例も、ほとんどが県外からいらっしゃった方々との接触、あるいは、国外からいらっしゃった方との接触が感染要因として推定される事例がほとんどでありましたので、恐らく、県内にそういった感染のリスクというのは、あまり数多く存在しないというような受け止めが非常に多かったのではなかろうかと思っておりますが、したがって、今回、こうした方々が、お酒の席で、度重ねて、マスクの着用、手指消毒、そして、密接な状況の中で声を大きく上げて歌を歌われる、そういった場は避けていただけるようにというお願いをしておりましたけれども、まだまだ自分の身近に起こることとは認識されていただけていなかったのではなかろうかと考えているところでありまして、改めて、数多くの感染事例が発生している状況でありますので、認識を新たにしていただきたいと願っているところであります。
それから、県内の感染事例もここ数日間のうち、相当増加しているところであります。100名を超える感染者数になりましたけれども、今回このクラスターと考えられる事例の中でも、36名の感染者が発生しているということでありまして、具体的な感染要因はまだ精査できておりませんけれども、前回の会見の際には、18例の感染例が確認されていると申しました。7月3日以降ですけれども。したがって、県内各地で、様々な感染経路が追えないような感染が多発しているという状況では未だないのではなかろうかと考えているところであります。確かに、沖縄県では既に独自の緊急事態宣言を出されたということでありますけれども、今後の発生状況については十分注意をしながら、場合によっては、県独自の緊急事態宣言の可能性等についても検討をしていかなければいけないと考えているところであります。
今、長崎県は直近1週間の新規感染者について人口10万人当たり4.5人というということでしたけれども、この数については、どういった受け止めをされているでしょうか。
直近1週間の新規感染者が人口10万人当たり2.5人というのが、国民の皆様方に様々な協力要請を行う基準と受け止められておりますけれども、急激に感染者数が拡大しつつあることについては大きな危機感を覚えているところであります。4.5人というのは、1週間の発生件数としては非常に多いという受け止め方をいたしておりますけれども、そのリスクの状況については、感染要因がどういった状況であるのか、この中には相当数のクラスターとして把握される感染経路がこうであろうと推定される感染件数も相当数含まれているところでありますので、そういったところを総合的に勘案していく必要があるものと考えております。県内でも、感染経路の確認ができないような感染事例も既に数件見られるところでありますので、この点について、より一層緊張感を持って、今後の推移を見極めていく必要があるものと考えております。
今後の対策の中に、「若い世代の感染拡大のリスクが高い場所への立ち寄り自粛を要請」ということですけれども、この「感染リスクが高い場所」というのは、具体的にどういった場所を指しているのでしょうか。
これは、今、想定しておりますのは、前回の会見の際にもお話をさせていただきましたけれども、まず、全国的にクラスターが多発する傾向にあります、接待を伴う飲食店等。これについては、ガイドラインの順守に向けたチェックリストを策定し、自己診断をしていただいた上で、職員の現場の確認等もこれから早急に進めることといたしております。あわせて、今回確認された、いわゆるスナック等、お酒が入る場所でありまして、そういった中でも、特に、換気の状況がよくない、そして、マスクの着用がなされていない、手指消毒なども十分にされていないといった場所等については、まずは当該店舗を利用される方々に十分慎重にご判断をいただく必要があると思いますけれども、今回のこのクラスターの発生等も十分ご認識いただき、一層慎重に対応していただく必要があるものと考えております。
そうしますと、懇親会等の会食も一般的に行われますが、ここにあえて一次会が書いていないということは、会食そのものを自粛するようにというわけではなく、お店の状況に応じて考えて行動してくださいということでしょうか。
そうです。前回も、県民の皆様方に対するお願いとして、いわゆる三密状況にあるのか、ガイドラインが十分順守されているのか、それを店舗毎に判断をしていただいて、慎重に対応していただきたい。ガイドラインが十分順守されていないお店の利用は控えていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。これからも、スナック等に対しても、先ほどの接待を伴う飲食店等に準じて、チェックリスト等を自己診断として作成していただいて、その状況把握等に努めていきたいと考えているところであります。
それでは、各社の皆さんから質問をお願いします。
最初にご説明いただいた発生状況で、合計で36名感染ということでありますけれども、この全てが諫早のスナックに関連している感染という理解でよろしいでしょうか。
これは、先ほど申し上げたように、大きく括って、お店を訪問された方々、会社の同僚の方々、家族の方々に二次的に感染拡大の状況が見られます。現時点で、その全てを含んで36名の感染者が確認されているという数字でございます。
ここには、接触者等ということで、会社員グループ7名、教職員グループ12名、従業員グループ5名とありますけれども、このそれぞれに記載のある「4人の参加者」は、ここのスナックを利用されていた方ということでよろしいんでしょうか。
そう理解しております。そのスナックにおいでになられたのは、それぞれ、会社員グループの方が4人、教職員グループの方々が4人、そういった方々から濃厚接触者、あるいは接触者として感染が確認された方々が、ここに記載しておりますように、別途7名、12名の方々が感染者の方々がいらっしゃるという状況です。
先ほども少し質問の中にあったのですが、若い世代の方たちに、感染リスクの高い場所への立ち入り自粛要請を行っていくとおっしゃいましたけれども、具体的に、いつごろから、どのような形で、どの程度の強制力を持った形でやる予定なのか決まっていることがあれば教えてください。
これは、先ほど申し上げた、一部慎重に行動していただくように、そして、三密回避の状況、ガイドラインの順守状況などを、その店舗においでなられた時には十分確認して、順守されていないような場所については、利用をお控えいただきたいというお願いをさせていただいたところでありますけれども、これから、例えば、接待を伴う飲食等の場、あるいは、スナック等についても、この十分な対応策が講じていただいているのかどうかといったチェックリストなどでも自ら評価していただき、また現場確認なども行うということになっておりますので、そういった中で、十分注意喚起を進めていきたいと思っております。
現時点で、県として、例えば、リスクの高いお店とかいった場所に対して改めて休業要請等をなさるおつもり等はあるんでしょうか。
休業要請は、これからの感染症全体の推移状況などを見極めて対応していく必要があるものと思っております。具体的な県内の感染事例の発生状況でありますけれども、例えば、先ほどお話をさせていただいた、接待を伴う飲食店等の場といっても、他県で指摘されているような、件数多く発生しているというような状況ではありません。したがって、今後、県民の皆様方が利用していただく中で、感染が大きく拡大するような動向にあれば、その時には改めて注意喚起、あるいは必要があれば休業要請等も行うという選択肢もあるのではなかろうかと考えております。
わかりました。最後に、県独自の緊急事態宣言の可能性について言及されましたけれども、独自の緊急事態宣言を発令する基準の想定があれば教えていただけないでしょうか。
まだ、どういった場合に、どのような数字を超えた時に、独自の緊急事態宣言を行うのかまでは細かに詰めておりませんけれども、先ほど申し上げたように、感染経路が追うのが難しくなり、数多くの感染事例が発生しているというような状況になれば、その時点でさらに県内の感染リスクが大きくなっていくものと考えておりますので、そういった状況等を総合的に勘案していく必要があるものと思っております。
今後の対策について、資料中の「三密回避に向けた店舗側の取組促進」というところで、新たな支援措置を検討されているということですけれども、今現在やられている、新しい生活様式支援補助金上限10万円と同じようなものなのか、全く別のものなのか、考えをお聞かせください。
今、支援措置を講じておりますのは、10万円を上限とする支援措置でありますけれども、例えば、スナック等の場合においては、なかなか換気をとろうにも難しい状況にある店舗も少なくないと思っております。換気装置を導入する、入れ替える等については、一定規模の工事が必要になってくる場合もあるんではないかと思っておりますので、10万円等の事業規模で対応できないような環境整備、衛生環境の整備等も含めて、新たな補助制度を設けていこうと考えているところでありまして、事業規模として数百万円前後の事業規模も考えられるんではなかろうか、数百万円か、100万円、200万円程度になるのか、まだこれから実態は調べてみる必要はありますけれども、今までの支援措置よりも、1件当たりの支援規模が相当大きくなってくる分について、必要な対策を講じていこうと考えております。
今やられている新しい生活様式の補助金が、実は、工事等が遅れていて、8月の半ばまでの申請に間に合わないというところが多く、10月まで延期されたというのがあり、金額を増やしても、工事自体が追いつかない状況が出てくるのではないかということが心配事としてあるのですけれども、何かその辺で、県としてのお考えがあればお聞かせください。
それは、これからも継続して事業を展開していただく前提で改修等を進めていだくものと思っておりますので、十分な環境等が整って、必要な対策を講じていただけるよう、一定、期間等についても配慮を要するのではなかろうかと考えております。
補足しますと、今、10万円で考えていますのは、ある程度ソフト的なところと、確かに調達が間に合わないというようなお声も聞きますけれども、今回、拡充を考えるとすれば、少しハード的なところを考えておりますので、今の状況がこのまま続くというよりは、別物の補助対象に加えていく、あるいは、補助メニューを拡大していくイメージになっております。
飲食店等、ガイドラインに沿った対策を徹底してもらうということですけれど、利用する側としては、そのガイドラインに沿った対策を徹底しているかどうかというのは、現状では外から見た限り分からないと思うのですけれども、何か見える化するようなことというのはお考えにならないのでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、例えば、換気の状況がどうかと言われても、なかなか一度お立ち寄りいただいただけのような状況では、確認が難しいのではなかろうかと思っております。したがいまして、ガイドラインに沿った必要な項目について、店舗自らでチェックしていただいて、その内容をご報告いただく。そして、また、改修等を希望されれば、必要な支援措置を講じさせていただく。そういったガイドラインへの取組状況をきちんとまとめて公表していただいて、来客される皆様方にご安心いただけるような情報を提供していく必要があるのではなかろうかと思います。
東京都がやっているような、ガイドラインを徹底していますよというステッカーみたいなものを配布するというのは、お考えにはならないのでしょうか。
それも選択肢の一つではないかと思いますけれども、どこが公的に認証するのかというのがなかなか難しい問題があるのだろうと思います。したがって、まずは、店舗の経営者の皆様自ら、どういった状況であるのかというのをチェックしていただく。そして、必要があれば、現地の確認などを経て、ご安心していただけるように努力していく必要があるのではないかと思っています。
そういう対策をしているお店は、県の方で公表するのでしょうか。
今、知事からご説明差し上げましたように、いわゆる認証となりました時に、公的に認証するのは難しい面もございますので、自らチェックしていただき、何らかの形で、店舗に掲示をしていただくような方法を考えていきたいと思っております。
チェックした内容を張り出すような感じでしょうか。
そうですね。チェックした項目を張り出すのか、何らかの要件を満たす場合に、ステッカー的なものをお配りして掲示いただくのか、そういった具体的なものを検討しておりますので、またまとまり次第、また改めて公表したいと思っております。
この飲食店については、クラスターが発生したという認識でいいのでしょうか。
ここがクラスターの発生要因の一つの場になっているんではなかろうかということで、先ほど、グループを3つ申し上げましたけれども、3つのクラスターになるのかどうかというのは、そのクラスターとしてのカウントの要因、例えば、家族の皆様方の感染者を除外するとか、そういったこともあるんではなかろうかと思いますので、正確なクラスターとなり得るかどうかというのは、これから、もう少し確認する必要があるのではなかろうかと思います。
わかりました。ありがとうございます。この従業員グループの「4人の参加者」ですけれども、この方たちは、この時勤務していた方という理解でいいのでしょうか。
そう理解しております。
わかりました。それぞれグループがありますが、この3グループは同じ時間帯に一緒にいたのでしょうか。
同じ日であるというのは確認をさせていただいています。
今、詳細は確認しておりますが、一部、重なっていた時間帯もあると理解しています。
会社員グループと教職員グループが一部重なっていたという理解でよろしいでしょうか。従業員は通して働いているので重なっているという理解でよろしいでしょうか。
そのとおりです。
分かりました。この会見の前の福祉保健部長の会見の中では、スナックについては、接待を伴う飲食店という認識を示されたのですけれども、知事は、含まれないというような言い方だったのですが、整理を改めてお願いします。
食品衛生法上の中の統計分類では、スナック自体は、接待を伴う飲食店とはカテゴリーは異なるという状況になっています。以上です。
では、スナックは接待を伴う飲食店ではないということでよろしいでしょうか。
そのとおりです。
接待を伴う飲食店に準じて、対応していくということでよろしいでしょうか。
はい、そのとおりです。
分かりました。ありがとうございます。あと、健康管理アプリの活用と書いてありますけれども、何か目処はついているのでしょうか、いつまでにとか。
これは、例えば、若い方々、大学生の方々、あるいは高等学校等を含めて、できるだけ健康管理アプリを個々の学生の方々、生徒の皆さん方に登録していただき、企業の皆様方にも、従業員の方に登録していただいて、健康状態を常時把握できるようなシステムを活用していただき、異常な状況があれば、個々の指導をしていただけるようなことを考えています。
最後に一つ、接待を伴う飲食店と、スナックについて、チェックをするということでしたが、県内での店舗数を教えてください。
接待を伴う店舗が200数十店舗、そして、スナック等が、詳細な店舗数は確認しておりませんが、恐らく5,000店舗近くあるんではなかろうかと考えております。
スナックは、少し分類をよく見極めて、数を精査していきたいと思っておりますので、ちょっと今、概数の形になります。
200店舗あまりと、およそ5,000店舗。
その他の飲食店というくくりの中で、今、現状としては、そこまでの把握しかできておりませんので、詳細は今後、調べてみたいと思っております。
差し支えなければ、3つのグループのうち会社員グループは、何例目の例になるのか教えてください。
県の感染事例で、68例目になります。
これは、大村市の会社員男性の方でよろしいですね。教職員グループは、北陽台の先生、諫早の小学校の先生、諫早市の職員さんのグループという理解でよろしいですか。
そうです。
従業員グループについて、公表資料の中では従業員という職業の方はいなかったと思いますが、これは何例目に当たるんでしょうか。
個別にはちょっと差し控えているところもあるんですが、ここで働いていた方のグループと理解をいただければと思います。
その4人の方は全員、従業員ということですね。
そうです。
単純に考えたら、12人は同じ日にこの場にいて感染したということですが、クラスターについては一つの場所で5人以上というような目安があったと思いますが、もう一度、そこがクラスターに当たるかどうかが現状ではっきりわからない、分析ができていないという理由を、もう少し詳しく説明していただきたいのですけれども。
行動歴や発症経路をもう一度詳細に確認したいと思っています。この場で感染が広がったのか、元々感染されていた方が、ここで介しているだけなのか、その点について、再度、最終確認等が必要と考えております。、行動経路等を最終確認して、クラスターかどうか判断をしたいと考えています。
わかりました。そうしますと、最近のケースでは、現状でクラスターとしては、北陽台だけということになるんでしょうか。
はい、今現在、そのような状況になっています。
それと、細かいことで恐縮ですが、「今後の対策」の③「換気の改善や環境整備のための支援措置の拡充」の「支援措置の拡充というのと、それと、「企業・事業者の皆様へ」というところにある、③の「飲食店等における環境改善に向けた新たな支援策を検討します」の「新たな支援策」は同じものですね。
はい。
これから接待を伴う飲食店とスナック等の感染対策状況を職員の方がチェックされるということですが、店舗数が多いのですが、全量調査で実施されるのでしょうか。調査完了時期の見込み等含めて教えてください。
まず、接待を伴う飲食店につきましては、今週、来週にかけて、218店舗を回る予定にしております。その後、スナックについては、まずは、業者に対して通知をして、そこで自らチェックをしていただくという作業をまずやりたいと思っております。その確認につきましては、それを受けて、また検討したいと考えております。
確認ですが、今週、来週というのは、8月15日までということでよろしいでしょうか。
そうですね、お盆前には終了したいと思っています。
お盆前までに。ありがとうございます。それから、今、厚労省のクラスター対策班は入っているのでしょうか。
今回の事案を踏まえまして、今、国の方に要請をしているところでございます。
厳密に言うと、北陽台の件について要請をしているということになるのでしょうか。それとも、諫早の飲食店も含めての対応になるのでしょうか。
当然、両方見据えたところで要請しています。
ありがとうございます。そうすると、諫早の飲食店がクラスターに当たるのかどうかというのは、国の判断も踏まえてということになるのでしょうか。
そうですね、今後いろいろ調査が進むことによって、その点は判明されると理解しています。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後5時39分から午後6時37分(58分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年7月31日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的に感染者数が増加する傾向で推移しておりまして、昨日は、これまでで最多となる1,300人を超える感染者が確認されたところであります。また、長崎県におきましても、新たな感染者が発生しているところであり、7月3日以降、54件の感染者が確認されております。未だ県内に感染症が蔓延する状況にはないと言われておりますものの、まさに危機的な状況にあるものと受け止めているところであります。
こうした状況を医療の専門家に確認させていただきましたところ、医療の逼迫が懸念されるとともに、感染経路が不明な事例が認められており、市中感染のおそれもあることから、県民のお一人お一人が自覚を持って感染予防に努める必要があること、さらに、県外への移動に伴う感染事例、県内飲食店における感染事例も見受けられているところであり、より慎重な対応と感染予防の徹底が必要である旨のご見解をいただきました。そして、また、特に若年層の感染が多くなっているところであり、自分だけではなく、周りの方にも感染するということを十分に認識していただき、慎重に行動してほしいとの意見をいただいたところであります。
ここで、県内の感染症の発生状況について、これまでの状況を整理いたしましたので、ご報告、ご説明をさせていただきます。
お手元に資料を差し上げてあろうかと思いますが、これまでの7月3日以降の、県内での新型コロナウイルス感染症の発生状況であります。オレンジ色に色づけをしておりますのは新規患者の発生事例であります。そして、黄色に色づけをしておりますのが濃厚接触者などの件数、斜線で整理しておりますのが接触者の状況であります。これを整理いたしますと、県内の感染事例54件ございますけれども、このうち感染グループとなっておりますのは18件、いわゆる18件の新たな感染事例から感染者が拡大しているという状況が見てとれるわけであります。
その18件の主な感染経路でありますけれども、県外に出かけられた、あるいは県外の方々と飲食をともにされたというような、県外の方々との接触の機会が感染の機会になった事例が9件、感染者数にすると15人の感染事例となっております。それから、県内での飲食等による接触が感染機会となったと推定される案件が2件23人の感染者。県外に出かけられたことはなく、感染経路が未だ不明な状況である感染ルートが7件16人という状況になっております。
一方、初発の感染事例が、20代の若い方々の感染事例から拡大した案件が10件であります。40代の方々の初発感染事例が4件、50代の方が3件、70代の方が1件ということになりまして、半分以上が20代という非常に若い方々の感染事例が多いという状況になっているところであります。
次に、県内の入院医療の状況であります。これも、お手元に表をお配りしておりますように、それぞれの医療圏域毎に、病床確保数、院患者の受入数を整理しているところでありますが、入院患者の増加に伴いまして、本土地区は7月20日時点、五島医療圏においては21日時点からフェーズ2で運用を進めているところであります。
入院患者については、現時点で、重症者が1人、中等症、軽症者が26件ということになっておりまして、今後、新規患者の増加に伴いまして、医療機関の負担も増加することが懸念されております。今後、重症者が増加したり、感染者がさらに増える、あるいは感染スピードが増加するといった場合には、入院医療体制自体が逼迫する可能性もあるものと考えているところであります。そういう状況でありますので、改めて、県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと考えております。
先ほどこれまでの感染事例等についてご説明をさせていただきましたけれども、県外へお出かけされたこと、あるいは県外の方々と飲食をともにされたような事例が感染源となっている場合が数多くございます。したがいまして、今後、感染が拡大している地域への不要不急の訪問はぜひお控えいただきたい。この直近1週間における人口10万人当たりにおける新規感染者数が2.5人以上、これは国の基準として必要な対策を検討することが求められている基準でありますけれども、18都府県にのぼっているところでありますので、そういった地域へのご訪問は特に慎重にご対応いただきますようお願いを申し上げたいと思います。
それから、県内においても、飲食店等が感染の場になったという事例もございます。飲食店等を利用される際は、各店舗において、感染防止対策がしっかりと講じられているかどうか、しっかりと確認をしていただきますとともに、県民の皆様お一人お一人、自らも大声を出さないなどの感染防止対策の徹底に努めていただきますようお願いを申し上げます。
そして、3点目でありますが、これも先ほど申し上げましたように、若年層の感染事例が数多く確認されているところであります。特に、大学生など、若い方々は、人に感染させるおそれがあることを十分自覚していただき、慎重に行動していただきますようお願いを申し上げる次第であります。
こういった事態を受けまして、今後、長崎県で取り組んでまいりたいと考えております事項についてご報告をさせていただきます。
まず、各事業者の皆様方に対するガイドラインのさらなる徹底をお願いしたいと考えております。これまでも、新たな生活様式の対応のための支援措置等を講じてまいりましたけれども、飲食店への感染症対策として、設備整備等これまでは10万円の支援措置を講じておりましたけれども、それでは対応できないというような換気機能を備えたエアコンの整備でありますとか、色々な設備の改修等を伴うような環境整備について、新たな支援策を検討の上、早急に実施してまいりたいと考えております。
それから、全国的にクラスターが多発しております接待を伴う飲食業に対しましては、8月上旬までに、チェックシートによる自己点検をお願いすると同時に、職員が現地に赴きまして、現場の確認をさせていただくこととしたいと思います。
加えて、宿泊施設に対しては、これまでも現地を訪問し、確認を進めてきたところでありますが、遵守状況を、再度職員が現地に出向きまして、確認をさせていただきたいと考えております。
加えて、若年層の感染拡大防止対策の徹底にさらに力を注いでいく必要があるものと考えておりまして、若い方々に対して、慎重に行動いただきますよう注意喚起を図りますとともに、長崎大学の山藤先生が開発された健康管理アプリ、これは体温などを常時チェックするようなシステムがありますが、そういう健康管理アプリの導入等を呼びかけてまいりたいと考えております。あわせて、接触確認アプリ「COCOA」の活用の徹底について、関係皆様方のご協力をいただいてまいりたいと考えているところであります。
どうか、県民の皆様方には、引き続き新しい生活様式の実践に努めていただきますよう、各事業者の皆様方には、ガイドラインの徹底のためのさらなるお取り組みをいただきますよう、心からご協力をお願い申し上げる次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
私からは、以上でございます。
それでは、まず、幹事社の方から、ご質問をお願いします。
本日午後から長崎県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開かれていたと思うのですけれども、今回発表された内容について協議されたという認識でよろしいでしょうか。
はい。
私の肌感覚ですが、今月県内でこれだけの感染者が確認されていまして、増加傾向をたどっていたのは今に始まったことではないという認識です。このタイミングで、知事自ら県民に対して呼びかけ、取組を発表されるに至った経緯、なぜこのタイミングなのでしょうか。個人的には、もっと早くてもよかったなかということも感じるのですが、いかがでしょうか。
いよいよ明日から夏休みが始まりますし、若い方々の県外、県域を越える移動も増える時期を迎えてくるものと考えております。これまでの感染事例等を検証した上で、特に若いそういった皆様方にも、改めて現時点で注意・協力をお願いする必要があると考え、今回お願いをさせていただくことにしたところです。
最近、若年層の感染症の増加が目立ちますけれども、この要因としてはどのようにお考えでしょうか。
一つは、県境を越える移動というのが、長期間にわたって自粛のお願いをさせていただいてきたところが、7月に入って県域を越える移動自粛の要請が解除され、それぞれ皆様、感染症対策に注意をしながら行動をしていただいているものと思いますけれども、大都市部等を中心に、感染リスクが普遍的に存在する可能性もあるという状況になりつつありますので、改めて注意を喚起させていただく必要があると考えたところです。
今日お示しいただいた1枚目の「県民の皆様へ」という資料の中で、①「直近1週間における人口10万人あたりの新規感染者数が2.5人以上」の18都府県が感染拡大している地域ということですけれども、長崎県はこれに入らないのでしょうか。
長崎県は入っておりません。
すみません、数字でいうと、2.5人以上という国が定める基準がありますけれども、長崎では現在何人なのでしょうか。
1人台だったと思います。正確な数字は、ちょっと確認してお出しします。
あくまで国の基準ということでありますけれども、1ヶ月間でこれだけの人数が県内で確認されていて、知事の冒頭のお話では、蔓延している状況だとは言えないとしながらも、危機的状況という表現をされていましたが、記者である前に一県民として私も含め、生活をしていく上で非常に不安を抱えていらっしゃる方々がたくさんいると思うのですけれども、具体的な県の対策、これまでの対応は万全だったのかと疑問視しているところもあるのですけれどもいかがでしょうか。
確かに、先ほど申し上げたように、54件の感染事例が7月3日以降発生しているところであります。それ以前も、4月17日まで、17件の感染事例が発生したわけでありますけれども、この1月間の発生状況を見ますと、発生したその時点で、感染を確認して、濃厚接触者、あるいは接触者を調べてみると、その感染の広がりが見えて、複数の感染者が発生するような事態になっているところであります。したがいまして、54件という数字を見ると、県内各地でばらばらと数多く発生しているようなご印象を持っておられると思いますけれども、先ほど申し上げたように、感染のグループ、感染経路をたどってみますと、18件の感染グループが確認されているところでありますので、今後、より早期に感染事例を発見し、感染経路の究明に努め、必要な対策を講じていくことが急がれるものと考えております。
様々な業種にわたって、様々な事業者の方々の経営状況は非常に苦しい状況だと思います。休業要請が是か非かという話では決してないのですが、各都道府県を見ると独自の取組・対応をされていますけれども、今後、そういうことを県でお考えになることはございますでしょうか。
特定の業種について、特に感染事例が多発するというような事例であれば、当然ながら、そういった分野に対する特別な協力要請等を検討する必要があるものと考えております。ただ、先ほど申し上げたように、半分以上の感染実例を考えた場合に、県外との接触が感染につながった事例が相当数あるわけでありますので、県外にお出かけいただくこと自体、そして、また、お出かけいただいた後、慎重な行動をお願いする。そしてまた一方で、県内においては、一定、感染経路が不明な事例も生じているわけでありますので、県内にも感染リスクが存在するという前提のもとに、個々の県民の皆様方が飲食店をご利用される、あるいは、様々な会合等に参加される際には、自らもその感染防止対策に十分配意していただきたいと考えているところであります。
今月の知事の定例会見の場で、知事としては、国が進める「Go To キャンペーン」について歓迎するというお言葉がございましたけれども、因果関係がどうあるかというのはまだわかりませんけれども、結果として、7月1カ月間で感染者が急増したことを見て、当初の知事のお考えに変わりがないのかお聞かせください。
今、感染状況についてお話をさせていただきましたけれども、県外から観光客をお迎えすることによって新たな感染症が発生するという事例は、未だ県内では確認されていない状況であります。既に、県外、全国キャンペーンを展開して1カ月以上経過しているわけでありますので、「Go To キャンペーン」が大きな誘因になって県内の感染拡大につながっているというには、まだそういった事例が把握されていないという状況にあるのではなかろうかと受け止めているところであり、関係者の方々の感染防止対策の徹底に細心の注意を払っていただいていることの一つの成果ではなかろうかと考えているところであります。ただ、県民の皆様方が県外にお出かけになられる、そういったことが感染の要因につながっている例は見られますので、それが「Go To キャンペーン」を活用されてお出かけになられたのかどうかは実は確認できていない状況であります。
ありがとうございました。
専門家会議での提言の内容の確認です。「医療逼迫のおそれがある」、「市中感染のおそれがある」、「県内飲食店での感染予防が必要」、「若者の感染防止策が必要」この4点ということでよろしいですか。
もう一つ、県外への移動に伴う感染事例等も確認されておりますので、県外への移動する場合にも慎重な行動、感染予防対策を徹底していく必要があるものというご指摘をいただいております。
市中感染のおそれがあるという表現についてなんですけれども、「おそれ」なのでしょうか。市中感染はまだ確認されていないということなのでしょうか。
先ほど申し上げたように、感染経路が明らかになっていないけれども、県外にお出かけになられたことがないというような事例も見られますので、それはやはり県内感染のリスクもあるという前提の下に、慎重な行動をとっていただく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。専門家会議はいつ開かれたのでしょうか。
今回は、会議を開くというよりも、委員の皆様方がご多忙でありましたので、個別にご見解・ご意見をお伺いしたところであります。
医療の専門家の方と同時に、経済の専門家の方から聞かれていたと思うのですけれども、経済の専門家の方からはどういう意見があったのでしょうか。
経済の専門家お2人にもご意見を伺っております。今後、医療と経済の両立を図る上では、やはり県内の感染予防対策を徹底することは非常に重要なことなので、そういった点はしっかりやっていく必要があるというご意見をいただいております。
そうすると、経済が打撃を受けている中で、あくまでも経済を回すために人の移動を維持するべきだというご意見は特に出なかったということなのでしょうか。
今回は、特に、なかったものと。
そこの直接の言及はありませんでした。要は、県内での感染予防対策を進める上では、やはりこういった取組もやっていく必要があるだろうというご意見をいただいております。
その上でお尋ねしたいんですけれども、今回の対策の中では、知事はその意見を聞いた上で、何を重視して判断されたということになるのでしょうか。
やはり感染症の状況と県内における状況を正確に把握した上で、傾向に対してしっかりと対応策を講じていく必要があると考えたところでありまして、改めて、感染の機会につながったような場所、あるいは世代に対して、特別に注意喚起を行い、必要な対策の徹底を図っていただく努力を重ねていく必要があると考えております。
飲食店での感染防止についてですけれども、これちょっと穿った見方かもしれないのですが、これまで確認されている感染事例の中で、感染防止策が十分でない飲食店の利用が見られたということなのでしょうか。
ガイドラインの徹底について協力要請を行い、また、必要な対策に要する経費の一部支援措置等を講じてきたところでありますが、一番大切なのは、お店の側で感染対策に十分配意しつつ環境を整えても、やはりお客様同士、いわば、県民の皆様お一人お一人が、感染拡大を防ぐために、お酒の回し飲みはやめよう、大きな声で話すのはやめよう、そういった点を含めて、お一人お一人の行動を、この感染防止対策の観点からもう一度見つめ直していただきたいと考えております。
これまでの事例の中で、感染防止策が採られていない飲食店での感染事例は見られたのでしょうか。
特に、そこは確認いたしておりません。
そうすると、これは、一般論に基づいた対策ということになるのでしょうか。
一つは、全国的に飲食店を介した感染事例が非常に頻発しているということもありまして、改めて、飲食店等における感染防止対策、ガイドラインの順守対策を徹底する必要があるとされているところであり、県内においても、いま一度、ガイドラインの徹底を図っていきたいと考えております。
ありがとうございます。それと、飲食店の方、感染対策の支援について、換気機能を備えたエアコンの整備など、10万円を超える飲食店での設備整備の支援を行うということでしたが、これは9月補正予算で対応される予定でしょうか。それとも、近々にということなんでしょうか。
10万円の支援措置を既に講じているところでありますが、受付期間を延長しておりますけれども、余裕が生じてくる可能性があるものと受け止めているところでありまして、また、感染症のご専門の方々のお話では、まず、換気対策が一番重要ではないかというようなご指摘もいただいたところであります。これは、県内のクラスターの発生に伴い、専門家をお呼びした際のご意見でありましたけれども、そういうことから、なかなか換気ができにくい店舗も中にはおありでしょうから、ドアを開け放つ、窓を開け放つという換気よりも、換気扇や、換気ができるような空調の整備など、そういった分野、さらに、10万円では対応しにくい対応策等について支援措置を検討していきたいと考えております。
時期はいつごろを目処に考えていらっしゃるのでしょうか。
既定予算の枠を活用して、支援措置を講じていければと考えているところであります。したがいまして、9月補正を待つことなく、対策を講じていければと思っております。
8月中に始めたいという理解でいいのでしょうか。
できるだけ早くスキームをまとめて、支援措置を講じていきたいと思います。
ありがとうございます。
各社の皆様から質問をお願いしたいと思います。
他県では独自の緊急事態宣言を出されるようなところもありますけれども、今回の長崎県のこの取組というのは、独自の緊急事態宣言・非常事態宣言といったものと同じなのか、それとも、全く違う性質のものかというのが1点。もう1点は、仮に、そういう緊急事態宣言ではないというのであれば、今後、状況によって、そういったものを出される可能性があるのか、この2点お伺いします。
これは、先の会見の際にも申し上げたかとは思いますけれども、「Go To キャンペーン」等によって、人と人との接触の機会は、これから増えていく可能性があるものと思っています。これまで、先ほど申し上げたように、全国キャンペーン等を展開して、県内ではまだ、県外からの観光客の誘客に伴う感染事例というのは確認されていないところでありますけれども、ただ、それが、県内でも多く発生するような状況になってくるということであれば、その動向を踏まえながら、しっかりとした対応策を講じていく必要があるものと考えているところでありまして、それについては、今後の推移を十分見極めながら、必要な対策を迅速に講じていく必要があるものと考えております。そういう意味では、先ほど申し上げましたように、54件の感染者に対して、感染源をたどってみますと、18例という形になりますので、未だ緊急事態宣言を発出して、県民の皆様方の自粛をお願いするという段階までには至っていないのではなかろうかと、クラスター発生が大きな要因の一つになっているものと受け止めているところでありますので、今後の推移を見極めていきたいと思います。
念のために確認ですけれども、現状では緊急事態宣言を出す段階ではないけれども、今後の推移によってはあり得るということでよろしいでしょうか。
はい。
お疲れ様です。細かい確認ですけれども、初発18件というのは、今までの説明では18グループがあると言っていたんですけれども、そういう理解でいいでしょうか。
そのとおりです。
あと、入院医療の状況についてですけれども、昨日の会見を聞かせていただいたのですけれども、軽症者等の宿泊施設等への振り替えとかなかなか進まないような部分もあると思うんですけれども、病院が逼迫するから、軽症者施設の方にもっと軽症者を入れるとかいうのはできないのでしょうか。
今現在の運用も、医療機関の判断において、肺炎像がないということであれば、特別な事情がなければ宿泊療養施設の活用を進めています。
確保も含めて宿泊施設の利用が進まないというのはないのでしょうか。
医療現場でも、今、かなり活発に活用している状況になっていますので、何かしらで止まっているような状況にはないという状況でございます。
今、県では今後の感染拡大の見通しというのはどのように見られていますでしょうか。
今、現在、感染経路の分析を進めましても、県外との何らかの関わりがあるものが半数を占めるものの、不明例というものも依然として存在するものがございます。そういったことで、今後もある程度、市中からの感染事例というものは想定しておかなければいけないと考えておりまして、県民の皆様には、そういったリスクもあるということを十分に認識した上で、生活様式をより徹底して、慎重にご対応していただきたいというように考えております。
今回の取組や、県民の皆さんへの呼びかけによって、感染をどのくらいの件数減らす等、数値の目標があれば教えていただければと思います。
できるだけ、この新規感染の方のスピードをなるべく緩める方向にもっていくのは当然だと思います。医療機関は、重症者が発症しますと非常に医療従事者の要員もかなりの支援が必要な状態になりまして、医療機関の圧迫度合いも大きいのですが、軽症でも、たくさんの方が医療機関に入ってくると、そのための入院対応等で、医療機関の逼迫のおそれが強くなります。私の思いとしては、今、若い方々に感染が確認されている状況でございまして、特に、若い方の行動によって、軽症であってもたくさんの感染方が出ることで医療の逼迫につながりますし、逆に、そういった方々が色々な方に感染を移すリスクも非常に高いものがありますので、そういった行動自粛を徹底していただいて、新規感染のスピードを抑えていく必要があると考えています。
最後に一つ。今日も71例目までの事例が発生していますけれども、中でも69例目の方については、諫早市の小学校に勤務の方で、県教委が主催の研修会に参加されていたというような話を聞いております。研修会には20数名が参加されていて、中には体調不良を訴えておられる方も数人いらっしゃるというようなお話を聞いているんですけれども、そういった研修会や、県主催の研修会、イベントについては、どのようにお考えでしょうか。
そのような研修会につきましては、社会活動を行っていく上で必要なものは当然実施していかないといけないとは思いますが、密な状態を避ける、マスクをする、換気を徹底する、そういう対策をとることによって、濃厚接触という状態を減らすことができるものでございますので、そういった環境をきちんと整えるということは、最低限やっていただきたいと思います。今回の飲食店へのお願いの中でも、当然、そういった観点のお願いは入れさせていただいておりますが、そこは当然、研修の場であっても、他の場であっても共通していることでありますので、そういった徹底はお願いしたいと思っております。
今後、緊急事態宣言を再度出す可能性もあると言及されていたんですけれども、それに当たり、今日、国で、自治体が感染症対策を強化する際に当たって、その判断材料となる指標等について議論がなされています。そこで、現時点で基準を国が策定していることについての受け止めと、最終的に、基準を国が設定したとしても、判断するのは自治体となりますが、今後は、どういったところの基準を明確にしてほしい等、自治体として求めるところがあったら教えてほしいのですけれども。
それでは、私の方からお答えさせていただきます。今、国でつくっている指標については、本日、国の分科会で議論されておりますので、県としてもしっかりと対応していきたいと思います。最終的に、地域毎の状況で判断するということでございますが、確かに地域によっては、全く感染経路不明の状況が多数あるのか、例えば、ある一つのクラスターで数は多いものの、経路としてはある程度限られている状態なのか、同じ感染者の数をとっても、その状況というのはそれぞれ違うものがございますので、地域毎で状況を判断して、緊急事態宣言の発令の際にはそういったことも考慮していく必要があると思います。そういった意味での、地域毎の判断というのは当然あり得るものかと思います。いずれにしましても、今、国の分科会で議論が進められておりますので、県の方も、そこをしっかりとフォローして対応していきたいと思っております。
以上でございます。
わかりました。長崎県の取組として、この①の接待を伴う飲食業に対して、「職員が現地確認」をするとありますが、この職員というのは県職員でいいのでしょうか。例えば、風営法に基づいて警察官が立ち入ったり、調査したりとか、そういう考えも今後あったりするのでしょうか。
基本的には、県職員での確認等を考えております。場合によっては、トラブル防止等のために、警察官のご協力をいただくこともあるものと考えております。
感染者が拡大している地域への不要不急の訪問は控えてくださいということで、この指標を示していただいているんですけれども、これは毎日変わっていくということでよろしいでしょうか。
これは、1週間の指標ですので、今後はリアルタイムに県の方でフォローしていきます。
県の方で、この地域という形で、ホームページ等で公表するのでしょうか。
フォローしてお示しすることになると思います。
わかりました。了解です。54人の感染者が確認されているんですけれども、知事としては、第2波として受け止めているのでしょうか。
これは、第2波の到来であるのかどうか、もう少し慎重な判断が必要な状況ではなかろうかと考えております。特に、感染源が県内にあって、なおかつ感染経路が不明な案件がどういう形で推移していくのか、そういった事例が増えていくということになると、やはり県内にも感染源が数多く存在するということになってまいりますので、そういった点等も十分踏まえて、検討を進めていかなければいけないと思っております。
特定複合観光施設(IR)について
ありがとうございます。新型コロナに関連して、IRについては、国の方でも、区域認定申請の受付期間がはっきりと示されていないのですけれども、長崎県としては、今後どういったスケジュールになっていくのか、教えてください。
まずは、これまでも申し上げてまいりましたように、国の基本方針が、明確に策定、公表される必要があるものと考えております。各国のIR事業者の皆様方も、国の基本方針が未だ示されていない状況の中で、IRの施設整備構想等、具体的な計画の策定が難しいような状況にあるというお話も聞いているところでありますので、これからどういったスケジュール感を持って一連の手続が進められていくのか見極めながら対応していく必要があるものと考えております。
長崎県として、国に、スケジュールを含む基本方針を早く明確に示すように求めるような考えは、知事の方はおありでしょうか。
これまでも、この基本方針については、できるだけ早くお示しいただきたいというお願いをしてきたところでありますけれども、今のように、世界において新型コロナウイルスの感染事例が発生している状況の中で、まだ最終的なスケジュールは提示していただけない状況にあります。
公募の開始の時期というのは、遅れが出ているのか、それとも見通しが立たない状況なのか、知事としてはどのように見ていますでしょうか。
区域整備計画の申請期限というのは、来年の1月から7月まで、これについては、最近まで変更はないということを明確にお示しいただいてきたわけでありますけれども、その後の新聞報道等によりますと、区域整備計画の申請期間、あるいは、一連の手続のスケジュールが少し後ろ倒しになっていく可能性があるのではなないかというような状況も示されているところでありますので、より具体的な政府の方針を確認しながら進めていかなければいけないと思っております。
知事は、そういう状況というのはどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。公募の時期が決められないという状況なのでしょうか。
決められないというのは、今までのお答えのスタンスから見ると、考えにくいのではないかと思っておりますけれども、IR事業者の動向等を含めてお考えになっておられるのではなかろうかと考えております。それと、感染症対策等も、この基本方針の中にどのような形で盛り込まれようとするのか、そういった新たな検討課題も出ているのではなかろうかと考えております。
新型コロナウイルス感染症について(2)
感染者が増えているということですけれども、検査件数の数値が上がっているかと思うのですけれども、検査件数に対する陽性率というのは、上がってきている状況にあるのでしょうか。
それは、下がっております。
差し支えなければ、今、どのくらいでしょうか。
手持ちは、担当課で持っておりますが、昨日も国立感染研の嶋田先生に来ていただきまして、県内の感染状況を分析していただきました。その結果として、最初のころは、検査件数も限られた中で、症例数としては非常に少ない、そういった関係で、陽性率は高く出ていたのですけれども、今回、圧倒的に1日当たりの検査件数も非常に多くなっておりますから、一見、この陽性の数は多く見えはするのですけれども、陽性率という形では、第1回目のときよりも下がっているという事態になっております。
そうしますと、検査件数が増えているというのは、検査体制が整ってきたということで増えているということなのか、それとも、例えば、保健所等で検査体制が整ってきたため、以前より増して、検査に回せる余力が出てきたのか、その辺はどのように分析されているのでしょうか。
それは両方の要因があると思います。第1期目のときよりも、今回の方が圧倒的に検査機器の導入が進んでおります。帰国者・接触者外来には全てLAMP法の検査機器も導入されておりますので、そういった意味では、1日当たりの検査件数と、実際にやっている検査の数は非常に多くなっています。あとは、第1期に比べまして、第2期の際には、これまで37.5度が4日とか、当初、そういった基準も国から示されておりましたが、今、原則、医師が必要と認めれば検査に回すという方針でやっていますので、そういった意味では、その両方の要因で検査は増えていると理解しています。
わかりました。感染者数については増えているという状況にありまして、県内の保健所の状況、医療機関が逼迫する可能性もあるかと思います。感染者が増えてくると、保健所の業務というのもかなり多忙になってきているかと思うのですが、現場の状況というのはどのような状況でしょうか。
今、保健所は非常に業務逼迫しております。特に、今回、県央地区で立て続けに発生しているということで、担当する保健所では、濃厚接触者、もしくは接触者として確認作業に入らなければいけない件数が膨大な数に上っておりますので、非常に業務量としては増えています。県といたしましても、本庁からの職員の派遣や、他の担当する保健所からの応援職員などで、応援体制を組んでいるところでございます。今後は、こういった状況が続くようであれば、例えば、濃厚接触者に対しては、健康管理アプリ等のIT等を使用して、省力化を検討していく必要があるんではないかと考えています。
九州新幹線西九州ルートについて
わかりました。すみません、全然別の話で恐縮なんですけれども、この場を借りて、知事にお尋ねしたいのですが、今日、九州新幹線の長崎ルートの環境アセスについて、国土交通省が佐賀県に求めた再回答の期限となっております。まだ、公な、例えば、国交省がプレスリリースを出すとか、何らか佐賀県の方が公に立場を表明したということはないのですけれども、本紙の取材等では、国交省から、佐賀県に確認をしましたら、従来と変わらない、環境アセスについては受け入れられないという回答だったということです。これで、令和5年度の着工が極めて困難になったということですが、それについての、知事の現時点で答えられるものがあれば、お答えいただきたいのですけれども。
国土交通省と佐賀県の協議の中で、5択に対応できるような環境アセスの提案を国からなされて、それに対して、一旦、佐賀県ではお断りになったところでありますけれども、7月いっぱい再度検討して、回答をしてくれるようにというお話であったと聞いておりますけれども、まだ最終的な回答がどのような内容であったのか、私は、お話をお伺いしておりませんけれども、難しいというような回答だったのでしょうか。
現状、環境アセスの手続の受入について、佐賀県としては従来どおり、受けられないという回答で、それを受けて、国土交通省としては、令和5年度の新鳥栖・武雄温泉間の着工は極めて困難になったと判断したということでした。
今一度、佐賀県においては、この新幹線整備について、ご検討をいただいてご判断いただきたいと願っていたところでありますけれども、今、そのお話を聞いて、大変残念に思っております。5択の全てに対応できる環境アセスについて、これは全額国費でもって対応する旨のご提案をされたものとお伺いしているところであり、これから、協議を進められる中で、この5択について検討する場として設けられたわけでありますので、全ての選択肢を生かすような方策をぜひ実現してもらいたいと願っていたところであります。現実的に、このアセスが困難になるということになると、まさに次の財源確保に向けた議論等に、西九州ルートが間に合わないということも想定されるわけでありまして、大変深刻な事態であると考えております。
ただ、極めて困難という表現だったので、まだわずかばかり、可能性としてはあるかと思うのですけれども、今後、長崎県として、国等に対する、何か問題の解決に向けた働きかけなどは考えられていないでしょうか。
実を申しますと、今日、JR九州の社長がお見えになられまして、私の方からは、佐賀県における課題が、並行在来線の問題について、大きな課題として認識されているということもありましたので、この並行在来線の問題等について、さらに具体的な対応策などの提案をしていただけないのかといったようなご提案も申し上げたところでありますけれども、なかなかに難しい状況であり、今後どのようにアプローチしていくのか、継続して協議を進めていく必要があるものと考えております。
細かいことで恐縮なんですけど、今、せっかく知事の方からお話をいただいたので、ちょっと突っ込んで聞かせてもらいます。並行在来線の経営分離というのが、新幹線を整備する際には条件となっているかと思いますが、一方で、経営分離をしないという判断も、JR長崎線の方ではこれまでされたという経緯もあります。今日の知事からのお話としては、いわゆる新鳥栖・武雄温泉の並行在来線について、JRとして経営分離をしないという判断はできないのかということを具体的に話されたということでしょうか。
そうですね。これまでも、JR九州におかれては、並行在来線の経営分離を前提としないと、十分協議をしていきたいというような姿勢をお示しいただいていたわけでありますけれども、そういったご姿勢は変わらないものと理解しておりますけれども、今一つ具体的な形で提案できないのかといったお話などもさせていただきました。
それに対しては、なかなか現状ではそこまで難しいという、JR側の回答だったということですか。
これからの協議の中で、真摯に議論していくべき課題ではなかろうかというようなお話でありました。
新型コロナウイルス感染症について(3)
県のコロナ感染症の取組の②で、早急に、「県内の大学や高校等への、健康アプリの導入を推進」するとありますが、これは、学生さんとか生徒さんの、個人のスマートフォンを使うということになるのでしょうか。
そうですね。スマートフォン等を活用していただいて、日々の健康管理に努めていただきたいと考えております。
高校等というのは、高校一律に、全県下取り組んでいくのでしょうか。
これは、やはり個々の学生の皆さん方に協力していただく必要がありますので、そういった呼びかけをこれから始めていくということであります。
あと、宿泊療養施設ですけれども、今、県央で患者が急増していますけれども、今、長崎、佐世保、壱岐とあって、離島の方から優先的に進められているというお話でしたが、県央の方では確保が進められているか教えてください。
今現在、県央の方でも、確保に向けて準備を調整しているところでございます。
すぐすぐ確保できるというところではないということでしょうか。
まだその時期につきましては、公表できる状況ではございません。
感染者が出たときに、宿泊療養施設と入院と、どちらか選択肢があると思うんですけれども、入院せずにそのまま宿泊療養施設に入るということもあり得るのでしょうか。
他県ではそのように運用しているところもあるとは承知しておりますが、長崎県の場合は、まずは、医療機関で肺炎の状態を診断して、その結果、宿泊療養施設で十分療養できるという判断した方を宿泊療養の対象としております。
まず入院するという形になるということでしょうか。
現在では、そのようにしております。
以上をもちまして終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
・午後4時30分から午後5時14分(44分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年7月21日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
本県における新型コロナウイルス感染症の状況であります。去る7月3日に約2カ月半ぶりに、長崎市において18例目が発生して以降、これまでに30件の新規感染者が発生しているところであり、現在、感染経路や濃厚接触者等に係る疫学調査を積極的に進めているところであります。
この30件を関係性で区分してみますと、1つ目が長大病院と長崎みなとメディカルセンターの事例。2つ目が長崎市内の会社員の事例。3つ目が諫早市内の専門学校の事例。4つ目が佐世保の海上自衛隊の事例。5つ目、6つ目が、本日公表をさせていただきました五島市と島原市の事例。大きく6つに区分されるところであります。感染経路をできるだけ早急に解明し、濃厚接触者等の調査並びに必要な検査を適切に行うことで、事態の早期収束につなげてまいりたいと考えているところであります。
また、現在の発生状況について、医療の専門家のご意見をお伺いしたところでありますが、「今回の事例は6月からの移動制限の解除等により、県外との何らかのつながりの中で発生したものではないかと思われる。感染者が散発している状況にあるが、蔓延している状況にはないと思われる」とのご意見をいただいているところであります。
その一方で、本県の経済状況でありますが、3月から5月の間の外出自粛要請や休業要請などにより観光関連産業を中心に極めて厳しい状況が続いており、経済活動の回復を図っていく必要があります。こうした中、7月22日からGo Toトラベルキャンペーンがスタートし、まさに感染防止対策と経済の回復対策とのバランスが問われる状況となっているところであります。宿泊施設等の観光関連事業者の方々には、これまでも感染防止対策の徹底をお願いするとともに、ほぼ全ての施設がガイドラインに対応していることを現場で確認しておりましたが、以上のような状況を踏まえ、県外から多くのお客様を迎えるに当たって、何としても感染拡大防止を図るべく、本日改めて対策本部会議を開催し、観光関連事業者と連携しながら、さらなる感染予防対策の徹底を図っていくことといたしました。
そこで、本日は、県民の皆様、県外からご来県いただく皆様、そして各事業者の皆様に感染拡大防止を図るべく改めてお願いさせていただきたいと考えているところであります。まず、県民の皆様方へのお願いでございます。引き続き、新しい生活様式の実践を徹底していただきますようにお願いいたします。そして感染者が多数発生している地域への訪問は、その必要性を改めてご検討いただきたいと考えております。全国的にクラスターが多数発生しておりますキャバクラやホストクラブといった施設への立ち寄りは控えていただきますようお願い申し上げます。特に若い方々は、感染しても症状が出にくいという特徴がありますので、気付かないうちに他の人にうつす可能性もありますことを十分自覚していただいて、慎重に行動をしていただきますようお願い申し上げます。また、高齢者や既往症をお持ちの方々との接触機会が多い方々は、特に重篤化するリスクが高いわけでありますので、慎重な行動をお願いしたいと思います。
次に県外から本県をご訪問いただく皆様へのお願いであります。来県をご検討いただくに当たっては、お住いの地域の自治体の呼びかけ、それぞれの自治体で情報を発信しておられます。県外への移動を控えるように呼びかけておられる自治体もありますので、そうした地元の自治体の呼びかけを十分確認していただいた上で、来県についてのご判断をいただきたいと願っております。発熱等の症状がある場合には、来県を控えていただきますようお願いいたします。ご来県された後は、国が推奨しております「新しい旅のエチケット」等を参考にしていただき、感染防止対策を徹底していただきますようお願いいたします。中にはご家族の皆様方が帰省される場合もおありかと思います。帰省の際には、特に高齢者や既往症をお持ちの方々に面会される場合には、「マスクを着用する」、「密な状態を避ける」といった適切な感染防止対策を講じていただきますようお願い申し上げます。
そして各事業者の皆様方へのお願いであります。営業されるに当たりましては、既にご案内申し上げているように、業種毎のガイドラインに沿った感染防止対策をさらに徹底していただきますようお願いいたします。そのための支援策として補助金等も準備をさせていただいているところでありますので、積極的にご活用をいただきますようお願い申し上げます。
以上、数点についてお願いさせていただきました。県内の感染拡大防止のために、ぜひ、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、引き続きまして、県内の医療提供体制についてでありますが、長崎大学の感染症専門家や県医師会など関係団体、医療機関等から成る「長崎県新型インフルエンザ等対策会議」の医療部会等において協議・調整を進めてまいりましたが、7月13日には6月に国が示した流行シナリオに基づき、本県の病床確保の目標数を「290床」としたところでありますが、感染ピーク時に適切に患者を受け入れることができるように、現在、目標数を上回る「395床」を確保することとしております。そして、これまでは「フェーズ1」として、県全体で65床、これは県の本土部に49床、各離島医療圏に4床ずつの病床を確保しておりましたけれども、7月20日には県本土で確保しております病床数の3分の1を超える22名が入院されたことから、県本土地区については、同日、「フェーズ2」に移行し、現在、県全体で129床、県の本土部で90床の病床を確保しているところであります。今後、さらに感染が拡大した場合には、さらに「フェーズ3」、「フェーズ4」と確保病床を拡充することで感染者に適切な医療を提供できる医療体制を確保してまいりたいと考えているところであります。県といたしましては引き続き各市町や医療機関など関係機関と連携し、感染拡大防止に全力で取り組んでまいりますとともに、医療提供体制などの充実に万全を期してまいりたいと考えているところであります。
最後に重ねてのお願いでありますが、今回の医療機関における感染症発生に伴いまして、医療従事者の子どもさんが保育所から預かりを拒否されたり、配偶者の方が勤め先から出勤拒否を受けたりなど、様々な風評被害等を受けておられると聞き及んでいるところであります。県民の皆様方におかれましては、感染者やそのご家族、また日々治療に当たっていただいております医療従事者やそのご家族、関係者の皆様に対する偏見や差別につながる誹謗中傷等につきましては、厳に慎んでいただきますよう重ねてお願い申し上げる次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは幹事社の方から質問をお願いいたします。
先ほど知事からの説明で、専門家の方に状況を聞き取った上で、6月の移動制限解除以降に県外との何らかの関係で今の状況が生まれたのではないかという意見があったということですが、明日からGo Toトラベルキャンペーンが始まります。先日の知事の定例記者会見では、知事は「予定どおり実施を」とおっしゃられましたが、そのお考えは現状もお変わりないでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたように、これまでの新型コロナウイルス感染症対策は、人と人との接触の機会を可能な限り低減するという考え方の下、外出自粛でありますとか、県境を越える移動の自粛要請、あるいは休業要請などを重ねて、今日に至っているところでありますけれども、ご承知のとおり6月あるいは6月19日から緊急事態宣言が解除され、移動自粛要請等が廃止されたところであります。それに伴いまして多くの方々が移動の機会が増え、潜在的には感染症のリスクそのものは高まっていく可能性があるというのは十分認識していたところでありますが、先ほども申し上げましたように、県内の経済状況を見ますときに、観光関連産業を中心に極めて深刻な状況となっているところであり、この感染症対策と経済の回復拡大対策のバランスを考えながら、段階的な施策を進めていく必要があるものと考えてきたところであります。県においては6月1日から県民の皆様方に対して観光産業を応援していただくキャンペーンを展開し、それぞれの観光地をご訪問いただき、19日からはその対象を全国に拡大してキャンペーンを推進してきたところでありますけれども、冒頭申し上げましたように関係事業者の皆様方と連携をしながら感染リスクの低減に力を注ぎ、安心してお出かけいただけるように、引き続き努力していかなければいけないと考えているところであります。
その上で、県外から来県される方への呼びかけの中で、「地元の自治体の呼びかけを十分確認していただいた上で、来県についてのご判断をいただきたい」ということですけれども、例えば、東京であれば都知事が移動についての配慮を呼びかけていらっしゃいますが、感染は、東京だけではなく大阪、首都圏を中心に広がってる状況があります。感染者が多い自治体にお住まいの方に限定して来県を自粛するよう呼びかけるお考えはないのでしょうか。
それぞれの自治体において、県民の皆様方に対して、県外への外出・訪問等については、自粛をするような呼びかけもなされているところでありまして、感染事例が拡大している地域の中には長崎県もカウントしておられる自治体もあります。そういったメッセージが発出されておりますので、十分、尊重してご判断をいただければと考えているところであります。
県民の方に呼びかけてる項目の中で、表現が多少、曖昧なところがあると思うんですが、2点目の「感染者が多数発生している地域への訪問」の「多数発生」は、県民の方はどのように受け止めればよろしいのでしょうか。
本県においても複数の感染事例が継続して発生しているわけでありますけれども、本県よりも多数の感染者が発生している地域等については、改めてそういった地域への訪問の必要性そのものを慎重にご検討いただければありがたいと考えているところであります。
その次の、「全国的にクラスターが多数、発生しているキャバクラ、ホストクラブなどへの立ち入りは控えてください」とあります。「キャバクラ」と「ホストクラブ」の2つの業態について言及されていますけれども、「キャバクラ」・「ホストクラブ」以外を含めて何かを指してるのか、この2つを限定しているのか、どのような理解をすればよろしいでしょうか。
これは全国各地の感染症の発生事例をお聞きしますと、接待を伴うような夜の繁華街といったところでクラスターが多数発生しています。いわゆる感染症発症のリスクが高い施設であると認識をいたしておりますので、十分、慎重にできるだけそういった施設への訪問は回避していただくようご協力をお願いしたいと考えているところです。
今回の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の開催の目的ですけれども、移動の自粛の解除から、感染症の拡大が見えているので、Go Toトラベルキャンペーンが始まるのを前に徹底するために開いたという趣旨でよろしかったんでしょうか。
先ほど、申し上げたように2カ月半、感染事例が発生してない中で、6つのグループの感染事例が、県内各地域で同時並行的に発生してきています。県ではそれぞれの関係部署が、様々な施設の運営しておりますので、これまでになかったような事態を受けて、県外からお客様をお迎えするに当たって、県内の感染事例等について、十分情報を共有しながら、感染防止対策をそれぞれの立場でもしっかり取り組んでいく必要があるものと考えこの対策本部会議を開催しました。あわせて、こういった全体の流れの中で、22日からGo Toトラベルキャンペーンが始まるということでありますので、県民の皆様方へも改めてメッセージを出させていただいて、ご協力をいただく必要があると考え協議を進めてきたところです。
ありがとうございます。受け入れる側としても、ガイドラインの徹底、旅のエチケットをお願いする。県民の方が旅行に行く際にもそういうのを注意してください。あるいは感染が広まってる地域には、行くと感染して戻って来るリスクもあるので、そのあたりをよく考えてくださいという解釈ということですね。
そうです。
そして何と言っても、今回の対策本部会議は、長崎市の大きな2つの病院で感染者が出た後、初めての会議ということで、今回は当日に離島での感染も分かるという状況の中で、県内の医療体制の問題が出てきたと思いますが、改めて一部フェーズ2に移行しているという現状の中で、知事として今、一番対策をしなければいけないところについてのお考えはいかがでしょうか。
時期を同じくして、県内各地域で散発的に感染事例が発生してきた。これは先ほど申し上げましたように初めてのことでありまして、できるだけ早く実態を解明して感染経路を押さえた上で、これ以上拡大しないように、最小限の範囲で留めていくように力を注いでいく、これが一番大事なことであろうと思っております。早期に実態を解明し、必要な対策を講じていく中で、医療的なリスクもまた減らしていかなければいけないと思っているところでありまして、今、全力を挙げているところであります。
今のお話でいきますと、まずは感染された方が見つかった場合に、早く濃厚接触者を見つけて押さえていくということが、まず大事だということです。となりますと、今日、福祉保健部長の会見でもあったんですけれども、感染症対策の方の行動歴の確認について、それは長崎市も、佐世保市もすごく苦労されてると思いますが、この中で例えば、県民の皆さんに過去2週間の行動歴をメモしてくださいとか、アプリを入れましょうとか、そのあたりについては、知事はいかがお考えでしょうか。
これまでも度々、メッセージを出させていただきましたけれども、この間、「COCOA」というアプリの導入についてもお願いをさせていただいてきたところであります。引き続き、色々な機会を通して、こういった接触者の確認ができるようなアプリを、県民の皆様にもご活用いただけるようにお願いをしていきたいと思っております。
ありがとうございます。明日からGo Toトラベルキャンペーンが始まり、また、これ以上感染が広がると医療機関の体制自体も心配になってくるという中で、例えば県の具体的な対策、例えば空港や港で検温の体制を整備したり、あるいは業者の皆さんに何かしらのサポートをしたりとかいうようなことが今日の会議で挙がっていたりしていたら教えてください。
既にこれまで交通関係事業者、輸送関係事業者の皆様方のご要請もいただきました。例えば海上航路の場合には旅客ターミナルでの検温、出発地、到着港などでの非接触型の検温体制の構築などについてご提言がありまして、機器整備等について支援措置を講じております。長崎空港などにおいても、既にそういった体制がとられておりまして、継続して検温をしてチェックをしていただいてるものと理解しております。
ありがとうございました。幹事社からは以上です。
それでは各社の皆様からお願いしたいと思います。ございますでしょうか。
Go Toトラベルキャンペーンについて、感染防止とのバランスをとりながらやって行くということですが、以前おっしゃられていたように、予定どおりに始めて欲しいという意見は、変わっていないというところでしょうか。
前回も申し上げたところでありますが、元々長崎県は、まずは近場の県民の皆様方にご協力をいただく。そして実績を重ねた上で、受け入れ体制も整備を進めていただいて、6月19日から全国の皆様方に既にご来県をいただいて1月余りが経過をしたところであります。いつまでこれを続けるかというと、当初から7月いっぱいまで県独自のキャンペーンを展開して、8月からGo Toトラベルキャンペーンが展開されるであろうという想定の下、国の施策に引き継いでいこうと考えたところであります。6月のキャンペーンをスタートさせる際には、県内では新たな感染事例が発生してないような時期でありましたので、順調に推移していくのかなと期待しておりましたけれども、今、こういう形で感染事例が各地で発生しているという状況でありまして、冒頭、申し上げましたように、各関係者の皆さん方のご協力をいただきながら感染予防、感染拡大防止対策を引き続きこれまで以上に力を注いでいかなければいけないと思っておりますし、大きく事態が変わるようなことになれば、このキャンペーンそのものをどう展開していくのか。受け入れ県としてどう対処していくのか。そういったリスクも含めて、推移をしっかりと見極めつつ、キャンペーンを展開して受け入れていく必要があるものと考えているところであります。
離島に関してお尋ねです。今日、五島での感染事例発生も出てきたということで、常々、離島は医療体制が脆弱ということで心配ということでした。4月頃のお話では、特に離島への訪問自粛を知事は呼びかけておられたと思うのですが、今回のGo Toトラベルキャンペーンに当たって、全国から来るお客さんに対して、離島への訪問についてはどのように呼びかけるというか、どういうスタンスなんでしょうか。
元々、様々な県境を越える移動等の自粛をお願いするに際しても、特に離島地域の皆様方のお考えを尊重していかないといけないということで、その都度、ご意見等をいただいてきたところであります。先ほど申し上げましたように段階的な誘客キャンペーンを展開してきたところでありますけれども、特にこの全国キャンペーンに着手するに当たって、改めて各離島の首長の皆様方とも、直接お話をさせていただき、そのお考えをお聞きしてまいりました。一定、安定的に推移してまいりましたこともありまして、それぞれの首長の皆様方が、「これ以上待てない」といったご意見でありますとか、「万全の対策を講じながら両立を図っていく必要があるのではないか」といったようなご意見をいただいて、結果として、ご同意をいただいて6月19日からのキャンペーンのスタートになったところであります。したがいまして、今回のGo Toトラベルキャンペーンについても各離島地域、特別にその地域の中で、うちの離島はお断りしたいということであれば、この宿泊事業者等として登録をなされないという選択肢もあるわけでございますので、それぞれご理解いただく中で推進してきているところであります。
県としては、今回は離島、本土という区分けをせずにGo Toトラベルキャンペーンを受け入れていこうというお考えなわけですね。
そうですね、協議をして、ご同意をいただいて、ともに取り組んできたということであります。
専門家の方から、感染が散発しているが蔓延している状況ではないという意見をいただいたということですけれども、これはどういった専門家の方になるのでしょうか。
実は専門家会議のメンバーにご就任いただいております方々でありますけれども、今回は経済対策というよりも、医療的な評価が非常に大切になってくるものと考えておりまして、長崎大学の感染症の専門家の皆様方に、現状についてどのような評価をされているのかご意見等をお伺いしたところであります。
それは対策本部会議の中で、テレビ会議で聞いたということでしょうか。
それは、昨日個別にお聞きいたしました。
わかりました。今、感染が相次いでいますが、他の自治体などで感染の第2波が来ていると表明する首長もいらっしゃいます。知事としては感染第二波が来ていると受け止めているのかお聞かせください。
感染事例が重なっているだけの現象であるのか、第2波であるのかというのは引き続きこれからの推移というのも十分見極めて判断せざるを得ないのではなかろうかと考えているところであります。人の動きが活発になってきたということで、たまたま現在のような状況になっているのか、これが他の地域含めて、事例が積み重なっていくような状況で推移していくのか、まだまだ判断いたしかねているといった状況であります。
わかりました、ありがとうございます。今後、大きく事態が変われば県としての受け入れの対応も変わってくるということだったのですけれども、具体的な基準、例えば県内で医療体制、病床がフェーズ3に移ったらどうするという基準は話し合われたりしたのでしょうか。
まだ具体的な数値の整理等を行って申し上げている状況ではありません。冒頭申し上げたように、県内における感染症の状況が蔓延しているような状況であるのかないのか、これは非常に重要な点ではなかろうかと思っておりますし、これからの各医療提供体制への負荷の状況等も慎重に見極めていく必要があるものと考えているところであります。
もし万が一、これから蔓延してるという状況になれば県としてはどういう対応をとられるのでしょうか。
その原因が、県外から観光キャンペーンを通してお越しいただく方々に起因するものであるのかどうか、そういう評価をしっかりした上で、この制度、キャンペーンに継続して参加していくのかどうか、そういう判断も必要になってくるのではないかと思います。
ありがとうございました。先日の記者会見の中で、旅行者の接触者の把握をできる制度を作って行くという話をされていたと思うのですけれども、現状どういった状況になっていますでしょうか。
接触者の把握については、県外からお越しになられた方々、1つは新たなアプリ等を積極的にご活用いただいて、接触履歴の確保などに努めていきたいと思いますし、例えば、各宿泊施設の皆様方におかれては、施設内でどういった方々がお泊りいただいて、どういった場で一緒になっておられたか、できるだけ宿泊された方々を把握した上で、早期に情報提供等をいただけるようにご協力をお願いできればと考えているところであります。
「今回の事例は6月からの移動制限の解除等により、県外との何らかのつながりの中で発生したものではないかと思われる。」とのことですが、6月の移動制限解除は、19日からの全国を指すのか、県内の宿泊支援なんかを含めて、両方なのかどちらでしょうか。
長崎県にとって県境を超える移動の解除というのは6月1日の時点では、既に解除されていたところであります。6月19日は記憶に間違いがなければ、東京をはじめ首都圏地域の緊急事態宣言が解除され、県境を越える移動、自粛要請が解除された時期ではなかったかと記憶をいたしております。
長崎県が県境をまたぐ移動宣言が解除されたところからという理解でよろしいでしょうか。
そうですね、今の状況を想定いたしますと、数多くの皆様方が県外にお出かけになっておられることが感染リスクの高まりにつながっているのではないかということではなかろうかと考えているところであります。
わかりました。先ほど、知事の冒頭の説明で、県本土がフェーズ2で、県全体で129床、本土部で90床の病床を確保することになるとおっしゃられましたが、県全体129床というのは、離島も、たしかフェーズ2に移行したときの数字だと思うのですが、離島部はまだという理解でよろしいですよね。
ご指摘のとおり、離島もフェーズ2に引き上げた場合の129床ということです。
一部報道で新型コロナ感染症の影響を受けて国のIR基本方針の策定時期が白紙になったという一部報道があったのですが、県としてはIR事業者の公募時期を今月末とおっしゃられていましたが、その後、スケジュールの変更等はございませんでしょうか。
現在、基本方針の策定・公表がなされていないという状況であります。これまでは来年1月から7月までとされておりました区域認定申請の期間について当初の予定どおり動かす考え方がないという情報をいただいていたわけでありますけれども、その後、様々な情報等をお聞きいたしますと、これが延期される可能性もあるという報道にも接しているところであります。具体的にどうなるのかということについては、まだ私どもも十分正確な情報が手元にない状況にありますので、最終的な区域認定申請の期間が今まで言われていたように来年の1月から7月のまま動かないのか、あるいはこれをさらに延長するという検討がなされ、その方向で動いていくのか、そこの見極めをしながら、事業者の公募手続きに入っていかなければいけないのではなかろうかと考えております。
そうすると事業者の公募自体は、予定どおり今月末から開始されるのでしょうか。
場合によっては少し後ろ倒しになって来る可能性もあるのではなかろうかと考えているところであります。
後ろ倒しするとしたら、いつの段階で決定されるのでしょうか。
まずは国の動きをしっかりと把握し、情報を集めていく必要があるものと考えているところであります。
他に質問はございませんか。
疫学調査で感染経路の特定を進めてらっしゃるということですけれども、感染事例が同時多発的に発生し始めた中、認識としては、感染経路は今でも追えてる状態ということでよろしいでしょうか。今の感染者の経路の把握の現状はどのように考えてらっしゃるんでしょうか。
現在、県内各地域で発生はいたしておりますが、それぞれの地域に保健所を設置しておりまして、保健師等含めた専門家も勤務しております。それぞれの地域の発生事例については、地域の保健所が全力でヒアリング並びに、感染経路の解明に向けて全力で取り組んでいるところであります。
わかりました。県外から来られる方へのお願いなんですけれども、3番目の「新しい旅のエチケットを参考に感染防止対策を徹底してください」というのは、来県される方に対してどのようにな方法で呼びかけていくのでしょうか。
これはもう既に、国の方で新しい旅のエチケットというのが策定をされて、広報されているものと理解をいたしております。今一度、そういった旅をしていただくに当たっては、例えば三密を避け、おしゃべりは控えめにとか、食事されるときには会話を控えて味をしっかり堪能していただくようにとか、そういった注意点が盛り込まれておりますので、そういった点にご留意をいただいて観光を存分に楽しんでいただければと思っているところであります。
県としてはその新しい旅のエチケットの範囲で感染防止対策を徹底してくださいよというお願いを、国から既になされているものだという認識でいいのでしょうか。
改めて長崎にお出かけいただける際に、そのエチケットをもう一度ご確認いただいて実践していただければと考えているところであります。
今後、状況が大きく変わればGo Toトラベルキャンペーンの受け入れも考えるというご発言があったと思うのですけれども、どういった場合に止める判断をされるのでしょうか。止める手続きはどのように進んでいくのでしょうか。
県外からお越しいただいた方が感染されるということ、事例が発生したら直ちに止めること、そういうことではないと思います。これから数多くの皆様方をお迎えしていくわけでありますので、観光客の皆様方がお出かけいただけることによって、県内が蔓延状態になり、数多くの患者が発生し、受け入れ医療機関がパンクしてしまう、そういうことは避けなければいけないと考えておりますので、これからの推移に慎重に目を向けておかなければならないと考えているところです。
最後1点なんですけれども、その蔓延状態になり、医療機関がパンクするという可能性について、数値の整理をこれからされていくということですけれども、適宜、数値の整理等を行い、判断が必要であれば、そのときに応じて判断するということでよろしいでしょうか。
そうですね、医療提供体制の確保等の動きもこれから変わっていく可能性もありますので、そういった現状等を、その都度、確認しながら判断していく必要があるものと考えております。
最後の質問を伺いたいと思いますが、ございますか。ないようでしたら、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後3時28分(88分間)
・特別会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年7月16日 定例記者会見
会見内容
- 令和2年7月豪雨による災害について(1)
- 新型コロナウイルス感染症対策について(1)
- Go To トラベルキャンペーンについて(1)
- Go To トラベルキャンペーンについて(2)
- 本部会議について(1)
- Go To トラベルキャンペーンについて(3)
- Go To トラベルキャンペーンについて(4)
- 本部会議について(2)
- 本部会議について(3)
- 令和2年7月豪雨による災害について(2)
- 特定複合観光施設(IR)について
- Go To トラベルキャンペーンについて(5)
- 九州新幹線西九州ルートについて(1)
- 産学官連携による地域活性化について
- オープンイノベーション拠点について
- 県の強みなどをどう訴えていくのか
- 九州新幹線西九州ルートについて(2)
- 新型コロナウイルス感染症対策について(2)
- Go To トラベルキャンペーンについて(6)
- 専門家会議について
- 米海軍佐世保基地のコロナ対策について
- 石木ダム建設事業について
- 新型コロナウイルス感染症対策について(3)
令和2年7月豪雨による災害について(1)
それでは、ただいまから、会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、冒頭に私の方からご報告とお願いをさせていただきたいと思います。
1点目は、このたびの7月豪雨による災害についてであります。
ご承知のとおり、7月3日からの梅雨前線による大雨は、九州から西日本、さらには東日本にかけて記録的な豪雨となり、消防庁によりますと、全国で75名の方々が亡くなられ、今なお11名の方々が行方不明となっておられるなど、広範囲に甚大な被害がもたらされたところであります。本県でも、対馬市で1名の方が亡くなられました。犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げる次第であります。
本県におきましても、6日16時30分に大雨特別警報が発表され、以降、14日まで断続的に大雨警報が発表されたところであります。この間、県内各地域においても、がけ崩れや河川の氾濫等が発生し、住家や土木、農林水産関係に大きな被害が生じたところであります。
こうした事態を受け、全国知事会においては、4日に「緊急広域災害本部」を設置し、総務省等と連携して、「被災市区町村応援職員確保システム」に基づき、被災自治体への支援に取り組んでいるところであります。本県からは、7月5日に総括支援チームとして、熊本県球磨村に県職員3名を派遣するとともに、8日には、本県が球磨村への対口支援団体に決定されたことから、9日から、避難所運営のための、県職員10名を派遣し、その後も、球磨村の避難所運営等の被災地支援を行っているところであります。また、熊本県人吉保健所支援のため、災害時健康危機管理支援チーム、いわゆるDHEAT(ディーヒート)と呼んでおりますが、8日から県職員第1弾5名、12日から第2弾6名のほか、8日には熊本県県南保健医療調整本部支援のため、長崎医療センターなど県内6医療機関から、災害派遣医療チームDMAT(ディーマット)7チーム29名を派遣しております。その他、熊本県からの要請に基づき、7月4日には、消防庁から八代市に対する緊急消防援助隊の出動要請があり、本県の10の消防本部から28隊の緊急消防援助隊長崎県大隊を7月7日まで派遣するとともに、防災航空隊を7月14日まで派遣し、捜索や救助、搬送などの任務に当たってきたところであり、計18名の救助を行ったところであります。今回の大規模災害に対しましては、引き続き、国や知事会等と連携を図りながら、被災地の一日も早い復旧に向けて、全力で支援に努めてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症対策について(1)
次に、新型コロナウイルス感染症についてお話をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症については、さる7月3日、県内では約2カ月半ぶりに、長崎市において18例目の感染者を確認して以降、昨日までに15件の感染者が発生しております。7月3日に長崎大学の実習生の発症が確認されて以降、7月12日に、長崎みなとメディカルセンターにおいて、院内感染でクラスターが発生し、13日には長崎市内の飲食店からも複数の感染者が発生したことから、長崎市に医師や保健師を派遣するとともに、厚生労働省のクラスター対策班から専門家を派遣いただき、長崎大学病院など関係機関と連携しながら感染拡大防止に全力で取り組んでいるところであります。今後とも長崎市をしっかりと支援し、事態の終息に万全を期してまいりたいと考えております。
そこで、県民の皆様方への改めてのお願いでありますが、今後ともマスクの着用、手指消毒といった「新しい生活様式」を実践していただきますとともに、狭くて換気が悪い、人と人とが密接し、距離を十分に確保できていないといった、ガイドラインに沿った感染防止対策が十分にとられていない店舗へのお立ち寄り、ご利用は控えていただきますようお願いを申し上げます。
そして、事業者の皆様方には、営業されるに当たっては、ガイドラインに沿った感染防止対策を徹底していただきますよう、重ねてお願い申しあげます。県では、この「業種別ガイドライン」に沿った対策の実践に必要な物品の購入費等に対して、「新しい生活様式対応支援補助金」を設けて事業者の皆様方を支援しておりますので、ぜひご活用いただきますようあわせてご案内をさせていただきます。
また、クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」でありますが、7月9日に最後まで入院されておりました乗組員の方が長崎市内の医療機関を退院され、帰国の途につかれました。乗組員の方々が、全員無事に長崎を離れられましたことは喜ばしいことであり、改めて、これまでお力添えをいただきました長崎大学をはじめ、関係機関の皆様方に心からお礼を申し上げる次第であります。現在、これまで取り組んできた一連の対策について、ご支援をいただいた方々からも聞き取りなどを行いながら、検証作業に取り組んでいるところであり、検証結果を踏まえて、今後の感染症対策に活かしてまいりたいと考えております。
そして、これからは、感染予防・拡大防止対策にあわせて、段階的な経済対策を推進していくことが重要であると考えており、国の地方創生臨時交付金等を有効に活用しながら、観光振興や県産品の消費拡大、雇用の確保や事業継続支援などの対策に力を注いでまいりたいと考えております。これまで、新型コロナウイルス感染症対策として約860億円の補正予算を計上しているところであり、これらの対策の効果が全て発現した場合の経済波及効果は、事業費の約1.37倍となる1,182億円程度と想定されますことから、今後とも可能な限り予算の早期執行に努めますとともに、県民の皆様方に効果を実感していただくことができるよう、施策の一層の充実・強化を図ってまいりたいと考えております。
最後に、重ねてのお願いでありますが、感染者やそのご家族、または、日々治療に当たっていただいている医療従事者やそのご家族、関係者の皆様に対する偏見や差別につながるような誹謗中傷等については厳に慎んでいただきますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げる次第であります。
以上、冒頭2点、ご報告並びにお願いを申し上げたところであります。よろしくお願いを申し上げます。
それでは、幹事社の方からお願いします。
Go To トラベルキャンペーンについて(1)
2点お尋ねです。先ほどおっしゃっていたように、今月3日以降、県内でコロナ感染者が続いて出ていますが、中でも、感染症指定医療機関に指定されている2つの医療機関でも患者が増えているということについての受け止めと、今後の医療体制についてどのようにお考えなのかお聞かせ願います。
7月3日以降、県内でも感染者が15名発生し、クラスターが形成されている状況でありますけれども、現在、長崎市において、積極的な疫学調査が行われているところであり、県としても、職員を派遣して、感染経路の特定に力を注いでいるところであります。一刻も早く感染ルートの解明に力を注ぎ、感染拡大防止に全力で取り組んでいかなければならないと考えているところであります。
県内の状況は、徐々にその感染経路が判明しつつあるところでありますが、現時点では病院内、あるいは一部飲食店に限られている状況にあると認識しているところでありまして、冒頭申し上げました、県民の皆様方には、新たな生活様式の徹底等に、引き続きご協力をいただきたいと考えているところであります。
ありがとうございます。今日東京でも、既に200人を超えている感染者が確認されました。「GoToトラベルキャンペーン」について、県、自治体によっては懸念するところも増えている状況で、その実施に至った場合には観光施設を閉めるという方針を出している県も見受けられたりするのですけれども、長崎県として、キャンペーンについてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
ご承知のとおり、これまでは、コロナ感染症の拡大により、特に観光関係分野を中心に大きな影響を被っているところであり、県境を越えた移動が自粛解除された6月1日以降、まずは、県民の皆様方に県内の宿泊施設をご利用いただき、観光産業の応援をいただきたいということで、数多くの皆様方にお力添えをいただいてきたところであります。引き続き6月19日からは、このキャンペーンの対象を全国に拡大し、「ながさき癒し旅」ということで、数多くの皆様方をお迎えしているところでありますが、感染拡大防止を進めるに当たっては、受入側で取り組むべき事項、訪問していただく皆様方にご留意いただきたい事項、それぞれあると考えております。今後、開始される予定であります国の「GoToトラベルキャンペーン」においても、感染防止対策を義務付けるなど、安全安心対策をしっかりと取り組んでいくことが前提とされているところであり、また、県においても、これまでのキャンペーンにおいて、この「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」を遵守していただくことを参画要件にしておりますほか、長崎県旅館ホテル生活衛生同業組合と連携しながら、宿泊施設のガイドラインの対応状況について現地確認を進めているところであり、既に参加いただいている500の宿泊施設の9割以上の確認を終えているところであります。こうした取組にあわせて、今後、さらに多くの皆様方をお迎えすることになっていくものと考えておりますので、福祉保健部等の意見等も取り入れながら、感染の疑いが生じた場合の対応フロー、あるいは接触者を確認できるような体制づくり等についても、しっかりと取り組んでいただけるよう、認識の共有化を図っているところであります。そして、また、宿泊施設以外の関係者の皆様方にも、引き続き、このガイドラインに沿った対応をお願いしていきたいと考えております。
一方、また、県外からお越しいただく皆様方に対しましては、それぞれお住まいの自治体で呼びかけられておられる内容、例えば、県外への移動を自粛していただくような要請も行われているところでありまして、そういった点を十分ご確認いただきますとともに、国の方で推奨されております、旅行者視点での感染防止のための留意点をまとめた「新しい旅のエチケット」などを参考としていただき、十分な感染症対策を講じていただきたいと願っているところであります。そういったしっかりとした感染防止対策に取り組む中で、お客様を順調にお迎えし、県内観光関連産業の振興を目指していきたいと考えております。
Go To トラベルキャンペーンについて(2)
「GoToトラベルキャンペーン」に関してお尋ねします。自治体内や、九州限定といったような、地域を限定するような方策を提案するといったお考えは今のところ、お持ちでないということでしょうか。
先ほど申し上げたように、本県においては、全国に先んじて、県単独の誘客キャンペーン、これは臨時交付金を活用しておりますけれども、これを先行して展開してきたところであり、引き続いて、その誘客対象を拡大し、九州各県さらには全国からお客様をお迎えしてきているところであります。感染症防止対策については、先ほども申し上げたとおり、関係者のご理解の上で対策を講じているところでありますが、例えば、県内の皆様方に、既に14万人ほどご利用いただきました。そして、6月19日から今日まで、およそもう1月間、県外の皆様方もお迎えをしてきているところであります。余すところ7月末までの計画で取り組んでまいりましたので、残り少ない10日前後という状況になってきているところでありますが、そういう中で、この観光に伴う人の移動に起因した感染事例等は、未だ確認されていない状況でありますので、県民の皆様方、各事業者の皆様方のご協力もあり、一定、安全安心いただけるような状況は、現実として確認できつつある状況ではなかろうかと考えているところであります。確かに、段階的に近場からという手法もあるだろうと思っておりますが、お越しいただくお客様を見ますと、遠距離の移動よりも近場から観光にお出かけいただくというニーズが高いような状況でありまして、一番多いのは福岡県をはじめとした九州各県からお越しいただく皆様方が一番多いお申し込みをいただいている状況ではなかろうかと考えているところであります。
関連してですけれども、これまで、緊急事態宣言の発出、解除の対応も含めて、中村知事は、基本的に国の示した案から基本的に外れずに現実に対応されてきたと思うのですが、一部の自治体の首長が、国の方針に対して異を唱えて存在感を出しているところもある中で、知事の基本姿勢としては、国の判断からは外れないという方針で、新型コロナ感染症の対応に当たられているという理解でよろしいでしょうか。
まずは、私の最大の使命は、県民の皆様方の安全安心をどう確保するかということが一番重要な使命であると考えているところであり、そういった中で、国がどういった考え方のもと、どのような対処方針をもって臨まれるのか、それはやっぱり一番基礎になる部分でありますので、その情報はしっかり踏まえた上で、あわせて、そういった流れの中で、近隣各県を中心に、どのような対応方針をとられるのか、それによって人の流れも変わってきますし、本県への影響も大きく変わり、また感染リスクも変動していくものと考えているところであります。したがいまして、国の対処方針が示され、九州知事会議においてもさまざまな情報交換などを行った上で、長崎県として、例えば、離島を抱えるなどの特別の事情もありますので、そういった影響等も十分踏まえて、対処方針を決定していかなければならないと考えて取り組んできたところであります。
本部会議について(1)
ありがとうございます。もう1点。新型コロナウイルス関連ですけれども、感染症対策本部会議の議事録を、残されていないと思うんですが、非公開の会議で議事録がないということは、後ほど政策決定の過程を検証することが難しくなるわけですが、今後、議事録を残したり、改めて対応を再考するようなご予定というのはないのでしょうか。
この対策本部会議は、3月から5月にかけて13回開催してまいりましたけれども、その間には、新規感染者の発生、県民の皆様方のへの情報提供、県からのお願い、問い合わせへの対応、さらには、クルーズ船対応など、多岐にわたって非常に重要な任務が重なった時期であります。そうしたことから、緊急的な業務を優先し、本部会議の結果については、主な協議内容、決定された方針等を整理して議事概要としてまとめたところでありますが、音声データが残されておりますので、議論の詳細な内容については、できるだけ速やかに、会議結果に係る議事録の作成に努めてまいりたいと考えているところであります。
ありがとうございます。確認ですが、音声データをもとに、議事録を今後作成されるということでよろしいですか。
そうしてまいりたいと思います。
いつまでという目処は持たれていますか。
できるだけ早く、速やかに着手をしたいと思います。
ありがとうございます。以上です。
各社の皆様からお願いしたいと思います。ございますでしょうか。
Go To トラベルキャンペーンについて(3)
2点お尋ねします。「GoToトラベルキャンペーン」に対するスタンスですが、長崎県としては22日から予定どおり実施してほしいと受け止めていいのでしょうか。
はい。6月1日にキャンペーンを開始する段階から、まずは県内を先行する形で、範囲を広げてキャンペーンを展開し、ゆくゆくは「GoToトラベルキャンペーン」が計画されているので、それに引き継いでいくという前提のもと制度設計を進めて対策を講じてきたところであります。確かに、東京都を中心に感染の収束が見えないような状況が続いているところでありますが、先ほども申し上げたように、全国キャンペーンを先行して展開する中で、しっかりとした対応策を講じていくと、一定安心いただけるような体制の整備も可能ではないかと考えているところであり、ぜひ「GoToトラベルキャンペーン」を積極的に活用させていただく中で、県内の主要産業であります観光業の一刻も早い回復に力を注いでいきたいと思っております。
一方で、延期論もかなり強まっています。仮に、「GoToトラベルキャンペーン」が延期された場合に、長崎県への影響はどのように考えられておられるのでしょうか。
そうですね、県単独の先行キャンペーンが7月いっぱいということになり、本県においては夏場が一番集客シーズンというのでしょうか、お客様に数多くお出かけいただけるシーズンでもありますので、国のキャンペーンが先延ばしになるということであれば、どのような施策が必要であるのか、再度検討をしてみたいと考えております。
つまり、延期になった場合は、県独自のキャンペーンの第3弾のようなものも補正予算を組んで行っていくという構えがあるということでしょうか。
できれば、国の「GoToトラベルキャンペーン」の展開をより地域の実情に合った形で、地方にお任せいただけるような運用ができれば積極的な活用をさせていただけるのではなかろうかと考えているところであります。
Go To トラベルキャンペーンについて(4)
先ほどの「GoToトラベルキャンペーン」に関してですけれども、東京では感染者が継続的に数多く出ている中、端的に言って、数多く感染者が出ている地域から長崎に来るというのは、知事自身怖いなと思われないでしょうか。
もちろん数多くの感染者が発生している状況については、これは十分経過を見すえていかなければならないと考えておりますが、一部には、検査体制が充実されたことによって感染事例が拡大しつつあるのではないかというようなご議論もあるわけでありますけれども、引き続き、予断を持つことなく、事業展開をするに当たっては、十分な関係者のご理解、ご協力のもと、万全の感染防止対策でもってお迎えし、関係者と一緒に努力していかなければいけないと思っております。
本部会議について(2)
2点目は、先ほどの議事録のことですけれども、議事録を残していらっしゃらないのは、その当時、懸案があり過ぎて、作成する暇がなかったという理解でよろしいのでしょうか。
コロナ感染症の対策本部は、担当部局のみの体制では不足しておりまして、庁内挙げて応援体制を構築し、さまざまな事務に取り組んできたところでありまして、正直申し上げて議事録をきちんとした形で整理するという暇がなかったというのが本音のところであります。一応、クルーズ船内での大規模クラスターの課題も解決を見たところでありますので、できるだけ速やかに議事録の作成に取りかかり、資料として残しておきたいと思います。
最後に1点だけ。こうした会議の議事録を残すということは、どういう意味があると知事はお考えでしょうか。
基本的に、さまざまな業務を進め、また、重要な会議を開催しているわけでありまして、私も、50年近く県で仕事をしておりますけれども、こうした感染症が発生する初めての体験であります。後々の方々のために、そのときにどういうことが課題になって、どういう対応を図ったのかというのは、資料として残すのは非常に重要な視点であると考えておりますので、適正な形で時間ができましたので、迅速に取り組んでいきたいと思っております。
本部会議について(3)
議事録の話が出たので、関連して。そもそも、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を公開するという考えは、知事の方ではありますでしょうか。
対策本部会議はさまざまな感染症の発症等を情報共有化しながら、県の各部局によってどういった施策を進めていけばいいのか、非常に微妙な情報、個人情報なども取り扱う場になってまいりますので、したがって、冒頭のみ公開させていただき、対策本部会議終了後、できるだけ迅速に記者会見をさせていただき、発表をさせていただいているところであります。
令和2年7月豪雨による災害について(2)
わかりました。ありがとうございます。今回の一連の豪雨災害の被害の状況と、今回の災害について、死者も出て、新型コロナの関係で避難所の対応もあったと思うのですけれども、そういったところで、今回の豪雨災害で見えてきた課題をどのように受け止めているのか。被害の状況と課題とをお聞かせください。
近年、自然災害が頻発、激甚化する傾向にあるわけでありますけども、県民の皆様方の安全安心を確保するというのは、自治体の最大の使命であると考えております。さまざまな予報、警報が発表される中で、いかに住民の皆様方のご協力をいただき、早期に避難をしていただくか。今回、特に大きな問題になりましたのは、そういった中で、この感染症が発生しているところでありまして、3つの密を回避しつつ、いかに安全な避難所運営を行っていくのかというのが非常に大きな課題になっているものと思っております。これまでは、どちらかというと、避難の勧告でありますとか、避難指示が出されても、なかなか、住民の皆様方は、大丈夫だろうということで、避難いただけない事例が重なってきたところでありまして、非常にそれが課題として、一刻も早く、早目、早目の避難を呼びかける必要があると感じてきたところでありますが、今回の豪雨災害では、2,700名ほどの方々が、実際、避難所に避難をしていただいたということでありました。引き続き、そういった実情を踏まえた上で、避難所のこの感染症のリスクを、具体的にどういう形で回避していけばいいのか、今回の事例なども振り返りながら、今後に生かしていく必要があるものと思っております。
それから、今回の豪雨被害では、やはり災害弱者の方々に対してどういう形で避難していただけるか、あるいは、それをサポートするような体制を構築していくのかというのが改めて重要であるということを痛感させられたところであります。
九州知事会でも、長崎県が幹事県になりまして、そういった災害対策等については、九州全県として積極的な対応を図っていこうと考えてきたところでありますけれども、改めてそういった課題も見えてきたところでありますので、これからも万全な対策を講じていけるよう、努力していかなければいけないと思っています。
被害の詳細はありますか。
失礼しました。まず、人的な被害は、先ほど申し上げたとおりでありまして、1名の方が、田んぼの見回りにいらっしゃって、亡くなられたところであります。
それから、公共土木施設の災害状況であります。現在、被災箇所の確認調査等を進めておりまして、数字等については、なおこれから変動も予想されるところでありますけれども、公共土木施設においては、道路が104カ所、河川が128カ所、港湾が1カ所、都市計画関連施設1カ所、砂防1カ所ということで、現在の被害総額37億7,200万円と積算をいたしております。
それから、農地、農業用施設関係であります。農業関係の被害額7,500万円、これは農作物被害等です。農地、農業用施設22億9,600万円、林地、林道施設7億9,600万円というような状況であります。農地では、畦畔の崩壊など、608カ所の被害。そして、農道や水道等の農業用施設312カ所の被害、林地では18カ所の崩壊、林道においては43カ所等での法面崩壊等の被害状況となっております。
それから、水産関係であります。漁港施設。集計していますか。
水産関係ですけれども、漁港施設については15カ所、漁船が2隻、燃料の補給施設が1カ所となっております。教育施設でございますけれども、学校敷地内の法面崩壊が4校、雨漏りによる天井の落下が2校、その他、配電盤の破損というのが4校ございます。文化財につきましては、国指定の文化財5件、県指定文化財2件の合わせて7件という報告が上がっております。
以上でございます。
大変失礼しました。
特定複合観光施設(IR)について
ありがとうございます。 IR事業者の公募についてですけれども、県議会の委員会でも、今月末、実施を開始するという答弁がありましたけれども、県知事として、今、IRの公募をどのようにお考えでしょうか。
これまでも申し上げてまいりましたけれども、まずは、国の手続の進捗状況に応じて、その時点、時点で判断していく必要があるものと考えてまいりましたけれども、来年の1月から7月までの、区域整備計画の申請期間の変更がないという前提に立てば、もうそろそろ公募に取り組んでいくべき時期になりつつあるものと思っております。しかし、未だ国の基本方針が正式に策定公表されていないような状況であり、今後とも、認定の申請期間の変更がないということになれば、近々、公募手続に着手していく必要があるものと考えているところであります。ただ全体として、世界で新型コロナウイルス感染症が拡大し、事業者においても大変厳しい経営状況にありますので、今後、国のスケジュールが変更されるということになりますと、予定どおり公募を開始するのかどうか、その時点でまた改めて検討をする必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
Go To トラベルキャンペーンについて(5)
すみません、もう一度、「GoToトラベルキャンペーン」で、延期であったり、一律スタートに賛成できないであったり、そういった声が自治体の長から上がっているのですが、先ほどの知事のお話からすると、改めて、延期なく、予定どおりスタートした方がいいということなのか、または、一律スタートもオーケー、もしくは、今日の夕方には専門家の分科会の会議があり明日発表されるということですが、例えば、予定どおり行われるのであれば、観光県長崎の知事として、何か地域毎、九州圏毎等、何か細かい規定があるとありがたいというようなことがあれば教えてください。
一番希望しておりますのは、これまでも「GoToトラベルキャンペーン」のスタートを念頭に置きながら、その事前対策としてさまざまなキャンペーンの展開をしてきたところであり、それも、終期を設定する上では、「GoToトラベルキャンペーン」のスタートを視野に入れながら、制度設計をしてきた経過があります。従いまして、できれば予定どおり、計画どおり「GoToトラベルキャンペーン」をスタートしていただければ、観光県として大変ありがたいと考えているところであります。
明日発表される、参加事業者の内容などの詳細について、何かご要望は特にはないでしょうか。
やはりそれぞれの地域の実情を踏まえて、慎重な意見等もあるのは認識をしておりますけれども、やはりリスクをどう評価していくのかということだろうと考えております。これまで、既に1月間、全国からの誘客キャンペーンを展開してきた状況を踏まえて、未だ関連した感染事例が生じていないということは、一定、県民の皆様方にもご安心いただける状況にあるんではなかろうかと考えているところでありますので、国におかれては安全安心対策のさらなる充実徹底について、具体的な方針等をお示しいただく中で事業をスタートしていただければと願っているところです。
九州新幹線西九州ルートについて(1)
ありがとうございます。新幹線について、佐賀県で、昨日実務者の協議があり、5つの選択肢でのアセスの実施について、改めて佐賀県側が同意できないと返答しましたが、知事の今の思いと、これがこのままであれば、切れ目ない23年度の着工というのは困難だというような見通しも示されたということですが、お考えをお聞かせください。
昨日の国土交通省と佐賀県との協議の中で、国土交通省の提案であります、環境アセスの経費の予算計上について提案をお断りになったということでありまして、早期の環境影響評価着手を求めてまいりました長崎県としては大変残念に思っているところであります。これまでも、複数年を要するこの環境影響評価の手続きに着手すると、この実施期間にわたり、腰を据えて、整備方式について幅広い協議を行うことは可能になるのではないかということで、これは基本的に全額国費で措置される予算でありますので、佐賀県の事情にも配慮された形でのご提案であると、私どもも理解をしてきたところでありますけれども、改めて、佐賀県内での議論を踏まえて、7月までに回答を示してほしいということをおっしゃったとお伺いしているところでありますので、ぜひ佐賀県におかれても、そういった状況等を改めてご検討いただければありがたいと考えているところであります。5択の中から、今後の整備方針を検討するということにされてきたわけでありますけれども、まだ具体的な幅広い協議について議論が深まる前に、一つの選択肢であります、環境アセスが必須要件となるミニ新幹線でありますとか、フル規格新幹線、この可能性を何としても残していただきたいという長崎県の願いでありますので、ぜひ慎重に、県民の皆様方にも、再度ご検討をいただければありがたいと思っているところであります。
産学官連携による地域活性化について
産学官関連の話で2点、それと、アフターコロナにおける移住といいますか、地域活性化について、それぞれ2点お伺いします。よろしくお願いします。
まず、産学官連携のことですけれども、先般、長崎大学と産業労働部の間で、改めて連携が協定されて、オープンイノベーション拠点というのが設立されましたが、どのような意義があり、今後、これが設立されたことで、どのようなことができるようになるとお考えになっているでしょうか。
特に、感染症が大きな社会問題となる中で、「ウィズコロナ」、あるいは「アフターコロナ」と言われているわけでありますけれども、やはりこれまでの事業形態を非接触型に転換していくというのは非常に重要な視点ではなかろうかと考えているところでありまして、例えば、そういう取組を進めるに当たっても、生産ラインの省人化、リモート化、そのためには、AI・IoT・ロボット技術の導入などが必要不可欠になってくるものと思っておりますし、それを支える高度な知識を持った人材の育成を図っていく必要があるものと考えているところであります。そういった中、さる7月1日に、長崎大学の研究開発推進機構と、本県の産業労働部、そして産業振興財団が、このオープンイノベーション拠点を核とした、産学官連携協定を締結させていただきました。この拠点では、県が新たに基幹産業として位置づけております、AI・IoT・ロボット関連産業、海洋関連産業、航空機関連産業と、この3分野とあわせて、長崎大学の強みであります、医工連携分野、さらにこうした連携をつなぐものとして、アントレプレナーシップでありますとか、スタートアップ支援、こういった分野にわたる連携を強化していこうとするものであります。実を申しますと、これまでも県と長崎大学は、包括連携協定を締結しておりまして、さまざまな取組を進めてまいりましたけれども、これまでは、どちらかというと大学の個々の先生方と、県の事業担当との個別の結びつきという形での事業展開が多かったわけでありますけれども、今後は、組織と組織が連携をして、情報共有を図っていくことで、より連携の効果を高めていきたいと思っております。具体的には、先ほど申し上げました3者が持っております資源や機能、そういったものを効果的に活用するための情報共有から方針の協議、計画、活動案の検討、成果の振り返りなど、一連の作業について、一括して連携活動を展開してまいりたいと考えております。特に、本県では、研究開発型の企業の立地も進んでいるところでありまして、長崎大学との共同研究の可能性でありますとか、大学を起点とした地元企業、学生との結びつきの強化、地域の課題を新たなサービス事業として解決に導くような事業の検討など、さまざまな可能性があるものと考えておりまして、それぞれの相乗効果を高めることによって、経済の活性化を目指していきたいと考えております。
オープンイノベーション拠点について
ありがとうございました。もう1点、ちょっと気が早いかもしれないですけれども、アフターコロナにおける地域活性化についてお伺いしたいのですけれども、今後、企業でもリモートワークなどが推進されるということで、地方への移住を含めた、地域活性化のチャンスが来るんではないかとも言われています。その一方で、地域間競争は激化されるということも考えられるのですけれども、そういったときに、長崎県として、自分たちの強みはどういうふうに訴えていく必要があるとお考えになっているんでしょうか。
オフィスに通勤しなくて済むようなリモートワーク、ワーケーションといったワークスタイルが確立されつつあるものと考えているところであります。そういった意味では、本県には、すばらしい海や山などの自然、世界遺産や温泉をはじめ、観光的な魅力にも非常に恵まれた地域であります。既にこれまで、数々のオフィスの誘致にも取り組んできたところでありますが、すばらしい環境の中で業務が展開できると、非常に大きな魅力だというような評価の声もいただいているところでありますので、今後、そうした地域の強みや魅力を積極的に発信していくことが極めて重要であると考えております。したがって、情報発信サイトの立ち上げや、動画の配信等、また、きめ細かな相談支援活動に力を注ぐ中で、これからの2地域居住でありますとか、ワーケーション等の流れをしっかりととらえて、本県への移住、人の流れを呼び込んでいきたいと考えております。
これまでも本県については、優秀な人材が豊富に存在する、あるいは自然災害のリスクが少ないといったことに着目をしていただいて、数多くの皆様方に立地ご決定をいただいたところでありますけれども、先ほどご質問をいただいた産学官のオープンイノベーション拠点の動きなどもまた魅力の一つになってくるものと考えておりますので、しっかりと本県ならではの魅力を発信していきたいと考えております。
本県の強みなどをどう訴えていくのか
最後1点。長崎では、研究開発型の企業が誘致されたり、オープンイノベーション拠点ができたりといった基幹産業の構造転換や、ソニーのイメージセンサーの工場等、いろいろな前向きな動きはあるとは思うのですけれども、そのあたりの動きが、県民、特に若い中高生の保護者にほとんど伝わっていないのでないかととらえることもできると思うのですけれども、そのあたりを伝え方についてはどのように考えていらっしゃいますか。
若い方々を中心に、これまでも県内にとどまっていただき、県内各企業に就職をしていただいて、活躍をしていただけるように、行政が取り組んでいる施策でありますとか、各企業の魅力などを含めて、情報発信を進めてきたところでありますが、現状を申しますと、新型コロナ感染症で、さまざまな機会が失われてきているところであります。本県においては、他県にはない魅力も強くアピールできるものと考えておりますし、新たなさまざまなプロジェクトが進んで、街のたたずまいも大きく変わろうとしている時期でありますので、長崎がこれからどういった産業づくり、地域づくりを目指していくのかというのも、ご理解いただけるように、特に若い方々への情報発信にさらに力を入れていかなければいけないと考えているところであります。これからも頑張っていきたいと思います。
九州新幹線西九州ルートについて(2)
新幹線について。昨日の協議で、佐賀県側は、改めて国交省から提案があった環境アセスでは同意できないとのことでしたが、国交省側は、7月末まで待つので、もう一度再考をと言っていますが、佐賀県は既に回答済みという見解を示して7月末までに考えが変わるような印象は、正直受けませんでした。長崎県としては、フル規格を推進し、令和5年度の着工を目指されています。長崎県としてはこれまで、7月末まで、佐賀県と国交省の協議を見守るという姿勢だったと思いますが、長崎県から何らかのアクションを起こすお考えはないでしょうか。
まずは、国土交通省から佐賀県に対して、7月いっぱい検討をして、また改めて回答をほしいというお話があったと聞いておりますが、ぜひ、佐賀県にはいま一度ご検討をいただければと願っているところでありますが、やはり県といたしましても、今、何ができるのか、国土交通省とも再度相談をし、検討をしていかなければならないと考えているところであります。
すみません、「検討していかなければならない」ということは、既に検討に入っているということでよろしいでしょうか。
いろいろ考えておりますけれども、これまでも面談の機会等をお願いしてきましたけれども、なかなかそういった機会をお願いしてもできないような状況が続いています。改めてそういった機会のお願いをしたり、JR九州を含めて、どのような選択肢があるのかといった点も含めて、再度、お知恵を拝借できればと考えているところであります。
面談の機会というのは、佐賀県知事との面談の機会という理解でよろしいでしょうか。
そういった機会をいただければ、お願いをしていきたいと思います。
一応国交省側の説明では、8月から環境アセスの手続に入らなければ、令和5年度の着工は無理と言われていますが、先ほど知事がおっしゃられましたけれども、フル規格の可能性は残してほしいということであれば、例えば、今回、佐賀県側が同意せずとも、一応幅広い協議をということで、5択の中で協議は続けていくことになるかと思うのですけれども、着工時期がずれ込む、もしくはそれに伴って全面開業の時期がずれ込むということについては、どのようにお考えでしょうか。
まさに、これまで我々が一刻も早く、環境影響評価の予算を計上してもらいたいと考えておりましたのは、整備新幹線の中で、事業が残されておりますのは、北陸新幹線と、この西九州ルートだけでありまして、北陸新幹線については、既に昨年度から、環境影響評価に着手しておられます。令和4年度には一連の手続が完了し、令和5年度からの計画認可、着工という手続が検討されているものと理解しておりまして、その前に、やはり財源確保に向けた政府内における検討が進められるものと思っております。この議論に遅れてしまいますと、これまでの例を見ましても、新幹線については、複数の整備区間について、一括して財源をいかに確保するかという検討が繰り返し行われてきたところであります。環境アセスに着手できないということになると、その議論に間に合わないということになってまいりますので、本県にとって、これから選択肢の一つとして検討していただくとはいうものの、その事業着手、並びに完成時期は大幅に遅れていくのではなかろうかと、大きな懸念をいたしているところでありますので、そういった意味で、その可能性をなくすことがないようにというのは、まだ環境アセスの期間を含めて、この幅広い協議を進めていただく時間はあるわけでありますので、環境アセス手続を同時並行的に進める中で、十分な議論を尽くしていただくということも、不可能ではないのではないかと思っており、先ほどのような思いをお伝えさせていただいたところであります。
新型コロナウイルス感染症対策について(2)
わかりました。それと別件になりますけれども、新型コロナウイルス感染症の関係で、厚労省の方から、第2波に備えた医療提供体制ということで、新たな流行シナリオに基づく長崎県内の推計患者数、推計の最大入院患者数、重症者数について作成するよう通知が来ており、その期限は7月の上旬か中旬ぐらいまでだったと思います。現状、まとまっているものがあれば教えていただきたいと思います。
これまでの感染症ピーク時の医療需要については、3月6日に国によって示されました、中国の武漢市の疫学情報をもとにした公衆衛生上の対策が行われない前提で作成された計算式によって、本県では、最大2,700名と算出をし、その3分1である900名を当面の病床確保の目標として設定してきたところであります。今回、国において、流行シナリオが示されたところでありまして、これは、国内での、これまでの新型コロナウイルス感染症の患者の発生動向、あるいは国内で実際に行われた感染拡大防止のための社会への協力要請の効果等を踏まえて、6月19日に、厚生労働省が各都道府県に対して病床数の確保の目安を検討するために、通知が行われてものであります。この流行シナリオを本県の人口構成に当てはめて考えますときに、本県の推計患者数を算定いたしますと、感染ピーク時に入院が必要な方は最大286名。このうち、重症患者は41名となり、宿泊療養施設での療養が必要な方は123名となってまいります。今後は、こうした推計患者数を目標として、感染者の入院病床、宿泊療養施設の確保を進めていかなければならないと考えているところであります。
わかりました。そうしますと、入院患者数の最大が286人ということであれば、地域毎には分かれているとは思うのですが、既に307床ほど確保されているということで、病床としては既に足りているという理解でよろしいでしょうか。
地域毎にバランスがどうであるのかという問題はありますけど、総数としては確保できている状況であります。
宿泊療養施設は123人ということですけれども、これについては、現在、長崎と佐世保で1カ所ずつ宿泊療養施設は確保されていますが、現在どのぐらいの部屋数が確保できている感じですか。
これは、医療圏域毎に、病床数も違いますし、基本的にはそれぞれの圏域に、宿泊療養施設の確保も図っていきたいと考えているところであり、そういった前提で、現地での協議調整を進めているところであります。
重症者の数は最大41人ということですけれども、重症者の病床としては、単純に数だけ見れば既に確保されているという理解でよろしいのでしょうか。
重症者の病床については、まだ41床調整できておりませんので、今後引き続き調整をしてまいりたいと思っております。
差し支えなければ、現在何床ほど重症者の病床は、確保はできているんでしょうか。
現在27床でございます。
Go To トラベルキャンペーンについて(6)
「GoToトラベルキャンペーン」について、先ほど、知事としては、予定どおりスタートしてほしいというお考えをお伺いしました。現在、長崎市でも感染者が出てきており、東京では、100人、200人を超える感染者が出てくる中で、私の周りでは、不安を感じていらっしゃる方はかなり多いように思うのですけれども、当然、県民の中にもいろいろなお立場があると思いますので、一概にどうだとは言えないとは思うのですが、知事は、この「GoToトラベルキャンペーン」が予定どおりスタートされることについて県民はどうお考えになっていると受け止めていらっしゃるでしょうか。
県民の皆様方にもさまざまな思いを持っておられる方がいらっしゃると思っております。東京都市圏での新たな患者発生数が三桁の状況が続いている状況をご覧になられる場合、そういった地域からお客様をお迎えすることについて、非常に不安を感じておられる方が多いということは当然のことではなかろうかと思っているところであります。そういった中、東京都市圏においては、圏外へのお出かけは自粛していただくような方針をお示しなられているものと理解をいたしていますので、お出かけになられる際には、ご自身の体調に十分ご留意いただいてお出かけいただくというのが、共通した思いであろうと思っているところであります。何よりも、それぞれのお立場で、県民の皆様方もお考えが異なってくる面があろうかと思いますけれども、これまで取り組んできたところによると、10万人を目標とした、全国誘客キャンペーン、これもほぼ1カ月半のうち、大半の期間を経過して、多くの皆様にお出かけいただいてきた実績もあるわけでありまして、そういった中で、こういった観光客の移動に伴う感染事例は、県内で発生していないということを踏まえますと、他県でお触れになっておられる、まずは近場からといった手続きは、これまでも本県では既に6月1日からそういう取組を進めてきて、徐々に拡大してきているわけでありますので、本県においては、そういった手順のもと一定進めてきた。そして、最後の「GoToトラベルキャンペーン」ということになってくるわけでありますので、ぜひ県民の皆様方のご理解のもと、計画どおり取り組むことができればと考えているところであります。
関連してもう1点。6月1日からの事例の話もありましたが、6月の期間中というのは、ゴールデンウイーク期間中のステイホーム週間の効果も現れてきて、一定程度全国でも感染者が少ない時期が続いたと思います。そういうことを考えれば、時期としてはちょっと状況が違うのかなと思いますし、また、来月、お盆もありますので、少なくとも、東京を除いても、各地で感染者が出ている中、先ほどのお話にもありましたように、受け入れ側としてもしっかりと対策をする、そして、新しい旅のエチケットという形で、いらっしゃる方も対策をするというのはよくわかるのですが、この病というのはやはり無症状の方が一定いらっしゃるので、ある程度の人の動きが出てくると、それなりにリスクが高まるものだと思います。そのリスクについてはどのように対応していこうと思われますか。受入側の対策だけではどうにもならないということに関してはどういうふうにお考えでしょうか。
確かに、6月に至るまで、自粛要請が重ねられて、国民の皆様方も外出を控えられた時期でありました。しかしながら、先ほども申し上げておりますように、6月19日以降は、継続してお客様をお迎えしてきた、今もお迎えしている状況でありますので、現在の東京の感染状況の中で、お客様に本県においでいただいているということでありますので、今の状況を反映された形で推移してきているものと認識をしているところであります。確かに、受入側だけの努力で、全てリスクをなくしてしまうということは困難であろうと思っているところでありますが、これまでの本県での感染事例、現在発生しておりますクラスターについても、ほぼ感染経路は把握されている状況であります。したがいまして、県外からお越しいただく中で、場合によっては感染事例が発生する可能性も完全にゼロとは言い切れない面がありますけれども、これまでの事例を踏まえますと、そういった感染者が発生した場合には、その感染経路を細かく追跡・把握し、拡大を防止する取組が一定効果を上げてきた状況であります。したがいまして、水際自体を閉めてしまうのではなく、その時々に応じた、適正な対応策を講じることによって、感染拡大等を防止していかなければならない、またする可能性があるんではなかろうかと思っているところであります。
専門家会議について
議事録作成の件で1点確認です。対策本部以外にも、感染症や経済の専門家を集めた知事の諮問機関で有識者会議があり、こちらの方も議事録は作成されていなかったと思うのですが、こちらの方も議事録を作成するという理解でよろしいでしょうか。
今のところ、有識者会議は概要の取りまとめを行っておりまして、各委員の皆様方のご発言内容等も、確認・修正の上、議事概要を取りまとめているところであります。細かな発言内容等については、それぞれのお立場から大変難しい課題について、忌憚のないご意見をいただくというのが本来の趣旨でありますので、一つ一つの議事録を作成することは考えておりません。
対策本部会議は、議事録は作るけれども、有識者会議については、議事概要は作成するが、議事録については作られないということでよろしいでしょうか。
はい、そう考えております。
米海軍佐世保基地のコロナ対策について
コロナに関連して少し違う話ですけれども、今、沖縄で、在日米軍基地でコロナ感染者がかなり出ており、基地からの情報の出し方というのに問題があるということで、長崎県でも4月に佐世保で1人が感染した際に、基地から感染経路等についての情報が十分に出てこないといった問題がありました。県内の在日米軍基地でコロナ患者が発生したときに、県はどのように状況を把握されるのかというのが1点と、情報の出し方のベースである日米地位協定の観点からのコロナの問題点について知事のお考えを伺いたいと思います。
佐世保の米軍基地においても、1人の陽性者が発生したという報告がありました。基本的に、内容を確認いたしますと、ほぼ国内の対策と同じような対応方針のもと、コロナ感染者に対する対応が図られているところであります。感染症が確認された際には、合意事項等に基づき、地元自治体に通報するという内容になっているところであります。これまで具体的に、外に出られて、無防備の状況で、市内感染が危惧されるというような状況は確認できていないところでありますので、そういうことになれば、万全の対応策を改めて求めていかなければならないと思っているところであります。
仮に、基地内で陽性者が出たとしても、県としては、きちんと情報提供は受けられるし、どういう状況であるかということの確認も十分に可能であるというご認識でいいでしょうか。
基地内で、医療的な対応を含め、あるいは経過観察期間等も14日間とされているわけでありますので、国内とほぼ同様の医療的な、あるいは保健上の疫学的な対応が図られているものと理解をいたしております。
県にもそういった情報というのは、逐一情報として上がってくるんでしょうか。
逐一、直接県にそういう情報が上がってくるということはないものと思っております。
佐世保市から上がってくるのですか。
佐世保市も保健所設置市でありますので、感染症対策上、所要の機能を担っていただいている機関があります。そちらの方には、情報提供がしっかりとなされているものと理解をしています。
佐世保市の方には、情報提供があるということになっておりまして、その情報は、当然、県の方にも同様に入ってまいります。
石木ダム建設事業について
石木ダム事業に関連してお伺いしたいと思います。6月19日までに、建設に反対される方たちの私物を撤去するようにと県からお願いをされていたと思いますが、その期間を過ぎても撤去されないままであるかと思います。そこに対して、この状況が続けば、工事に影響も出てくると思いますが、県としての対応はどのようにお考えでしょうか。
石木ダムの工事現場には多くの重機が稼働し、非常に危険な状況でありますため、工事関係者以外の方々の立ち入りは基本的に禁止しているところであり、妨害行為等が行われているところでありますが、直ちに止めていただくよう、再三にわたってお願いをしているところでありますが、聞き入れていただけない状況であります。これから付け替え県道工事の進捗に支障が生じてくる可能性もあるわけでありますので、立ち入り禁止、あるいは私物の撤去等にご協力をいただけるよう働きかけていかなければならないと考えているところであります。
今後、例えば強制的に撤去するといったお考えはお持ちでしょうか。
どうしてもご協力をいただけないということであれば、県においての撤去ということも選択肢の一つとして、今後検討していかなければいけないと思います。
時期の目処としては、いつまでにというようなお考えはありますか。
それは工事の進捗状況に応じて、撤去の必要性が生じたときには、検討し、対応していく必要があると思っております。
工事の契約に関連して、8月までが契約期間だと伺っていたのですが、そうなりますと、もう1カ月前後ぐらいしかないかと思いますが、その期間までにとなりますと、もう近々で判断しないといけないかと思うのですがいかがでしょうか。
そういう状況にあるんではなかろうかと思っております。
石木ダム事業全体に関連してお伺いしたいのですが、今回、熊本を中心とした九州、全国的な豪雨で大きな水害が発生しています。今回のこの豪雨災害を受けて、石木ダム事業の今後の進め方に関して、知事はどのようにお考えでしょうか。
これまでも繰り返し申し上げてきたところでありますけれども、石木ダムは、地元の治水対策上も、極めて必要不可欠な、大切な事業であると考えてきたところでありまして、特に、今回もまた、非常に極めて甚大な被害が生じたところであります。尊い人命も失われたところでありまして、地域の皆様方の安全安心の確保というのは、自治体としての最大の責務であると考えているところでありますので、引き続き、各反対地権者の皆様方にも理解がいただけるように努力していかなければいけないと考えているところであります。
昨年の秋に明け渡し期限を過ぎて、県としては行政代執行を進める手続は可能になっていますが、その可能性も排除しないと先般から知事おっしゃっていました。そこに着手するというような判断をくだされるかどうか、そのお考えはいかがですか。
これは、基本的には、地権者の方々の理解のもと、円満に解決できることが一番望ましい形になるものと思っているわけでありますけれども、ご協力いただけないという状況であれば、今後の工事の進捗状況、その他の状況などを慎重に見極めながら判断していかなければいけないものと考えております。
新型コロナウイルス感染症対策について(3)
新型コロナウイルスの病床の関係で、1点質問です。長崎市内で相次いで感染が確認されている状況で、病床が埋まっている現状にあるかと思います。一方、他の分野の医療の体制も維持する必要があって、段階的に病床の確保について、段階を分けて、フェーズみたいなことを定めて対応することも従前よりご説明いただいていますが、改めて、病床の確保について、県としてどのようにお考えを持っているのか、教えていただけますでしょうか。
病床の確保につきましては、感染拡大の状況に応じて病床を確保していくという考え方を採ってまいりたいと思っております。「フェーズ」という考え方で、「フェーズ0」から「フェーズ4」まで、感染拡大に応じて病床を確保してまいりたいと思っております。「フェーズ0」は感染者が発生していない状況。現在は感染者が発生しておりますので、「フェーズ1」でございます。今後の感染拡大に応じて、感染ピーク時が「フェーズ4」ということになりますが、その時点では、最大395床まで確保できるということで、各医療機関と調整が済んでいるところでございます。
それでは、以上をもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後1時30分から午後2時18分(48分間)
・313・314会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年6月8日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について
それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。
それでは、今日は、私から、まず2点発言をさせていただきたいと思います。 その1つは「新型コロナウイルス感染症について」でございます。 県内各地の医療現場の最前線で新型コロナウイルス感染症の対応にあたっていただいております、医療機関、検査機関、さらには保健所などの職員の皆様方には、日々、献身的なご尽力をいただいておりますことに深く感謝を申し上げます。 本県においては、4月17日に17例目が発生して以降、本日に至るまで50日以上にわたって新たな感染者は発生していないところであります。これはひとえに県民の皆様、事業所の皆様方が日頃から感染防止のために格別のお取り組みをいただいているおかげであり、心からお礼を申し上げる次第であります。 そして、クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」については、去る5月31日に無事出航いたしました。現在、県内に2名の方が入院されておりますけれども、厚生労働省、国土交通省、外務省、防衛省などの中央省庁の皆様、そして、国立感染症研究所をはじめとする関係機関の皆様、長崎大学の皆様、自衛隊の皆様、DMATをはじめ、ジャパンハート、ピースウインズジャパン、国境なき医師団など、医療支援機関の皆様、県医師会や薬剤師会、交通機関など、この間お力添えを賜りました全ての皆様方に、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。 さて、5月25日に全ての都道府県において緊急事態宣言が解除されるなど、国の方針が示されたことを踏まえ、本県においては、6月1日から県境を越える移動の自粛を解除したところであります。今後は県内における感染防止対策、そして一方では社会経済活動の段階的な拡大、この2つのバランスを図りながら、必要な経済対策を講じ、皆様方の事業活動が円滑に進むように、力を注いでまいりたいと考えております。 県内の医療提供体制についてでありますが、感染拡大時に重症者を受け入れる病床は、長崎大学病院など4病院に、そしてまた、中等症の患者を受け入れる病床は、感染症指定医療機関や、公立・公的医療機関等に、それぞれ確保していただくということにいたしており、これまでに新型コロナウイルス感染者を受け入れる病床として307床の病床を確保してきているところであります。また、検査体制につきましては、県環境保健研究センターの体制を強化しますとともに、検査が可能な医療機関等に長崎大学が開発した短時間で検査が可能となっております蛍光LAMP法による検査装置を導入することで、6月中には1日に600件を超える検査が可能な体制を整備することとなっております。さらに、今後、長崎大学病院において、PCRを設置し、1日に1,000件の検査が可能な自動検査システムの開発を行うこととしているところであり、検査が必要な方がいつでも検査を受けられる体制を整備してまいりたいと考えております。 そこで、改めて皆様方へのお願いでありますが、コロナウイルス感染症が今後どのように推移していくのか、なお予断を許さない状況にあります。県民の皆様方におかれましては、日々の生活の中で、「新しい生活様式」を実践していただき、また、事業所の皆様方におかれましては、業種毎のガイドラインに沿った感染防止対策に取り組んでいただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。 県といたしましては、今後とも感染防止対策に万全を期してまいりますとともに、検査・医療体制の充実に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、何卒、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。
お中元における県産品の愛用について
それから、2点目でございます。「お中元における県産品の愛用について」お願いをさせていただきたいと考えております。 新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、県内経済に大きな影響が生じているところでありますが、県においては、毎年6月と11月を「県産品愛用運動推進月間」と設定し、県産品愛用運動を展開するとともに、ふるさと産品の普及啓発に力を注いでいるところであります。6月に入りまして、そろそろお中元の時期となってまいりました。大切な方々へお中元を贈る機会がございましたら、ぜひ、長崎県産品をお選びいただきますようお願いを申し上げます。長崎駅前・県営バスターミナル2階にあります長崎県物産館では、全国の方々への贈り物として魅力ある長崎県産品を集めた、夏のギフトコーナーを設置し、8月12日まで、「県産品お中元セール」を開催しております。また、物産館までお問い合わせをいただければ、ギフトカタログをお届けいたします。今回、新型コロナウイルス感染拡大により多大な影響を受けた物産関係事業者等を応援するため、6月1日からキャンペーン対象サイトで県産品をご購入いただきますと、商品代3割引と送料無料となる「長崎よかもんキャンペーン」も合わせて実施しているところであります。是非この機会に、長崎で生まれ育った、素晴らしい県産品の数々を大切な方々への贈り物として、あるいは各ご家庭において、積極的にご利用いただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。 以上、2点、お話をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策について(1)
質問が2点あります。1点目は、先程の知事の発言の中で、長崎大学病院にPCR検査センターを設置するということですけれども、具体的にいつできる予定でしょうか。
これは、全自動式のPCR検査体制を整えようということで、これからシステムの開発を含めて取り組んでいただくということになりますので、一定期間必要になってくるものと考えております。しかしながら、年内には体制が整うものと考えているところであります。
わかりました。もう1点が、コスタ・アトランチカの集団感染の件です。一連の感染の経緯や、今後のクルーズ船の受入態勢について検証したいという発言が以前ありましたが、具体的にいつ、どのような体制で行おうと考えていらっしゃいますでしょうか。
はい、今回のコスタ・アトランチカ号における感染拡大については、新型コロナウイルス感染症対策本部の中にクルーズ船対策チームを組織いたしまして、県内の感染状況の把握、船内の状況、現場の情報把握などに努めてきたところでありますが、先月末に出航いたしましたので、体制の縮小を図ったところであります。ただ、その際、私も直接携わった職員の皆様方にもお願いをいたしましたけれども、記憶が薄れる前に、これまで取り組んできた一連の対策について、課題として認識される事項等については、早急に取りまとめを行っておいていただきたいというお願いをさせていただいたところであります。まずは、これまでの取り組みの中で、課題、問題点がどの点にあったのかを幅広く吸い上げてまいりたいと考えております。その上で、十分な検証作業を進めるには少し時間が必要になってくるものと考えておりますけれども、この間、多くの皆様方にご支援、ご協力をいただいてまいりました。厚生労働省をはじめ、国の関係機関、様々な物資などの提供に携わっていただいた方々、長崎大学をはじめとする医療機関、保健所等の関係機関、港湾等の各機関、バス事業者等、食事提供事業者等含めて、全ての関係の皆様方からも、一連のことを振り返って、諸課題等の把握を行い、その後の対応方策の検討に結びつけていく必要があるものと考えているところであります。
誘客キャンペーンについて(1)
1日から始まった県内宿泊費助成キャンペーンについて1週間経ちましたけれども、出だしの手応えはいかがお考えでしょうか。また、福岡県で新型コロナウイルスの感染者が相次いでおりますけれども、全国向けの誘客キャンペーンにどのような影響を与えるとお考えでしょうか。以上2点をお伺いします。
6月1日から、県民の皆様方を対象にキャンペーンを開始しているところでありますが、開始前から多数のお問い合わせをいただくなど、県民の皆様には関心をお持ちいただいてきたところであります。当初4万人泊分の支援措置を予定しておりましたけれども、本日現在の申し込み状況等を取りまとめてみますと、はるかにこれを超えるような形でご好評をいただいている状況であります。県内キャンペーンは7月いっぱいまで続く訳でありますけれども、恐らく支援枠が足りないということも想定されるのではなかろうかと考えているところであります。 なお、6月5日現在で登録いただいております宿泊施設は、466施設となっているところであります。 北九州市で感染者が相次いでいるところでありますが、6月1日からは、県境を越える移動の自粛要請を解除し、県内観光キャンペーンを展開しているところであります。県外からの誘客については、3週間ほど時期をずらして、6月19日から実施する予定にいたしているところでありますが、いま少し時間がありますので、1日も早い収束を願っているところであります。したがいまして、今後の推移も十分見極めていく必要もあると思いますけれども、一定、事前にご準備いただくという作業が必要になってまいりますので、現段階では、福岡県の皆様方を含めて誘客対象に考えているところであります。一刻も早い収束の上、安心してお出かけいただけるように期待をしているところであります。
各社の皆様から質問をお願いします。
ICT産業について
3点伺いたいと思います。1点目ですけれども、withコロナ、afterコロナ時代には、ICT産業の役割が、世界的に見てもかなり大きくなることが想定されます。長崎県では従前から、この辺りの分野にはかなり強化をされてきたと思うのですけれども、今後、この位置づけというのはどういうふうになるとお考えでしょうか。 あと、もう1点、既に、長崎県内では、京セラをはじめ、富士フイルムなど、大手のICT研究開発拠点の誘致に成功していますけれども、佐賀県など色々なところが同じように誘致しています。県内の産業振興につなげるためには、さらにどんなことが今後必要になるとお考えでしょうか。まず、この2点お願いします。
まず、新型コロナ感染症の最大の課題が、まさに人と人との接触を減らす必要があるとの指摘をいただいているところでありまして、そういった意味で、リモートワークでありますとか、ワーケーション、あるいはまた、インターネットを通した様々なビジネスの展開であるといったような新たな流れ、ニーズが拡大しつつあるものと考えているところであります。そういった中で、県内においても、各企業の皆様方に新たなビジネスチャンスを拡大していただくためには、そうしたICT技術を活用した取り組み、Webを活用した商談会の実施でありますとか、仕事の仕方そのものを変えていくようなお取り組みもしっかりサポートしていかなければいけないと考えているところであります。そのためには、離島地域を含めて、情報通信基盤の整備強化をしっかりと進めていく必要があるものと考えているところであり、そうした取り組みをさらに加速させていかなければいけないと考えているところであります。それからまた、一連の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、大都市部の企業、あるいは首都機能が、新たに、地方に向けて流れてくるというようなことも指摘されているわけでありますので、受け皿作り等に積極的に取り組んでいきたいと考えているところであり、先週金曜日に開催いたしました各市長、町長様方とのスクラムミーティングでも、そうした取り組みに力を合わせて、力を注いでいこうと合意を得たところであります。ICT、IoT関連産業については、これからの県内経済を支える基幹産業として大きく育てていかなければいけないと考えているところであり、近年、都市部の大企業の研究開発拠点の立地も幾つか進んでいるところでありますので、そうした企業の皆様方と県内企業の皆様方のビジネスマッチング、さらに、このICT技術を活用して、新たなサービス、あるいは新たな産業の創出を目指していく必要もあるものと考えているところであり、既に、次世代情報産業クラスター協議会という形で、誘致企業の皆様含めた数多くの企業の皆様方にご参画をいただいているところでありますけれども、これからは、さらに、県内の各大学との連携を強化するという上で、県立大学には新たな共同研究開発に取り組むセンターの整備も進めているところであり、また、長崎大学においても、オープンイノベーション拠点の整備などもご検討いただいているところであり、産学官の連携を一層強化して、このICT関連産業の誘致育成にさらに力を注いでいかなければならないと考えているところであります。
国のGo To キャンペーンについて
最後に1点。少し遅れるという話もありますけれども、8月か9月には、国の「Go Toキャンペーン」が始まります。恐らく、他地域との顧客獲得競争がかなり厳しくなることが予想されますし、観光的な知名度が低いところは、場合によってはかなり価格競争も仕掛けてくると思うのですけれども、長崎県としては、どのような対策で誘客につなげたいとお考えでしょうか。あと、長崎県の根本的な魅力というのはどこだと知事はお考えでしょうか。よろしくお願いします。
7月下旬、あるいは8月からでもというようなことが言われております国の「Go To キャンペーン」でありますが、これは全国一律の支援措置が講じられて、全国の皆様方に観光地にお出かけいただくということでありますので、当然ながら、地域間競争が厳しくなるものと考えているところであります。したがいまして、価格競争に陥ることなく、本県の観光の魅力を全国の皆様方にしっかりと発信し、理解していただくということで、長崎にお出かけいただく必要があるものと考えているところでありまして、そういった意味からも、各市や町、各地域の皆様方と一緒になって、それぞれの地域の観光の魅力はどの辺にあるのか、そういった地域のこだわり、地域ならではの魅力というものをしっかり取りまとめていただき、それに県も加わる形で、エッジの効いたプロモーション活動を展開していくのが非常に重要になってくるものと考えているところであります。したがいまして、スクラムミーティングでも合意いたしたところでありますけれども、それぞれ、県、市、町の観光担当者の方々と早急に打ち合わせを行いまして、この国の「Go Toキャンペーン」に間に合うような形で、どういったプロモーションを展開していけばいいのか、そのために、それぞれの地域で、どういった観光の魅力の作り込み、情報発信を進めればいいのかということを十分検討し、力を合わせて取り組んでまいりたいと考えているところであります。
知事としては、長崎県の魅力というのはどんなところにあるとお考えでしょうか。
一つは、非常に豊かな自然に恵まれているということ。離島があり、半島があり、山間部があり、2つの国立公園、2つの国定公園に指定されるなど自然に恵まれております。それと、海外との交流の中で培われた、他にはないような歴史、文化が残されております。また、こうした豊かな自然の中で育まれる、海の幸、山の幸、食文化にも恵まれているところでもありますので、あまりそういったものを一度に情報発信すると、焦点が絞りにくいという形になるのではないかと考えているところでありますので、これから、地域のどういった点に焦点を当てて情報発信をし、県外の皆様方にお出かけをいただくかという観点から、地域の皆様方と一緒に戦略を作って、プロモーション活動に結びつけていかなければいけないものと考えているところであります。
誘客キャンペーンについて(2)
県内の宿泊支援の件でお尋ねします。好評で、4万人泊の支援額が足りなくなるのではないかとおっしゃられましたけれども、これは予定どおり4万人泊で終了ということなのでしょうか、それとも新たに予算計上を考えておられるのでしょうか。
実は、先の専決補正予算では、県内キャンペーンで4万人泊、19日からの全国キャンペーンで10万人泊ということで予算措置を講じたところでありますけれども、既に、把握した分だけで3万泊を超える状況でありまして、実質的に予約を進めておられる方々の数というのは、既に5万人泊近いお申し込みをいただきつつあるのではなかろうかと思っております。そうすると、当然、予算に不足が生じてくる可能性があるものと考えておりますが、まだ財政当局とも全く擦り合せをしておりません。予算の拡大を含めて検討をし、非常に大きな影響を受けた観光関連産業の回復のために、もう少し頑張っていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
すみません。今おっしゃられた3万人泊、5万人泊というのは、県内宿泊キャンペーンの分でということですよね。
県内の宿泊キャンペーンの分です。
新型コロナウイルス感染症対策について(2)
新型コロナウイルスの関連についてお尋ねします。医療体制整備について、先程おっしゃられていましたけれども、いわゆる中等症の患者さんを中心に受け入れる重点医療機関を、8つの二次医療圏で、ワーキンググループで調整を進めておられますが、既に決まった医療機関、医療圏の数が分かればと思ったのですがいかがでしょうか。
重点医療機関の指定についてはまだこれからです。
現状、まだ決まったところは、指定したところはないという理解でいいですか。
はい。
特定複合観光施設(IR)について(1)
最後に1点。これも新型コロナウイルスの影響になるかと思うんですけれども、先日からの報道で、和歌山県、大阪府のIRで、スケジュールを延期、先送りするといった報道が出ているのですが、以前知事が、長崎県のスケジュール感についても若干ずれ込むかもしれないようなことをおっしゃられたと思うのですけれども、現状、実施方針案で示しているスケジュールの状況はいかがでしょうか。
これまでのスケジュール感といたしましては、国の基本方針の策定・公表が、今年の3月、もしくは4月ぐらいになるのではなかろうかと想定し、県の実施方針を策定し、事業者の公募・選定作業に着手していこうと考えてきたところでありますが、前回も申し上げたとおり、国の基本方針の公表がまだなされていない状況であります。したがいまして、県の実施方針も確定に至っていないところであります。他方、国の動きについては、来年1月から7月までに予定されております、区域認定申請の受付期間は変更がない旨のお話も伺っているところでありますので、これに間に合わせるとすれば、遠からず、公募・選定作業に着手していく必要があるものと考えているところであります。したがって、ぎりぎり来年7月末までの申請を考えた場合に、いつまでに公募選定作業に着手しないといけないのか。そういうスケジュール感を持って、これから事務作業を進めていく必要があるものと考えているところであります。具体的にいつまでということまでは、いまだ決定していないところであります。
そうしますと、ホームページ等で公表されています実施方針案のスケジュール予定については、現時点ではまだ動かすことはないということでしょうか。
現時点ではまだ、確定的な形で変更はしておりません。
特定複合観光施設(IR)について(2)
引き続きIRの件についてお尋ねします。RFP実施に向けた実施方針案の説明会を今月1日から行っていますけれども、こういう状況の中、どのようなねらいをもって実施するということになったのか教えてください。
これは、一度申し上げたかもしれませんけれども、先程触れさせていただいたように、我が国の基本方針の策定公表が遅れております。一方、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大によって、世界各地のIR事業者はほとんど事業を休止せざるを得ない状況にあり、経営的にはかなり厳しい状況にあるとお聞きしているところであります。そういった中、日本のIRがどういう形で進んでいくんだろうかと、基本方針がまだ公表されていないということは、本当に日本ではIRを進める意図があるんだろうかというような観測も一部聞かれているというお話を伺っているところであります。したがって、先般、九州地域戦略会議において検討をしていただいて、九州・長崎のIRについては着実に進めていきますよと、九州・長崎がIRにこういった期待を寄せているんだといったメッセージもお届けしたところであります。まだまだ具体的な中身の検討まで至っていないような事業者の方々がほとんどであろうと認識しておりますので、九州・長崎のIRの検討状況について具体的にお知らせをして、次のステップでありますRFPにしっかりと対応していただくように、協議を進めていく必要があるものと考えているところであります。
ありがとうございます。そのIR全体のところになるのかもしれないのですけれども、他の地域で、手を挙げていたIR事業者が撤退するなどの動きがある一方、長崎では、そういった動きが今のところ聞かれていない状況です。知事は、この計画の方針の策定の遅れがある一方で、長崎では撤退などの動きが出ていないということについて、長崎は今どういう段階、状況にあると受け止めていらっしゃるのでしょうか。
これから、IRの誘致に前向きに取り組んでいらっしゃる地域との、地域間競争がまさに始まるという状況ではないかと考えております。全国の厳しい競争に勝ち残っていくためには、いかに魅力的なIRを整備し、国の施策に貢献できるかということが非常に重要な視点になってくるものと考えておりますので、九州経済界はもちろんでありますけれども、IR事業者の方々にも真剣にご検討いただく中で、本県の魅力を最大限に引き出すような構想の実現、そして、多くの方々をお迎えできる計画として組み立てていく必要があるものと考えているところであります。そのためにこれからも努力してまいりたいと思います。
細かくなってすみません。例えば、IR業者の財政状況が厳しい状態で、投資金額を考え直すとか、インフラ整備のお金ですとか、そういった部分で改めて計画を見直すというのは、知事としては考えていたりしますでしょうか。
ご承知のとおり、長崎のIRというのは、一定インフラも整備済みのハウステンボスの区画の中に誘致を進めようと考えているところでありまして、エンターテインメント施設などについては、隣接する形でハウステンボスがそういった機能も備えておりますし、社会インフラ、道路でありますとか、港湾でありますとか、そういったものも、機能としては整備済みになっております。一層、多くの皆様方に快適にお出かけいただけるために、さらに、交通インフラ等の整備、拡充を進めていく必要があるものと考えておりますけれども、そういった意味で、必要となる投資規模そのものについては、既存のインフラを活用できる面が多々あるんではなかろうかと考えておりますので、そこは、IR事業者の構想に沿って様々な選択肢があるものと考えているところであります。そういった中で、長崎のIR自体をいかに魅力的なものとし、多くの方々をお迎えできる計画にするかということを考えていく必要があると思っております。
給与カットについて
ありがとうございます。最後に1点。他の都道府県の首長などで、新型コロナウイルスと、住民と意思を共にするということで、給与のカットなどを行っていたりするのですけれども、中村知事としては、そういった対応についてのお考え、また、今後そういった対応をすることについてはどうお考えでしょうか。
確かに、他の県の知事さんの状況を見ますと、期末手当を一部カットされたり、給与のカットをされたりしている知事さんも中にはおいでになられるという情報を承知しているところであります。実を申しますと、九州各県で、給与カットを行っておりますのは、現在は長崎県だけでありまして、この間、ずっと1割のカットを継続してきているところであります。確かに、新型コロナウイルスの感染に伴って、県民の皆様方、経済界の皆様方も大変ご苦労をいただいているのは十分承知しているところでありますが、これからの動向等も見極めながら、さらなるカットをするかどうかというのは、検討をしてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症対策について(3)
新型コロナウイルス感染症について軽症者と無症状者の宿泊療養施設について、長崎県では今進んでいないのではないかと思うのですが、知事はどのように認識されていますか。
無症状者、軽症者のための宿泊療養施設の確保については、現在、県北地域、県南地域、それぞれの地域で確保に向けて調整をさせていただいているところでありますが、地域の皆様方のご理解を得て、確保できるように、さらに努力していきたいと考えております。
長崎市の場合、住民の反対もあり、軽症者と無症状者の宿泊療養施設がなかなか確保できなかったということもあると思うのですが、厚生労働省のマニュアルには、決定した段階で住民に十分丁寧に説明をする必要があるとあります。ところが、住民の方々は、決定した段階ではなく、事前に説明をして欲しいという声がかなり強いんですよね。そのあたりの齟齬というか、やはり住民の立場からしたら、事前にそういうことを教えておいて欲しいというのがもっともなのかなと思うのですが、その辺りの説明の仕方というものをどのように考えていらっしゃいますか。
やはりこういった施設を設置させていただくということになると、様々な影響も懸念されるところでありまして、事業を進められるに当たって、風評被害を被ったというような事例もあるわけでありますので、そこはやはり、地域の皆様方のご理解をいただきながら、必要な機能の確保を図っていく必要があるものと考えておりますので、手順を後先どうするかという話よりも、むしろ、地域の皆様方の理解をいただきながら、そうした機能を配置していきたいと、そちらの方が大切ではなかろうかと考えているところであります。
丁寧な説明がかなり必要になる施設になるのではなかろうかと思いますが、やはりその辺りはしっかりと、十分説明をしていくということでよろしいですかね。
引き続き、そういった機能の確保に向けて努力しているところであります。
それでは、最後の質問でお願いしたいと思いますが、ございますでしょうか。
九州新幹線西九州ルートについて
既にコメントはいただいているのですけれども、九州新幹線西九州ルートで、国と佐賀県が協議入りしたことについて、改めて受け止めをお願いします。
九州新幹線の今後の整備方策については、昨年12月、佐賀県知事と国土交通大臣が話をされて、協議の進め方等について、協議前の事務的な議論が重ねられてきたものと考えているところでありますが、先週の会議において、それをもって1回目の協議の場とするということになったとお話を聞いているところであり、長崎県としては、歓迎いたしているところであります。これからは、こうした協議が継続して重ねられることによって議論が進展していくことを、強く期待しているところであります。
ありがとうございました。非公式の中で、国からは、佐賀県知事に直接示したいアイデアがあるということで直接佐賀県知事との面談を求めたが、実現しなかったということがありましたが、そのことについてはどう思われますか。
それは全く私も承知しておりませんので、この場でコメントをさせていただけるような状況ではありません。
最後ですけれども。もう来年度の予算の要望書をまとめる時期にもなっていて、来年度の予算を要望していかなければいけない時期に来ていますが、そういったスケジュールがどんどん差し迫っているということについて、中村知事はどのような危機感というか、どのような気持ちでいらっしゃいますか。
これまでも、一刻も早く、この西九州ルートの整備を進めていくためには、その手前の手順として、環境アセスメントを進める必要があるということで、関係予算の一刻も早い計上についてお願いをさせていただき、また、ご理解を求めてきたところでありますが、まだ、佐賀県の理解が得られるには至っていないという状況であります。しかしながら、今年度予算でも計上が難しいということになりますと、北陸新幹線の財源論議に大きく乗り遅れてしまう可能性が出てくるんではなかろうかと、非常に懸念をいたしているところであります。今年の予算要求まで、いまだ少し時間がありますので、国土交通省と佐賀県の協議が精力的に持たれて、一つの方針が示されるようになってまいりますことを期待しているところであります。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時07分から午後3時03分(56分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月31日 臨時記者会見
会見内容
コスタ・アトランチカ号の出航について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
本日、三菱重工長崎造船所香焼工場岸壁に停泊中でありましたコスタ・アトランチカ号が長崎を出港いたしました。 私も、これまで現場でご支援をいただいた医療スタッフの皆様方とともに、出港を見送ってまいりました。 去る4月20日に新型コロナウイルス感染者が確認されて以来、船内の感染拡大防止や医療の提供、乗組員の帰国支援、そして何よりも市中への感染が広がることがないよう、国や、長崎大学、関係機関の皆様方のご指導、ご支援を賜りながら、長崎市と一体となって、全力で取り組んでまいりましたが、本日出港の日を迎えひとまず安堵しているところであります。 既にこれまで495名の方々が帰国の途につかれ、本日、126名の方々が無事出港の運びとなりましたことは、ひとえに関係皆様のお力添えの賜であり、厚生労働省、国土交通省、外務省、防衛省など中央省庁の皆様並びに国立感染症研究所など関係機関の皆様、長崎大学の皆様、自衛隊の皆様、DMATをはじめ、ジャパンハート、ピースウインズジャパン、国境なき医師団等医療支援機関の皆様、更には、長崎県医師会、交通機関等、全ての関係皆様方に改めて、心からお礼を申し上げます。 また、現在入院中の6名の方々についても、つつがなくご帰国いただけるよう引き続き支援に努めてまいりますとともに、同船の航海中の安全をお祈り申し上げる次第であります。 今後とも、地域におけるコロナウイルス感染拡大防止に万全を期するとともに、地域経済の回復に向けて全力を傾注してまいりたいと考えているところであります。 以上、コスタ・アトランチカ号の出港に際して、私からのコメントとさせていただきます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方からお願いしたいと思います。
3つお伺いしたいことがあります。まず1つ目ですが、今回の感染者の数について、1人が重症化するに留まったという評価と、全体の対応の評価について教えてください。
比較的乗組員の方々の年齢が若い方々が中心であったということで、重症者が少なくて済んだのではないかと受け止めているところでありますけれども、大規模クラスターが船内において発生するという事態を受け、まずは、ダイヤモンド・プリンセス号の体験をされた専門家の方々をご派遣いただき、それぞれのステージ、それぞれのステップに応じたご指導とご支援をいただいてきたということが、比較的スムーズに感染症対策が進んできたことに繋がったのではないかと、関係の皆様方に大変感謝を申し上げているところであります。地元の体制としては、やはり長崎大学の熱帯医学研究所等、感染症の専門家の皆様方が数多くいらっしゃるということ、そしてまた、PCR、あるいはLAMP法等の検査体制も非常に充実した体制を構築していただき、全面的な協力をいただくことができたということが、こうした結果に繋がったのではなかろうかと考えているところであります。他にも、自衛隊の皆様方、DMATを初め、多くのNGO、NPOの皆様方のお力添えもいただいてきたところであり、そうした全ての関係皆様方のお力添えによるものと、深く感謝を申し上げているところであります。
感染拡大や医療体制の崩壊は起こらず、成功したという評価ということでよろしいのでしょうか。
そうですね、先ほども申し上げましたように、市中への感染拡大、そして、それを通して、県内の医療体制への過大な負荷を与えることがないようにということが最大の使命であると考えてまいりましたけれども、おかげをもちまして、市中への感染拡大も見られず、出港の日を迎えることができたということで、先ほど申し上げたように、ひとまず安心をしているところであります。
これは知事と中田部長、両方にお伺いしたいんですけれども。今日、実際に岸壁でお見送りされたということですが、見送った際の様子を含めて実際どうお感じになったかという所感と受け止めをいただければと思います。
本日は、126名の方々が、同船に乗り込んで、出港された訳でありますけれども、日本語で「ありがとう」という感謝の言葉をいただきましたし、また、岸壁の方からは、「航海の安全を」というメッセージを掲げて、関係の皆様方にお見送りをいただいたところであり、無事出港を見送ることができたことを、本当にありがたく思っているところであります。今後は、こうした取り組みを一つの教訓とし、しっかりと課題の分析、対応策の検討を進め、今後に対応に生かしていく必要があるものと考えております。
今日は、私も岸壁に出向いて、見送りをさせていただきました。昨日まで、DMATを初め、船側の救護所が実際に活動を続けまして、最後の最後まで、船員の健康支援に努めたところでございます。そういった意味では、今回、船員の方々も安心して出港されたのではないかなと理解しております。また、船員の方々も感謝のメッセージがありまして、これもひとえに、県民や市民の方々から、船員に対するいろいろなメッセージが届いておりましたので、それに対する感謝のお気持ちの表れではないかなと理解いたしました。 以上です。
それでは、各社の皆様から質問をお願いしたいと思います。ございませんでしょうか。
これまでの知事会見でも出ている話ですけれども、今回の教訓、課題というものは具体的にはどういうもので、まず取りかからなくてはいけないことはどういうことかを教えてください。
やはり、まだ対策の途中でありますので、十分な検証等については今少し時間が必要になってくるものと考えておりますが、これまでのことを振り返って私が感じておりますのは、先に申し上げましたとおり、入港に当たってのクルーズ船内の健康状況の把握ができるような体制を組み立てていく必要があるものと考えております。今回は、入港後、相当の期間を経ての感染症の発生となったところでありますけれども、長崎大学の先生に開発していただきましたアプリによって、日々の体温の状況、健康状況等を把握できるようなシステムも新たに構築していただいたところであり、そうしたことが、将来にわたってクルーズ船内の健康管理に役立てていただくようなことができれば、一定仕組みも整っていく可能性があるんではないかと考えたところであります。 また、クルーズ船といいますと、数千名の乗客、乗員を乗せてお迎えをするということになる訳でありますけれども、この船内で感染が発生するということになると、大規模なクラスターの発生に繋がってくる可能性が極めて高いということを考えますと、やはりそれぞれの地域のみでこの感染者を受け入れるということは非常に困難な状況にも直面してくる訳でありますので、広域的な医療提供体制の構築が必要不可欠になってくるのではなかろうかと考えております。 それからまた、先ほど申し上げた、健康状況等も含めて、クルーズ船社と、乗客、乗員の健康状況についての情報交換を常に行いながら、適正な医療の提供に努めていく必要がありますけれども、海外の企業でありますので、そういった情報の意思疎通、伝達というのを十分にできるような体制を整えておかなければいけないと感じたところであります。 それからまた、今回は特に、国内においても、新型コロナウイルスの感染症が拡大し、それぞれの地域にとって大きな課題となっている状況の中、こうしたクルーズ船における大規模クラスターの発生という事態に直面した訳でありますけれども、やはり、県内での医療スタッフの確保はなかなか難しい状況にあり、DMAT、ジャパンハート、国境なき医師団、ピースウインズジャパンといった医療支援機関の皆様方のお力添えがなければ、スムーズな医療提供も難しかったのではなかろうかと考えているところであり、引き続き、そうした広域的な医療支援体制、人的な確保も重要な要素になってくるものと思っております。 それからまた、この新型コロナウイルス感染症が全世界に拡大している中で、帰国に向けた支援が非常に難しい状況でありました。国によっては、ロックダウンということで、なかなか帰国者も迎え入れていただけないような状況が続く中で、国において積極的な調整を図っていただき、まとまった形でご帰国をいただくことができたということは、まさに、中央各省庁のご協力、ご尽力の賜であり、引き続き、そういう体制は必要不可欠になってくるものと考えているところであります。 なお、こうしたクルーズ船における感染症の発症という事態にどう取り組んで、解決に結びつけていくのか、国際的な視点に立った今後のあり方等については、国においても、新たな調査事業に着手される予定であるとお聞きしているところでありますので、今後、県内でのこうした事例を検証しながら、国の皆様方と一緒に、安全・安心していただけるようなクルーズ環境の整備について、引き続き検討を進めていく必要があるんではなかろうかと考えているところであります。 以上で、感じたところであります。
ありがとうございます。その検討を進めていく上で、長崎県としては、何か協議会であったり、検討委員会であったり、どういった形で検討を進めていく、体制を作っていくとお考えですか。
まだ、次なるクルーズ船の受け入れに当たっての体制作りというのは、具体的な体制作りまで検討するに至っていないところでありますけれども、入国審査、検疫、関税法上の取り組み、様々な物資の供給に携わっていただく方々、もちろん感染症を防止する上で重要な役割を担う保健所等の関係機関、港湾等の各機関、全ての関係機関の皆様方とも一緒になって、今回の事例の検証を進め、課題対応に向けて協議を進めていかなければいけないと考えているところであります。できるだけ早く、そういった検証、検討の場を設けてまいりたいと考えております。
ありがとうございます。まずは検証をされて、何か報告書等を出されたりするような形になるんですかね。
具体的な報告書にまとめるかどうかは別にして、検証をし、様々な課題とその対応策について検討を進めていく必要があると思っております。
先ほど知事から、広域的な医療連係が重要になるというお話がありましたが、ここで言う広域というのは、県内全域なのか、それとも、県境を越えて九州全域といった医療連係の必要があるという意味でおっしゃったのでしょうか。
確かに、県内での医療体制を強化していくという必要性もあろうかと思いますけれども、今回の陽性者が149名ということでありましたし、しかも、比較的軽症者の方々が多かったということでありますけれども、乗客の皆様方が一緒に入港され、重症患者が数多く発生するということになりますと、1県内での対応というのは非常に難しいという事態も想定されますので、県境を越える形での広域的な調整も必要になってくる可能性が極めて高いのではなかろうかと考えているところでありますので、そうした事態への対応も求められてくるものと考えているところであります。
もう1点お尋ねします。クルーズ船は今日帰って、その後の検証はこれからということでした。クルーズ船はもちろんのこと、北九州では第2波が起こっている中で、県として次のステージはどういった考えの下、このコロナ禍に対応していこうとお考えでしょうか。
まず、クルーズ船の受け入れにつきましては、国内のみならず、世界各地で類似の感染事例も発生している状況でありますので、クルーズ船というのは、いましばらく再開に時間があるものと受け止めておりますので、その間において、先ほど申し上げたような受け入れ態勢の諸課題について検討を進めていく必要があるものと思っております。 国内におけるこの新型コロナウイルス感染拡大防止については、事態の推移に伴って、その都度、県民の皆様方に注意を喚起させていただき、協力要請をお願いしているところでありますけれども、ご指摘のとおり、九州内においても、北九州市で第2波というような動きも生じているところでありますので、引き続き、県民の皆様方に十分注意をしていただき、不要不急の移動を控えていただきますとともに、医療提供体制の充実にさらに力を注いでいかなければならないと考えているところであり、関係各機関のご協力をいただきながら万全の対応を図っていかなければいけないと考えております。
最後にもう1点。岸壁で見送りをされたということで、長崎市の田上市長は一緒だったのでしょうか。
田上市長もお見えでありました。
先ほど来、関係機関の協力、連係の大切さを知事はずっとおっしゃられていましたが、今日、この場に田上市長がいらっしゃらない。最初に感染確認した時には、田上市長も一緒に会見したと思うのですが、この場で、一区切りの記者会見に来られなかったことについてはどのようにお考えでしょうか。
直接、田上市長のご都合をお伺いしておりませんので、そこは、私の方からはいかんとも申し上げにくいところではありますけれども、これまで、国、関係機関、そして、長崎大学等のご指導をいただきながら、県市連携しながら、事態の対応に取り組んでいく必要があるとの考え方の下、力を合わせて取り組んできたところでありますので、これからも所要の体制については、連係をしながら、感染拡大防止の目標の下、取り組んでいく必要があるものと思っております。
今日126人の方が出港する船に乗っているということですけれども、この126人の方は、全員エッセンシャルクルーという理解でよろしいでしょうか。事情があって定期便等で帰国できない方も乗っているのんでしょうか。
誰がエッセンシャルクルーなのか、正確な人数はコスタ社に確認しないと分かりません。いずれにしても、船の機関内を動かすエッセンシャルクルーと、帰国をトライしていたのですが最終的には船と一緒に帰るという方もいらっしゃいますので、そのトータルの方としての126人ということでご理解いただければと思います。
分かりました。それと、まだ長崎市内の医療機関に6人の方が入院されていますが、その方々の退院の目処等は立っている状況なのでしょうか。
最初重症で入られた方については、治療に長い時間を要すると伺っております。それ以外の方は、軽症の方ですので、近いうちに退院の目処が見えるのではないかというような報告を受けております。
分かりました。最後に今回の感染源の話です。先日から長崎大学等の報道等では、抗体検査の結果3月中旬頃に感染者が出たのではないかというような話もあるのですが、基本、市中感染は起きていないので、長崎市内に出た乗組員の方が感染して船に持ち込んだという可能性は低いと思いますが、その点も含めて、今回の感染源となることについて、現時点でどのように見ていらっしゃるのか教えてください。
感染源につきましては、これまでも申し上げているとおりですが、まず、大学と、感染症研究所等の専門的な方々のご見解をいただかないと、なかなか評価するのは難しいかなと理解しております。私達といたしましても、可能な限り感染源の解明には努めていきたいなと思っております。ただ今回一つの制限として、個室隔離を徹底していた関係もありまして、船内に入っている方の個々人の行動歴を詳細に聞き取れていないということもあり、また、多国籍にわたり、どうしても外国語でのコミュニケーションというところで、情報を取得するにも非常に制限がある中でのデータしかないということでございますので、最終的に様々な分析をして、結果に迫れるかわかりませんが、いずれにしましても、今後専門家の見解をいただいて、判明できるものはきっちり確認していく必要があると考えております。
細かいところの同じ確認になるんですけれども、入院している6人の方は、治療が終わり次第帰国するという流れで間違いなかったでしょうか。
はい、治療が終了し、帰国便がとれた段階で帰国していただくという段取りになります。
もう一つ、今日出港したということなんですけど、今後のスケジュールについて、現地到着時間等コスタ社から何か聞かれているものというのはありますでしょうか。
船に関して、今聞いているのは、マニラに向けて出港し、マニラ到着が6月11日の予定と聞いております。
知事にお伺いしたいんですけれども、先ほど、今回の一連の対応について検証し、今後の感染症対策に生かす方針がある一方で、以前の会見では、今後もクルーズ船の誘致は進めていきたいという考えを示しておりますけれども、その2つの考え方というのは、同時進行でやるものなのでしょうか。検証しつつ誘致も進めていくのか、ある程度検証が済むまで、誘致は止めておくのか。知事はどのようにお考えでしょうか。
今の状況で、直ちに、クルーズ船を引き続き誘致していくというのはなかなか難しい状況であると考えております。また、世界のクルーズ船事業そのものが、今止まっている状況でありますので、今少し事態の推移を見極めて対応していく必要があるものと考えております。前回、クルーズ船市場については、引き続き拡大傾向で推移していくものとの考え方をお示しいたしましたけれども、それは必要な対策が講じられた上で、利用者の方、乗客の皆様方に、まずは安心していただけるような体制をどう構築していくのか、そういった課題が求められているものと考えておりますので、中長期的な視点に立った、このクルーズ事業の拡大、そして、誘致に取り組む必要があるものと考えているところであります。
前回の会見でおっしゃられた、大きいベクトルとしては、誘致の方向は変わりないけれども、きちんと今回の検証であったり、防疫体制であったりをしっかりした上で進めていきたいというお考えでしょうか。
そうです。
もう1点、今回の件でいろいろ費用というのがかかったと思います。国、県、色々なところが携わっていると思うのですけれども、費用負担についてはどうなっているのでしょうか。
費用に関しましては、私どもで提供した、コスタ社の船員のために用意した医療支援については、コスタ社で負担をしていただきたいと考えておりまして、今、具体的な協議をコスタ社と行っているところでございます。
いつぐらいまでにまとまるとか、そういう目処はありますでしょうか。
ただいま船が最終出港したところでございますから、我々としても要した費用を最終精算して、協議をするという段階になりますので、具体的な時期についてお示しできる段階にはございません。
先ほど、知事から今後の課題について、外国の船会社との情報の意思疎通、伝達体制ということを上げられましたけれども、今回の対応について、感染の確認前と確認後で何か難しかったところがあり、それを念頭にお話しなさっているのであれば、具体的なところを教えていただきたいんですけれども。
毎日、朝夕、対策会議を開催して情報の共有化が図られてきた訳でありますけれども、先ほど、部長からもお話を申し上げましたように、国籍が30カ国に及ぶ乗組員の方々がいらっしゃる訳で、感染経路を推定するにしても、情報が取りにくい環境にあった訳でありまして、そういった面で、国内での発生事例と比べますと、その感染経路、現状の把握については難しい側面があったのは事実ではなかろうかと考えているところであります。その辺の課題について、今後、クルーズ船の寄港、入港、寄港側、受け入れる側含めて、どのような体制づくりを進めていくのか、そういった課題も検討の必要があるんではなかろうかと考えているところです。
そうすると、課題に上げられたのは、今回、感染が確認された後の調査で、船の中の状況を把握するのに言葉の壁と、個室隔離されている状況の壁があったので、それを念頭に、情報の伝達体制を課題に上げられたという理解でよろしいですか。
今回の事例発生前の段階では、公共の港に入港したいという申し入れがあれば、具体的な危害が懸念されるという状況でなければ、これを受け入れなければならないというような関係法令の定めがある訳でありまして、したがって、その前に、船内での感染症のリスクの状況等というのは把握できるような状況にはなかった訳であります。一連の新型コロナウイルスの感染事例が拡大するに伴って、国の方でも、検疫サイドから情報を取得し、それぞれのクルーズ船の入港の可否について情報をいただけるというような状況になりましたけれども、これからは、そういったことが非常に重要な手続になってくる部分ではなかろうかと考えているところであります。
つまり、それは、入国に当たって窓口になるのが、国の機関である検疫なので、そことの情報共有を今後さらに進めていかれたいという趣旨でよろしいですか。
検疫の方でその情報を収集していただくのか、あるいは、入港受入港のサイドとして情報を受けるのか、仕組みをどう作っていくのかということにもなってくるものと思いますけれども、いずれにしても、その安全性の確認というのは非常に大切な視点になってくるんではなかろうかと思っております。
そうすると、おっしゃっている中身としては、窓口としての検疫に頼らず、寄港地の行政として自ら情報を入手しにいくというか、寄港地行政の権限強化ともとれるのですけれども、そういったことも視野に入れられているということですか。
いわゆる、入港の申し入れをいただいた時に、これを受け入れるかどうかというのは、長崎港に入港して接岸される前のことでありますので、検疫は、接岸後にファーストポートとして始まる訳でありますので、その前の状況で、関連情報を入手しておく必要もあるのではなかろうかと考えております。
念のため確認ですけれども、今回のコスタ・アトランチカに関しては、国立感染研の先生の見立てでも、検疫が済んで入ってきた3月になってから感染が広がったのではないかということで、入る段階では感染の疑いがあるかどうかというのは分からなかったかもしれないのですけれども、それは、今後、例えば、乗客を2,000人、3,000人乗せた船を受け入れるに当たっての予防的な措置としてというお考えでしょうか。
そうですね。感染拡大の動向を受けて、国の方では、まだ入港していない状況の中で、船内の情報提供を受けて、入港の可否等についての情報をいただいている状況でありますので、今後とも、そうした継続した仕組みというのが必要になってくるんではなかろうかと考えているところであります。
長くなって申し訳ありません。もう一つ、全般的に、港湾の管理という意味でお尋ねしたいのですけれども、今回、私有岸壁に接岸だったということで、取り扱いは別になると思うのですけれども、船を受け入れる前、あるいは、停泊中に、こういった情報が長崎県、保健所管轄の長崎市側にもたらされていたらよかった等、今回の事例からの教訓というか、港湾の管理に関しての教訓というのは何かありましたでしょうか。
港湾管理上は、公共埠頭であればもちろん県が所管する業務として対応をしていかなければいけないのですが、今回は、三菱重工さんが所管されている岸壁への接岸ということで、県においては権限がない状況であります。ただし、一連の感染症のリスクというのは考えられたことから、乗下船等含めて、県の取り組み状況等についても情報を提供させていただき、また、三菱重工、並びに港湾関係者、そして、市の保健所当局とも事前にそういった打ち合わせ等が行われてきた経緯があるとお聞きしているところでありますが、船内での感染が疑われる状況の中で、もう少し早く情報を提供していただけるような仕組みを作る必要もあるんではなかろうかと考えているところであり、クルーズ社において、情報提供先、連絡先というのが明確に認識されていたのかどうかということについても、課題として残っているんではなかろうかと思っております。
クルーズ船の今後の受け入れに関連するところでお伺いしたいのですが、今年度から国交省の予算として松が枝埠頭の2バース化が予算化されたと思うのですけれども、今回の案件が、2バース化に今後何かしら影響を及ぼすのかどうか、そのあたりについてどのように考えているのかお聞かせいただけますでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、このクルーズ事業というのは、恐らく今回の感染事例の発生を受けて直ちになくなるというような状況にはないのではなかろうかと考えているところであります。ただし、乗船されたお客様、あるいは乗務員の方々の健康維持、管理というのは必要不可決な業務になってまいりますので、そのための体制づくりというのは、これから間違いなく進んでいくものと考えております。松が枝岸壁の2バース化に向けては、今後数年間の期日を要する事業でありますので、その間のうちには、先ほども申し上げた、船内におけるリスクの低減、健康管理の徹底、あるいは情報の共有化に向けた様々な仕組み等について、具体的な形で、関係者間の研究が進められ、1つの方向性が示されてくるものと考えているところであります。また、そうした状況でないと、クルーズ船に乗船され、クルーズを楽しまれる皆様方も、不安感は払拭できない状況になってくるんではなかろうかと考えております。
今回の一件を受けて、長崎県民、市民の方達も非常に不安に思ったところがあったかと思います。今後、クルーズ船の受け入れが再開された場合、今回の件を受け、市民、県民の中には不安や心配事というのが残るのではないかと思うのですが、県民、市民に対しての対応、フォローというのはどのようにお考えでしょうか。
それはですね、もちろん感染症に関して、クルーズ船ならではの特別の事情というのもあるのかもしれません。先ほども申し上げたように、感染症が発生をいたしますと大規模クラスターになってくる可能性があるといったところは、普通のインバウンドのお客様とは異なる点であろうと思いますけれども、いずれにいたしましても、これからもやはりインバウンドのお客様は拡大傾向で推移していくと想定していかなければならないと考えております。まずは、様々な事象に伴いまして、インバウンドのお客様をお迎えしていく形になってまいりますので、クルーズ船はクルーズ船としての様々な課題についての検証を行い、その他のインバウンドの拡大に向けて、どういった感染症予防対策等を講じていくのか、あわせて検討を進め、しっかりとした対応策を講じ、県民、市民の皆様に説明をしていく必要があるんではなかろうかと考えております。できるだけ早く、関係者のお知恵も拝借しながら、対応の方向性等について検討を進めてまいりたいと考えております。
あと、1点、先日も、修繕事業に関しても考えを示されていたと思うのですけれども、修繕事業に関しても、今後も推進していくということで、お考えは変わりないでしょうか。
修繕事業についてのニーズがどういう形で推移していくのか、今回の事例等も踏まえて、今後、三菱重工様において検討がなされる予定であるとお聞きをしているところでありますが、現時点では、クルーズ事業そのものは、今回の事例発生によってなくなってしまうようなものでもないのではなかろうかと考えているところでありますので、しっかりとした感染症対策をいかに構築し、安心していただけるような環境を作っていくのかというのが、非常に重要になってくるものと思っております。そういった流れの中で、修繕事業について、三菱重工様としてどういうご判断をなされるのか、そういう動きを踏まえて、行政としても必要であればサポート体制、引き続き構築してまいりたいと考えております。
仮に、修繕事業を今後も続けていくとなった場合には、先ほど、クルーズ船の受け入れの際の課題や、教訓を生かして対応を考えていきたいということでしたが、修繕事業での受け入れに対しても、同じように適用するというような考えということでよろしいでしょうか。
そうですね、やはり地域経済にとって、多くのインバウンドのお客様をお迎えしていく。そしてまた、本県の基幹産業であります造船関連産業において新たなビジネスチャンスが拡大していく。それは地域経済にとって非常に好ましい形での動きになってくるものと考えております。したがいまして、まずは、その大前提として、いかに安全・安心な体制を構築することができるかということがまずは問われる状況であると受け止めておりますので、そういった点で十分な検討を重ねていきたいと考えております。
出港に当たって見送りに行かれたと思うんですけど、コスタ社さんの方からメッセージや何か言葉とかはあったりしたのでしょうか。
私は、現時点で承知しておりません。
私の方には、コスタ社日本支社の支社長からは、県の担当の方には大変お世話になりましたということで、感謝のお言葉をいただいております。、まだ入院患者6人残っておりますので、私どもも、コスタ社と連携して、最後の方々が帰国できるまでしっかり対応していこうということを確認をさせていただきました。 以上です。
それは口頭でということですか。
取り急ぎ電話でいただきました。
それは今日ですか。
出港した後、私の方に連絡がありました。
ありがとうございます。コスタ社さんについてなんですけれども、結局、会見がなかったということがあった一方で、感染症対策については、現場のお医者さん等から、非常に協力してやっていただいているという声もあっているのですけれども、コスタ社さんの一連の対応について、改めてどういった受け止めなのかというのをお聞かせ願えますか。
コスタ社におかれても、感染が疑われる事例が発生したということを受けて、乗組員の皆様方を、個室管理ということで個々に管理をしていただき、そして、お1人目の感染者の発生以降、一連の対応策を講じるということになってきたところでありますけれども、初動の段階において、船内においてそういった措置を講じていただいていたというのは、その後の一連の対応にとって非常に良いことではなかったかと考えているところであります。コスタ社におかれても、こうした事例が、将来にわたるクルーズ事業に直結するような課題でもありますので、十分な船内の医療体制の整備、健康管理体制の構築に向けて、検討を進められるものと考えているところであり、私達も、今後、動向を見極めていかなければいけないと考えております
お見送りのことについてお話をお伺いしたいんですけれども、県、長崎市の方がいらっしゃったと思いますが、何人ぐらいで、どういう方々が集まってお見送りをされたのか。あと、知事は、乗員の方々と何か直接言葉を交わしたり、お言葉をかけるタイミングがあったのかを教えていただいてもよろしいですか。
岸壁でお見送りをいただいておりましたのは、全部ではないかもしれませんけれども、私が知り得る限り、税関の関係者の皆様方、長崎大学の医療スタッフの皆様、DMATの皆様方等、最後まで医療支援にお力添えをいただいた方々、三菱重工の関係者の皆様、県の関係者、市の関係者でお見送りをしていたのではないかと考えております。そういった関係の皆様方には、非常にお力添えをいただいてまいりましたので、これまでのご協力に、改めて、私から、感謝の心の意味を込めてお礼を申し上げたところでありますが、もう既に、乗組員の皆様方は、乗船され、デッキに出てお礼のメッセージ等を掲げておられましたので直接言葉をおかけすることはありませんでした。
ありがとうございます。お礼のメッセージを掲げていたと言っていただいたんですけれども、ちょっと具体的に、例えば、英語でとか、どういうふうなメッセージだったかということをもう一度お伺いしてもよろしいですか。
日本語で、「ありがとうございました」という声を、船上からは掛けていただきました。また、岸壁側からは、イタリア語で、「航海の安全を」というメッセージが掲げられていたようです。
もし知事が、そのとき乗員の方と直接お言葉を交わす機会があったとしたら、乗員の方にはどういうふうなお声を掛けたかった、どういうふうなお気持ちを伝えたかったというのはありますか。
それは、やはり、長期間にわたって船内滞在を余儀なくされたということに関して、「ご苦労様でした」という声をかけたい気持ちでありましたし、また、出港後も、航海の安全を祈る旨のお声を掛けたいと思ったところであります。
すみません、2点お尋ねしたいんですけれども、広域的な医療体制の構築について課題に上げていらっしゃったのですが、今回、幸い重症者が最悪の想定の30人まで発生するには至らなかったのですけれども、仮定の話で恐縮なんですけれども、県を越えて、どこかで受け入れてもらうというのは、どれぐらいの実現可能性があったんでしょうか。
恐らく、今回の事例としては、149人の感染者数に留まって、比較的、クルーズ船内の感染事例としては、先のダイヤモンド・プリンセスと比べても少ない状況ではなかったかと考えております。ダイヤモンド・プリンセスの際にも、医療宿泊施設等の確保については、県境を越えて確保された事例等があったものと考えておりますので、そういう意味では、国の中央省庁の皆様方に支援チームを編成していただいて、専門的な見地からお力添えをいただいたということは、大変心強いことであったと考えているところであります。
実際に、具体的に、どこか候補に上がったりとかいう段階にはあったのでしょうか。
いいえ。私どもは、各県、既に感染が拡大している状況にあり、特に、重症者が生じるということになると、多くの医療スタッフが1人の患者様について医療提供を行わなければいけないという状況でありますので、なかなか広域的な、県境を越えて支援をお願いするということは難しい状況であったと理解をしております。そのために、岸壁にまずは、24時間体制で医療支援をしていただく診療所機能も設置をしていただき、スタッフもご協力をいただいてきたところでありますが、ただ、県内の医療機関でどうしても対応できないということになると、これはやはり国のお力添えをいただきながら、広域的な観点での受け入れ先を探す必要も予想されるところではなかったかと考えております。
今のお話を聞いていると、最悪の状況では、長崎県内では対応できず、他の県でも受け入れてくれるところを探すのがなかなか難しいということになったかと思うのですけれども、それを踏まえると、大人数を乗せたクルーズ船を受け入れるのであれば、県内で対応できる数のベッド、あるいはその医療スタッフを整えていくべきだという議論になるのか、それとも、それは物理的に不可能だということになるのか、そのあたりの判断はいかがでしょうか。
その辺の判断は、まだ現時点ではいたしかねる面があります。それぞれの受け入れ地域毎にそういった体制をつくって、機能を維持していく必要があるのか、あるいは、別途、何らかの形でそういった医療支援機能を整備し、広域的な形で利用できるような体制を構築するのか、色々な手法があるんだろうと思いますので、そういった点も含めて、今後の体制づくりの中で検討をしていく必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。最後に、1点確認させてください。今後の検証についてですけれども、長崎市の田上市長は、29日の定例記者会見の際に、検証についてお尋ねしたところ、市のレベルで情報を集めるのは難しいので、どういった形で検証が行われるかを国にお尋ねしたいというご回答をいただいていたんですけれども、知事がおっしゃっている県の検証というのには、市にも参画していただくというご予定というのはあるんでしょうか。
恐らく、これまでも対応策については一緒に取り組んできたところでありますので、検証に当たっては、一緒に取り組んでいく必要があるものと思っております。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
【臨時記者会見】
会見内容
令和2年5月28日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について(令和2年度5月専決補正予算含む)
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
今日は、新型コロナウイルス感染症への対処方針について、本日、午後、県の対策本部会議を開催したところであり、そのご報告をさせていただき、あわせて、本日付で関連予算の専決処分を行うことといたしておりますので、その概要についてご報告をさせていただきたいと考えております。 まず、新型コロナウイルス感染症対策でありますが、本県においては、4月17日、17例目となる感染事例が確認されて以来、40日を超えて新たな感染者が発生していない状況であり、これもひとえに、県民の皆様方、そして、各事業者の皆様方の感染症の拡大防止に向けた新たな生活様式の実践、さらには、各分野におけるガイドラインの順守に向けたご理解とご協力の賜物であり、改めて、心からお礼を申し上げます。 ご承知のとおり、今週、月曜日、国の新型コロナウイルスに関する対策本部会議が開催されまして、緊急事態宣言が国内全ての地域において解除されたところであります。これを受けて、翌5月26日に、九州地方知事会議を開催いたしまして、今後の対処方針等について協議を行いました。あわせて、今回の事態の変化を受けて、徐々に経済対策への対応を強める必要があることから、専決補正予算の検討に入りまして、昨日、改めて県がお願いいたしております専門家会議の意見を聴取させていただきました。その上で、本日、県の災害対策本部会議を開催し、今後の対処方針について決定をさせていただいたところであります。 それでは、その内容について、ご説明をさせていただきます。 まず、県民の皆様方へのお願いであります。1番目のお願いは、これまでと変わっていないところであります。新しい生活様式の実践をさらに徹底していただきますようお願いを申し上げます。 そうした上で、これまでは、県境を越える移動については自粛のお願いをさせていただいておりましたけれども、来る6月1日から県境を越える移動の自粛要請を解除させていただきます。この間、ご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。 しかしながら、北海道や関東1都3県との間の移動、これは、最後まで特別警戒地域として残っていた団体でありますけれども、その往来については、十分慎重なご判断をいただきますようにお願いを申し上げます。 そして、また、現在、私どもが一番気になっておりますのは、福岡県における新たな感染事例の発生であります。九州地方知事会議を開催するに当たっても、4件、4件、6件、そして、その後の2件、8件の新たな感染事例が生じているところであり、こうした動きを十分見極めて判断をしなければならないと考え、こうした発表を今日まで延ばしてきたところであります。したがいまして、この新規感染者が発生しております府県との往来については、引き続き十分注意をしていただきたいというお願いでございます。 次に、事業者の皆さん方へのお願いでございます。1点目は、これは継続したお願いでありますけど、分野毎に定められたガイドラインへの対応をさらに徹底していただきたいというお願いであります。十分な環境整備を図っていただいた上で、経済活動の拡大を図っていただきたいと考えているところであり、そのため、今回の専決予算において新たな支援策を講じることとさせていただきました。多くの人やお客様と接する機会がある商業・飲食業・サービス業等の「三密」回避対策等を支援していきたいと考えているところであります。なお、支援額については、1事業者当たり10万円を上限とし、来る6月15日から受付を開始してまいりたいと考えております。 一方、観光客の誘致につきましては、前回の発表の際に、6月1日からは、県民の皆様方の観光へのお出かけをお願いしたところであります。県外からのお客様の誘致については、6月19日からお取り組みをいただきますようお願いを申し上げる次第であります。 なお、こうした考え方に連動し、これは既に発表させていただきましたけれども、6月1日からは、県民の皆様方による、「ふるさと再発見の旅」キャンペーンを開始いたします。あわせて、6月19日からは、全国からの誘客に向けたキャンペーンを開始してまいりたいと考えております。国の「GoToキャンペーン」、これは、今の情報では、8月頃に開始されるのではなかろうかと考えられているところであり、それまで誘客対策をしっかり繋いでまいりたいと考えているところであります。 以上、こうした基本的な方針で対応してまいりたいと考えておりますので、どうか、県民の皆様方、そして、各事業者の皆様方には、引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 なお、ここには、資料として記載しておりませんけれども、県有施設の利用については、5月18日から順次、環境を整えて利用を開始しているところでありますが、来る6月1日からは、県民の皆様方の他にも、県外からのお客様もお迎えし、施設等のご利用をいただけるようにしていまいりたいと考えているところであります。 この新型コロナウイルス感染症の対応方針については以上でございます。よろしくお願いいたします。 引き続き、別途資料を差し上げておりますけれども、経済活動と感染予防の両立に向けた緊急対策として、5月の専決補正予算を編成したいと考えているところであります。 1枚おめくりいただきますと、基本的な考え方でありますけれども、先ほど申し上げたように、緊急事態宣言の解除に伴いまして、今後、地域経済の活性化と、新型コロナウイルス感染防止との両立を図りながら、段階的に経済活動を拡大していく必要があります。したがいまして、今回の補正予算においては、第1番目に、県内の経済活動の回復、拡大対策。2番目に、新しい生活様式、各事業者の皆様方には、ガイドラインへの対応に向けた環境整備を進めていただくための対策。3番目は、感染症の予防・拡大防止と、県民生活の安全・安心確保対策。この3つを柱として編成をしたところであります。 補正予算の規模は159億2,900万円、右に書いております主な歳入予算については、諸収入、これは緊急資金繰り支援資金等の融資枠拡大に伴う預託等の財源として、諸収入105億9,400万円、そして、地方創生臨時交付金等の国庫支出金53億3,200万円等が主な財源となっております。 もう1枚めくっていただきまして、今の3つの柱毎に、どのような事業を推進していこうと考えているのかということであります。 まず、1番目の柱、県内の経済活動の回復・拡大対策でありますけれども、1つ目は、県内観光産業の回復に向けた誘客促進キャンペーンを実施してまいりたい。これは、先ほども申し上げましたけれども、県民の皆様方を対象としたキャンペーン、6月19日以降は、全国の皆様方を対象としたキャンペーンをあわせて展開してまいりたいと考えており、所要の8億700万円を計上いたしました。 そして、また、県産品のさらなる消費拡大を目指して、地域産品のTVショッピング等による販売促進を支援する対策として6,400万円。これは、ジャパネット様のお力添え等もいただいてまいりたいと考えております。 そして、留学生による観光情報の発信でありますが、留学生の皆様方も、コロナ感染症の拡大に伴いまして、アルバイト先がない等、大変厳しい生活環境に置かれているところでありますが、こうした機会に、県内観光地にお出かけいただいて、本県観光の魅力を、それぞれの国の方々に対してSNS等で発信をしていただこうという事業であります。 4番目は、観光関連事業の雇用確保と受入態勢の構築に向けた環境整備。これはご承知のとおり4月の補正予算で計上いたしておりましたけれども、多くの方々からさらに事業拡大の要望をいただいているところであり、おもてなしの向上、誘客の拡大、安全・安心対策の充実等にさらに取り組んでいただくということで、追加して4億5,000万円の補正をさせていただきました。 それから、事業者の緊急的な資金繰り対策のさらなる拡大でありますけれども、先ほど申し上げましたように緊急資金繰り支援資金は、これまで400億円の融資枠を確保しておりましたけれども、さらに資金需要に対し不足する状況であり、300億円の枠を拡大し700億円の融資枠を確保しようとするものであります。 次に、新しい生活様式への対応に向けた環境整備対策であります。新しい生活様式の実践のためのガイドラインへの対応をさらに徹底していただくための支援措置を講じることといたしまして、32億7,900万円の予算を計上いたしました。 そして、また、県内中小製造業者への衛生環境整備のための支援措置を講じることといたしております。 3番目の柱であります。感染症の予防拡大防止と県民の皆様の安全・安心確保対策でありますけれども、さらなる検査体制の強化を図り、また、医療機関等への医療物資の配付を行うこととし、2億3,700万円の補正。 それから、収入減少により大変厳しい生活環境に直面しておられる方々に対する、生活福祉資金貸付金及び、住居確保給付金の拡充に2億1,900万円の補正予算。 そして、梅雨時を迎えますけれども、避難所における感染予防・拡大防止対策に4,100万円を計上したところであります。 もう1枚めくっていただきますと、これまでの新型コロナウイルス感染症対策でありますけれども、一重の実線で囲っております枠は、4月補正で対応した各事業であります。これに、二重線で囲った事業、今回の専決補正で対応した事業を紹介させていただいております。観光客誘致については、4月補正で対応いたしました観光関連事業者の雇用確保と受入態勢への支援、これをさらに4億5,000万円拡充することといたしました。あわせて、新たな事業として、全国からの宿泊旅行の促進ということでキャンペーンを展開することとし、留学生の皆様方による観光情報の発信に力を注ぐことといたしました。 消費拡大対策は、4月補正予算に計上した事業の展開であります。 そして、事業者支援でありますけれども、4月補正予算では、休業協力をいただいた事業者の皆様方に対する協力金を支給させていただくことといたしましたけれども、今回は、新たにガイドラインへの対応を徹底していただくための支援措置を講じております。そしてまた、製造事業者の衛生環境向上に向けた支援策も確保いたしております。あわせて、産地生産体制の維持に向けた取り組み、販路拡大等にもこれから支援策を講じていくことといたしております。 そして、また、その下の雇用確保対策。これは4月補正予算の計上事業を順次実現してまいりたいと考えております。 4ページ以降は、それぞれの事業のご説明資料であります。 4ページをご覧いただきたいと思います。 これまでご説明させていただきましたけれども、県内観光産業の振興に向けた誘客促進キャンペーン、ここにご紹介しておりますように、県民の皆様方による県内旅行、「ふるさと再発見の旅」。これは4万人泊分を確保するということで、宿泊費等5,000円の割引をさせていただくということで、2億3,000万円の予算を補正させていただきました。あわせて、6月19日からは、全国へのキャンペーンを展開することとし、10万人泊分の予算を確保しているところであります。以上県民の皆様方による観光、全国からの観光誘客、これについては、6月1日、もしくは6月19日から、国の「GoToキャンペーン」が展開されるまでの間、7月31日までのキャンペーン展開として計画をいたしているところであります。 6ページをご覧いただきたいと思います。 地域産品のTVショッピング等による販売支援であります。産地力パワーアップ緊急支援事業6,375万円を計上しておりますけれども、1つは、販路拡大に向けた支援ということで、TVショッピング等の活用等により、地域産品のPR実施と、販路拡大を図っていきたいと考えております。これは主に、県産品のうち陶磁器でありますとか、素麺、うどん、焼酎、あるいは、その他の蒲鉾等、色々な県産品を候補として検討してまいりたいと考えております。 それから、産地生産体制の維持に向けた対策でありますけれども、これは、右に紹介しておりますように、オンラインによるWeb陶器市の開催、あるいは、既に設けていただいているホームページへショッピング機能を追加していただけるような取り組み、SNS等を活用した効果的な情報発信等を支援してまいりたいと考えております。 それから、留学生による観光地の情報発信、1,264万5,000円でありますけれども、ここに紹介しておりますように、例えば、仁田峠プレミアムナイト等を体験していただき、そういった観光の魅力を発信していただければと考えております。 7ページをご覧ください。 観光関連事業者の雇用確保と受入態勢の構築に向けた環境整備。これは先ほど申し上げましたように、4月補正で計上した事業のさらなる拡充対策として4億5,000万円追加して対応をすることといたしているところであります。事業内容については、下の方にご紹介しているとおりであります。 8ページ、事業者の方々の緊急的な資金繰り支援のさらなる拡大であります。緊急資金繰り支援資金の融資枠の大幅拡大ということで、下にご紹介しておりますように、融資枠を400億円から700億円に拡大することといたしました。あわせて、緊急資金繰り支援資金、これはセーフティーネット関連の資金でありますけれども、3,000万円の別枠融資額について、無利子化するための措置を講じて、所要の関係予算を計上したところであります。 9ページは、新しい各分野のガイドラインのさらなる徹底に向けた支援施策であります。これは、下にご紹介しておりますように、各事業者の皆様方が、お客様を迎えられるに当たって、非接触式体温計の整備、消毒液の配置、飛沫防止のためのパーティションの設置、あるいはフェイスシールドの活用等に取り組んでいただくわけでありますけれども、そうしたお取り組みに対して、1事業者当たり10万円を上限に支援措置を講じることといたしているところであります。関係予算として32億7,800万円計上をいたしております。 10ページをご覧ください。 中小製造事業者の衛生環境の向上への支援でございます。感染症対応型サプライチェーン強靭化支援事業2億2,500万円でありますけれども、これは、下にご紹介しておりますように、例えば、感染症を予防するためのそれぞれの工場での手洗い場の設置、ドアの自動化、外部と隔離された会議室の設置、あるいは、Webマーケティングサイトの構築等、新たな取り組みを強化していただく際に、1事業者当たり150万円を上限として、支援措置を講じることといたしております。 こうした様々な支援策でありますが、11ページに、関係事業を紹介しておりますけれども、飲食店・小売業等については、上に紹介しております、非接触サービス対応普及支援事業、これはもう既に予算に計上済みでありますけれども、例えば、テイクアウト、デリバリー等、新たな事業形態へ転換しようとされる方々への支援策であります。こういった支援策に加えて、ガイドラインの実施に向けた支援をさらに追加することといたしました。 宿泊業については、これまで既に関係予算に計上しておりますサーモグラフィー、あるいは次亜塩素酸水の生成器、オゾン除菌装置、非接触式の体温計の整備等について支援措置を講じてきているところであります。 そして、また、製造業については、今回、先ほどご紹介したような支援措置を新たに講じてきたところであります。 次に、12ページをご覧いただきたいと思います。 感染症の予防拡大防止、県民生活の安全・安心確保対策の一環として、さらに、PCR検査機器の導入を進め、その整備支援を行うこととし、6,361万1,000円の関係予算を計上いたしました。この機器整備等によって、現在1日634件の検査体制になっておりますが、新たに1,000件追加され、整備後は毎日1,634件の検査に対応できる体制が整ってまいります。あわせて、その下に紹介しておりますが、各医療機関で、医療物資がなお不足しているというお声もいただいておりますことから、マスク等の調達、配付を行うことといたしておりまして、今回は、一般医療機関、歯科医等に配付を計画いたしております。 13ページをご覧ください。 生活福祉資金貸付金の拡充であります。下にご紹介しておりますように、緊急小口資金、総合支援資金、この2つの資金等についてさらに貸付原資等の追加補助を行うことといたしております。緊急小口資金については一時的に収入が減少し生活にお困りの方々、総合支援資金は失業してしまわれて生活にお困りの方々の立て直しを支援させていただく資金であります。 14ページをご覧ください。 住宅確保給付金の拡充で、関係予算1,000万円あまりを計上いたしております。これは、休業等に伴う収入減少により離職、廃業と同程度の状況となり、住居を失う恐れが生じておられる方々に対する給付金を支給することといたしております。 あわせてその下、梅雨時期を見据えた、避難所における感染予防・拡大防止対策であります。いよいよ梅雨時期が間近に迫ってまいりましたけれども、感染症を防止しながら、避難生活を安心して送っていただけるよう感染症予防対策に十分配慮するとともに、避難所に所要の機器等を整備してまいりたいと考えているところであります。この事業は、一義的には、避難所の設置運営主体であります各市や町で取り組んでいただいているところでありますが、県も協力して一連の避難所の関係機器整備を進めてまいりたいと考えているところであります。 以上、本日をもって専決を予定しております関係予算の概要の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、幹事社から質問をお願いいたします。
まず、1点目。先ほど、北九州といいますか、福岡県の話をおっしゃっていましたが、「6月1日から県境を越える移動の自粛要請を解除します」ということですけれども、現状でいうと福岡県は、県境を越えた移動の自粛は解除するんだけど、十分に注意してくれということなのか、やっぱり自粛なのか、このあたりはどうなんですか。
これは十分注意をしていただくという注意喚起のお願いであります。
その位置付けでいいますと、6月19日から観光の誘客キャンペーンとか積極的にやって、オープンな形になると思うんですけど、その場合、恐らく一番効果があるのは、福岡からのお客さんを誘致するというのが多分一番規模も大きいですし、いいと思うんですけど、その際っていうのは、観光事業者の方たちも、福岡県に対して積極的に誘致をしていいものなのか、その辺はもうちょっと慎重にした方がいいのか、そのあたりはどう考えればよろしいでしょうか。
一応、県境を越える移動については、自由に往来を回復してほしいということにいたしておりますし、観光誘客については、若干タイミングをずらして、3週間ほどの経過期間を見ながら、6月19日から県境を越える区域の皆様方の誘客にも取り組んでいこうと考えているところであります。事態が大幅に変わってくるということであれば、別の措置を検討する必要もあるかもしれませんが、現時点では、経過について十分注意をしていただき、お客様もお迎えし、往来を回復していただきたいという考え方であります。
現時点で言えば、その6月19日になったら、仮に福岡県であったとしても、そこは積極的に誘客キャンペーンをしても問題ないという理解でよろしいでしょうか。
今の時点ではそう考えております。
わかりました。あと、ふるさと誘客キャンペーンですけど、このキャンペーンの規模なんですけど、予算額で見ると8億円超だと思うんですけれども、このあたりの予算額の規模としては、今までこのくらいの規模はやったことがあるのか、それとも、国の補助を受けてというのはあったと思うんですけど、県の独自の予算としては、このくらいの規模というのは今まであったのか、初めてなのか、何番目ぐらいなのか、そのあたりがわかれば、お願いします。
ちょっと今、正確な数字が手元にないので、後ほど詳細はご報告します。
一時は対馬への韓国人観光客が大幅に減少してしまったということで、対馬等への誘客キャンペーン等に取り組んできた経過がありますが、その規模については、再確認の上、ご報告をさせていただきます。
あと、ちょっと細かいんですけど、TVショッピングの活用ということで、ジャパネットとおっしゃっていましたが、ジャパネットは、生産者応援プロジェクトというのをやっていて、たしか、佐賀県は既にやられていたと思うんですけれども、今回、ジャパネットとやられる場合は、その生産者応援プロジェクトの枠組みでやるのか、それとも、別枠で改めて県とジャパネットが独自の取り組みをするのか、どういう感じなんでしょうか。
同じキャンペーンの中で。
生産者応援を基本に考えて、調整をしております。
わかりました。ありがとうございます。あと、PCRのことなんですけど、1,634件の検査体制とあるんですが、これはいつぐらいにこの体制は整うことになるんでしょうかということと、あと、ここにPCRというふうにあるんですけど、長崎は、長崎大学と、蛍光LAMP法も導入していると思うんですけど、これは、PCR検査の機器の導入支援と限っているんでしょうか。
支援はPCR検査機器を導入していただいて。ただし、検査件数も一度に100件、そして全ての前処理を自動化して取り組んでいただけるような体制を構築していきたいと思います。
PCR検査の前処理を自動化する機器の開発については、長崎大学の工学部、情報データ科学部が協力して、この自動化システムを開発していくとお聞きしております。できれば、年内に開発を行い、運用を開始したいということでお聞きしております。
1,634件というのは、いつぐらいになるんですか。
PCR検査の前処理を自動化するシステムが開発、運用を開始された後になります。
予算について伺いたいんですが、国でも空前の規模の補正がなされたということもあって、これまで対処できなかったけれど、今回その補正がおりたことによって手広くできた部分がもしあれば教えてください。
補正予算は、閣議決定がなされてはおりますけれども、予算としてこれから審議いただくという段階になっておりますので、2次補正の動きは睨みながらも、必要な財源というのは、既存の財源を活用して、関係予算を編成しているところです。
わかりました。ここで、一番重点を置いた部分を、改めてねらいを聞いてもいいでしょうか。
一番は、やはり、何としても県民の皆様方に新しい生活様式を実践していただく。各事業者の皆様方にガイドラインへの対応を徹底していただく。そのことをもって、コロナウイルス感染症と長くつき合っていかないといけないものと考えておりますので、まずは、そうした環境整備をしっかりと進めていただく必要があると考え、所要の支援措置等も講じたところであります。関係予算額も33億円近くの関係予算を計上しているところであります。
今の中で、新しい生活様式の実践と、経済活動に今後軸足が置かれていくと思うんですけれども、県庁内の体制として、今、コロナの事務局とかも設置されていると思うんですが、徐々に何か、医療対応とかを縮小していくとか、そういう動きって、現時点でありますでしょうか。
庁内の体制につきましては、かなり、事由が発生したときに、そこに機動的に向かうという形でやっておりますので、徐々にシフトしていくということはございます。まだ、正式にどういう形で組織を置こうかということは、今、検討中という形です。
それでは、各社の皆様からお願いしたいと思います。
北九州で新たに感染者が増えている、確認されているというお話もありましたけれども、一昨日の九州地方知事会に臨むに当たり、長崎県としては、どういった意見、要望を出されたのかお教えください。
基本的には、国の対処方針が示され、6月1日からは県境を越える自粛を解消しよう、5月いっぱいは県境を越える移動を自粛しましょうと。そして、6月1日から19日までの間については、最後までこの宣言の対象となっていた地域については、十分慎重に対応を進めるようにといった方針が示され、九州地方知事会においても、そうした方針でほぼ合意がなされつつあったところでありますけれども、当面の方針としては、私は、それはそれでよかろうと思ったんですが、何としても、やはり既に4件、4件、6件の新たな感染者が出ておりましたので、福岡県、北九州市の動きについては、十分慎重に見極めた上で、今後の対処方針を決定する必要があるんではなかろうかといった話を申し上げたところであります。結果として九州各県の合意としては、先ほどご紹介した2番目、3番目、これが大体、九州各県と同じ対処方針でありますけれども、ここに、やはり、その後の動向も踏まえて、新規感染者が発生している府県との往来、これは引き続き十分に注意をしていただきたいということで、あえて、福岡県の状況について触れさせていただいたところであります。県民の皆様方には十分ご注意をいただき、また、今後の経緯等についても関心をお持ちいただきたいと願っております。
4番目については、県独自の方針という認識でよろしいでしょうか。
はい。
あと、細かいんですけれども、3番目の、北海道や関東1都3県との間の移動については、慎重な判断というのは、自粛に値するものなのか、慎重に判断というのはなかなか抽象的な表現であるので、具体的に何か県民に対する呼びかけというのはありますでしょうか。
やはり不要不急であるのかどうか、自粛については、できるだけ急がない場合には留まっていただくようにというような要請でありましたけれども、一応、県境を越える移動についても、自粛は要請しないと、そういった中で、そういったこれまで感染者が発生していた場所への訪問等については、滞在期間を短くするであるとか、特に、マスクの着用、「三密」回避対策、手指消毒、そういった点についても、十分ご滞在に当たっては注意をしていただいて、慎重に対応をしていただく必要があるものと考えているところであります。
私から最後になりますが、ご説明があった経済対策とかについて十分に検討されてきたということでしたけれども、一昨日の知事会の後に、他県ではそれぞれ知事が一定の方向性を迅速に示されていましたけれども、やはりこの丸々2日間開いたということについては、知事はどう受けとめられていますでしょうか。
私は、この九州地方知事会での一定の方向。これは、ご覧いただいてもわかるとおり、6月1日から対処方針を変えていこうという内容でありますので、当面、緊急に、県民の皆様方に、方針転換ということでお知らせ、協力をお願いする事項は特になかったものと思っておりますし、何としてもやはり、福岡県のその後の動向がどういう形で推移していくのか、十分見極めた形で県民の皆様方に方針をお示しする必要があると考えてきたところであります。また、あわせて、経済活動の再開に当たっては、県の施策も一体的にお示ししながら、ご協力をいただいていった方がいいんじゃないかということで、専決補正予算の検討もあわせて、同時並行で進めてきたところであります。
今回の補正予算なんですけど、経済活動と感染予防の両立に向けた緊急対策と書いてあるんですけど、知事としては、今この時期というのは、どういう段階を迎えているというふうにお考えでしょうか。
これからも、感染症の推移がどうなるかというのは、十分重大な関心を持って経過を見守っていく必要があるものと思っておりますけれども、国の方針、あるいは、九州地方知事会での方針も示しておりますように、徐々に経済活動の拡大に向けた施策を強化していく必要があるものと考えているところであります。したがいまして、移動自粛等については、6月1日から、県境を越える移動については、往来を再開していただいていいという方針になったんですが、観光振興については、3週間ほどの間を置きながら、徐々に県内から県境を越える地域への誘客に取り組んでいく等、少しタイムラグを置きながら慎重に対処していくという方針が示されておりますので、やはりぜひこの感染症が収束方向が継続して、関係経済対策の推進ができるように願っているところであります。
ありがとうございます。経済対策のところなんですけど、特に、観光というところに力を入れるところだと思うんですけれども、そこに対してはどのように支援していきたいか、改めてなんですけど、知事のお考えをお聞かせください。
観光関連産業、これは、宿泊業、あるいは小売店、運輸業等を含めて、本当に厳しい状況にあるわけでありまして、8割を超えるお客様が減少するという状況、その後はもっと深刻になっているんではないかと推測をいたしておりますけれども、事態の収束に向けた動きが進む中で、一刻も早く立ち直りを迅速にサポートしていく必要があるものと考えておりまして、そのために、キャンペーンも、この事態の推移に合わせて、順次積極的に支援施策を展開していかなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございます。最後、細かいところなんですけれども、予算の、新しい生活様式対応支援事業と、感染症対応型サプライチェーン強靭化支援事業、この2つの申請、給付の時期は決まっているんでしょうか。
このガイドラインへの対応支援でありますけれども、先ほどお示しいたしましたように、6月15日からの受け付け開始を見込んでいるところであります。
両方ともですね。
サプライチェーンは6月1日を予定してございます。
6月1日から受け付け開始、わかりました。ありがとうございます。
県境を越える移動の自粛要請解除に関連するところでお伺いしたいんですけれども。観光の誘客については、県外からは6月19日からということではありますが、そうなりますと、この6月1日から移動の自粛要請を解除するという、例えば、日帰りで少し遊びに訪れるですとか、お仕事であったりとか、どういったものであれば、6月1日から県境を越えることが可能ととらえればよろしいんしょうか。
それは、様々なご用事があられるでしょうから、個人的な用務でもってご移動される、そういった場合には、もう6月1日から往来を回復してよろしいかと思っております。ただし、観光客の誘致活動については、もう少し慎重に対応をする必要があるんではないかという考え方のもと、一連の観光振興に向けた取り組みと、県民、国民の皆様方の往来再開に向けた考え方が、少しタイムラグを設けてあるところでありまして、それはやはり、例えば、大規模な観光施設があって、一度に県外から多くのお客様がおいでになられるということについては、もう少し慎重に対応する必要があるといった考え方で、そういった方針が示されているんではなかろうかと推測をいたしております。
県有施設の利用についても、県外の方が6月1日から利用できるとおっしゃっていたと思うんですけれども、県有施設も様々な施設があると思うんですけれども、そこについては、宿泊を伴うような観光振興とはまた別物という位置づけで考えていらっしゃるということでしょうか。
様々な施設があると思います。美術館、博物館、体育館、図書館、その他の施設、様々なものがあります。ご利用いただく形態は様々な形になっていくんではなかろうかと思っております。
ちょっと細かい部分になるんですけれども、留学生による観光地の情報発信の件で伺いたいんですが、こちら、留学生の方たちに、コースを巡ってもらって、SNSで発信してもらうということでしたが、アルバイト等無くなっていて、収入が減って困っていらっしゃる方も多くいらっしゃると思います。この取り組みを通して、何かしら、そういった謝礼をお支払いするとか、留学生の支援になるような部分というのはどのあたりにあるんでしょうか。
基本的には、この事業で、240名ほどの留学生の方々に、こうした事業にご協力をいただきたいと考えておりますが、各観光地をご訪問いただく経費については、もちろん事業サイドで全部負担をいたしますし、一部報酬等についても、情報発信等に継続してご協力をいただくわけでありますので、考えているところであります。
報酬はどのくらい考えていらっしゃるのでしょうか。
1日1万円、1泊2日の場合は2万円程度を想定しています。
KTNの佐藤と申します。よろしくお願いいたします。県民の皆様へのお願いの中で、4番目の新規感染者発生している府県との往来の件についてなんですけれども、本日、県交通局で、長崎と北九州を結ぶ高速バスの便が運休になりましたけれども、これも、このお願いに沿って運行中止になったという理解でよろしいですか。
恐らく、交通局において、こういった新規感染者の発生状況を踏まえて、独自に判断してもらったものと考えております。
特に、県の方からお願いをしたというわけではなくということですね。
はい。
あと、すみません、今までの会見と視点が外れてしまうので恐縮なんですけど、先ほど、福祉保健部長の会見の中で、クルーズ船内の新型コロナウイルスの感染者がゼロ人になったという報告がありました。これの受け止めと、出港に向けての方針というのを改めてお聞かせください。
このクルーズ船内における大規模クラスターの発生に際しては、国はもとより、各関係機関の皆様方、そして、また、多くのボランティアの皆様方に大変なお力添えをいただいて、149人の陽性者の皆様方が、ようやく、今、船内には陽性者がいらっしゃらないという状況までなったところであります。なお、入院中の方がいらっしゃいますので、早期回復を願っているところでありますが、本日帰国の途につかれた方々もいらっしゃるわけで、あとは、船内になお100数十人の方々がおいでになられるということでありますので、ぜひ早期に安心して出港していただけるような体制になってくることを願っているところであります。1月以上の期間にわたって、本当にお力添えをいただいて、ようやく出口が目の前に見えてきたという感じがいたしているところでありまして、最後まで全ての乗務員の皆様方が無事にお帰りいただけるように努力していかなければならないと考えています。
最後に確認ですけれども、出港の時期というのは、運航会社の方も今月末を目指しているという話ですけれども、その意向というのは知事も同じですか。
そうですね、私どもも、できるだけ早く出港していただく環境が整って、それが実現するように願ってきたところでありますので、引き続き、船会社の皆様方とも相談していきたいと考えています。
幾つかお伺いしたいんですけれども、まず、県民の皆様へという呼びかけの3番と4番で、「慎重な判断」と「十分に注意」との区別が私の中でついていないんですけどどう違うんでしょうか。
3番は、先ほど申し上げたように、これまで緊急事態宣言の対象となっていた地域で今回新たに宣言が解除されたところであります。なお、やはり、潜在的には、本県と比べて相対的なリスクはなお残っているものと理解しているところでありますので、自粛要請とまではいきませんけれども、様々なご事情等も考慮していただきながら、訪問をしていただくに当たっては、十分慎重にご検討いただきたいと思っているところであります。4番目は、この5日間で24名の新規感染者が発生した。実は、一番大きな課題というのは、感染経路が判明できるかどうかということにかかっているのではなかろうかと受け止めているわけでありますけれども、今、北九州市では、感染経路等の確認に恐らく全力を注いでおられるものと考えております。北橋市長の発言にも、第2波の入り口に立っているんではないかというような危機意識もお持ちだというお話を聞いているところであります。そういった状況については、今後も、感染経路がどういう状況であるのかといった点も含めて、適正に情報を踏まえながら、訪問に当たっては注意をしていただく。注意をしていただくというのは、感染防止対策に十分配慮していただくとともに、滞在期間等についてもできるだけ短くしていただくような工夫をしていただきたいと願っております。
そうすると、慎重な判断の方は、行かないでいいなら行かないでということですね。そして、十分に注意の方は、行っても、どうぞ。ただし注意してくださいと、その違いということなんでしょうか。
はい。
そうすると、十分に注意というのは、福岡と佐賀、熊本とか、そういった府県での差ということはないということでしょうか。北九州は出ましたけど、福岡や佐賀、熊本というところで差はつけないということなんでしょうか、温度差は。ここは危険だとか、行かない方がいいとかいう、差はないということでしょうか。
福岡県については、特に注意してくださいというお願いを差し上げているところです。
佐賀と違うんですか。福岡は特に注意なんですか。佐賀とか熊本とか、他のところは十分に注意と。
新規感染者が発生している府県でありますので、佐賀、熊本県さんでは新規感染者が発生しておりません。したがって、そこは、2番目の、6月1日から県境を越える移動はご自由に取り組んでいただいてよろしいんではないかということであります。
今後も発生すればその時点でこの4番になると。
それは、そのときどきの状況であると思います。例えば、1件発生して、それが他県からおいでになられた方が新規感染者として発生したということであれば、さほど問題はないんではなかろうかと考えております。
あと、全国からの県内宿泊旅行に対する助成についてお伺いしたいんですが、他県も色々同じような施策をやってくると思うんですけれども、その中でどうPRして、県外の方に長崎県に来てもらえるように伝えるのか。そこら辺はどういうふうにやろうと考えていらっしゃいますか。
これまでも、観光分野の宿泊事業者の方々等を含めて、支援措置を講じてきたところでありますけれども、やはりそれぞれの地域の観光の魅力を観光関係事業に携わる方々自らきちんと理解をしていただき、観光客の皆様方にご紹介いただく。そしてまた、観光関連事業者の方々だけではなくて、農林業、水産業、製造業、食品加工業等、幅広い分野の皆様方にもあわせて取り組んでいただく中で一つの観光地を形成しているものと思っていますので、そうした事業者の皆様方の積極的な取り組みをこれまで支援してきたところでありますが、そういう中で、より、おいでいただく皆様方に、コロナで大変苦労された体験をお持ちの方々ですので、十分ゆったりとその疲れをいやしていただけるようなキャンペーンを展開していこうと考えているところであります。
修学旅行等も想定されているんでしょうか。それとも、個人客をターゲットにされているんでしょうか。
まずは、個人客が中心になっていくんではなかろうかと考えております。
新しい生活様式対応支援事業でお伺いしたいんですが、1事業者当たり10万円となっているんですけれども、対象事業者というのはどういった条件で、それがどれぐらいの数があるんでしょうか。
大体、先ほど申し上げましたように、多くのお客様と接する商業、飲食業、あるいは運輸事業に取り組まれる方々、そして、学校系、運動遊戯施設、サービス業に携わっておられる方々等、現在、私どもが想定しておりますのは、最終的には、各事業者の皆様方に支援対象として考えておりますけれども、事業所数で考えますと、大体3万7,000事業数ぐらいになるんではなかろうかと考えております。
自分のところがそれに当てはまるかどうかというのは、県に問い合わせればよろしいのでしょうか。
それは、十分説明をさせていただく必要があるのではないかと思っております。
上限となっていますが、その内容によって金額が変わってくるのでしょうか。
10万円以上対策を講じていただいている方々がほとんどではなかろうかと思いますけれども、例えば、レジの際の、お客様と遮断するようなシートを設置していただいた、それも、お店の規模等にもより、事業費がどの程度になるのか、それから、補助制度でこういった措置を講じておりますので、かけていただいた所要の経費が10万円を下回って済んでいるということであれば、その所要額を支援させていただこうと考えているところであります。
既にもうやったよという人は対象になるんでしょうか。
対象にさせていただこうと思います。必要な対応策を講じていただいたことを、やっぱり店頭にきちんと、こういった取り組みを進めていきますということを宣言していただき、これからもお取り組みをお願いしたいと考えております。
TVショッピングによる県産品の販売支援で、佐賀で取り組んでいるものは、ジャパネットと提携する部分なんですけど、WebサイトとTVショッピングと両方使うということのようなんですが、長崎も同様という理解でよろしいですか。
Webサイトについては、各事業者、産地、団体の皆様方が、Webサイトで陶磁器展、陶磁器市等を展開していただく形になります。別に、TVショッピングというのは、例えば、波佐見焼をきちんとTVショッピングで紹介、販売していただき、なお、例えば、こういう波佐見焼の産地の方では、Webで陶器市やっていますよといったことを紹介していただいて、そっちの方にも多くの方々にアクセスしていただけるように、連係した体制を構築できればと考えているところであります。
ありがとうございます。それから、クルーズ船のことについて2点お尋ねしたいんですが、先ほどもお話にありましたとおり、出口が見えてきたというようなお話があったんですけれども、改めて振り返って、4月20日に1人目の感染が確認されたときに、知事の頭に浮かんだ最悪の事態というのがどういうものだったのかというのをひとつお尋ねしたいのと、あと、先日の定例会見の際に、寄港前から、船内の情報を入手するようにしたいというようなご発言ありましたが、その後2週間ほどたっていますが、新たに、知事に中でアップデートされた部分、こういったことに取り組みたいということがあれば教えてください。
今回のクルーズ船内での感染者の発生で、ダイヤモンド・プリンセス号の事例が頭をよぎりまして、1例生じたということは、数多くの陽性者の方々がいらっしゃるのではなかろうかと。徐々に情報をいただくに連れて、船内で、個室管理でもって乗員の健康管理を進めておられるという情報が入ってきたところでありまして、これは相当規模に上っていくんではなかろうかと、ただそうした場合に最も危惧されたのは、県内の医療体制への過重な負荷がかかってくるということを何としても避けていかなければならない。特に、全国での広域的な支援体制が期待できるような状況であれば別なんですが、既に国内感染が相当拡大しており、各県の皆様方にとっても、この医療提供体制の整備というのは非常に喫緊の課題となっていたところでありますので、そういった県民の皆様方に対する過大な影響を与えないような形で収束を図っていかなければいけない。そのために、国の支援をお願いいたしまして、早速対策チームを立ち上げていただいて、それぞれの分野の専門家の皆様方から、様々なご指導、ご支援をいただいて、対策を講じ、幸いにして、死亡事例等もなく、収束を迎えようとしている時期に差しかかっているところでありまして、本当に関係の皆様方のご支援に感謝を申し上げる次第であります。県民の医療体制への過大な負荷をかけることなく、出口が見え始めてきたということは、大変ありがたいことであると思っているところであります。 それから、クルーズ船の寄港について、入港を受け入れる際に、感染者等がいないのかという情報。こういった点については、現在、クルーズ事業について、特に、外国船籍のクルーズ船については、どういったルール作りをするのか。あるいは、いざ感染症が発生したときにどこが対応するのか。船籍国であるのか、クルーズ会社になるのか、受け入れた国であるのか、国際法上の明確な整理というのがなされていないのではないかと理解をしています。そういったことを受けて、国においては、これから各国の状況等も調査をしていただいて、検討を進めていただけるものと考えておりまして、その際、どういったシステムを組み上げていけばいいのか、ルール作りというのを、これから進めていく必要があるのではないかと。そういった中で、このクルーズ事業そのものが今後とも伸びていくのか、今回の事例等を踏まえて、なかなか伸びない分野になるのか、分かれ目になってくるんではないかという思いもいたしているところであります。したがって、今の段階で、今後どうなるかということについては、まだ私の方から情報を新たに得ているような状況ではありません。
重ねて恐縮なんですけれども、国の方で予算計上されているのは承知なんですが、クルーズ船のクラスターを経験しているのは、国内では、横浜港と長崎港だけということで、現場の知見を制度改正に生かしていくという機会でもあると思うんですけれども、今のところ知事からは、具体的にどの点について改善するべきだというようなお考えというのは今のところないということでしょうか。
いやいや、まだまだ感染症対策の進行中の状況でありまして、私もこの一連について対策本部に指示をしておりますのは、今回の経過を踏まえて、どこに課題があるのか、しっかりとそういった分析をして、今後の対応策に生かしていく必要があるという指示をしているところでありまして、まだまだその結果を取りまとめて、対応対策に反映させる、そこまではいとまがない状況であります。
これは教育長にお尋ねした方がいいと思いますが、1日から県境を越えた移動の自粛要請を解除するということですけれども、これと関連するかわかりませんけど、これに伴って、例えば、学校生活であるとか、部活動について、今日ホームページに今後の活動でちょっと出ていますけど、何かこれまでと変更する点等があれば教えていただきたいと思います。
部活動の関係ですが、現在、いわゆる県外との交流といいますか、活動は禁止をしておりますけれども、6月19日からは、いわゆる全国との交流、宿泊も含めた交流等をできるということを、予定をしております。そういう対処をすることを、県立高校には通知をする予定であります。
学校生活については、これまでどおり、「三密」対策を徹底して、引き続きやってくださいという理解でよろしいですか。
そうですね。それぞれの学校でしっかり「三密」対策をやっていただくということですから、仮に、今後、修学旅行ということはないのですが、部活の関係で遠征をすることがあれば、感染予防をしつつ、19日以降はもうフリーになるということになります。
わかりました。それと、今日の会見の趣旨とは全く関係のないので申し訳ないんですけれども、今日、佐賀県の知事が、6月の上旬に、新幹線で、国交省と事務レベルの協議を再開する意向を示されておりますけど、これについて、知事の見解というか、コメントを一言いただければと思いますけど。
国土交通省から、協議の場を早期に持つような働きかけを進めておられて、その前に、事務レベルで条件整備について確認をするという状況が続いてきたところでありますけれども、私どもとしては、やはり来年度の予算要求期限も迫ってくる中で、一刻も早く関係者の協議の場が持たれて、所要の環境が整うことを期待しているところであります。引き続き、国土交通省と佐賀県との協議の前提条件の整理が進められて、協議の場が持てるように、期待をしているところです。
日経新聞です。誘客促進キャンペーンに関してなんですけれども、この8億円なんですけど、仮にこれがかなりうまくいったとして、この予算額以上が出たときというのも想定されると思うんですけど、その場合は追加で出すのか、これを満たしたらこのキャンペーンは打ち切りとどういうふうに考えたらよろしいんでしょうか。
これは、一応の期間といたしまして、先ほど申し上げたように、8月1日を目処に「GoToキャンペーン」への引き継ぎを図って、さらに大きくお客様をお迎えできるようにと考えております。8月の国の「GoToキャンペーン」というのは、支援額が相当拡充されておりますので、期限間際になったときに国民の皆様方がどう判断されるのか、その前に、多くの皆様をお迎えできるように努力していく必要があるものと思っておりまして、予算が足りないということになれば、うれしい悲鳴でありますので、補正の可能性も含めて、検討していきたいと思っています。
1点お尋ねしたいんですけれども、4月の補正からの追加で、観光地受入態勢ステップアップ事業、4億5,000万円追加ということなんですけれども、当初、約5億円ほどの予算があったと思うんですけど、この当初枠超過分プラス、今後新たに受付ける分とあるんですけれども、新たに受けつける分というのはどれくらいの額が残っているんでしょうか。
今後募集を一時再開をしまして、新しく受け付けられる分というのは1億円ちょっとを想定しております。
超過分の額ということですか。
はい。
再開はいつぐらいですか。
専決補正予算が本日ということですので、明日からということになろうかと思います。
それでは、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
・午後4時30分から午後5時16分(46分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月22日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症への対応について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いします。
今日は、昨日の国の新型コロナウイルスに関連する対策本部会議の結果を受けて、県の対処方針を決定させていただいたところであります。 現状については、皆様既にご承知のとおり、本県においては、17例の感染が確認されているところでありますが、1ヶ月以上、新たな感染者は発生していない状況であります。これもひとえに県民の皆様方、各事業者の皆様方のご理解とご協力の賜物であり、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。 先ほど申し上げましたように、昨日、国の対策本部会議が開催され、緊急事態宣言の対象区域から、関西圏域、大阪府、京都府、兵庫県が解除されたところであります。これを受けまして昨日、県の専門家会議からの意見の聴取、そして、本日午前中に九州地方知事会議が開催され、方向性等について議論が行われました。そういった内容を踏まえて、本日午後、県の対策本部会議を開催いたしまして、対処方針を決定させていただいたところであります。 今後は新型コロナウイルスの感染拡大防止と、経済活動の回復。この2つのバランスを考慮し、徐々に十分な安全策を講じながら、軸足を経済活性化に向けて移していかなければならないと考えているところであります。 それでは、その内容についてご報告をさせていただきたいと思います。 まず、県民の皆様方へのお願いでございます。 1番目は、「今しばらく、県境を越える不要不急の移動を控えてください。」というお願いをさせていただいております。引き続き、「特に県外の皆様は離島への訪問を控えてください。」ということであります。 2点目、これも前回からの継続でありますけれども、「新しい生活様式の実践をさらに徹底してください。」というお願いでございます。マスクの着用、手指消毒、「三密」の回避、県内通販の活用といった新しいライフスタイルの実践をさらに進めていただきたいということであります。 その上で、県民の皆様方には、ぜひ「県内各地への観光へもお出かけいただきたい。」というお願いを今回させていただいております。これから具体的な支援策を検討し、予算計上を目指してまいりますけれども、「ふるさと再発見の旅」という形で観光にお出かけいただいて、宿泊施設にお泊まりいただいた場合に、宿泊料のうち5,000円相当分を助成させていただく等、宿泊施設は大変厳しい状況にありますので、県民の皆様方にも応援いただけるように努力してまいりたいと考えております。こういった制度のスタートは、6月1日から実施してまいりたいと考えております。 それから、各事業者の皆様方へのお願いでございます。これも前回からの継続であります。「業種毎のガイドラインの遵守・徹底をお願いします。」ということであります。 その上で、販売活動、事業活動を、今後さらに拡大していただきたいと考えているところであります。 そういった様々な経済活動を拡大していただくに当たり、これも予算整備を行ってまいりたいと思いますけれども、県下統一したオンライン物産展の開催等も、6月1日から取り組んでいきたいと考えております。 これは既に前の予算に計上済みでありますけれども、前売食事券の発行、県産品のプレゼントによる飲食店の応援キャンペーンを、これも6月1日から実施してまいりたいと考えております。現在考えておりますのは、前売食事券を例えば1万円相当分をご購入していただいた場合には、その3割に相当する県産品のプレゼントをさせていただこうと考えているところであり、県民の皆様方のお力添えをいただきながら、大変厳しい状況にある飲食店の応援をしてまいりたいと考えているところであります。 これから第2波、第3波の襲来も予測されるところでありますけれども、引き続き県民の皆様方、各事業者の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、安全・安心対策に万全を期していきたいと考えておりますのでどうかこれからもよろしくお願い申し上げる次第であります。 私からは以上でございます。あとよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方から質問をお願いしたいと思います。
まずお伺いしたいのは、先ほど感染症対策と経済回復とのバランスについて、軸足を経済活性化にとおっしゃっていましたけれども、前回の会見よりも専門家会議や知事会の状況を踏まえて、さらに軸足を経済の方に移したという理解でよろしいでしょうか。
ええ、これからもそういった方向で取り組んでいきたいと思っております。
宿泊施設応援キャンペーンや、オンライン物産展はその現れと理解すればよろしいでしょうか。
はい。
九州知事会の中でIRについて話題にされたと思うのですけれども、改めてその場でどんなことをおっしゃったのか、他の知事からどんな反応があったのか教えていただければと思います。
はい。IRについては、ご承知のとおり、昨年6月の九州地域戦略会議で、プロジェクトチームを立ち上げるという決議をいただき、本県が事務局機能を担いながら様々な検討を進めてまいりました。MICE事業を活用して、さらにその効果を県下、九州全域に波及させる。あるいは、九州内の農産物、水産物などを積極的に活用する。色々な観点から協議を重ねてきたところでありますが、本来であれば、昨年度いっぱいで、このPTを解消する見込みでありましたが、ご承知のとおり、国内においては、この1月にも示されると言われておりました基本方針の策定・公表がまだ進んでいないという状況であります。したがいまして、これからより具体的な内容について調整をするためには、IR事業者との継続した協議の中で内容を詰めていかなければいけないということで、このプロジェクトチームをさらに今年度いっぱい延長設置していきたいということで協議をさせていただきました。 それから、2点目でありますけれども、世界各地でこの新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、IR事業というのは非常に厳しい状況に置かれております。これは、感染拡大予防の観点から事業休止命令が出されたり、事業自粛要請が行われたりというような地域がほとんどであります。したがいまして、このIR施設にほとんどお客様がおいでにならない中で雇用をどうやって維持していくのかという点を含めて、大変ご苦労をなさっているわけであります。そういった状況の中で、各事業者のお話を聞くと、いまだ基本方針が示されていないことや、日本政府においては、IR事業を推進しようと考えておられるのかどうかといった話が出たり、具体的な検討作業を進めるのは、この基本方針が出された後で作業に着手してもいいのではないかといったお話があるやに聞いているところであります。先ほど申し上げたように、基本方針の策定・公表はまだでありますけれども、区域認定申請の受付期間自体は、来年の1月から7月の期間を想定されておりますけれども、これについては変更することは考えていないというようなお話も伺っているところであります。したがって、我々は、他の候補地域と同様に粛々と準備作業を進めていかないといけないと考えておりますが、今の時点で、九州・長崎のIRもしっかりと取り組んでいく意向であるということ。その上で、各事業者の皆様方にも、さらに具体的な項目についてご検討を深めていただきたいという思いを持って、九州地域戦略会議からメッセージを各事業者の皆様方にお送りするということで決定をいただいたところであります。文案の内容についても賛同をいただいたところであり、これからも九州のIRとして実現を目指していきたいと思っております。ご意見としては、物産、人の交流の面を含め、内容の中に盛り込んであるということについて一定のご評価をいただいたものと考えております。
最後に1点お伺いしたいのですけれども、県民の皆様へということで、「今しばらく、県境を越える不要不急の移動は引き続き控えてください。」ということになっていますけれども、知事会の冒頭部分では、そろそろ県境を越える移動を行ってもいいのではというお話があったようなイメージがあります。結果として引き続き控えてという結論になったのですけれども、県境を越えた九州内での移動ができるのはいつ頃になりそうというスケジュール感はあるのでしょうか。
一つは、福岡県が最後まで警戒区域として残っていたわけでありますけれども、宣言が解除されてからやはり2週間程度の経過を見たいと、その期限がほぼ5月いっぱいということになり、福岡県におかれては、まだ外出自粛を要請されているというような状況にあるとお聞きいたしました。したがって、隣接される県におかれては、もう少し慎重に対応していく必要があるのではなかろうかといったような議論がなされ、また、一方では、この1週間にわたって新たな感染者が出ていないということもあり、安全をアピールする上でも、九州各地域の往来は再開してもいいのではないかといったような議論もあったところでありますけれども、来週にもまた専門家会議が開催され、首都圏域の動向を含めて一定の方向性、対処方針について考え方が示されるのではなかろうかと。そういった動きを踏まえて、時々の動きに応じて対処方針を協議、決定していく必要があるものということで、とりあえず前回に近いような形で協力要請を延長させていただくということにしたところであります。
県境を越える移動は、九州知事会の方針もあり制限されたとは思うのですが、一方では、県内の観光を呼びかけていらっしゃいます。開かれた県の専門家の意見として、どういった意見があってこういう判断になったかということをお聞きできますでしょうか。
県の専門家会議においては、感染症の専門家の皆様方、経済の専門家の皆様方にご意見をお伺いしているところでありますけれども、経済分野の委員の皆様方には安全をアピールする上でも、他に先んじて経済活動、産業活動については再開をしていく必要があるのではないかというご意見がありましたし、感染症専門家の皆様方には、宣言解除から2週間程度の経過を見守る必要があるのではないかということで、この県境を越えた移動自粛については、双方、若干異なるご意見をいただいたところであります。したがいまして、そういった意見を元に、私どもも対策本部会議で検討をした上で、対処方針を決定させていただいたということであります。
あと2点あるのですけれども、県内の方に向けて観光を呼びかけるということですが、これまで県外の方との対外交流の面で長崎はすごく発展してきたと思うのですが、改めて、オンライン物産展の開催などの他に、県内に向けたアピール策として、今までと違ってくるような部分や、これから必要になってくるところはどういう部分になりますでしょうか。
実は、先の予算にも様々な支援策を組み込んでおります。色々な産業分野の活性化に向けて、例えば農林水産分野では、高級食材から価格が低下する傾向がありますので、そういった分野に対する支援策でありますとか、コロナウイルスが大きな課題となる中で、人と人との接触を避けるような形でのビジネス展開に向けた新たな取り組み、事例を申し上げますと、例えば、ネット通販にさらに力を入れていかれるとか、事業所の構造も、人が接触して感染の要因にならないように、自動ドアに換えられるとか、様々な取り組みがあるのだろうと思いますけれども、そういった取り組みに対する支援策等、色々な予算を計上しているところでありますが、この関係事業予算についても、場合によっては今後の補正予算でさらに支援策を拡充していかなければいけないのではなかろうかと考えているところでありまして、2次補正予算の動向を見極めながら、積極的に対応をしてまいりたいと考えております。
最後1点。新しい生活様式の実践を呼びかけていらっしゃいますが、知事自身も、今日の九州知事会等、色々な会議がWeb会議になったり、働き方の面でも新しい生活様式を目指して活動されたりしていると思うのですけれども、実際に新しい生活様式を実践した上でご自身として感じたことがあったら教えてください。
マスクの着用、手指消毒、「三密」の回避といった、様々な観点からの自らの行動を注意していかなければいけないと考えているところでありまして、私も、手指消毒、消毒用の石鹸で手首から先を洗っておりますけれども、時々会議の際にマスクの着用を忘れて走り出したということがありますので、しっかりと習慣づけていかないといけないなと反省を含めて実感しているところであります。県民の皆様方におかれても、生活の中でこういった取り組みが習慣として身につけていただけるように、ぜひご協力をお願いしたいと考えております。
関連ですが、例えばWeb会議を知事会等でやることによって何か変わったこと、頻繁に開けるようになった、逆に意思疎通が難しい等何か感じることはありますか。
そうですね、やはりWeb会議になると、発言者だけがクローズアップされるという形になりますので、そういった意味では、幅広い会場で、一堂に各知事さんと一緒に議論をするというのは、少し雰囲気が違う感じもあるのかなと考えております。
それでは、各社から質問をお願いしたいと思います。
先ほどのお話の中にありました支援策についてもう少し詳しくお伺いしたいのですけれども。宿泊施設応援キャンペーンの実施ということで、宿泊費を上限5,000円補助されるということですが、補助は何人分程度、予算規模としてどのくらいを想定されているのか詳細をもう少しお伺いできればと思うのですが。
まだ、予算査定作業は、終わっていません。今の段階では、「4万人泊」程度を考えております。
若干補足しますと、前提として予算をまだ組んでおりませんので、ここから先、議会にも相談し、予算化をしていくということになります。現時点で、執行部としてこういうことを考えているというものになります。後ろの2つは、もう既に予算計上していますが、この宿泊キャンペーンは、そういった位置づけになります。
今、質問が出て予算査定は今後とおっしゃられましたけれども、財源をどこから出すのかというところについても、現状ではまだ明確ではないということになるのでしょうか。
おっしゃるとおりです。歳入予算をどこから充てるかを含めて、歳出と併せて考えているという状況です。
予算を組むとなると、議会と相談をされてということでしたけれども、専決にするのか、6月の議会にするのかというところも含めて、まだ明確でないという理解でよろしいですか。
キャンペーンのスタートは6月1日を考えているところでありますので、6月議会を待つという形はなかなか難しいものと思っております。これは議会の皆様方とも相談をさせていただいた上で、先行的に関係予算の調整を図っていきたいと思っております。
そうすると、臨時会を招集するよりも、専決になる可能性が高いという理解でよろしいですか。
今の段階では、私どもの立場としてそう考えております。
それと、知事が共同通信社の質問に答えられて、今後、国の2次補正予算を見て支援策を考えていきたいということですけれども、要するに、今回だけではなく、さらに国の補正予算が組まれた段階で、新たな経済対策を組んでいくおつもりという理解でよろしいでしょうか。
はい。この地方創生臨時交付金については、所要の額が確保され、本県にも61億円の配分をいただいているところでありますが、さらに、第2弾、第3弾の財源確保を国に求めているところであります。これは九州知事会もそうでありますし、全国知事会でもそうであります。国の2次補正予算の中に、所要の財源も組み込まれているものと期待をしているところでありまして、そうした財源をさらに有効に活用しながら、関係対策の充実に力を注いでいこうと考えております。
先ほど、日本経済新聞社の質問にもありましたが、県境を越えた移動については引き続き自粛という結論に至ったということで、知事として残念なのか、賛同なのかその受け止めを教えてください。
まずは県民の皆様方の安全・安心が第一であるということに変わりありません。ただ、本県の場合、冒頭申し上げたように、1ヶ月以上新規感染者が出ていないと、一定県民の皆様方のご協力によって、そういった体制が組み立てていただいているものと考えておりますが、まだまだ各県の状況も微妙に違うところがありますし、そういった中で、私どもは、経済活動をもう少し拡大できる余地がないのだろかと思っておりましたけれども、やはり九州各県でもそれぞれのお立場があり、こういった方向性で結論が得られたのも、止むを得ない面はあったのかなと思います。
そうした中の、宿泊費用の一部負担という支援策だと思います。県民の皆さんに、可決された場合に、どのように活用して欲しいか、中村知事のねらいを教えてください。
県内の各産業分野で一番厳しい状況となっているのが、観光関連産業ではなかろうかと思います。宿泊業、お土産品店、運輸業関係にまで大きな影響が及んでいるものと考えております。県境を越える移動が難しい状況でありますので、県民の皆様方に県内各地に積極的にお出かけいただき、県内観光の魅力を再発見していただく。そして、これから段階的に解除されますと、九州圏域からお迎えする、全国からお迎えする、さらには海外からお迎えするという段階を踏んでくるものと思っておりまして、その段階で、県民の皆様方にしっかり県内観光の魅力を説明していただく。そういう形になれば非常にありがたいなと思っているところでありまして、ぜひ県民の皆様方には、積極的に観光にお出かけいただければと考えております。
先ほどの県内観光について、安全対策をしっかりとった上でという前提だと思うのですけれども、宿泊施設等の観光施設の安全対策に関する支援というのはいかがでしょうか。
各事業者におかれては、事業分野毎にガイドラインが示されております。衛生対策として手指消毒のための環境整備であったり、人と人との距離を確保するための工夫であったり、色々な面で事業を再開、推進するに当たっての注意点等がまとめられているわけでありまして、そういった形で、各事業者の皆様方に環境整備やソフト面でのご注意をいただくなどという形で、リスクをできるだけ下げていただいた上でお客様をお迎えいただきたいと願っているところであります。私どもも、やはりこれから様々な経済活動を展開する上では、県民の皆様方に様々な生活様式を、事業者の皆様にガイドラインをしっかり遵守し、徹底していただければと思っております。そのためにまた各業界の皆様方ともお話し合いの機会等も設けさせていただければと思っております。
予算上の措置としましては、先日の臨時議会で予算を可決いただきましたけれども、そちらで、宿泊施設の衛生面についてどういう点に気をつけたらいいのかというアドバイザーの派遣や、小規模な除菌装置の設置等の補助は盛り込んでいるという形でございます。
ありがとうございます。あと1点お伺いしたのが、観光地ですと、イベントを開催して人を呼びたいというところもあると思います。このガイドラインは、国が定めたもの、今までの従前どおりになるのか、少し緩和した形を検討されているのかというのはいかがでしょうか。
このイベントの開催については、前回のこの場でもお話がありましたけれども、屋内で開催するイベントについては100人規模を目安に、それ以下であれば開催していいのではないか、屋外イベントでは200人をベースに検討を進めてはどうかというような、国の対処方針も示されているところでありますので、それぞれのイベントの種類、開催形態にもよりけりだろうと思いますけれども、一つの目安として、そういったことも活用していただけるのではなかろうかと思っています。
先ほど、「ふるさと再発見の旅」の予算の額についてはまだということだったのですけれども、知事が4万人泊とおっしゃられましたけれども、1人1泊が4万件という理解でいいですか。
いいえ、支援件数として、4万人の方々に観光にお出かけいただき、お泊まりいただく程度の支援規模を想定しております。これは、県内の方々を対象に考えています。これから、九州、あるいは全国圏域の様々なキャンペーンが考えられますが、それは次のステップとして別で考えます。
単純計算で、例えば、4万人掛け5,000円相当分とすると単純計算で2億円ぐらいになるのですけれども、大体2億円ぐらいの予算を見積もっているという理解でよろしいのでしょうか。
今、予算要求の立場の方からは、そのような構想で要求をいただいているところです。まだ、私自身、査定作業に入っておりません。
観光関連でお伺いしたいのですけれども。最近、星野リゾートの星野さん等が、マイクロツーリズムということをおっしゃっていて、ハウステンボスの坂口社長も、マイクロツーリズムということを最近言うようになっています。今回の、「ふるさと再発見の旅」は、マイクロツーリズムに該当するのかなと考えられるのですけれども、あまりこれまで長崎県としてマイクロツーリズムはそんなにやってこなかったと思います。今後、コロナ後も含めて、県民に魅力を再発見してもらうような施策を引き続きやっていくお考えはあるのでしょうか。
そうですね、度々、県民の皆様方には、まず県内の魅力を知っていただく必要があるということで、色々な呼びかけをさせていただいてきた経過はありますけれども、こういう形で大きな事業として展開するのは、恐らく近年ないような話ではないかと思っております。今回は、これまで体験したことがないような極めて厳しい状況に直面しており、先ほども申し上げたように、段階を踏んで、産業活動を拡大していく。そういった中で、広く国内から誘客をするにはまだ少し早い時期にありますので、まずは県民の皆様方に、宿泊事業者の苦境を助けていただきたいという意味を込めて、こういったキャンペーンを組み立てたところです。したがって、今回、こういったことがどう推移していくのか、まだ読めないところでありますけれども、必要性について検討を進めて、その段階で検討して、次なる施策も検討していく必要があるのではないかと思います。
この「ふるさと再発見の旅」をやられるとなった時に、マイクロツーリズムという考え方というのが念頭にはあったのでしょうか。
やはり県民の皆様方が活動を始められる時に、まずは「安近短」という形での旅行からスタートされるだろうと。徐々に活動範囲が広がり、他県、あるいは国内幅広くという形で拡大していくだろうというステージを考えていたところであります。先週、基本的に自粛要請も解除していただき、ようやくブレーキが解除された状況で、この1週間の経過を見ても、これからいよいよ事業活動を推進していただいてよろしいのではなかろうかという判断の下、徐々にアクセルを踏み込んでいかなければいけないと考えているところです。
よろしくお願いします。「ふるさと再発見の旅 宿泊施設応援キャンペーン」のことで2点お尋ねです。宿泊料のうち1人につき上限5,000円という認識であっていますでしょうか。また、離島も含め、県内全ての宿泊施設でそれができるような想定でしょうか。
基本的には、宿泊料金を低廉化することによって多くの皆様方にお出かけいただく。そういった中で、途中では各交通機関もご利用いただくでしょうし、お出かけ先ではお土産物などもご購入いただける可能性があるのではなかろうかということで、まずは、そういったお客様の数を増やすべく、宿泊料金相当額から5,000円程度の支援をさせていただくキャンペーンを展開しようと考えているところであります。2点目は、離島地域には、県外からのご来訪は今しばらく控えていただきたいとお願いしましたけれども、各離島の地域の皆様方とも相談をしておりますけれども、県民の皆様方にはお出かけいただいて、お迎えしたいというようなお話を頂戴しているところでありますので、離島を含めて、幅広い事業者の方々にご活用いただければと考えております。
ありがとうございます。まだ決まっていないところも多いと思いますけれども、助成の仕方のイメージとしては、お支払いをする時にその場で5,000円を引かれるのか、領収書等を添付して後で申請するような形になるのか、どういったイメージで実施されるのでしょうか。
この仕組みをどう構築するかということですが、正直申し上げて、あまり時間がありません。準備期間がございませんので、お出かけになられる方々が宿泊施設に予約を入れられ、窓口で清算をされる際、規定の料金から5,000円値引いた形で料金を徴収していただく。それを県にご報告いただいて、その差額5,000円分を県で支援をさせていただく。カード決済などもあり得るということで、そういった仕組みも検討をしているところであります。
すみません、最後1点ですけれども、前売食事券のことでお尋ねします。今、ホームページにも載っている分があると思うのですけれども、何か新たに決まったことがあれば教えていただければと思うのですが。
先日お話をさせていただいておりますとおり、現在、募集をしている状況で、飲食店の皆様には登録を進めていただいているところです。今回、知事から、6月1日から開始をするということで説明がありましたが、その中では、新しいことは特にまだございません。引き続き、キャンペーン実施に向けて、今、準備を進めているというような状況でございます。
財源としては、国の支援金の中からというようなイメージでしょうか。
財源は、国の交付金を活用させていただいているというところでございます。
観光業への影響について、体験したことのないような厳しい状況というご説明があったのですけれども、今の時点で、具体的にどれぐらいの打撃を、県内の観光業界が受けているのか。額、キャンセル数等、何か把握していることがありましたら教えてください。
現在、県内全ての宿泊施設を調査しているという状況ではございませんけれども、施策の検討に当たりまして、幾つかの宿泊施設、例えば地域単位でお伺いしたりしております。非常に影響が多いところは、例えば、4月で前年度比9割減といったような数字もお聞きしているところではございます。
先日、5月19日に日銀の長崎支店さんが、県況状況を発表されていますので、そちらにも観光関係が出てまいります。
なかなか全体像がつかみづらい中で、施策を立てていくということの難しさというのはありますか。
数字として具体的にどのような傾向になるのかというのは、まだ押さえてありませんけれども、例えば、本県を代表するような旅館、ホテルといった一定規模以上の旅館、ホテルなどについては、いまだに休業中でいらっしゃるところであり、また、その再開の時期についても、現時点では6月まで休業するというような話もお伺いしているところであります。観光客がいつ戻ってくるかということが大きな課題になるわけでありますので、まずは、そういった意味では、県民の皆様方にお出かけいただき、お一人お一人が観光客として人を呼び込み、また、別の方々が再訪していただくということで、旅館の営業再開にも結びついていくものと期待しているところです。
ありがとうございます。それから、4月の補正予算の中で計上している支援策についても、2次補正を見て拡充していくというご方針だったのですけれども、既に、予算を執行が進んでいて、拡充したいという方針のメニューなどがあれば、教えてください。
具体的に実現するかどうかというのはありますけれども、現時点で、予算計上していたものを超えてしまいそうというものに関しては、観光地の受入態勢を整えてもらうということで、当面、人を呼び込むことができないにしても、ホテル側で新たなサービスをどうやって始めるかということをホテル側で対応いただくということを打っておりますけれども、そちらは、予算規模を超えてきそうな状況にあるという状況でございます。
各商業関係の皆様方には、ネット通販などを積極的に活用していただけるような支援施策を講じているところであり、人と人との接触をできるだけ減らすという観点から、それぞれの事業者がテイクアウトに新たに取り組まれるであるとか、そういった新しい将来にわたって対応できるような事業形態を検討されるに当たり、支援措置を一部準備しておりますけれども、手が多く上がるようであれば、さらに補正も考えていかなければいけないと思っております。
最後の質問でお願いしたいと思いますがございますでしょうか。無いようでしたら、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。よろしくお願いします。
・午後3時00分から午後4時04分(64分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月15日 臨時記者会見
会見内容
緊急事態宣言の解除について
それでは、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。まず、本県における新型コロナウイルスの感染者数は、17名でありまして、4月17日に発生して以降、3週間以上にわたって、新たな感染者は発生していないところであります。これもひとえに県民の皆様方、並びに各事業者の皆様方が感染防止対策にお取り組みをいただきますとともに外出自粛や休業要請等にご協力をいただいているおかげであり、改めて心からお礼を申し上げる次第であります。
ご承知のとおり、国においては昨日専門家会議が開催され、この連休期間中の結果についての評価がなされた後、対策本部会議が開催され、新たな対処方針が示されたところであります。そういうことから本日、県の対策本部会議を開催いたしまして、新たな県の対応方針を決定させていただいたところであります。緊急事態宣言の解除を踏まえ、今後は、県内における感染防止対策、また一方で、社会経済活動の段階的な拡大、この双方のバランスをとりながら県内の対応を決定していく必要があります。県民の皆様、並びに事業者の皆様の活動がこれまでよりも緩やかに改善する方向で進んでいけばと期待をいたしているところであり、今回は、特に感染症対策の専門家の皆様方、経済の分野の専門家の皆様方のご意見をお伺いしながら、本県の対応方針を決定させていただいたところであります。
それでは、対応方針について、スライドでご説明をさせていただきます。
まず、県民の皆様、県外の皆様方へのお願いでございます。引き続き帰省や旅行等、県境を越える不要不急の移動を避けていただきたい。特に、県外の皆様方の離島地域への訪問を控えていただきたいというお願いが第1点であります。
2つ目は、全国共通の課題でありますが、感染症を防止する上で国民の新しいライフスタイルの定着を図っていかなければいけないというご議論があるところであり、ぜひ県民の皆様方にも新しいライフスタイルの実践にご協力をいただきたいというお願いであります。具体的には、例えば、お出かけの際には、マスクの着用、手指消毒の徹底、「三密」や対面での会話等を回避していただきたいというお願いです。そしてまた、県内通販、電子決済、在宅勤務等を積極的に活用していただき、人と人との接触の機会を継続して低減していただくようにお願いをするものであります。
次に、事業者の皆様方のへお願いであります。従前からお願いをさせていただいてまいりましたけれども、第1番目は、人と人との接触の機会をできるだけ減らすという観点から、テレワーク、時差出勤、オンライン会議等をさらに推進していただきたいというお願いであります。
2点目でありますけれども、遊技施設や接待を伴う遊興施設については、店頭表示やのぼりの掲出等、県外からの来訪者の抑制についてご協力をお願いしたいということであります。
3点目は、新たに示されました、業種毎の感染防止に向けたガイドラインに沿った対策の徹底をお願いしたいということです。これは、感染防止、「三密」の回避等にどう取り組んでいくのかというガイドラインが示されているところでありますので、各施設運営の事業者の皆様方にはその対応策の徹底をお願いしたいということであります。
そうした面でご協力をいただくという前提で、本日5月15日をもって、全ての施設の休業要請を終了いたします。
それから、その他の項目でありますけれども、県有施設については25日からの使用開始を目指すことといたしておりましたが、こういう状況になりましたので、改めてガイドラインに沿った感染防止対策、あるいは、「三密」回避対策を講じた上で、5月18日から順次使用を再開してまいります。使用再開の期日を一定期日に定めることはいたしませんでしたけれども、それぞれの施設の特徴に応じて、ガイドラインに沿った具体的な「三密」回避対策等を講じていく上で少し時間がかかる施設もありますので、順次開館を迎えるということになってくるものと考えております。
以上、今回の基本的な方針であります。しかしながら、このコロナウイルス感染症がどういう形で推移していくか予断を許されない状況にあります。さらに今後、大規模なクラスターの発生、あるいは、感染拡大が生じた場合には改めて必要な対策を講じる必要があり、その際には、県民の皆様方に再度ご協力をお願いすることがあろうかと考えているところであります。県におきましては、今後とも感染症の対策に万全を期するとともに、県内経済の回復と新しいライフスタイルの定着に向けて皆様方の事業活動が円滑に進むよう力を注いでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方、各事業者の皆様方には引き続きこうしたご事情をご理解いただきご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げる次第であります。
以上、私の方からの説明とさせていただきます。あとはどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社の方から質問をお願いしたいと思います。
質問4点ありますが、まず、3点先にさせていただきます。
1点目ですけれども、「長崎県からのお願い」ということで、「帰省や旅行など、県境を越える不急不要の移動を避け」とありますが、表現こそ変わっていますが、従前のようなニュアンスととらえておけばいいのか、若干緩めているということなのか。2点目は、「県外の皆様の離島への訪問を控えてください。」というのは、県民の方は離島に訪問することは構わないのかということ。3点目ですが、最後のページに「県内経済の回復」という言葉が入っていますが、これまでは感染症対策が中心にあったものを、県内の経済の回復にも少しバランスをとるような形で、若干経済回復の方に振れていると考えればいいのか。この3点をまずお願いします。
まず、第1点目の不要不急の県境をまたぐ移動を避けていただきたいということは、これまでと同様の考え方であります。
2点目につきましては、これまでは県民の皆様方を含めて、離島地域への訪問は控えていただくようにお願いをしてまいりました。離島の医療事情が本土と比べて課題が残っているということを踏まえて離島地域の住民の方々の大きな不安にお応えするための方針でありましたけれども、冒頭申し上げましたように、一定、県内には3週間を超えて感染者が発生していないという状況を踏まえ、離島地域の各首長の皆様方も、「県民の皆様方にはお越しいただいていいのではないか」と、ただ、「県外からお迎えするにはなお不安が残る」というお話を踏まえて、方針を決定させていただいたところであります。
それから、これからの必要な対策をどういう方向性で講じていくかということでありますけれども、国の基本的な方針として、緊急事態宣言の対象地域から外されたところであります。県内の各分野にわたる経済情勢も大変厳しい状態があり、徐々にではありますが、経済活動を再生させていかなければいけないと考えているところであり、これからはしばらく微妙なかじ取りが求められてくると思いますけれども、経済活動の再開に向けて県民の皆様方と共に進んでいかなければいけないものと考えているところであります。
最後に、今回のこととは少し外れるのですが、先般IR事業者大手のアメリカのラスベガス・サンズが、横浜のIRから撤退することを表明していることについての知事の受け止めをお伺いしたいのと、今回のラスベガス・サンズの撤退によって、国が進めているIR事業のスケジュール等を含めて何か影響があるとお考えでしょうか。
IR事業者の状況におきましては、先の定例記者会見の場においてもご質問をいただきました。各国において、厳しい営業自粛要請等が行われており、アメリカ、ヨーロッパ、シンガポール、マカオ等では、大変厳しい状況にあると、私どもも伺っているところであります。今回のラスベガス・サンズの日本撤退については、個別事業者のご決定でありますのでコメントは控えたいと思いますけれども、国においては、5月13日の菅官房長官の会見で、「現時点で、基本的なスケジュールを変更する予定はない」、「IR整備は観光立国を目指す我が国にとって不可欠であり、引き続き丁寧に説明をしてまいりたい」といった旨お話があったとお聞きしているところであります。今後、スケジュールがどういう形で進んでいくのか、国の動き等も踏まえて粛々と準備を進めていく必要があるものと考えているところであります。
昨日の専門家会議で、今後は都道府県を3区分に分け対処していくという方針が示されましたが、長崎県は「感染拡大注意」・「感染観察」のどちらの区分にあたるのか確認してもよろしいでしょうか。
どこに位置するかということであれば、恐らく最後のカテゴリーである「感染観察」に入るのではないかと考えているところであります。
全ての施設の休業要請を終了するということですけれども、どういった根拠に基づいて終了を判断したと捉えればよろしいでしょうか。
ご承知のとおり、前回まで、遊興施設については営業を自粛していただくようにお願いをさせていただいてまいりました。これは、先の基本的な国の対処方針の中においても、全国でクラスターが発生した施設等については、訪問を自粛していただくよう呼びかけるべきではないかといった要請もあり、そういった対応を図ったところでありますが、今回、特定都道府県から外れていくということになっているところであります。なおかつ、県内の状況を見ますときに、全国では確かにクラスターが発生したような施設もありますけれども、県内においては一度もそういった場所でクラスターが発生したことはありません。したがいまして、徐々に経済活動を再開するという基本的な方針の下、まずは県外のお客様をできるだけしばらく控えていただくように協力をお願いした上で、この休業についての要請は、これをもって終了させていただくということにいたした訳であります。
休業要請も解除されて、徐々に経済活動も再開する方針ではあると思うのですけれども、第2波、第3波という警戒の声も必要だと思います。そこで、万が一の場合ですけれども、感染者が増えてくる状況があった際には、どういった対応が考えられるでしょうか。
それは、その時々の情勢による判断が求められると考えております。例えば、県内で大規模なクラスターが発生した場合でありますとか、再び全国的に感染者が急激に上昇するというような状況の中で、県外からの来訪者を極力減らしていくような施策が求められるといった場合には、再び必要な対策を講じ、県民の皆様方のご協力をいただいていく必要があるのではないかと考えております。
最後に1点ですけれども、教育現場への影響で、今後学習の遅れを取り戻すような動きとして、例えば夏休みを短縮する等の動きは何かありますか。
まず県立学校については、普通科では、一定、夏休みを短縮して、補充学習というのをやる必要があると考えております。また、専門学科でも実習を行うことになり、いずれにしても夏休みの短縮ということになるのだろうと考えております。小中学校については、それぞれ市町教育委員会で判断されるということになろうかと思いますが、一定、短縮をされることで検討をされている市町教育委員会もあると把握をしております。
もし分かれば、どれぐらいの短縮期間の目処を教えてください。
県立学校は、10日以上は短縮しないと対応できないのではないかと思っていますが、そこは、今からの学習の進み方、学校の規模、学科の種類等によって違ってくると思います。
それでは、各社の皆様からお願いします。
今、お話が上がりました学校についてまずお尋ねしたいのですけれども、今月22日まで分散登校の予定がある県立学校の今後の対応について変更等はありませんでしょうか。
22日までの分散登校の措置はそのまま継続いたします。11日から本土部は分散登校を行い、離島部は通常に戻した理由が、大型連休後の2週間様子を見ようということですので、状況はそのままなので、継続をしたいということ。それと、カリキュラムを2週間分、分散登校用に作っていますので、途中で変えると現場が大きく混乱するということで、このまま続けて、25日の月曜日から通常に戻したいと考えているところです。
ありがとうございます。あと2点あるのですけれども。細かいところですけれども、事業者の方々に対して休業要請終了を「今日5月15日をもって」と記載がありますけれども今日までは休業要請期間中という認識でよろしいでしょうか。
今日までという認識で大丈夫です。
ありがとうございます。最後になりますが、細かいところですみません。事業者の方々への呼びかけで、「県外からの来訪者の抑制についてご協力をお願いします」と記載されていますけれども、具体的に、県外の方々の入店を控えていただくようなことをするのか。事業者の方々も、これから営業を再開していくに当たり、色々なお客さんを増やしたいという思いもありながらも、感染予防対策というところが一方であります。この辺、具体的にどういうことを飲食店、事業者さんがやっていけばいいのかというところをお示しいただければと思います。
これまでも県外からの来訪者の抑制については、例えば、パチンコ店等については、既にそうした協力をいただくようお願いをしてきたところであります。現在、関係団体の皆様方のお取り組みの状況を見ますと、県外からのお客様はお控えいただきたいとかいうポップ、あるいは店頭表示等に取り組んでいただいている。そして、県外ナンバーの車の方々に対しては、そうした趣旨をご説明いただいている。加えて、営業時間の短縮、そしてまた、「三密」にならないような環境の整備等について配慮をいただいていると聞いているところであり、私ども職員も、その状況を視察させていただいているのですが、そういった形でご協力をいただいていると聞いております。したがって、これから、その他の施設についてもご協力をいただくということになりますけれども、例えば、県外からお越しになられた方々についてはお控えいただきたいといった店頭表示をしていただく等の形でご協力をいただければと考えているところです。
県境を越える不要不急の移動のことで2点お尋ねです。今回、九州で一番感染者が出ている福岡も宣言から外れた訳ですけれども、それでもなお、県境を越える不要不急の移動は避けてくださいと要請するその理由を教えていただきたいのと、この県境を越えられないという状況というのがいつまで続くのか見通しを教えてください。
一つは、結果として、今回福岡県さんが39団体の一つにお入りになられて、宣言の対象から外れるということになった訳でありますけれども、専門家会議では、3つのカテゴリーで都道府県を区分想定しておられたところであり、福岡県さんは特定警戒都道府県でありましたので、私どもも「感染拡大注意」のカテゴリーの中に入るのかなという思いもございました。そういった中で、九州知事会の中でも議論をしてきたところでありますけれども、新規感染者の発生状況を見ますと、ここしばらくはゼロにはなっていない状況にある訳でございます。なお、それぞれの県と比べると、リスクは少し差があるのではなかろうかと考えているところであり、しばらくは九州各県そろって県境を越える不要不急の移動については自粛を要請していこうということで協議を進めてきた経過があります。そういうことでその緊急事態宣言が5月31日までと設定されているところでありまして、これからまた来週にでも、新たな指標の下での判断が示される可能性があるかもしれませんけれども、当面の間は、こういった形でご協力をお願いしていこうと考えているところであります。
そうしますと、今後、引き続き九州知事会、九州の他県の知事と話し合った上で、最終的に「県境を越えていいですよ」という宣言ができるのではないかということでしょうか。
そういった可能性はあろうかと思っております。コロナウイルス感染症対策は、各県にとっても重要課題でありまして、それぞれの県がどう力を合わせて拡大防止に努めていくかということで、話し合いの機会は度々これまでも設けているところであります。これからもそういった機会が得られるものと思っております。
今回の対応を決定するに当たって、知事から専門家の意見を聞いて決定したというご発言がありましたが、具体的に、どのような方から、いつ、どのように出た意見を知事がどのように受けとめられたのかというのをお尋ねします。
今回、専門家会議ということで、感染症の専門家として、長崎大学の河野学長、泉川公一感染制御センター長。一方、経済界からは下田日銀支店長、経済分野の専門家でいらっしゃいます長崎県立大学の古河副学長。異なる2つのお立場の皆様方からそれぞれご意見をお聞きしたところであります。その際には、県境を越える移動を自粛するということについて、経済のお立場からは、やはり事業活動を再開するには緩和を希望されるところでありますけれども、一方、感染症のご専門のお立場からは、これは有効な手段ではないかといったようなご議論等もいただきました。それかた、遊興施設について休業要請を終了するということ等についても、もう少し慎重な対応が求められるのではなかろうかといったこともありまして、新たに県外からの来訪者を抑制するという形でご協力をいただいてまいりたいと反映をさせていただいているところであります。
ありがとうございます。先ほど、しばらく微妙なかじ取りが求められていくというご発言がありましたが、両者矛盾するというか、バランスをとるのが難しい中で、知事としては何を一番重視して今回の休業要請の解除と県内経済の回復を目指すという方針を決められたのでしょうか。
これは、バランスを特に取るためにというよりも、事態の動きにいかに敏感に対応していくかということが極めて重要になってくるのではなかろうかと思っております。先ほども申しましたけれども、全国的な感染症の拡大の状況でありますとか、県内でのクラスターの発生等の事例が生じた場合には、やはりリスクが大きく高まっている可能性がある訳でありますので、そういった際には、再度、必要な対策を講じていく必要があると考えているところであり、そういった状況の推移をモニタリングしながら、適時、関心を持って、必要な方向性を検討しておく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。関連してですが、そのモニタリングに関して、福岡県等独自に具体的な数値を決め、数値を超えた場合には再び経済活動の休業要請等を検討するというような方針を決められている県もありますけれども、知事から先ほど、大規模なクラスターの発生や全国の感染者の増加という例がありましたが、より具体的な形で何か数値を設定されるというご予定はあるのでしょうか。
本県の場合は、非常に難しいと考えております。といいますのは、県内では、既にご承知のとおり、ここ数週間新たな感染者発生していない状況であります。県内においては、一定安心していただけるような環境が整いつつあるものと思っておりますけれども、他県の感染状況において、特に本県は17件の感染事例が生じているところでありますが、そのほとんどが、他県からおいでになられた方、あるいは国外からおいでになられた方、さらにそうした方々との接触の機会があったということが感染の主な要因になっていると推測される事例がほとんどであります。したがいまして、県内の皆様方よりも、むしろ県外からお越しになられる方々が一つの要因になってくるものと考えておりますので、そういった流れを、必要な時に必要な対策を講じることによって制限していくということが必要になってくるものと思っております。このどういう形で制限するかということについては、例えば、県境を越えてパチンコ店においでになられる皆様方が数多くいらっしゃるというような状況でもありますので、それは、他県の施策がどういう形で講じられていくのか、そういった動向にも微妙に影響を受けてくると考えておりますので、他県の政策の方向性等も十分念頭に入れた対応が必要になってくるものと思っているところであります。
先ほどの質問と関連するのですが、県独自の基準というのは、特に今は定めないということでよろしいでしょうか。
そうですね。長崎県から多数の感染者が発生し、そのことがむしろ他県に影響を及ぼしているという状況であれば、県内の目標数値として掲げ、それを目指して様々な施策を進めていくということは、あるいは可能かもしれません。感染者数をこの程度抑えていくといったことはありますけれども、既に長崎県は感染者が数週間にわたって発生していないという状況でありますので、最大のリスクは県外との交流の中で生じていくものと考えており、特段の基準を県独自で定めるというのは難しいものと考えております。
わかりました。もう1点も関連して、外出自粛要請を解除するために、これも独自の基準を設けている自治体が中にはありますけれども、県境を越える外出自粛の解除を判断するための県の独自の基準というのも特段設けないという理解でよろしいでしょうか。
それはやはり、県境を越える移動を自粛するというのは、各自治体が共同して取り組んで行かないと具体的な効果が期待できない面があるものと思っておりまして、そういう意味で、先ほど申し上げたような、九州知事会でも議論、協議を進めてきた経過があるところでございます。これからも、恐らく大きな方針転換等に際しては、協議等を重ね方向性を模索していく必要があるのではなかろうかと思っております。
大変細かい話で恐縮ですけれども、県境を越える不要不急の移動を避けるというところで、不要不急の移動の基準がよく考えたら難しいなと思っています。例えば、帰省、旅行は分るのですけれども、県内でも感染事例があった例えば、身内の葬儀のために県境を越えた、仕事で越えた、その部分というのは不要不急に当たるかどうかという考えはいかがでしょうか。
それは一律に、こういった場合が不要不急だと申し上げるのはなかなか難しいと思います。例えば、葬儀があったような場合に、それぞれのお立場でご判断される必要があるのだろうと思いますけれども、葬儀場で多くの方々が集まるような場が想定されるとすれば、その主催者の皆様方には、やはり「三密」を回避していただく、人と人とが一時に多く集まられるような場を回避していただく等のご協力をいただく必要があるものと考えております。
仕事でどうしても県境を越えなければいけないという部分についてはいかがでしょうか。
ビジネスについては、基本的に不要不急ではないものと考えているところでありますが、そのご判断については、今やるべきか、もう少し時間があるのかといったような判断基準をそれぞれのお立場でなさっていただけるものと思っているところであります。
新しいライフスタイルの実践というのを改めて示しており、県内通販や電子決済、在宅勤務を積極的にという中で、補正予算にもテレワークの推進等の予算を乗せましたけれども、改めてその方針を加速させる予算をつけていくというお考えはおありでしょうか。
そうですね。これは、国を挙げて、新しい生活様式の定着に努めていくようにという方針が示されている訳でありますけれども、やはりコロナウイルス感染症というのが、先ほどからご議論いただいておりますように、第2波、第3波の到来の可能性があるものと、準備を進めていかなければいけないものと思っているところでありますけれども、そういった事態に対処していく必要もあるのではなかろうかと考えているところでありますので、そういった事態に長く付き合っていくためには、やはり生活様式そのものを変えていく努力が必要になってくるものと思っているところであります。一人一人の生活パターンを少し変えていただく、あるいは、企業の皆様方の就業環境を変えていただく。広く社会全体で、これまでの行動パターン、生活パターンを少しずつ変容させて行き、この感染症に対応できるような生活スタイルを築き上げていく必要があるものと考えております。
休業要請の解除について、経済活動の回復を期待するというようなお言葉がありましたけれども、依然として県境をまたぐ移動は自粛をお願いしている状況となると、観光県としては依然として苦しい状況は続くと思うのですが、その対策というのはいかがでしょうか。
そうですね、やはり本県の基幹産業、観光産業もその一つになっている訳でありまして、大変厳しい状況に直面しているというお話を聞いているところであります。ただ、直ちに、今のような状況で、全国から幅広くお客様をお迎えしていくための対策を今から具体的に進めていくということについては、やはり少し懸念が残る訳でありますので、然るべき時期を待っていく必要があるものと思っております。ただ、冒頭申し上げましたように、県境を越える移動を自粛していただくという趣旨であって、県民の皆様方には、一定、県内各観光地をご訪問いただきながら、経済活動を再開していくということが必要になってくるものと思っておりますので、できれば、そういった機会をさらに持っていただけるような施策等についてもこれから検討していかなければいけないのではなかろうかと思っております。
ありがとうございます。教育長にお尋ねしたいのですけれども。高総体が中止となりましたけれども、部活動を続けられている高校3年生に対して、代替試合の開催についていつごろまでにご判断されるのか、もし見込み、目処があれば教えていただきたいです。
高総体の中止が、昨日、高体連で決定をされましたので、今まで部活に取り組んで一生懸命練習してきた生徒にとっては非常に大きなショックだったのだろうと思います。しかし、高体連も説明していたように、安全性を優先した時に、止むを得ない苦渋の決断だっただろうと思いますし、私も高校生諸君が非常に落胆しているだろうなということで、胸の痛む思いですが、代替については、やりたい気持ちは高体連の専門部の先生方も持っておられるのですが、ここでいつまでにどうするというのはなかなか確定的なことは申し上げられません。やはり競技の種目によって、できるものとできないものが出てくるのだろうと思っています。ですから県全体で何とか競技大会というのは、多分無理だろうと思います。例えば、地区ごとにやるとか、そういう工夫はやっていきたいと思っておりますけれども、ここで明確に代替大会をやりますということは明言できない。非常に、五里霧中の中で検討しているということでご理解いただきたいと思います。
先ほど朝日さんも質問されていましたけれども、今回、感染症と経済関係の専門家の方にご意見を聞いてお話しされたとおっしゃられましたけれども、今後もまだコロナ対策というのは引き続き進めていく必要があると思いますし、コロナ対策を大きく言うと、感染症と経済対策でしょうけれども、他の我々の生活を取り巻く様々な分野にまたがっていると思います。例えば、今後、そういったコロナ対策について、専門家の方々のご意見を聞く場を常時設置するといったお考えはございますか。
今回、先ほど、4名の方々にご意見をお聞きしたと申し上げましたけれども、今後の施策決定等についても、こういった方々に、有識者会議ということで組織を存続させ、様々なご意見をお伺いしていこうと考えているところであります。
それは、新たに、コロナ対策に関する長崎県の有識者会議というのを設置して、今後随時意見を聞きながら施策を進めていくという理解でよろしいでしょうか。
今回の機会で設置したとご理解いただければと思います。
今回、先ほど名前を上げられた4人の方が有識者会議のメンバーということで、設置したという理解でよろしいでしょうか。今後この4人の方々に随時意見を聞いていくということでしょうか。
はい。
わかりました。休業要請が解除されるということですけれども、接待を伴う遊興施設の方々は、結果的に9日間程度、他の休業要請をされていた事業者さんよりも長く休業に応じたところだと思うのですけれども、以前の会見でも、協力金については一度お願いしたことに対するお礼なのでということで協力金についてはもう出されないとおっしゃられましたけど、今回、ナイトクラブであるとか、バーであるとか、接待を伴う遊興施設に対して協力金に代わる何か経済的な支援とかはお考えでしょうか。
前回、遊興施設に限って、休業のご協力のお願いをさせていただき、その際には、いわゆるご協力をいただくという趣旨での給付金を交付させていただくということで、これを繰り返し給付させていただくということは考えていないというお話を差し上げました。今回は5月20日までの要請を予定していたところでありましたけれども、一定、国の方でも、緊急事態宣言の対象から外れてきたということもあり、本日をもって要請を止めさせていただくということになった訳でありますけれども、あとはいかに「三密」を回避していただき、感染症予防対策に継続して取り組んでいただくかということが非常に重要になってまいります。そして、今般は、様々な業種についてガイドラインが設定されてきたところでありまして、個々、具体的な留意事項等も示されております。そうしたことを実践していただくことで、一定、安全度は高まっていくものと考えているところでありまして、ぜひ引き続きそういった面でのご協力をいただきたい。ただ、今回接待を伴う遊興施設の皆様方に特にお願いをいたしましたのは、これまでも、遊技施設の中で、テーマパーク、パチンコ店等、県境を越えてお客様が動いてこられる可能性がある施設があります。そういった要素もあり、クラスターの発生の事例も見られるところでありますので、こういった遊興施設の皆様方にも、ぜひ、県外からの来訪を抑制していただくようにご協力をお願いしたいと考えて、冒頭説明したような方針を決定させていただいたところであります。
特段新たな経済支援というのは、現時点では想定されていないという理解でよろしいですか。
そうですね。まだまだこれから経済の活性化に向けた様々な取り組みでありますとか、新たな生活様式、例えば、ガイドラインの実践、策定等についても、様々なお話があろうかと思いますけれども、これからの予算編成の中で、どのような支援策が求められていくのか検討を進めていかなければいけないものと思っております。
わかりました。今回の緊急事態宣言が、長崎県は解除されたということですけれども、思い返せば、2月の終わりの一斉休校から始まり、初めての長崎県内で感染者、新たな感染者、その後の休業の要請、緊急事態宣言対象地区への指定、延長と、その都度、県で知事を初め、職員の方々が、恐らく皆さん初めての経験なので、様々な試行錯誤をしながら、これまで施策に取り組んでこられたと思うのですけれども、一連を振り返って、知事の中でどういったところの判断が難しかったのか、悩ましかったのかについてお聞きしたいのが1点目。これを今後のコロナ対策に生かしていく上で、長崎県として改善した方がいいと思われているところがあればそれを教えてほしいというのが2点目。今回、特に休業のところで補償とセットになっていないというような話もありましたけれども、国に対して、現代の法律も含めて施策で改善を求めていきたいことがあればそれを3点目としてお話を伺えればと思います。
これまで経過をたどって今日に至っているところでありますけれども、やはり一番難しかったというのは、県民の皆様方の動きがどういう形で進んでいくのか、なかなか読めなかった面があります。それぞれの世代に応じて、あるいはまた、情報に接する機会によってお考えも変わってくるのだろうと思いますけれども。ただ、全国でこの感染者が急激に拡大し、大きな課題としてさまざまな論議が重ねられる中で、国民全体の皆様方が非常に大きなリスク、不安を感じ、それにそれぞれのお立場で協力していただいてきたというのは、大きな成果ではなかったろうかと考えているところであります。したがいまして、様々なお願いをさせていただきましたけれども、その状況についても、現状をその都度確認させていただいておりますが、やはり多くの皆様方にご理解とご協力をいただいてきたということであります。したがいまして、これから後の状況変化についても、県民の皆様方によくご説明させていただければ、継続してご協力いただけるのではなかろうかと考えているところであります。
それから、改善点ということでありますが、これは、制度の設計自体、国が特措法に基づいて緊急事態宣言を発して、それぞれの対応に応じて措置すべき施策等の基本的な対処方針を明らかにしておられる訳であります。もちろん地方は地方でそれぞれ独自の事情があり、環境も異なる訳でありますけれども、そういった中、自らの県がどの程度の位置に属しているのか。そうした中で、個々の施策をどう判断して選択をしていくのか。これはなかなか難しい面があります。これは、先ほど申し上げた人の流れに伴う対応が求められている課題でありますので、周辺環境の状況に応じて人の流れも変わってくるということ。それに対して、県独自の施策をどういう形で講じていくのか。全方位に目を配って、必要な対策を講じていくというのが、非常に難しい面ではなかろうかと思っております。
それからまた、休業要請等、まさに個々の権利に制約を及ぼすような協力のお願いをさせていただいてきたところでありますけれども、こういった事態はできるだけ少なくするというのが日本社会の本道であろうと思っているところであり、こういった事態が一刻も早く収束をされることを願っているところであります。
県主催のイベントの自粛も続けられていますが、取り扱いはどうなりますでしょうか。
県主催のイベントも、必要な会議、催し物等については、順次再開をしていこうと、前回からそういう方針を出しているところでありますが、そういった中で、特に規模の大きいイベント、今回では、私ども、3番目のカテゴリーといいますか、緊急事態宣言の対象から外れた地域については、一定、200人前後の規模、それ以下のイベントで、なおかつ屋内で開催される場合には。
屋外が200人で、屋内が100人程度ということでございます。
屋内100人で、定数の半分以下の開催のイベント等については、開催してもいいだろうというようなお話もあるところでありますが、やはり引き続き、それぞれの「三密」対策、マスクの着用であるとか、手指消毒の徹底であるとか、そういった環境を整備した上で、再開を検討していく必要があるものと考えております。
ありがとうございます。順次再開して、大規模な屋内のイベントは引き続き自粛するという形でいいですか。
はい。
ありがとうございます。国の専門家会議で、クラスターの発生しやすい接待を伴う夜間の飲食店や、スポーツジム、ライブハウス等については、自治体において、十分なモニタリングをしておくようにという指摘がされていると思うのですけれども、今回の一連の感染の中でクラスターが発生しやすいと分かってきた施設に対してはどのように対処していくのか教えてください。
これまで、全国でクラスターが発生したような施設等については、今回新たにこれまでなかったガイドラインが設けられているところであります。このガイドラインを設けることによって、リスク管理が十分にできるのかどうかということが、これからの大きな課題になるものと思っておりますが、まずは、このガイドラインに沿った施設の運営、事業の推進を図っていただけるようにご協力のお願いをしていく必要があるものと思っているところであります。
わかりました。ありがとうございます。先ほどおっしゃられた専門家会議の位置付けとしては、対策本部会議中に設置しているという位置付けでしょうか。
これは、私的諮問機関としての位置付けで、県の対策本部としての対処方針を決定していく段階でご意見をお聞かせいただくという位置付けにしております。
わかりました。ありがとうございます。最後ですけれども、休業要請の解除ですとか、休業要請に入った時もそうなのですけれども、事前の準備期間がないというところがあり、飲食店の方等も今日の夜までは営業を自粛しなくてはいけないので、事前に見通しを持って説明するのは難しいと思うのですけれども、その辺、知事としてどのように受けとめておられるのか教えていただけたらと思います。
まさにそういった面で、本当にご迷惑をおかけしていることについては申し訳なく思っているところでありますが、一応県の基本方針として、本日をもってそういった方向性で対応していきたいということをご説明申し上げ、一定、具体的にご協力いただくまでには、やはり時間も要するところがあるものと思っております。特に今回は、繰り返し申し上げますけれども、ガイドラインに沿った、それぞれの職場環境等も改善していただく必要があるところでありますので、直ちにというのはなかなか難しいことはあろうかと思いますけれども、必要な工夫等をしていただいた上で、より安全な形で、事業再開に取り組んでいただければと考えているところであります。
あともう1点だけよろしいでしょうか。今後、大規模なクラスターや集団感染が生じた場合に、必要な対策を講じるということがあると思います。これについては、ある程度考えられケースがあると思いますが、こうしたケースが起きたらこうした対策をとるというのは、事前に示していただくというようなことは可能でしょうか。また、そういった検討をするということはありますでしょうか。
県内でクラスターが発生しておりませんので、県内で、どこにどういったリスクがあるのかというのは、なかなか具体的な課題として想定しにくいところではなかろうかと考えております。
最後の質問でお願いしたいと思いますが、ありますでしょうか。
経済への影響についてお尋ねしたいのですが。先ほど、今のような状態で幅広くお客様を集めることには懸念があるとおっしゃっていましたが、県境を越える移動が仕方ない状況の中でも制限される中で、例えば、国内宿泊客を見ると、県内の方の利用率というのは15%未満という数字もあり、観光業をはじめ、事業者の方の苦境というのが続くことが予想されるのですけれども、県としては、事業者の方の不安や損失にどのように向き合っていかれるのかというのを一つお尋ねさせてください。
これまで、県内での感染者の発生も、3月14日以降、17例目まで35日間ぐらいの間に発生している訳でありますので、2日に1件程度の割合で感染事例が生じてきたところであります。そういった意味では、やはりそれぞれの分野の事業者の皆様方、県民の皆様方も、大きな危機意識を持っていただいたものと思っておりますし、場合によっては、県内にもそういった感染経路が存在するのではなかろうかというような不安もお感じになられたのではなかろうかと思っております。ただ、実際の、それぞれの感染経路等を探ってみますと、ほとんどが、県内にその感染源が存在するということではなくて、県外からもたらされたものであったということがほぼ推定されるところでありますし、既に、PCR検査等についても2,500件実施しておりますが、そのうちの17件が感染実例として上がっているところであります。したがいまして、私どもの、今の受け止めとしましては、県内に大きな可能性のある感染源というのはあまり存在しないのではなかろうかと。したがって、今後、一番注意を要すべき点は、県外、あるいは国外から、新たなリスクが持ち込まれるということを想定して、水際対策、あるいは関係施策の充実に力を注いでいく必要があるんではなかろうかと考えております。ただ、まだまだ感染経路がわからない感染事例も、他県では数多く発生しているところでありますので、そういった点については、先ほどの「三密」の回避、感染症の予防対策、新しい生活様式、そして、ガイドラインを守っていただく、そういった取り組みの中で、力を合わせて、リスクをさらに低減させていく必要があるものと思っているところであります。
事業者の方の不安とはどのように向き合っていかれるおつもりでしょうか。
それはやはり、それぞれ多くの皆様方をお迎えし、人と人との接触が不可欠な事業者の皆様方もおありではないかと思っております。そうした、それぞれの業種、業態において、具体的なガイドラインも示されているところでありますので、一定、そういった対応策でリスクは低減できるものと思っておりますが、やはりそれぞれの事業者の特徴があるものと思っておりますので、さらにご不安等がおありであれば、私どももしっかり専門家のご意見等もお伺いしながら対応していく必要があるものと思っております。
経済的な影響に対する不安にはどう向き合って行かれますか。
先ほど申し上げたように、経済活動を、アクセルを大きく踏み込んで展開していくという状況には少し時間がかかるものと思っておりますが、これから収束の、いわゆる出口を見極めながら、県内経済の活性化対策に向けて必要な施策を準備し、機会を持って展開をしていきたいと考えているところであります。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後2時00分から午後3時16分(76分間)
・313・314会議室
【定例記者会見】
会見内容
movie令和2年5月12日 定例記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症について(1)
それでは、ただいまより、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いいたします。
まず私の方から、今日は新型コロナウイルス感染症についてお話をさせていただきたいと思います。 現在、県内各地の医療の第一線で、新型コロナウイルス感染症の対応に当たっていただいております医療機関、検査機関、あるいは保健所の職員の皆様方には、日々、献身的にご尽力をいただいておりますことに対し、改めて深く感謝を申し上げます。 本県におきましては、ご承知のとおり4月17日に17人目の感染者が発生して以降、新規感染者は生じていないところでありますが、これもひとえに、県民の皆様、並びに、各事業所の皆様が日ごろから感染防止に積極的にお取り組みをいただきますとともに、外出自粛、並びに、休業要請などにご協力をいただいているおかげであると存じております。重ねて感謝を申し上げる次第であります。 さて、先般、緊急事態宣言が5月31日まで延長されたことに伴い、本県におきましては、県境を越える帰省や旅行、また離島地域への訪問を控えていただくよう、そして、また、接待を伴う夜の街への外出を極力控えていただくようお願いをさせていただきました。また、休業要請につきましても、遊興施設等について引き続き5月20日まで休業をお願いすることとし、その他の施設については、「三つの密」を徹底的に避ける対策、感染防止対策の実施、並びに県外からの来訪者抑制へのご協力を前提に、休業要請と、食事提供施設の営業時間短縮要請を終了させていただいたところであります。今まさに感染の機会を減らし、感染拡大を食い止める大変重要な時期であると考えておりますので、県民の皆様方、事業者の皆様方には何とぞ引き続きのご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 一方、クルーズ船「コスタ・アトランチカ」では、623名の乗員のうち149名が感染するという大規模なクラスターが発生したところであり、これまでに7名が救急搬送され、現在も6名の方が入院されております。県では、クルーズ船停泊地の近くに臨時の診療所を設置し、自衛隊やDMAT等の医師、看護師の皆様方が24時間対応できる体制を整えていただきますとともに、コスタ社によって、軽症者が療養できるコンテナハウスを設置し、県内の医療体制への影響をできるだけ少なくする体制を整備したところであります。 県内の医療提供体制については、現在、新型コロナウイルス感染者を受け入れる病床として102床を確保しているところでありますが、さらに感染が拡大した場合に備えて、重症者を受け入れる病院は、長崎大学病院など3病院とし、中等症の患者を受け入れる病院は、医療圏毎に、感染症指定医療機関、あるいは、公立、公的医療機関の中から、新型コロナウイルス患者の「入院専門医療機関」として指定をさせていただくこととし、現在、医療圏毎にワーキング会議を設置して、協議、調整を進めているところであります。引き続き、長崎大学や、県医師会など、関係機関と緊密に連携し、万が一感染が拡大された場合の体制を含めてしっかりと整備してまいりたいと考えております。 なお、5月3日から、相手国との調整等の準備が整った乗員の方々から、順次、帰国が始まっており、昨日までに、既に224人の方が帰国の途につかれました。引き続き、乗員の皆様に一日も早くご帰国をいただけるよう、国や長崎市とともに、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、県民の皆様方へのお願いでありますが、引き続きマスクの着用、手指消毒、三密の回避、通販の活用など、日々の生活の中で、「新しい生活様式」の実践にご協力をいただきますようお願い申し上げます。 また、事業者の皆様方には、テレワークや時差出勤の推進、並びに感染防止対策や、三密を回避する環境整備に取り組んでいただきますとともに、県外からの来訪者を抑制するための取り組みに向けて引き続きご協力をお願い申し上げます。 また、機会あるごとにお願いをしてまいりましたけれども、感染者やそのご家族、日々治療に当たっていただいている医療従事者やそのご家族、関係の皆様方に対する偏見や差別につながる誹謗中傷等につきましては、厳に慎んでいただくよう何とぞよろしくお願いを申し上げます。 以上、私からのお願いとさせていただきます。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。
幹事社から質問をお願いします。
新型コロナウイルス感染症について(2)
観光関連について2点、クルーズ船の修繕事業について1点、それぞれお伺いしたいと思います。まず、観光事業関連です。観光産業は長崎県の主要産業ですけれども、各地で深刻な打撃を受けていると思われます。現状の支援策で満足というお考えでしょうか。もう1点は、先程全国知事会でも、知事もおっしゃっていましたけれども、緊急事態宣言解除後も「県境を越えたような移動は控えて」とおっしゃっていましたけれども、かなり、本格的な観光事業の復活までは時間がかかるということが予想されます。県が取り組むのか、国が取り組むのかは別にして、今後中長期的にどんな支援策が必要だとお考えになっていますでしょうか。まずこの2点をお願いします。
観光産業は、まさに本県の基幹産業の一つでありまして、大変深刻な打撃を受けているところであります。そういったことから、先の臨時県議会において、「観光地受入態勢ステップアップ事業」、あるいは「宿泊施設の安全・安心・快適化促進事業」等を予算計上し、議決をいただいているところであります。これは、雇用を維持しつつ、おもてなしの向上対策、誘客対策、安心安全対策等に取り組んでいただく宿泊事業者、交通事業者、旅行会社、観光協会等に対して所要の支援措置を講じようとするものでありますし、また、安全・安心・快適化促進事業については、衛生的に、快適に過ごすことができるような受け入れ態勢の整備を目指して、除菌、検温等の装置の導入支援でありますとか、施設改修支援等をその内容として盛り込んだところでありますが、まだまだコロナウイルス感染についての収束が見えない状況の中で、誘客対策については、所要の経費を盛り込んでいないところであります。今後、情勢の推移を見極めながら、国の大型キャンペーン等とも連動した、さらなる施策の強化に力を注いでいかなければならないと考えているところであります。 それから、また、復活までには時間がかかる訳でありますけれども、収束後の反転攻勢を視野に入れながら、観光関連施設等の環境整備、あるいは、さらなる受入態勢の強化をしっかりと支援していく必要があるものと考えているところであります。 ただ、やはり多くの県民の皆様方、あるいは国民の皆様方に不安感が残っているだろうと考えているところでありまして、まずは身近な範囲での集客、旅行期間も短く、旅行先も近隣地域がまず選ばれるものと考えておりますので、県内の方々に積極的に観光地をご訪問いただくような対策、次には、近隣県、さらには九州全域、全国へといった段階的な誘客対策が必要になってくるのではなかろうかと考えております。そのためにも、まずは、この急場をしっかりと乗り越えていただく必要があるものと考えており、国、県、市、様々な支援交付金等も準備されている訳でありますので、融資対策等含めて、何としても、関係事業者の皆様方には、この場を乗り切っていただき、次なるV字回復を目指して一緒に取り組んでまいりたいと考えているところであります。
ありがとうございます。あと、三菱に関する事です。三菱重工が修繕を受注したクルーズ船でクラスターが発生する等、クルーズ船の修繕事業にはかなり大きなリスクが顕在化したと思います。さらに、昨日の三菱重工の会見でも、当面は慎重な姿勢を社長が見せたと思うのですけれども、県や市も含めて後押ししてきたクルーズ船のメンテナンス事業ですけれども、今後どのような影響があるとお考えになりますか。
やはりまずは、クルーズ船の対策でありますけれども、目前の対策は、この大変困難な状況をいかに乗り越え、県内の医療提供体制に影響を及ぼすことがないように収束をさせていかなければいけない、まさに、短期対策が問われていると考えておりますが、引き続き、関係機関のお力添えをいただきながら、全力を注いでいかなければいけないと考えております。 然るべき段階においては、中長期的な対策として、今回の推移を見ますときに、クルーズ事業そのものに対する大きな不安感というのをお持ちいただく方々が増えているのではなかろうかと思っているところであります。やはり、クルーズ事業を安定的に推移、発展させていくためには、健康等の面におけるリスク管理をさらに徹底し、安心してクルーズ旅行を楽しんでいただけるような環境をしっかりと整えていく必要があると考えておりまして、一義的には各クルーズ会社においてご尽力いただく必要があると思っております。一方、受け入れサイドといたしましても、数千人の方々が一度にお動きになる形でのクルーズ船の観光が展開される訳でありますので、船内の様々な情報、健康管理情報でありますとか、そういった点も含めて、やはり入港受入の際には、実情を把握しながら受入体制を整えていく必要があるものと考えておりますし、さらには、いざ今回のような感染事例が発生した場合に、さらなる感染拡大防止に向けて、関係機関が連携をしながら幅広い分野にわたって取り組んでいかなければいけない事態になってまいります。そういった意味では、国におかれても、このクルーズ船内における感染症の拡大防止については、船籍国であるのか、クルーズ会社であるのか、あるいは受入国としての責務、その辺を含めて、ルールづくりをどう進めていくのかといった観点から新たな調査事業にも着手される予定であると聞いているところであります。そうした結果を踏まえながら、受入港としての地元もしっかりとした連携体制、必要な対策を講じていく必要があるものと考えております。そういった中で、このクルーズ事業がさらに復活をし、さらに発展をするということになってまいりますと、三菱重工でこれまでも検討をされてまいりました、修繕事業の受入環境の整備は、中長期的には、海外からのニーズもあるものと考えているところでありますので、これまでの環境整備に加えて、先程申し上げた視点からの諸対策を講じ、引き続き関係者の皆様方と連携して取り組んでいきたいと考えております。 多くの観光客をお迎えし、また、地域経済への波及も期待できるものと考えておりますので、まずはその前提となる環境整備に、しっかりと力を注いでいかなければいけないのではなかろうかと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(3)
今のお話に関係して、今後のクルーズ船の観光としての受け入れについての目処や目標などがあれば教えていただきたいのですが。
クルーズ船の今後の動向でありますが、全く現状では見通しが立たない状況であります。まさに、世界的な新型コロナウイルスの収束の見通しが立つということが大前提になってくるのではなかろうかと考えているところであります。そうした中、各クルーズ船社の皆様方との情報交換の中では、現状においては、様々なクルーズについては、催行中止が相次いでいる訳でありますけれども、先程申し上げたように、安全対策を最優先にしながら、再開に向けた準備を社内で検討しているといったお話、あるいは、収束後、再開した場合には、寄港地として長崎の魅力は十分高く評価しているというようなお話もいただいているところでありますので、少し時間がかかるだろうと思いますけれども、中長期的には回復傾向に転じていくものと考えているところであります。
クルーズ船のルール作りについての調査研究を国でするのかと思いますけれども、こういう事例も目の前で発生している中で県としてできることは何か考えていますでしょうか。
まずは、クルーズ船をさらに積極的に受け入れたいと考え、松が枝岸壁の2バース化等についても力を注いできたところであり、やはりこういったリスクがあるということで、この長崎港に関連する様々な関係機関を合わせて、まず情報を共有化するため、対策の会議等も立ち上げようと動いてきたところであります。一方、国においても、有識者の皆様方を交えて、安全なクルーズを楽しんでいただけるような環境整備について検討を進めようとされていた矢先に今回の感染事例が発生したところでありますので、県としても、今回の事態を十分課題等検証しながら対策を講じていく必要があるものと考えておりまして、国の動きとも連動しながら万全の体制を整えていかなければいけないのではなかろうかと考えております。
県として十分課題を検証して、対策を講じていくということだったとのことですが、どういう場が想定されますか。
先程も申し上げましたけれども、このクルーズにかかわる関係機関、多数ある訳です。CIQ関係機関もあれば、入港を支援される民間の企業の方々もある。今回の場合は、公共岸壁ではなく、三菱重工の岸壁を使用されたということでありまして、長崎港を管理する県の権限が及ばない範囲内での契約に基づき停泊をされていた。そういった状況の中で、やはり最終的にこの感染症をしっかりと防いでいくというのは、保健当局の責任でもありますので、申し上げたようにまず寄港前の段階からしっかりとした情報を入手できるような仕組みを作る。現状では、例えば、検疫の方から感染が疑われるような乗船者がいらっしゃるのかどうかという情報を得て、入港を受け入れるかどうかというような運用がなされている訳でありますので、将来にわたって、船内の状況等の情報もいただき、また、万が一感染事例が発生した場合に、関係先との連携の下、必要な対策を迅速に講じていく必要がありますので、そういった連携体制の構築、さらには、クルーズ船内で感染事例が発生すると大規模クラスターになる恐れが多分にありますので、そういった意味では、今回もご支援いただいておりますけれども、多くの国々との連絡調整作業が必要になってまいります。そういう意味では、国の関係機関のご支援も求めていかなければならないと考えておりますので、それぞれのステージに応じた対応策というのも十分検討し、整えておかなければいけないと考えております。
今日午前中に行われた全国知事会で、緊急提言がなされたと思うのですけれども、そこで緊急事態宣言の解除や、特定警戒都道府県以外の除外体制に対する基準を明示してくださいという提言をしたと思うのですけれども、それに関係して、長崎県は感染者数でいうと、4月17日以降発生しておらず17人で留まっていますが、ただ一方で、離島やクルーズ船の事案というものを抱えていて、すごく判断は難しいと思うのですけれども、解除に当たってどういったところが大切になってくるのか、全部の解除になるためにはどういったところが大切になってくるかというところと、こういった地方の実情がそれぞれ違う中で、全国一律で制限がかかるようなお願いがされるという状況についてどう思われますか。
県民の皆様方の権利を制約しかねないような形での休業要請などもお願いしてきたような経過がある訳でございますけれども、そういった協力を要請させていただく際の一つの判断基準といったものもお示しいただけないかといった議論があったのは事実であります。ただおっしゃるように、それぞれの県毎に、また事情が異なってまいります。長崎県は確かにここ3週間を超えて、新しい感染者は生じていない訳でありますけれども、そういうことで直ちに、様々な制約を一挙に解除していいのかというと、これはなかなかリスクが伴うものであると思っております。県内の事情のみに留まらず、近隣県、例えば福岡県の動向がどういう形で推移しているのか、県境を越える人の移動は引き続き控えていただくようにお願いをさせていただいているところでありますけれども、その県境を越える移動というのも、福岡県だけの動きに留まらず、佐賀県さん、熊本県さんがどういった施策を講じられるのか、それによってまた人の動きも変わってくる可能性がある。従って、様々な要素がありますけれども、総合的に判断をしていく必要があるのではなかろうかと思っております。今回、近いうちに国の専門家会議で、連休期間中の評価がなされて、一定の方向性が示されるものと考えておりますけれども、そうした事情等について十分検証をさせていただき、また、地域ならではの観点も含めて判断をしていかなければいけないのではなかろうかと考えております。
それでは、各社の方からお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について(4)
14日にも緊急事態宣言が一部の県で解除される可能性もあるかと思うのですが、その時点で長崎県が解除された場合、事業者、遊興施設などに求めている休業要請、20日までの延長ですとか、あるいは、学校の段階的な再開ですとか、そのあたりに何か影響はありますでしょうか。
それは、先程申し上げたように、国の専門家会議が、一連のこれまでの取り組みについて、そしてまた、現在の動きについてどのような評価をなさるのか。そして、国全体としての、緊急事態宣言の解除に向けた考え方をどのように整理されていかれるのか。そういったことを十分総合的に勘案して決定していかなければいけないのではなかろうかと考えております。緊急事態宣言が、対象地域から外れたということをもって、直ちに、これまで要請した様々な外出の自粛、休業要請等が全て白紙に戻るということはないのではなかろうかと思っております。
14日に仮に解除されても、今お願いしていることを現状のまま行くというお考えだということでよろしいでしょうか。
全てが現状のままというのかどうかというのは、内容を十分見極めて判断しなければいけないと思いますけれども、例えば、本県の感染の発生実例を見てみますと、やはり海外からいらっしゃった方々、県外の感染拡大地域からおいでになられた方々、あるいは、そうした方々と接触があったということが感染の要因として疑われるような事例が非常に多くございます。したがいまして、緊急事態宣言の対象区域から外れたとしても、そういった県境を越える人の移動等については十分慎重に判断していかなければいけないと、こう考えています。
新型コロナウイルス感染症について(5)
今朝の全国知事会の対策本部会議の中で、国に対して今後求めていく提言案等の議論がなされたと思いますけれども、長崎県としてはその中で何か意見、要望等の具体的なものは出されたのでしょうかお教えください。
今回の全国知事会議、前回、私も参加させていただき開催された訳でありますけれども、少し前回と内容が異なってまいりましたのは、いわゆる緊急事態宣言の対象区域の見直しが想定される中で、宣言解除というような局面を迎えるに当たって、様々な意見が出されたところでありまして、先程ご議論いただいたように、宣言解除の基準、再指定の基準等も明らかにして欲しいといった意見。あるいは、これも先程申し上げたように、引き続き、県境をまたいだ移動というのは自粛呼びかけを行うべきではないかといった点、さらには、地方創生交付金等について、第2波、第3波への備えも必要であることから、さらに第2弾、3弾としての対応について大幅な増額が必要ではないかといったような意見等、様々な意見が出されたところであります。こういった点については、私も賛成の立場であり、前回もこの交付金等大幅な増額を要求すべきであるというような意見を申し上げてきたところでありまして、ほぼこれまでの私どもの考え方と同じ方向性にあったのではなかろうかと考えているところであります。ぜひ国におかれても、知事会の議論を施策に反映していただければありがたいと考えているところであります。
国に対しては、財政支援を求めていくというような認識でよろしいでしょうか。
そうですね。その他の項目についても、ほぼ全国知事会と同じような思いであります。
最後に1点。今回県境を越える移動の自粛の呼びかけを求めていくということが全国知事会の中でも出ていますけれども、感染防止対策が重要とされる一方、観光県の長崎で、このまま観光業や経済活動が停滞していくということも危惧されていると思いますけれども、知事としてのこのことについての受け止めや、財政支援を求めるとおっしゃっていましたけれども、今後具体的にどういうことを国に求めていきたいかということをお話しいただけますでしょうか。
まずは、本県の基幹産業である観光関連産業、宿泊業、飲食業、お土産品、あるいは運輸関連事業者の皆様方、大変大きな影響を被っておられるところであります。現状を踏まえる時に、一挙に県外、全国に向けて誘客促進に取り組めるかどうか。これはやはり慎重に判断を求められている状況にあるのではなかろうかと考えているところであります。したがいまして、観光振興施策を講ずるにいたしましても、まずは県内から、あるいは隣県から、九州から、全国へと、段階的な施策、安全度合いに応じて対策を講じていく必要があるのではなかろうかと考えておりますので、そのときどきの情勢を見極めながら、施策を順次講じていく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(6)
クルーズ船関係ですけれども、様々な関係機関を入れて、情報を共有して、対策の会議を立ち上げようと動いてきたという話をされたと思うのですけれども、これを立ち上げる時期の目処は立っているのでしょうか。
情報共有の場は、一度開催しました。CIQでありますとか、様々な関係機関がこういったクルーズ船を受け入れるに当たって、リスクを伴う時に、連携を図りながら対応策を講じていく必要があるということで、関係機関が集まって一度会議を開催したところであります。
それはいつでしょうか。今回のクルーズ船の集団感染を受けてでしょうか。
今回のクルーズ船の集団感染の前に開催しております。
今後、そういった会議を立ち上げていくお考えとかはありますか。
先程申し上げましたように、今回の感染事例、大規模なクラスターが発生したということについて、様々な課題があり、これをしっかり検証しながら次の施策に生かしていかなければいけないと考えているところでありますので、情報共有の問題でありますとか、具体的な医療提供体制をどう構築するのか、あるいは、施設のあり方はどうであるのか、しっかりと次の施策に結びつけていかなければいけない。そういう中で、安心してお出かけいただけるような、クルーズ船の寄港地としてしっかり機能整備を進めていく必要があるものと思っているところであります。
ありがとうございます。その中で、国に求めるものと、長崎県、長崎市、あるいは地元で整備していくものがあると思うのですけれども、それはそれぞれどのようなものをお考えでしょうか。
まだ守備範囲が細かく分析できていないのです。先程も申し上げましたように、国自体も、今回の補正予算の中に、クルーズ船上における感染拡大防止対策として、どこが一義的に責任を持って対応策を講じていくべきであるのか、そういったものを、海外の事例等も参考にしながら、検証、研究を進めていこうとされている訳であります。もちろん、現状を見ます時に、今回の感染症の発生事例を考えましても、36カ国の国籍をお持ちの方々が乗り込んでおられる。それぞれの国毎に、感染症に対する対応策が異なってきていまして、ロックダウンの状況にあるところは、なかなか帰国いただけないというような状況もある訳であります。それと、私どもが一番心配いたしましたのは、県内の医療提供体制に重大な影響を及ぼすようなことがあってはならないということで、その時にどのような体制づくりを進めていくのか、様々な課題がありますので、そういった課題を共有しながら、具体的な対応方策等についても、研究を進めていく必要があるものと思っております。
その中でも、一番国に求める部分というのはどういうところでしょうか。ルールづくり、環境づくりという話が出ましたが、一番検討して欲しい部分というのは、今回の件も踏まえて、どんなところがありますか。
地域としては、様々なリスクを含めて、この入港を受け入れるという形になる訳でありますので、まずは、クルーズ船内の感染症に対する対応状況、具体的に言うと、感染症にかかった方々がいらっしゃるのか、いらっしゃらないのかといった情報も含めて、しっかり、把握、ご提供いただけるような体制が引き続き講じられればと考えておりますし、いざ必要な対応策ということになると、これは非常に専門的な部分になりますので、感染症の専門家のアドバイス等も必要になってきますし、医療サービスを提供する規模によっては、一地域の対応でも間に合わないというような体制になります。より広域的な範囲で調整が必要になってくる。そういった、様々な課題に対して、国の役割をやはりお願いしていく必要があるのではなかろうかと考えております。
ありがとうございます。クルーズ船ではないのですけれども、今、学校の件で、9月入学について検討が進められているところがあると思うのですけれども、長崎県としてのお考えをお聞かせください。
確かに今年は、4月の入学式以降、なかなか通常の授業が受けられない、教育の機会が適正に提供されていないという状況にある訳でありますけれども、制度として9月入学ということになると、様々な分野にわたり影響が出てくるものと思っておりますので、やはり、広く社会システムそのものに対する影響等も視野に入れた、幅広い議論を行う中で一つの方向性を得ていく必要があるものと考えているところであり、やはり国民的な議論を経て、そういった方向性が模索されていくべき課題ではなかろうかと考えているところです。
長崎県としては、具体的な検討等は今のところはせず、そういう全体的に議論を見守るという姿勢でしょうか。
例えば、今年の9月から新たに入学して、新学期を迎えるというような制度に移行するかというと、これはなかなかこれからの短期間で議論を尽くすというのは難しい側面があるのではなかろうかと。やはりしっかりと時間をかけて、会計の制度の問題でありますとか、企業経営に係る問題、職員採用の問題、様々な側面があろうかと思いますので、十分議論をして検討を深めていく必要があるものと思っております。
新型コロナウイルス感染症について(7)
すみません、クルーズ船の問題に戻らせてください。先程知事もおっしゃったように、クルーズ船事業は見通しが立たないということで、今後、第2波も懸念されますし、1年、2年と、この新型コロナとつき合わないといけないかもしれません。そうした中で、今年度県が5,500万円をかけて行っている誘致事業だとか、県が要請して国が進める2バース化の事業への影響、スケジュールの変化等々はないのでしょうか。
目の前の誘致事業については、現状、これを展開するのはなかなか難しい環境にあるものと考えておりますので、然るべき時期をやはり待つ必要があるものと考えております。一方、2バース化事業でありますけれども、これはやはり事業完成までに一定の期間がかかります。そういった意味では、先程申し上げたように、クルーズ船の振興を図る上でも、様々な課題を、幅広い方々の参画の下、議論をしていく必要があるものと思っておりますので、そういった議論を経た上で、この完成の時期を迎えられればと考えているところであります。
もう1点、今回の問題で、クルーズ船がハイリスクなものであるということも明らかになりました。それでも長崎県として、クルーズ船事業に誘致、修繕も含めて取り組んでいくのはなぜなのか、知事の思いをお聞かせください。
やはり、近年、クルーズ事業そのものが、大きく発展、成長して来たところでありまして、関係者のご意見をお聞きすると、これはやはり、今後はさらに拡大していくのではなかろうかと。ただ、そう見込まれますけれども、その根本にあるのは、やはり安心安全対策だろうと思っております。まずは、クルーズ船による旅行を楽しんでいただくためには、お客様に、その健康上の不安を与えるようなことがないようにというのが大原則になってくる訳でありますので、先程船社のご意見を紹介しましたように、各船社、クルーズ会社においても、そういった点が極めて重要なポイントであるとお考えになっておられると思っております。したがいまして、そういったクルーズ会社の責任の下、安全安心をしっかり確保していただくという前提が必要不可欠になってくるものと思っておりますが、そうした対応策を講じられる前提で考えますと、これからもなお、事業そのものが大きく拡大していく可能性があるのではなかろうかと考えているところであります。
テレワークへの取組について
テレワークの推進についてお尋ねしたいのですが、現在、国の方から、自治体の職員の間でもテレワークを積極的に活用していくようにという通知が出たと思うのですけれども長崎県庁での取り組み状況はいかがでしょうか。
本県におけるテレワークについては、平成31年2月から、育児や介護を行っている職員を対象に、在宅勤務制度を導入してきたところでありますけれども、今回の新型コロナウイルス感染症の対策として、この対象を拡大して運用していくことといたしております。緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたのは4月17日でありましたけれども、4月20日からは、この在宅勤務の対象を全職員に拡大をいたしました。それぞれの所属の実態に応じて在宅勤務をしていただけるような環境にいたしておりますけれども、やはり必要なパソコン等の端末機器を準備する必要があります。これは、セキュリティ対策も含めて、専用機を準備してきたところでありますけれども、その機器が足りない状況になっておりますので、引き続き、機器環境の整備を早急に進めて、より幅広い方々に利用していただけるような環境を整えていかなければいけないと考えているところであります。
ありがとうございます。大まかな方向性で結構ですけれども、具体的な対象人数、対象部署、数値目標や目処等は立てていらっしゃるでしょうか。
現状でございますけれども、先程申し上げたように、4月20日に対象を拡大して、5月1日までの在宅勤務の実績でありますけれども、これは、現在、新型コロナウイルス感染症対策に従事している職員は、出勤して業務に携わっています。そうした職員を除いた、本庁に勤務する正規職員に対する割合で、11%位の在宅勤務の実績になっております。なお、このコロナ対策の一環として、時差出勤でありますとかの取り組みをあわせて進めているところでありますけれども、そうした通常勤務と異なった時差出勤を行った職員の割合は、現在48%という状況であります。これからもっともっと、積極的にこのテレワークを進めていかなければいけないと考えているところであります。
すみません、最後に、パソコンなどの機器の購入に関して、国からも補助金の支給等、支援メニューが用意されていますが、これを活用するお考えはありますでしょうか。
はい、国の予算を活用する方策、あるいは、地方財政措置の中で、特別交付税を活用するような方法等もあるようでありますので、そういった財源を積極的に活用しながら、テレワーク、勤務体制の整備を進めていきたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症について(8)
クルーズ船に関して2点お尋ねします。1点目が、アトランチカ受入時のリスク管理について。まだ喫緊の対応中であると思いますが、現段階の認識をお尋ねしたいのですが、船が長期にわたって港にいる間に、感染症が発生をする可能性について、県としては入港前にどのような認識でいたのか、その認識を持ち得ていたのかというのをお尋ねさせてください。
今回のコスタ・アトランチカは、早い時期から日本への入国手続を経て、国内の各港を移動してきた経過があります。長崎港に入港したのが1月29日でありまして、その際には、もう既に、ファーストポート、別の港で入国手続、検疫手続を終えられてきたところでありましたので、比較的感染症発生のリスクは少ないものと考えておりましたけれども、ただ、世界的にコロナ感染者が拡大する傾向にある中で、やはり乗組員の方々が下船されて、街中に数多くいらっしゃるということについては、地域住民の方々も不安視されていた面もありましたので、やはり乗下船については自粛をしていただくよう要請をすべきであるということで、私はこの記者会見の場で、3月14日と申し上げてまいりましたけれども、実は3月6日にこのクルーズ船の入港に際して、乗下船を控えていただくようにという要請を行い、そうした監視体制を構築してまいりました。そういった中、今回は、三菱重工さんで修繕事業を行うということで、三菱重工の岸壁に停泊をされてきたところでありますけれども、そういった要請も行っておりましたので、リスクは低いものと受け止めていたところであります。ただ、その後、実態を検証してみますと、やはり何人かの乗下船者がいらっしゃる。特に、クルーチェンジで乗務員の方々が入れ替わられるというような移動も見られたということもありまして、そういった入国、乗船等については、一定の健康観察期間、2週間の健康観察を経た上で入国し、乗船勤務をされるということでありますので、なかなかそういった動きを止めるということは難しいところでありますけれども、結果としてこういう事態になったということについては、大変申し訳なく、残念に思っているところであります。
すみません、ファーストポートは長崎で1月29日となっています。
大変失礼しました。長崎がファーストポートということは、CIQも長崎港でということ。
はい、長崎の方でやっています。
ああそうですか。失礼しました。
そうすると、今のお話ですと、リスクを管理するべきだったのは県という認識でいたということでしょうか。リスクを管理するべき責任はどこにあるかということは、なかなか今回の場合難しいとは思うのですけれども、それも県にも一部責任があるという認識でいらっしゃったということなのでしょうか。
それぞれがやはり責任を担いながら、対応策を講じていく必要があるものと考えていますけれども、今回の受け入れそのものについては、先程も申し上げましたように、三菱重工さんの専用岸壁に停泊をされたということ。これについては港湾管理者たる県の権限が及ばない範囲でありますので、民民契約の中で、そうした対応をとられたということであろうと思いますが、先程申し上げたように、3月6日に、乗下船の自粛要請を行い、そしてまた、3月9日には、三菱重工側からも、こういった乗船管理を行っているということで、県の福祉保健部当局、港湾管理者、長崎市の保健所当局にもそういう情報の提供があり、感染症等の発生があった場合にはしっかりと対応が求められてくるという共通認識はあったものと受け止めているところであります。 なお、この感染症の発生に対する法令上の対応すべき部署としては、保健所設置市であります長崎市保健所の管轄の下、必要な感染症対策を講じていくという基本的な状況、考え方にあるものと考えております。
先程も知事から言及があったのですけれども、県から乗下船の自粛要請をしている中で、県の交通局のバスで乗組員の方が出られていたということがありましたが、こういった状況が発生したのは、誰が対応に当たるのかという受け入れ体制の不備が招いた結果の一つととらえていらっしゃるのでしょうか。
確かに、同じ県が関わっている事業の中で、バス事業も運営を行っているところでありますけれども、バス事業者としては、民間のバス事業者と同じような考え方の下、事業を運営してきた面があるのではなかろうかと、思っております。公的セクターが設置した県営バス事業でありますので、そういった意味では、そうした人の流れが現にあるということに関しては、情報も共有して欲しいところがあった訳でありますけれども、やはり今後とも、そういった面での対応を求めていく必要があるものと思っています。
わかりました。あともう1点お尋ねしたいのですけれども。クルーズ船の感染確認の直後から、知事は、この件の対応については、国が主体でとおっしゃってきたと思うのですけれども、これは、根拠となる法律、通知等がある中でのご発言であったのか、あるいは、今国で、調査、研究費を持っているように、どこが主体でやるべきかというのが不明瞭な中でのご発言であったのか今一度確認させていただきたいのですが。
私は、度々発言をさせていただいておりますが、このクルーズ船感染拡大防止対策というのは、国が主体でやるべきだというようなことは、あまり言った記憶がありません。私は、「国の指導の下、県市連携しながら」あるいは、「国の主導の下、県市連携しながら」万全の対策を講じていきたいということを申し上げました。ただ、早い段階での話の中で、長崎港内に停泊しているこの外航クルーズ船。これが国内であるのか、海外であるのかといった点については、冒頭申し上げたことがあったのですが、関税法であるとか、検疫法であるとか、あるいはいわゆるCIQの手続上は、外国に当たるとされています。ただし、感染症法上は、一旦入国手続を経た、内水に停泊している船舶であるので、これはその区域を所管する保健所設置市の権限、統括の及ぶ範囲であるという形の整理がなされているということでありますので、様々な法律によって、所掌区域が異なる面があるのではなかろうかと。ただ、私は今回、1人目の陽性者が発生いたしました4月20日以降、これは相当やはり大きなクラスターになっていく可能性があると考えて、県市のみでは、これはなかなか対応が難しいということで、翌日、官房長官にもお願いをして、感染症の専門家等含めて、人材の派遣をいただきながら、ぜひ総合的な対策について指導をいただきたいと、支援をいただきたいというお願いをさせていただき、今日に至っているところであります。この間、国におかれても、厚生労働省はもちろんでありますけれども、国土交通省、あるいは外務省、あるいは自衛隊、防衛省を含めて、非常に積極的なご支援をいただいていることに関しては、心から感謝を申し上げているところであります。
一自治体で対応できる範囲を超えているというのは確かにおっしゃっていた記憶はあるのですけれども、どこが対応すべきなのかというのが、法律上分断されたいたことで対応に影響を及ぼした、障害になったというようなことは、今回、学べるところはあったんでしょうか。
今回の一連の対応策を講じるに当たっては、21日に要請をし、直ちに専門家の派遣をいただきました。国土交通省、厚生労働省、感染症研究所などの専門家の皆様方に、直ちに現地においでいただき、現状を把握し、指導をしていただき、適正な健康管理の体制を整えていただいたところであります。またあわせて、長崎大学はご承知のとおり、感染症に非常に知見の豊かな大学であり、様々なご支援をいただいてきたところでありますので、そういった意味で、その辺があいまいであったということで、対応に停滞を来すようなことは一切なかったものと考えているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(9)
クルーズ船とも多少絡んでくると思うのですが、先程知事の冒頭のご発言の中で、現在新型コロナウイルスの患者を受け入れる病床について102床確保されているということで、さらに今後感染が拡大された場合に備えて重症者を受け入れる長崎大学病院等とおっしゃられました。これはいわゆる、重点医療機関ということで、既に長崎大学病院他あと幾つか機関がありますが、そういった長崎大学病院他にも、幾つか重点医療機関というのを定めたのかということ。8医療圏毎に中等症の患者を受け入れる医療機関の選定をどこにするかと話し合っているとおっしゃられましたけれども、それはいわゆる感染症指定医療機関だけなのか、それとも感染症指定医療機関以外の他の医療機関も含めて議論されているということでしょうか。
まず、重症者を受け入れる、酸素吸入であるとか、心肺装置をつけるという、まさに重篤患者を受け入れる機関というのは、県内で3機関想定をして整備を進めていこうと考えております。それから、いわゆる中等症の患者の皆様方。これは、入院という形で受け入れて医療サービスを提供する。こういった医療機関については、先程お触れになられたそれぞれの医療圏域毎に、一定の病床数を確保していく必要があるものと考えており、感染症指定医療機関に留まらず、公立、公的医療機関、そういった医療機関で、基本的に、病院単位、あるいは病棟単位で担っていけるような体制づくりを進める必要があるものと考え、現在調整を進めているところです。
その3医療機関は、いわゆる重点医療機関ということではないのでしょうか。長崎大学病院を初め、3機関想定されているとおっしゃられたのは、重点医療機関という理解でよろしいですか。
国が重点医療機関という表現を使っておりますが、長崎県の場合は、いわゆる重症患者ではなく、中等症を中心に受け入れる医療機関を重点医療機関として各医療圏に設定をしていこうと思っております。
すみません、今ので、わかりにくくなったのですけれども。8医療圏毎に体制を作ろうとしている中等症を受け入れる医療機関と、今、医療政策課長さんがおっしゃられた中等症を中心に受け入れる長崎大学病院等とどう違うのでしょうか。
重症患者を受け入れる病院が重点医療機関ではございません。重症者を受け入れる医療機関は、県内に3病院。それ以外に、重点医療機関として、中等症の患者を主に受け入れる病院を、各医療圏毎に設置をしていきたいと思っております。
特定複合観光施設(IR)について
わかりました。新型コロナとちょっと離れるのですけれども。IRについての質問ですけれども、県の実施方針案では、2020年春から夏頃にかけて、募集要項等の公表となっておりまして。既に、例えば他県では民間事業者を募集しているところなどありますけれども、民間の募集要項等の公表については、まだ現時点では目処が立っていないという状況でしょうか。
はい、この現状を見てみます時に、やはり国を挙げてこの新型コロナウイルスの感染拡大防止に全力を注いでいる状況にありまして、そういった中で、国の基本方針も未だ決定、公表されていない状況であります。一方また、IR事業者の状況を見ましても、海外でも営業自粛、営業停止命令が出されるというような大変厳しい状況にあるようでありまして、日本における十分なIRの準備、検討が進んでいない状況であるというようなお話も聞いているところであります。したがいまして、今年度のできるだけ早い時期に公募・選定作業に着手していこうというスケジュール感を持って取り組んできましたけれども、具体的なこの事業者の公募時期については、今後の国の動向、社会情勢等を十分見極めながら柔軟に対応していく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。
そうしますと、すみません、募集要項等の公表が夏頃までにとなっていますが、時期が後ろにずれる可能性もあるということでしょうか。
そうですね。これからのコロナウイルスの動きを含めて、まずは基本方針をしっかりお示しいただいた上で、県の実施方針等も公表していかなければいけない。そういう流れの中で、少し、時期についてもずれてくる可能性があるのではなかろうかと考えております。
九州新幹線西九州ルートについて
分かりました。新幹線のことでお尋ねをしたいのですけれども。佐賀県と国交省との協議がその後動いていないという状況です。例えば、環境アセスについても2020年度はとりあえず見送られている状況であります。今後、例えば、補正等計上するに当たっても、国交省と佐賀県の協議が進まなければなかなか進まないとなると、新幹線の完全開業は今のところ2035年というのがありますが、そこが後ろにずれてくる可能性があるのですけれども、現状についての知事の見解をお聞かせ願います。
これまで、国土交通省と佐賀県との間で、具体的な協議に向けての調整作業が進められてきた訳でありますけれども、現在もまだ調整中であるという認識をいたしております。国土交通省におかれては、これまでも、いたずらに時間だけが過ぎることがないように精力的に協議を積み重ねていきたいというお考えをお持ちであったところでありますけれども、こういった事態の収束がなかなか直ちにということが難しい中で、できるだけ早く協議が進められ、内容について議論を重ねる時期が来ることを強く待ち望んでいるところであります。したがって、現状況の中で、県独自としてもなかなか動きにくい状況でもありますので、国土交通省と佐賀県との調整を早く済ませて次のステップに進んでいただけるよう願っているところであります。
新型コロナウイルス感染症について(10)
クルーズ船に関して。先程、地域経済への波及効果も期待されるということをおっしゃっていましたものですから、そもそも論で恐縮なのですけれども。今回のクルーズ船の集団感染が起きたことによって、市民にかなり受け入れることに対する抵抗感が植えつけられてしまったという、残念な状況にあるのですけれども、それでも、本県がクルーズ船の寄港を誘致してでも受け入れるというメリット、また、修繕の拠点化を進めるというメリット、または、ちょっと言い方を変えると、そういうふうに受け入れていかないといけないということを、もう一度説明していただければと思います。
市民の皆様方に大変なご心配をおかけしたことについては、本当に残念な状況に立ち至ったものと感じているところでありますが、先程申し上げたように、やはり今回の事例を一つの教訓にして、いかに安全な体制を構築していただけるかと、そのことをやはり市民の皆様方にも十分説明の上、ご納得いただく必要があるのではなかろうかと考えているところであります。これは私ども自身も、繰り返してこういった感染症のクラスターが、大規模な形で発生するということがあれば、クルーズ船を迎えること自体が困難であると考えているところでありますので、まずは一番大元の船内における健康管理体制、リスク管理体制をさらに高めていただく必要があるものと考えているところであります。そうでないと、クルーズ船を利用して旅行されようとする方々も決して増えていかないと思っているところであります。したがって、そういった対策は緊急に講じていかなければいけない中で、中長期的な戦略として考えている港湾機能の強化については、やはり県内産業の一環として、経済効果、大きな雇用効果も期待できるところでありますし、地元の基幹産業である三菱重工業におかれても、世界各地のニーズを踏まえて新たな事業展開の可能性について検討を進めてこられた経過がありまして、県市含めて応援体制を構築してきているところであります。今回の結果を踏まえて、三菱重工さんとしてもどういった方向性をお示しになられるのか。これは、そのご検討の結果を待たなければならないと思っておりますけれども、こういった様々な作業が進められるということを考えた上では、やはりクルーズ事業というのは、これからも拡大していく傾向にあるというのは間違いないことではなかろうか受け止めているところであります。然るべき段階で、そうした需要をしっかりと県内で受け止め、経済の活性化、雇用の創出に結びつけていかなければいけないのではなかろうかと考えているところであります。
それでは、以上をもちまして終了いたします。
どうもありがとうございました。
・午後3時30分から午後4時45分(75分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年5月5日 臨時記者会見
会見内容
緊急事態宣言の延長について
それでは、知事の会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。今日は、昨日の国の緊急事態宣言の延長措置が講じられたことに伴いまして、先程、コロナウイルス対策本部会議を開催いたしまして、長崎県の今後の対処方針を協議、決定をさせていただいたところであります。その内容についてご報告を申し上げ、また、幅広く県民の皆様方、事業者の皆様方のご協力を賜りたいと願っているところであります。
まず、本県の新型コロナウイルス感染者数でございますが、3月14日に第1例目が発生して以来、4月17日までに17例の感染事例が生じたところであります。この間、およそ2日にお1人の感染者の発生という状況でありました。その後国において、4月7日に緊急事態宣言が発出をされまして、これは現在、特定警戒都道府県ということで指定されております7都府県が先行し、現在では13都道府県となっておりますが、その発出、そして、4月16日に対象区域が全国に拡大されたことを受けまして、本県におきましても、様々なお願いを県民の皆様方にさせていただいたところであります。17例目の感染事例以降、17日間にわたって、新たな感染事例が発生していないということは、ひとえに県民の皆様方、各事業者の皆様方が、感染予防対策、さらには、外出自粛や休業の要請などに大変なご苦労をいただき、ご協力をいただいているおかげであると、心から感謝を申し上げる次第であります。
先程申し上げたように、様々な要請を行ってまいりましたけれども、国においては、再度、この緊急事態宣言を、引き続き5月31日まで延長するという方針が示されました。これを受けて、これから発表をさせていただきますが、次の項目について、今後とも、県民の皆様方のご協力をお願いしたいと考えているところであります。
まず、県民の皆様方に対するお願いでございます。外出自粛要請ということで、極力人と人との接触を避けていただきたいというお願いをこれまでもさせていただきました。国の対策本部会議においても、県境を越える人の動きについては、引き続き自粛を要請していく必要があるとされたところもあり、本県におきましても、県境を越える帰省や旅行、また、離島地域への訪問を、引き続き控えていただきたいというお願いをさせていただきたいと思います。
特に、接待を伴う夜の街への外出。これはなぜかというと、全国の感染事例等を見ると、こういった場所で多くのクラスターが発生しているということでありまして、クラスターの発生の場は極力避けていただきたいということでお願いをさせていただいております。
3点目は新しいお願いであります。新しい生活様式の実践にご協力をいただきたいというお願いでございます。この新しい生活様式は、どういうことかというと、手指消毒、手洗い、マスクの着用、毎日の健康チェック、そして、人と人との接触をできるだけ避け、特に「三密」の場所は引き続き回避していただきたい。そして、人と人との接触を避けるためにも、通販、デリバリーの活用等も、日々の生活の中で考えていただきたい。仕事を進めていただくに際しては、テレワーク、時差出勤、テレビ会議といった生活様式をこれから普及定着させていかなければいけないという指摘を踏まえてお願いをさせていただいているものでございます。
次に、各事業者の皆様方に対するお願いであります。1点目は、これまでもお願いをいたしました、人と人との接触を避けるという意味で、テレワーク、テレビ会議、時差出勤の推進、手洗いや手指消毒等の感染防止対策、人と人との距離をできるだけ離していただくというような「三密」を回避するような職場環境の整備等について、引き続きご協力をお願いしたいという点でございます。
そしてもう一つ。特に連休期間中は人の流れが大きく拡大していくということが懸念されましたために、そして、また、本県の感染者の事例を見てみますと、疫学調査などを行ってみますと、海外からお越しになられた方々、県外からお越しになられた方々、あるいはそういった方々と接触をされることが感染の要因となった事例が多数ございますので、引き続き、県外からの来訪者の抑制についてご協力をお願いしたいということであります。特に県外からお客様がお見えになられる、感染拡大地域、いわゆる特定警戒都道府県は、引き続き営業の自粛要請などがなされておりますので、一部、本県などが自粛要請を緩和いたしますと、多くの方々が県境を超えて長崎にお越しになられる可能性もあります。それがまた新たな感染の発生要因にもつながってまいりますので、例えば、テーマパーク、パチンコ店、遊技施設などについては、極力県外からの来県者を自粛していただくようご協力をお願いできないかと考えているところであります。
そうした2つの基本的な事項を実現し、その上で休業要請等の取り扱いについては、次のように取り扱っていきたいと考えております。
まず、これまでも幾つかの施設については、休業要請を行ってまいりましたが、遊興施設等については、引き続き5月7日以降、5月20日まで休業をお願いしたいと考えているところであります。なぜ5月20日までかというと、大型連休が5月6日まで。それから2週間の経過期間を見ながら、その後の対策も検討していく必要があるものと考えているところであり、遊興施設等については、先程も申し上げましたけれども、特に、全国各地域で多くのクラスターの発生の場所となったところでもありますので、ぜひ、遊興施設等については、継続して2週間ほどの営業自粛をお願いしたいと考えております。
そのほかの施設、具体的には、運動施設、遊技施設、劇場、様々な商業施設等がございますけれども、その他の施設については、休業要請について5月6日をもって終了をさせていただきます。それから、食事提供施設については、20時から朝5時までの営業時間帯要請をいたしておりましたけれども、それも、5月6日をもって終了したいと考えております。
なお、その際、休業要請等については、ご協力をいただいたということで、協力金の支給をさせていただくこととしておりますけれども、改めての自粛要請については、協力金の追加支給は難しいものと考えているところであります。
次に、学校の取り扱いであります。県立学校については、5月11日以降、段階的に教育活動を再開していきたいと考えております。
まず、本土地区の高校、県立中学校について、5月11日以降22日までは「分散登校」という形を採り、授業を受けていただく児童生徒の数を半分程度にする形で授業を行う等、工夫をしながら再開してまいりたいと考えています。
一方、離島地域でありますけれども、離島地区についてはリスクも相当程度少ないものと考えており、通常日課で再開を進めていきたいと考えております。
それから、特別支援学校でありますけれども、スクールバスの増便、時差登校の検討を行う他、医療的な面で特別な配慮を要する児童生徒もいらっしゃいますので、そういった面では、医師のご意見をお伺いするなど、健康面での配慮を徹底しながら授業の再開を進めたいと考えております。
次に、県立施設の再開に向けた取り組みであります。現在、ここに記載しております県の施設については、ほとんどが閉館をいたしておりますが、こういった施設については、3つの「密」を回避するなど、感染対策を徹底する様々な必要な対策、準備を進めた上で、5月25日から使用を再開したいと考えているところであります。
以上、本日の対策本部会議で決定された事項について発表をさせていただき、ぜひ今後とも県民の皆様方、幅広い事業者の皆様方のご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、幹事社から質問をお願いしたいと思います。
想定していた質問は、ほぼ答えていただいたので、また別の観点からお聞きします。長崎県の主要産業に観光が上げられます。休業要請等色々解除されるような方向ですが、県境を越えるような規制を考えると、観光はかなり厳しい状況に追い込まれるのではないかと予想されます。観光事業者に対して、独自の支援策等はお考えでしょうかというのが1点目です。
2点目は細かい話ですけれども、テーマパークが上げられていますが、このテーマパークの中にはハウステンボスのような大きい施設も含まれるのでしょうかということです。
最後に、テレワーク、テレビ会議を含めて推進して欲しいということでしたけれども、事業者もノウハウがなかったりするので、普及促進するような県の施策はお考えでしょうか。
この3点、お願いします。
まず、観光の取り扱いであります。もうご承知のとおり、この新型コロナウイルス感染症の発生に伴って、数多くのキャンセルが生じ、大変厳しい状況が続いているところであります。ただ、まだ全国的にこの感染症が収束を見ないという状況にあり、今の時点で数多くの皆様方を、国外、あるいは県外からお迎えしていくというのはなかなか厳しい状況にあるものと考えているところであり、そういった意味では、今は、然るべき収束の時期に備えた様々な準備の期間ではなかろうかと考えているところでありまして、そういった意味では、観光関連施設、宿泊施設の皆様方ともども、人材の育成、あるいは様々な観光資源の磨き上げ、新たな魅力創出、地域造り等について、積極的に取り組んでいくための支援方策を、予算的にも一定額は確保し計上をさせていただいているところであります。当面の大きな課題は、関連事業者の雇用をいかに確保するかということが非常に大切になってまいりますので、地域の様々な観光資源の現状等について詳しく勉強をしていただく機会、あるいはそれをより良く観光客の皆様方に説明していただくような、提案力のある人材の育成などに力を注ぐことといたしております。
それから、テーマパークの中にハウステンボスが入るかということでありますが、これは、まさに含めて考えているところでありまして、これがそのまま開業をいたしますと、数多くの県外からのお客様をお迎えしていくということになろうかと考えております。やはり本県の感染事例を見てみますときに、県外からお越しになった人々、またそういった方々との接触が感染症発生の要因になったものと疑われる事例が多数ございますので、そういった意味では、先程ご紹介をさせていただいたように、できるだけ県外からはご遠慮いただきつつ、県内の皆様方は積極的にお越しいただいてもよろしいのではなかろうかと考えているところであります。
それから、テレビ会議、テレワーク等の普及促進に向けた取組であります。もう既に県内の各地域においては、テレワークを積極的に推進していく必要があるということで、関係事業者の皆様方と具体的な検討を進めておられる地域もあるところでありまして、県といたしましても、県庁も当然でありますけれども、さらに仕事の仕方を大きく変えていかなければいけないものと考えているところでありまして、積極的に取り組んでいく必要があるものと考えているところであります。
休業要請の関係で幾つか伺いたいのですけれども。遊興施設の休業要請の延長に伴う協力金の追加給付を行うのが厳しい理由を教えてください。
休業要請については、これまで4月25日から5月6日までの間ということでお願いをさせていただきました。そして、国の指針に示される幅広い分野にわたって、本県においても、一事業者当たり30万円ということで協力金を支給させていただくことにしているところでありますが、これは、あくまでも、いわゆる営業補償とは違い、こうした事態に直面することを回避するために、ご協力をいただくということに対するお礼の意味を込めて支給させていただくということに相なったわけであります。相当額の予算も必要になってまいっておりまして、重ねて支給させていただくというのは、財政的にも非常に厳しい状況にあるものと考えているところであります。
その関係ですけれども、遊興施設に関しては、まだ休業要請が長引くと思うのですが、現状罰則がない中、お願いの範囲でどこまで今回の延長すべき事業者に対して、どうやって強制力を担保していくのかなと思うのですが。
元々、今回の協力要請というのは、特別措置法の24条に基づいて、要請であるとか、公表といった手続まで進まない前提での協力のお願いをさせていただきました。例えば、夜の繁華街等、職員も含めて現状視察等を行ってまいりましたし、また、遊技施設でありますパチンコ店等についても、その状況を精査してみますと、ほとんどの事業者の皆様方に協力をいただいているという状況にありますので、具体的な効果は得られているものと考えています。
今後引き続き、対象の休業が続く業種には、お願いで対応をしていくということでいいですか。
そうですね。
県外から来られる可能性のある方についてなんですけども。やはり、どうしても一定の県外からの流入とかあり得るかもしれないんですが、そこで、何か県外から来る人に対しての対策というお考えはありますか。
例えば、よく新聞報道等でも承知しておりますのは、パチンコ店などに、県外ナンバーの車で多くの方々がおいでになられて、都市部が休業になっているので、隣県にお出かけになられてパチンコを楽しんでおられるというような事例があるとお聞きしたところでありますが、先程申し上げたように、ほとんどの事業者の方々に協力をしていただいている状況にあるわけであります。やはりこれからもそういう形で、協力のお願いをさせていただくことで、実効性はある程度ご理解いただいて担保できるんではなかろうかと考えているところであります。
それでは、各社の皆様から質問はございますでしょうか。
県立学校の取り扱いについてお尋ねします。まず、本土地区と離島地区、それぞれ何校ずつでしょうか。あと、本土地区の高校を22日まで分散登校とした判断理由、根拠について教えてください。
何校というのはわかりますか。
まず数についてですけれども、離島が13校です。本土が43校で56の県立校がございます。
それから、本土部と離島部を分けている理由ですが、基本的に、学校再開というのは、今回国の基本的対処方針にも入っていますので、段階的に再開していきたいと考え、その際に本土部については、離島に比べて大規模校が多いということで、通学のときの、いわゆる「密」になる状況が、離島に比べて多いということが1つ。それと、人の行き来というのが、離島のように隔絶性がない部分で色々な人の交流、行き交いが離島に比べて盛んですので、一定、連休明けに様子を見るために、22日までは分散登校等の対応を行うという整理をいたしました。
追加して、その分散の仕方というのは。例えば、3年生とか、1年生とか分ける等方法があれば教えてください。
学校、規模によって違いますが、おっしゃるように、学年毎とか、例えば、同じ学年でクラスを半分ずつにするとかいうことになろうかと思います。
登下校の方も、高校になると公共機関を使ったりすると思いますが、その辺の対策についてお願いします。
先程の分散登校。例えば、1年生、2年生、3年生、学年毎に分けるという際には、それ自体、登下校の時間は変わりませんので、ある日は1年生と3年生だけが出てきて、ある日は2年生と3年生とかですね、学年で、例えば、1年1組がA班、B班に分けて、月曜日はA班、火曜日はB班ということになるので、登下校の時差というのは、時差通学もありますが、我々は基本的に分散でやりたいと思っています。そこは、先程申し上げたように、地域、学校の規模、同じ本土という括りをしていますけれども、やはり都市部と郡部では、規模、交通機関の便数の違いがありますので、一定趣旨を踏まえて、学校毎に判断するところが出てくるかもしれませんが、要は、通学のときの「密」と、授業中の「密」を、なるべく抑えるという趣旨の中で対応していきたいと考えています。
ありがとうございます。せっかく教育長がお答えいただいたので、最後に、再開するに当たって、子ども、保護者に向けたメッセージを一言いただければ。
長期間の休業ということになったものですから、一つは、子ども達、児童生徒の保護者も含めてですけれども、非常に前途に希望が持てないような状況になっているのかなと思います。新型コロナとの戦いといいますか、対応はこれから長く続いていきますけれども、学校としても精一杯子どもたちの進路希望が実現するように対応をしていきたいと思っていますので、児童生徒、それから保護者の皆様方には、これはどうしても避けられない事象であったわけですから、もう終わったことではなくて、今からも、コロナと共存とまでは言いませんが、コロナがある中での学校教育、学校生活をやっていくわけですから、前向きに取り組んでいただければというふうに思いますし、学校としても精一杯支援をしていきたいと考えているところです。
今の学校対応に関連して、部活動の取り扱いはどのようになりますでしょうか。
部活動は、5月25日から通常に戻しますが、それまでは、例えば、「三密」を避けて練習をするとか、対外、他の学校との合同練習を止める等、当初、4月8日に学校を再開した時に、部活動の注意事項を示しておりますけれども、例えば、体温を測る等一定制限を加えて部活動も再開をいたします。いわゆる普通の通常に戻るのは5月25日の月曜日からと考えています。5月25日の月曜日から制限なしに戻るということです。
校内の活動は全再開をしますけれども、例えば、合宿とか、対外試合とか、文化部の演奏会等々は、緊急事態宣言が出ている5月31日までの間は自粛をするということであります。
25日までの間に関しては、本土地区の学校は分散の登校等のお話がありましたけれども、25日までの対応というのはどのようになりますでしょうか。
部活については分散して出てくるわけですから、例えば、バスケットボール部の部員は、ある日は半分しか来ていないわけです。その半分の中で部活動をやってくださいということであります。
登校が認められた班、学年のみでの練習になるという理解でよろしいでしょうか。
そういうことになると思います。
部活動について補足のご説明をいただきたいのですけれども。県として方針は決まっているわけですけれども、今回各自治体にも、学校再開や、部活動の再開等を伝えていくという理解でよろしいでしょうか。
はい、県の学校再開、部活動再開の方針については、市町の教育委員会に本日お伝えをします。
わかりました、ありがとうございます。もう1点質問があるのですけれども、休業要請の延長を行う施設で、バーが入っていますが、居酒屋が入っていないのは理解が難しいのですけれども、その辺りのご説明をいただけますでしょうか。
お答えいたします。元々遊興施設の方には、例えば、キャバレーとかバーとかいうところは入っておりまして、居酒屋というのは、いわゆる飲食店の分類にしております。今回区別するときにやはり「三密」の対策をとれるかどうかというところは非常に大きなところになりまして、例えば、居酒屋さんであっても、今、時間の短縮をお願いしていますが、この後店を開けていただいたときも、しっかりそういった間隔の確保ですとか、換気ですとかいったところをしっかり取り組んでいただくという前提で店を開けていただくという議論を中でしているという状況でございます。
今のご説明でいうと、この食事提供施設の営業時間短縮要請というのは、終了することも併せて、居酒屋が休業要請の延長を行わない対象になったという理解でよろしいですか。
おっしゃるとおりです。
教育長にお尋ねしたいのですけれども、部活が25日から再開ということですけれども、県の高総体についての考えというのはいかがですか。
ご案内のとおり全国の大会が中止になりまして、今、県の高体連の方で検討をしているところであります。これは、教育委員会もメンバーに入っていますが、まだ結論が出ていないのは、ご案内のとおり、高校3年生にとって最後のチャンスなので、何らかの形で実現できないかということで、各競技専門部も含めて、検討を進めているところです。しかし、現実的には離島も抱え、宿泊等も伴う部分もあるので、いわゆる「三密」、感染拡大を防ぐというのは、試合だけではなく、前後の行程まで含めてどうやって防止するかということで、非常に難しい課題だと思っていますので、まだ結論は出ていませんが、これは非常に難しい中で、どうするか、検討を進めているというところであります。
先程おっしゃっていた中でも、3年生にとっては最後の大会ということなので、開催して欲しい気持ちはあると思うのですけれども、そこは前向きに検討していらっしゃるという点もあるのでしょうか。
これはまた、前向きというと、生徒達があまり過大な期待を持ってもいけませんので、本当に、感染をどう防げるかということを検討しているので、前向きでも、後ろ向きでもなく、子供達の気持ちも踏まえて検討はしているというところであります。
ありがとうございます。あと、休業要請についてお尋ねですけれども。6日まで休業要請の協力ということだったのですけれども、知事もさっきおっしゃっていましたけが、クラスターの発生を防ぐべくということで、今回、遊興施設等に一部延長をするということですが、今、会見を見られている方とかは、まだ続くのかとがっかりされている方が結構多いのではないかなと思うのですけれども、その辺のお気持ちはどうでしょうか。
そうですね、こういった遊興施設については、本県内でのクラスターの発生等の事例は見られなかったわけでありますけれども、やはり全国的に数多くのクラスター発生要因になっているという状況を踏まえ、特にそういった施設については、慎重な対応が求められているものという形で、少なくともこの連休期間中の効果を再度検証した上で、今後の方針を決めていく必要があるものと考え、再度、20日まで期間の延長をお願いしたいと考えているところであります。
協力金の追加給付は行わないというのは、7日から20日までの休業の延長をすることに対する協力金の追加給付はしないという意味でいいのでしょうか。
そうです。
そこが先程厳しいというお話だったのですけれども、経緯をもう一度説明してもらってもいいですか。
元々、営業補償のような形で減少補填などができれば、それが一番望ましい形であろうと思いますが、営業補償という形になると莫大な財政負担が生じてまいりますので、一地方自治体の単独予算ではなかなか難しい状況にあります。国においても、そういった補償的な対価の支給というのは難しいという判断がなされているわけでありまして。全国的にも、休業要請を行った地方公共団体では、協力いただいたということに対して何がしの協力金を支給させていただくという取り扱いがほとんどではなかろうかと考えておりまして、私どもも、ご協力いただいたことについて、金額には見合わないかもしれませんけれども、一事業所当たり本県では30万円という協力金を支給させていただくということになったわけであります。もちろん、期間の長短の問題であったり、様々な不均衡を感じておられる事業者の皆様方おありかもしれませんけれども、いま少し、ぜひそういった状況を踏まえてご協力を賜りたいと、お願いをさせていただいているものであります。
2点お伺いしたいことがあります。昨日、政府で今後の宣言の解除について直近の2、3週間の新規感染者の数や経路がわからない感染者の割合について、今月14日と今週1週間後の数字を目処にした上で、都道府県毎の解除もあるという方針が示されたと思うのですが、まず現時点で長崎が置かれた状況を鑑み、その解除の方針についてはどのようにお考えかということと、その材料になるものの一つに、PCR検査や医療提供の体制についてもあると思うのですが、これがクルーズ船の対応にどのように今後影響を及ぼし得るのかお聞かせいただければと思います。
解除の要件については、恐らくこの連休期間中の経過というのを確認した上で、今後どう対処していくかと、方向性について検討がなされるものと考えているところでありますが、まだまだ本県も、全国と同様の状況でありまして、ここ2週間以上の間にわたって新たな感染事例が発生していないとはいいますものの、この長期連続休暇の時期を過ごして今に至っているわけでありますので、その動向をやはり見極めていく必要があるものと考えているところであります。
それからまた、PCR検査等の体制でありますけれども、地域の検査センターというのも、長崎、県北、県央地域でそれぞれ開設させていただいたところであり、具体的な要請があれば、今現在、140件のPCR検査件数になっておりますけれども、LAMP法等を活用すると500件ぐらいまで対応可能だというような体制まで組み立てていただいておりますので、柔軟に対応できるものと考えているところです。
それから、クルーズ船の影響であります。これは感染経路というまで解明に至っておりませんけれども、これは通常の国内、県内の感染事例と少し異なる状況にあるのではなかろうかと考えているところでありますので、そのことが直接影響するということは、今のところ考えにくい状況にあるのではなかろうかと思っているところであります。
わかりました。ありがとうございます。もう1点ですけれども、休業要請について、県外からの来訪者の抑制について、具体的にどのような策があるのか、考え得るのかというのを教えていただきたいのと、県外から来る方に対する偏見、嫌がらせ等の懸念があると思うのですけれども、そういったことについて、県民の皆さんにどのようなことを呼びかけていきたいでしょうか。
冒頭、県境を越える移動については引き続き自粛をしていただきたいというお願いをさせていただきました。これは全ての都道府県、同じ取り扱いになっていくものと考えております。特に、都市部の感染がまだまだ続いている地域の方々には、高齢者が数多くお住まいの地方に影響を与えないようにということで、県境を越える外出は抑制してくださいと、受ける方も出す方も、一様にそういうお願いをさせていただいているところであります。長崎県の現状を見ます時に、ほとんどの要因が、県外あるいは国外からいらっしゃった方々に起因するような事例が大半でありますので、県外からお越しになられた方は、ご遠慮いただけないかという、例えば、店頭にちょっとのぼりを掲出していただく、そういう形で抑えることができないかと考えているところであります。
県外から来る人への偏見とかの懸念についてはいかがでしょうか。
偏見というのは全くないところですけれども、例えば、離島地域も、今の時期はぜひ離島にはお出かけにならないでくださいというお願いをさせていただいているところです。これはもう本当に、時期が変わっていけば、引き続きまた多くの皆様方にお越しをいただくようお願いをしていかないといけないというのは、それぞれの皆様がお分かりになった上で、今の時期だけは控えていただきたいというお願いをさせていただいているところでありますので、この事業の休業要請についても、いましばらく、この期間はご協力いただきたいという思いで、そういった方針を示させていただいたところです。
要請解除の判断についてお伺いしたいのですが。国の基準を見てというのもあるのですけれども、長崎県の感染状況等を踏まえてですが。特に、長崎県の経済がどういう状況だから今回要請を解除したとご判断をしたのか、その経済状況をどう見ていらっしゃるのかお伺いしたいのですけれども。
経済状況はきわめて厳しい状況にあるものと理解をいたしております。基幹産業の1つであります観光産業、これは、先程もお話をいただいたように、きわめて厳しい状況でありまして、従業員をどう雇用を維持するかという点も含めて大変苦労されているところであります。また、飲食店等を含めた様々な商業施設等も含めて、お客様が相当に減っている。それに伴って売上が激減しているという状況にありますので、当座の資金繰り支援等のためには、県も国の制度に合わせて支援措置を講じることにいたしておりますし、また、雇用を維持するための助成金等についても、県も上乗せ助成を考えているところであります。何とか今の危機的な状況を乗り越えて、雇用を確保しつつ、収束の上は、V字回復に結びつけることができるように、今のうちから準備を進めていこうということで、先程観光関連分野もございましたけれども、商業分野等についても、例えば、eコマース、インターネット販売等について取り組みを進めていただく等、支援措置を併せて講じているところであります。
やはりこの段階で解除しなければ、さらに厳しくなるというぎりぎりのご判断ということになるのでしょうか。
やはり感染事例の状況等を踏まえ、総合的に両者の調整をどのレベルで図っていくかというのは、非常に難しい判断だろうと思いますけれども、幸いにして、17日の事例以降、新たな感染者が県内で発生していないというような状況もありましたので、一定、県民の皆様方を主体にした経済活動、これは少し再開してもいい環境にあるのではなかろうかということで、この休業要請等については、取りやめさせていただくということにしたところであります。
その中で、遊興施設等の分では解除しないことになっていますけど、それ以外のところでも「三密」のある施設は当然あると思うのですけれども、遊興施設と指摘されたところからすれば、線引きが不平等ではないのかと、自分達も、ある程度の間隔を確保したり換気をすればしっかり営業していけるというところもあるかもしれないのですけれどもいかがでしょうか。
それはやはり、これから具体的に「三密」をどうやって解消するのか、いわゆる接待を伴うような遊興の場になった場合に、人と人との距離を2メートルぐらい離して本当にそういった機能が果たせるのか、そういった点などについても、関係の皆様方のお話を十分お聞かせいただく必要があるものと思っておりますけれども、現時点では、先程申し上げたように、全国各地でクラスターの発生が非常に数多く見られたということで、そういった施設については、やはり慎重に対応をしていくことが求められているものと考えているところであります。休業要請を取りやめた様々な施設についても、これはぜひ「三密」を解消するための対策、あるいは、感染予防対策、これについては万全の対策を講じていただいた上で営業をぜひ継続、再開をしていただきたいと願っているところであります。
であれば、遊興施設等に入ったところに、協力金を追加給付するというのも一つの戦略だと思うのですけれども。
確かに、協力金等については、他県と比べ、例えば、佐賀県さんは15万円ぐらいだったと思いますけれども、本県は30万円、あるいは、熊本県さんは10万円、20万円ぐらいだったと思いますけれども。そういった意味で、たびたび細目に協力金を差し上げるという形ではなく、一度県の要請にお答えいただいたということに対して、お礼の意味を含めて差し上げようとしているところでありますので、そこは一回当たり幾ら、期間当たり幾らというような考え方ではなくて、いわゆる営業補償的な考え方ではなくて、この間協力をいただいたということに対して支給をさせていただくと考えているところであります。
5月、ゴールデンウイークまで頑張れば何とかやっていけるという思いの方がいらっしゃったと思います。今回、さらに2週間延ばしてくれとなると、ずるずるまた延びるのではないかということで、この辺で廃業した方がいいんじゃないかという判断も当然出てくるのではないかと思うのですけれども、どういう状況であれば5月20日に解除できるのか示していただければと思うのですけれども。
これはやはり連休期間中の全国の感染事例の発生状況でありますとか、それぞれの施設等について、例えばそれぞれの業種、団体等については、一定の対応策をまとめた方針を取りまとめるようにというような考え方も示されているところでありますので、こういった事態、感染症に対してその業種、業界の皆さん方がどう対応し、リスクを減らしていこうとされるのか、そういう具体的な取組方針なども十分に参考にさせていただき、今後の事業展開の可能性について、話をさせていただかなければいけない面があるんではなかろうかと思っております。
すみません、あと2点だけ。その延長するところの事業所というのはどれぐらいの数があるのかというところは把握されていらっしゃいますか。
おおよそ2,000施設と把握しております。
最後に伺いたいのが、県外からの移動というのは、危険性があるので、何とか控えてもらいたいというのは分かるのですけれども、県内での移動、離島は、訪問は良くないということですが、例えば、県本土の方で、長崎にお住まいの方が雲仙や平戸のホテルに泊まりに行くというのは、個人の判断になるとは思うんですけれども、その点は県としてはいかがお考えでしょうか。
県民の皆様方を対象とした営業。これは大いに取り組んでいただいてよろしいんではなかろうかと思っております。これは、県内での感染ルートのわからない事例というのは極めて少ない状況でありますし、一定感染事例数も多い県ではないものと考えておりますので、県境を越えたリスクを回避することによって、県内の皆様方には、いろいろな機会を生かして事業活動、営業活動を取り組んでいただけるものと考えております。
それでは、今挙手されている方で最後にさせていただきたいと思います。
協力金の件ですけれども。前回、休業要請に応じたところについて、協力金で、最大で26億円程度費用がかかるのではないかということで、その財源として国からの交付金を充てるということでしたが、本県に対する国からの交付金はどのくらい給付される見通しでしょうか。
今のところ、2次配付まであるとお聞きしておりますけれども、1次配付の時点で61億程度という形であります。
すみません、61億円程度が交付金として給付されるということで、26億円程度が前回の休業要請の際の協力金ということだったと思うのですが、単純引き算で35億円ぐらい残る。それは別に全部余るわけではないと思うのですけれども、先程2,000施設程度が、今回の延長の対象になるということで、単純に今回と同じように30万円を支給した場合に6億円程度になりますが、残った部分でその6億円を充てると考えられなかったのでしょうか。
これは、既に61億円のうち、相当部分については予算計上済みになっております。
要するに、そこに全然余裕がないということでしょうか。
まだ追加交付等の可能性もありますので、まだまだ読めない状況でありますけれども、これは単純に財源負担上の問題ということもありますし、あるいは、他県でも同様の事例がありますので、そういった取り扱い状況も見極めていく必要があるものと考えているところであります。
これは、法律上の課題もあるのですけれども、先程知事がおっしゃられるように、これはお願いベースであって強制力を伴う要請に対する補償ではないということで、お願いベースに対する協力金という形でしか出せないというところは一定理解できる部分でもあるのですが、実態として、県、国からお願いベースであっても要請をされると、そこにお客さんとしても行きにくいし、結果的に閉めざるを得ないと。社会的な強制力といいますか、結果的にお願いだけれども、店を閉めざるを得ないと。そうなってくるとかなり経営が厳しくなるというところがあると思います。その辺について、現状の法体系の中ではそれが限界なのかもしれませんけれども、国に対して、何か補償というものをセットにしたような改善を求める、別に交付金を協力金にもう少し充てられるように、2次分があるということですけれども、そういった国からのお金の支給について、再度国に対して要望する等のお考えはありませんか。
既に、全国知事会等でも話題になっているところでありまして、この第1次の配分に留まらず、いろいろな予備費の活用等の方策もご検討いただいて、第2次配分、第3次配分についても検討をお願いしたいという話をいたしておりますし、先般の知事会でも、私もそうした趣旨の発言をさせていただいたところであります。それと、もう一つは、役割分担を最初から決めたというわけではありませんけれども、国の、100万円、200万円の、経営的に厳しい状況にある減収が伴った際の持続化給付金がありますし、県が営業自粛のお願いをさせていただいた分野についてこの協力金を支給させていただく、市や町の方では、特に、経営的に影響があった産業分野について支援的な給付金の支給が計画されているというような取り扱いも見られるところでありますので、そういった制度を幅広くご活用いただければと考えているところであります。
学校活動の再開についてですけれども、県立学校について5月25日からは、本土地区も通常日課で再開するという判断なのか、5月22日までの分散登校、授業の人数を減らす等の工夫の結果を見た上で、再度判断するのか、そこはいかがでしょうか。
現時点では、5月25日から正常日課に戻すということであります。
それと、この県立学校の対応については、各市町教育委員会に対しても同じような対応を求めるのでしょうか。それとも、県としてはこういうふうなことでやりますと姿勢を示した上で、各市町教委においてそれぞれ判断を願いますという対応になるのでしょうか。
後者の方です。県立としてはこういう対応をしますということを市町教育委員会にお知らせをし、それぞれ判断をしていただくということになると思います。
県教委の範疇じゃないのかもしれませんけれども、結果的に、県にならって市町教委も休校を続けているという状況があります。学童保育でありますとか、また保育園の登園の自粛などが、各自治体がされている状況にあります。再度5月22日まで似たような状況で、学童保育等の活用が通常よりも長引くようなことになると、現場の指導員さん達等がかなり苦境にあるということもあるのですけれども、そういったことについて、県、もしくは市町と一緒になった支援、対策はありますでしょうか。
学童保育の所管がこども政策局ですので、学校教育の立場から申し上げますと、前回、学校を一斉休業した際にも、市町教育委員会においては、一部、例えば、低学年の子どもたちを学校で預かりますというような対応をしたところもありますし、真に必要な保護者の方に限り、学童保育の利用をお願いしている市町教育委員会もありますので、そこはそれぞれの市町で、こども部局と連携を持って、しっかり対応していくものと考えております。
わかりました。最後に細かい点で恐縮ですが、今回配られたペーパーの「3」の特別支援学校ですけれども、特別支援学校についても、本土と離島地区にの対応は、この「1」と「2」という理解でよろしいのでしょうか。
特別支援学校は規模が、例えば離島は分校ということで小さくございますので、特に本土と離島を分けているわけではありませんけれども、大規模な特別支援学校は、先程のスクールバスの増便とか、それから、一定時差登校を行うことによって「密」を避けるということですので、県立の高校、中学と考え方としては同じですけれども、実態として規模感が全然違うということだと思います。考え方は一緒です。
県民の皆様へのお願いのところで、県境を越える帰省、旅行であったり、離島地域の訪問を自粛してくださいということですけれども、これまでどおり県境を越える帰省、旅行であったり、離島地域への訪問ができるようになる目安、判断基準は県としてはどのようにお考えでしょうか。
やはり感染事例が相当数抑制されて、医療的に対応できるというような状況になるということが必要ではなかろうかと考えているところであります。今の状況も、急激に感染者が拡大していくということになりますと、医療的な面で本当に対応できるのかどうかというのが懸念されるところでありますので、一刻も早く全国含めて、この収束方向に向かうということが極めて重要ではなかろうかと思っているところです。
2点あります。1点が、営業再開の反動でまた人の移動が増える可能性があると思うのですが、その点についてどのように評価されているのかという点と、県立学校の分散登校の具体的な方法については、各学校に方法を委ねるということでよろしいのかという2点をお願いします。
先程も申し上げましたけれども、営業を再開していただくということは、県民の皆様方がそういった施設を当然ご利用になられるわけでありますので、人の流れも拡大するでありましょうし、多くの方々がお出かけになられると思いますが、先程申しましたように、事業を続けていかれる際に、3つの「密」を何としても避けていただきたい。新たな生活様式ということで提示がなされておりますけれども、常々の日常生活の中、あるいは事業活動の中で、感染症の予防対策でありますとか、「三密」の回避でありますとか、そういうことに十分注意をしていただき、事業の再開にこぎつけていただきたいということであります。
基本的には、学校単位で考えてもらうということです。繰り返しになりますけれども、公共交通機関における混雑を避けるため、登校生徒数を2分の1程度にするとか、学校によって、今度は分散登校に加えて、学年や学科ごとに、同一時間内で、時間を変えて登下校をさせる、時差登校をやるところもあると思いますけれども、先程申し上げましたとおり、学校の規模や、公共交通機関の頻度等に合わせて、学校毎に対応していくと思います。
2点お尋ねします。先程の臨時交付金の配分額に対してなんですけど、1次交付で61億円という額について、知事はどのように評価なさっているのでしょうか。国の支援がもっとあれば、業者に対して休業協力金を払いたいというお気持ちでいらっしゃるのでしょうか。
休業協力金についての考え方は、先程申し上げたとおりでありますが、もちろんこれが相当の要請期間が続き、再度の要請を続けていかなければいけないというような状況になることもあり得ないことではないと思います。全く異なる形での協力要請もあり得るだろうと思っておりますけれども。そうした際に、やはり必要な財源というのは相当多額に上ってまいりますので、地方単独事業でこれを工面していくというのは非常に難しい状況であります。したがって、第2、第3次のこの臨時交付金の額については、やはり積極的なご検討をお願いしたいと願っているところであります。
1次交付で61億円という額自体をどうとらえていらっしゃいますか。
様々な客観的な数字によって整理された額であろうと考えているところでありますが、感染者数等についても、クルーズ船の感染者数が反映されていないというような状況でもありますし、追加配分等の機会もあるものと考えておりますので、引き続き交付をいただけるように要請を行ってまいりたいと考えております。
特措法に基づく緊急事態宣言が出た際の、知事の権限についてどうとらえているか尋ねしたいのですが。5月1日に共同通信が配信しているアンケートですと、中村知事は、知事の権限は不十分だと答えられているようなんですけれども、外出自粛や休業要請に関する強制力等、現段階の法整備について、何か注文はありますでしょうか。
やはり具体的な要請をさせていただくのは、都道府県知事の権限であり、また責務であると考えておりますけれども、冒頭から特措法の24条でお願いをさせていただきましたけれども、これは元々単なる協力のお願いでありました。やはりあくまでも協力要請という形でありまして、実効力を担保していくためには、もう少し様々な法制度の整備を含めて、実効性を担保していただけるような方策についてもご検討をいただく必要があるのではなかろうかと考えてきたところであります。
先程、離島の訪問や県外の移動が可能になるというのは、医療的に問題がなく感染拡大していない状況とおっしゃられたのですが、それを判断するのは、県ではどういった機関がどうやって判断をするということになるのでしょうか。例えば、国だと、14日を目処に専門家の会議を開き期限前の宣言を解除する考えも昨日示されているのですけれども、県の場合、どこでそういう判断が行われたのか。何が聞きたいかというと、県として国の方針を待たずに、期限前に解除を示すこともあり得るのでしょうか。県が移動を解除できると判断できる場合は、どういう手続を踏んで、どういうタイミングになり得るのかと聞きたいのですけれども。
それはやはり、県内で感染症の発生がないと確信できるような状況になれば、それは必要ないと考えれば、そういう協力要請すべて解除させていただくということができるのだろうと思いますけれども。今回、一部、営業自粛の要請を取り止めることに至りましたのは、やはり県内の様々な事例をベースに考えた時の感染経路。感染の要因がどの辺にあったのかということを、濃厚接触者等の把握を含め、一つ一つの事例について検証を行っているところです。まずは、総数の発生件数が全国的にはさほど多い県ではございませんし、その感染の経路というのを考えた時に、やはり県内で発生したということよりも、都市部から、あるいは海外からおいでになられた方が、その感染症発生の要因になっているという状況を踏まえると、県内に経路不明の原因となるようなものというのは、リスクはあまり大きくないのではなかろうかと今の段階では考えております。
今だとリスクはそこまで大きくないというふうにお考えなさっているということは、31日は連休の動向を見てということですけれども、早期の全体の解除に向けて、前向きの方向でいらっしゃるという現状の認識でいいのでしょうか。
それはまだ、現段階での考え方でありますし、連休というのはまだ少し続いていくわけでありますので、そういった県民の皆様方、国民の皆様方の行動の結果というのは2週間後に反映されていくと、こう言われておりますので、こういった状況を十分見極めて、また、国の専門家としてどうご判断なさるのか、そういったお話も判断材料として使わせていただきながら、検討していかなければいけないと考えております。
最後1点ですけれども。知事の権限とその強制力の問題で、今の感染症の法律等では、大分私権の制限は可能といえば可能だと思うのですけれども、例えば、知事として必要とする強制力と制限の範囲というのはどの辺まであればやりやすいとかいうのはありますでしょうか。あまり制限し過ぎると、懸念もまた一方で生じると思うのですけれども、制限の最低限のライン等求める部分はどの辺まであるのでしょうか。
やはり先程も申し上げたように、今の様々な自粛要請といいますのは、あくまでお願いベースでしかありません。先程ご議論いただいたように、行政からのお願いに対応しないということは、それなりの批判の目にもさらされるということもあって、やむを得ず協力をせざるを得ないといった側面があるのも事実でありましょうし、かといって、営業を要請に応えることなく継続したいと、現にそういった形で事業を継続されている方々も他方いらっしゃるわけであります。そういった方々については、今の制度上はなかなか協力をいただけない状況になるわけでありますので、その辺については、やはり例えば、何らかの罰則規定でありますとか、根拠を持った制度というのも含めて検討をされる必要があるのではなかろうかと考えております。
以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
・午後4時39分から午後5時29分(50分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月28日 臨時記者会見
会見内容
新型コロナウイルス感染症に係る大型連休における県民の皆様へのお願い並びに休業要請について
それでは、ただいまから、会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
皆様には、お忙しいところ、本当にこうした時間を頂きありがとうございました。今日は大型連休を目前にして、改めて県民の皆様方、各事業者の皆様方に改めてお願いを申し上げたいと存じます。
経過については既にご承知のとおり、本県におきましては国の緊急事態宣言を受けて、去る4月17日に県民の皆様方に対して、極力外出を控えていただくようお願いをしてきたところであります。しかしながら、なかなかその要請の効果が具体的な数値として見られないということもありまして、4月24日には重ねて、遊興施設、運動施設、遊技施設等の各事業者の皆様方に対して休業要請をさせていただき、さらには、飲食店等の食事提供施設の皆様方には、20時から翌朝5時までの時間帯での営業自粛のお願いをさせて頂いたところであります。
改めて、その効果を検証してみます時、4月26日現在の人の流れの状況でありますが、コロナウイルス感染拡大前の人の流れと比較致しますと、長崎駅でマイナス69%、浜町アーケードでマイナス61%、させぼ四ヶ町アーケードでマイナス41%という状況になっているところであります。一方、福岡県の天神はマイナス78%、博多駅がマイナス80%となっているところであり、さらに県民の皆様方にご協力をいただく必要があると考えたところであります。そういうことで、本日は、改めて県民の皆様方に、以下4項目についてお願いをさせていただきたいと思います。
まず、県民の皆様方、そして、県外の皆様方、合わせてのお願いであります。大型連休期間中は、県境を越える帰省や旅行、離島地域への訪問をぜひお控えいただきたいというお願いが第1点であります。
2点目は、これまでと同様でありますけれども、さらに外出を控えていただくよう、より多くの県民の皆様方のご理解とご協力をお願いしたいということであります。これまでも県民の皆様方には、特に感染が拡大している地域への訪問、旅行等はお控えいただきたい、そして、県外の皆様方にも帰省等は極力お控えいただくようにお願いをしてきたところでありますが、先程ご紹介をさせて頂いたように、まだまだ努力が足りない面があろうかと考えております。引き続きのご協力をお願い申し上げる次第であります。特に、感染拡大地域から本県に帰省して来られた皆様方には、毎日の検温、健康管理、そして、できれば2週間の自宅待機をお願いしたいと考えているところであります。
3点目は、事業者の皆様方へのお願いでございます。去る4月24日、遊興施設、運動施設、遊技施設等の事業者の皆様方には、引き続き、休業へのお願いをさせていただくとともに、飲食店の皆様方には、20時以降の営業自粛をお願いさせていただきたいと考えております。
それから4点目について、生活必需品を取り扱っておられる事業者の皆様方には、多くのお客様で混雑等も見られるところでありますので、過度の密集状況にならないように、入店制限や、レジの前での人と人との密接な接触を回避するように、距離の確保について特段のご高配をお願いしたいと考えているところであります。
多くの皆様のご協力を頂いて参りましたけれども、まさに、コロナウイルス感染症拡大防止の大きな山場を迎えているものと考えているところであり、引き続き、県民の皆様方のご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
以上4項目、お願いをさせていただきました。
それから、事務的な面についてお話をさせていただきます。
去る4月24日に、この休業要請について発表をさせて頂いたところであり、休業にご協力を頂いた各事業者の皆様方には、協力金として30万円の支給を計画している旨お話をさせて頂きました。具体的に「いつからその取り扱いを開始していくのか」とのご質問を頂いていたところでありますが、その際にはまだ調整が整っておりませんでしたけれども、お手元に資料として差し上げておりますが、その一番下にご紹介しておりますように、この協力金の受付期間は5月中旬から6月下旬を予定して、事務手続を進めて参りたいと、給付開始時期は5月下旬を予定しているところであります。
なお、休業要請について前回ご説明を差し上げた中で、若干取り扱いを変更した点があります。それは、休業の要請を行う様々な施設がありますけれども、その中で、1,000平米未満の施設についても、休業のお願いをさせて頂くということを、お話しておりました。ただし、その中でも床面積100平米を超えないものについては、具体的な休業の要請を差し控えるということで考えて参りましたけれども、濃密な形で、お客様と事業者の皆様方が接触をされるような場があるというようなお話もお聞きしたところであり、自主的な形で休業をされておられる事業者の方々もいらっしゃいます。そういった場合には、100平米未満ということで、事業規模が小さい事業主の皆様方にもご協力を頂くということであれば、この協力金の支給対象として取り扱って参りたいと考えているところであります。
以上、私から、この休業要請、並びに自粛要請についての県民の皆様方のへのお願いのお話とさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、幹事社から質問をお願いしたいと思います。
知事が、長崎と福岡の人の動きの減り方について説明をされていましたけれども、知事とされましては、休業要請をされた以降も、人の動きの低減が本県は不足しているという判断、理解でよろしいでしょうか。
国の方でも、それぞれの地域で80%ほど減らして欲しいという共通の目標を掲げて、休業要請、外出抑制についてのお願いをさせて頂いてきたところであり、本県においても、できるだけその目標に近づけていく努力をさらに重ねていかなければいけないと考えてきたところであります。
それと、休業要請について県民の反応が県庁にも色々と電話で寄せられていますが、県民の反応については、どのように受け止められているのでしょうか。
やはり、事業を展開されておられる皆様方から、どのような事業が対象になるのか、具体的なご質問等も数多く頂いているところであります。それぞれ毎に、現時点での考え方、ご紹介、ご説明をいたしておりますけれども、大きく取り扱いを変えて参りますのは、先程触れました100平米未満の施設の事業者の皆様方にも、自主的に休業等をされた場合には協力金を支給させて頂くということをご了知頂いて、その事業の継続についてご判断を頂ければと考えているところであります。
様々な反応が出ているかと思うのですけれども、なかなか一言で言うのは難しいのかもしれないですけれども、休業要請に対して、県民の反応が好意的なものと受けとめられているのか、それとも、ちょっと否定的な感じの方が強いと受け止められているのかお伺いします。
それは、両方の意見をお聞きするところであります。一つは、前回の会見の際にもお話をさせて頂きましたけれども、大変急な休業要請という形でご協力のお願いをさせて頂いたところでありまして、直ちに対応できないというようなご批判等も頂いてきたところであります。それからまた、対象業種として、それぞれの事業者の皆様が営んでおられます、例えば商業施設といった分野について、この休業要請の対象にならないのか、あるいは、協力金の支給対象にならないのかといったようなお話も数多く頂いているところであります。
期間としては5月6日までだったと思うのですけれども、それ以降の休業要請については現時点でどのように考えていらっしゃるでしょうか。
全体として、こういった施策効果がどう評価されるかということになろうかと思いますけれども、まだまだ本格的な連休はこれから迎える訳でありますので、その実績についてどのような評価がなされるのか、その状況によって、さらにこうした要請を継続させて頂くのか、成果があったとして終了をすることができるのか、これからの取り組み次第ではなかろうかと考えております。
先の話なので、なかなか現時点では、明確にはお答えいただけないかもしれませんが、仮に休業要請を延長することになれば、協力金についてもまた別途発生すると考えていらっしゃるのでしょうか。
そこは、直ちに今お答えできるような状況にはございません。協力金を支給させて頂くにしても26億円の予算額が必要になって参りますので、それを一般財源で捻出するというのは不可能な額であります。国の方にも重ねてこの地方創生臨時交付金の増額について要請をさせて頂いているところでありますが、そうした全体の財源確保の目処等についても、判断の材料にしていかなければいけないのではなかろうかと思っております。
大型連休を前に、「さらに外出の自粛を」ということを知事はおっしゃられています。現在、学校が休校になっていますけれども、その趣旨でさらに大型連休中も人の動きを低減させるという趣旨でいけば、休校についても一定延長するという流れになるのではないかなと思うのですけれどもいかがでしょうか。
一つは、国の方で国全体としての緊急事態の宣言をどう取り扱っていくのかという評価、方針が示されるものと考えておりまして、その状況を見極めながら、県としてもどう対処していくのか検討していく必要があるのではなかろうかと考えております。
私の方から最後になりますけれども、今回、休業の要請となる事業者が拡大されたことに伴い、前回、対象業種の数をおっしゃられたと思うのですけれども、そこがどのくらい増えるのか教えていただけたらと思います。
先程知事からご説明いたしましたところですけれども、今回、休業要請自体というのは前回と変わらないということでございますが、今回、協力金というある意味別の制度ですけれども、これをやるに当たりまして、休業要請の部分で要請をかけていないのですが、自主的にご対応いただけるというところを、今回協力金の対象にさせていただこうと、こういった趣旨でございます。ちょっと事業者数は、まだ正確には把握できてございません。
わかりました。以上です。
対象を拡大したということで、「それならこれから休業します」という事業者も出てくると思うのですけれども、そういったところには協力金は支払う考えはあられるのでしょうか。
先程申し上げたように、具体的な要請という形まではいたしませんけれども、やはり3密の状況になるということで、自主的に営業を休止されるような場合には、協力金の対象とさせていただこうと考えております。
それは例えば、今日の会見を受けて、今日、あるいは明日から始めても、協力金が貰えるという理解でいいのでしょうか。
そう考えていきたいと思います。
ありがとうございます。今後、休業要請をまた延長する時に、急にまた話が出てくると混乱する事業者もあると思うのですけれども、5月6日の後どうするのかというのはいつごろに方針を決めるのかというお考えがあれば教えてください。
国の方でも、連休期間中には、その後の取り扱いについて方針を明らかにする必要があるとのお話もお聞きしているところでありまして、専門家会議の皆様方含めて、その状況を踏まえた上での方針をお決めいただけるものと考えております。そうした流れの中で、私ども県としてもその後の方針を決定して行きたいと考えております。
わかりました。外出の自粛要請に関してですけれども、パーセンテージとしてはなかなか減っていないというお話がありましたが、一方で、長崎県内では、17日に17人目が確認されて以降、10日以上新たな感染者が出ていないということは、県民一人一人の感染予防対策の成果なのかなとは思うのですけれども、その辺の評価というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
多くの県民の皆様方が感染症予防対策として、手指消毒でありますとか、3密の状態を回避していただけるように、それぞれのお立場で、ご理解とご協力を頂いている、そうした成果の一つではなかろうかと考えているところであります。これまでも、大都市地域からおいでになられた方々が感染の要因になったという事例がほとんどでありまして、私どもが一番懸念をいたしておりますのは、大型連休期間を通して、そうした都市部からの人の流れ、これがさらに大きく膨らむことがないように、県民の皆様方、あるいは県外の皆様方のご理解とご協力も得ていく必要があるものと考えているところです。
記者(NHK)ありがとうございます。
では、各社の皆様から質問をどうぞ。
まず、今回、対象の事業所が増えるということで、前回予算案の発表の中で、予算規模が26億円だったと思うのですけれども、これ以上増えるという可能性があるのかというのがまず1点目。2点目は、前回も伺ったのですけれども、今回事業所単位ではなく、法人単位に給付の対象を決めたという理由を改めて教えてください。それから、3点目ですが、九州の他の県と比べて、この額というのは知事としてどういった評価をされているのかというのを教えてください。以上3点、よろしくお願いします。
まず予算についてでございます。前回もご説明申し上げましたけれども、予算組みと致しましては、実際の申請等というものは見込みが立てにくいものですから、最大限の、最大幅という形でおとりをしてございました。その中で、やはり申請が実際どうなるかというところと、今回申し上げているところの拡大がどうなるかということの中で、実際その運用をしていく中で、過不足が出てくれば、またその際にご相談をする形になるのかなというふうに思ってございます。法人単位の理由と致しましては、これは、色々考え方はあると思っておりますけれども、やはり他県の状況ですとか、あるいは本県における金額規模というところも含めまして、総合的に法人でという形で判断したところでございます。
それから、対象業種に対する考え方でございます。ご承知のとおり、営業自粛をお願いする対象業種として、特定の業種に限られている県もあれば、特別措置法で規定されている全業種に拡大している県もあります。私どもとしては、幅広い県民の皆様方の協力を頂きたいという趣旨で、幅広い業種を対象として取り組みを進めているところであります。
額自体についてはどういうご評価ですか。
同じような取り扱いになると、それぞれの県の規模、事業所数等によって連動してくるものと思っておりますけれども、若干異なる取り扱い、こういった自粛要請、事業の休止要請に留まらず、経営的な影響をこうむった際の支援金という形での事業も盛り込んでおられる県もあられますので、その辺については、少し対象、考え方が異なってくるものと考えており、そういった分野を組み込んでおられる県では、さらに関係予算、大規模なものとなっているところであります。
クルーズ船のことでお尋ねしたいのですけれども。本日、新日本婦人の会香焼支部という、香焼に拠点がある民間団体、市民団体が、「クルーズ船コロナ対策についての要請」という文書を知事宛てに出しているんですが、知事はこれを把握されていますでしょうか。
すみません、まだ承知しておりません。
わかりました。内容としましては、「感染した乗務員の方々の行動歴などを徹底的に調べて公表して、濃厚接触者の検査を実施して欲しい」ことですとか、「陰性乗務員の一日も早い帰国を進めて欲しい」というような内容なのですけれども、こういった要請について知事はどのように考えますか。
私どもも、やはり、この感染に至る経緯がどのようなものであったのか。入国手続を経て、長期間、県内、あるいは日本国内で移動してきた船でありますので、こういった今回のような船の中で大きなクラスターが発生するというようなことになっているわけでありますけれども、何としても、それぞれのクルーの行動履歴がどうであったのか、要因が究明できるように求めていきたいと思っております。それから、PCR検査、あるいはLAMP法で陰性として診断された皆様方については、これはもう基本的には濃厚接触者という立場であろうと思いますけれども、623名という非常に数の多い皆様方が1つの船に乗り込んでおられるというわけでありますので、できるだけ早く、それぞれの国々で、残りの経過観察期間をお過ごしいただけるように願っているところであります。そのために国との調整も進めているところであります。
ありがとうございます。では、陽性の乗組員の方々の行動歴の徹底調査ですとか、その内容の公表というのは、知事は要請文をご覧になっていないということですが、基本的にはそういう考え方には賛同されるという理解でいいですか。
そうですね、私どもも、関係資料を早期に整理して、提出していただけるようにとお願いしているところです。
あと、要請文の中で、船側、コスタ社ですとか、三菱造船が、当初「乗組員の下船がない」と言った日以降に、乗組員の乗下船がされていたことに関して、「香焼の住民は憤りを感じている」ですとか、「県と三菱のコロナ対策に対する連携が不十分だったことに不信感を感じざるを得ない」というような批判の文言も並んでいるのですけれども、こうした指摘について知事はどのようにお考えでしょうか。
乗下船がないというのは、前回も会見で申し上げましたように、3月14日以降乗下船が一切ないという報告を私も聞いておりまして、そうであれば一定感染のリスクは非常に少ない、もしくはないのではなかろうかと思っていたところでありましたけれども、そういった状況ではなく乗下船された方々がいらっしゃるということでありますので、まずは実態がどういう状況であったのかということを私どももしっかりと調査の上、報告を頂きたいと願っているところです。
県に対して不信感を感じざるを得ないというような批判もあるのですが、これをどう受けとめているかということと、この不信感をこれからどう払拭していったらいいのかというところのお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
こういうことがあってはならないわけでありますけれども、県自ら管理する松が枝埠頭等においても、乗下船がないようにということで監視体制を組んで、要請を具体的にクルーズ船に対して行ってきた経過があるわけでありますので、その点については、その間の具体的な連携がどうであったのかということをしっかりと実態を見させて頂いた上で、判断し、対応していく必要があるものと考えております。
わかりました。最後にもう1点だけ。要請文の中で、香焼の方が、いろいろなうわさが飛び交っていて、すごく不安な日々を過ごしているという記述があるのですけれども、その不安な思いをされている方に対して何かメッセージのようなものがありましたらお願いできますでしょうか。
今、船内に数多くの陽性者の方々が現にいらっしゃいます。先程要請がありましたように、どのような実態であったのかというのをきちんと解明した上で、地域の皆様方にも説明をし、一刻も早く安心していただけるように努めていかなければいけないと考えているところであります。
県立学校の休校の件ですけれども。10日まで延長するというお話がありますが、10日まで延長ということでよろしいですか。
まだ、そういった方向性が示されたということは、私も聞いておりませんで、一つ、5月6日が水曜日、また、土日がすぐ参りますので、そのためには、一定学校としての準備期間も必要だということで、そういった方向性を持って検討されているのかもしれませんけれども、その後の方向性をどうするかということについては、国全体の取り扱いなどについても見極めた上で、改めて対策本部会議で議論をして方向性を決定していくことになると思います。
今、知事が申し上げたとおり、5月11日以降の学校再開については、国の緊急事態宣言の対応を見極めて、県の対策会議の中で決定をさせていただくことになると思います。現在、6日までが休業になっています。11日が月曜日ということですので、6日でもし再開というようなことになると、色々混乱をする可能性もあるものですから、今、知事部局、衛生部局とも相談をしながら7、8日はつなぎとして休業を延長するという形をとりたいということで検討をしております。それはあくまでも、本格再開に向けてなのか、休業の延長に向けてなのかは、その時にならなければ分かりませんけれども、学校の混乱等を防ぐために、連休明けすぐのいろいろな対応というのは難しいだろうということで、延長という形で協議を進めているところであります。
その件で教育長が10日まで延長するとおっしゃっているようですけれども、その点いかがでしょうか。10日まで延長するという決定について、経緯や説明をいただけませんでしょうか。
それは、教育庁の方でご検討頂いてきたものと思っております。
今回の特措法に基づく休業要請については6日までですので、その延長についてはまだ本部の中で決まっていませんけれども、いわゆる教育委員会が自主的に、先程言ったように、市町教育委員会も含めて、再開するにしろ、延長するにしろ、連休明けすぐということになると、保護者の方も色々な対応もあったりするでしょうから、猶予期間を県教育委員会独自で採ることについて検討をして、そういうことになると思います。最終的には、知事にご報告してそういう対応にしたいと思っているということであります。市町教育委員会は、例えば再開すると、給食の問題が出てくる部分がありますので、今のところ6日まで休業ですから、7日、8日でもし再開となれば、給食をどうするかという問題がありますし、国の方針で休業が延長になれば、その給食を止めるというようなこと、そういう色々な見えないところでの対応があるものですから、県教委としては、そういう判断を今、しているというところであります。
今、方針の段階、検討を進めている段階ということですかね。
もうすぐ方針を決定して、連休前、本日夕方にでも決定をして、皆さん方を通じてお知らせをしたいと考えております。
今の質問に関連して、教育長にお尋ねですが、本日夕方にもお示しするということは、今の段階では方針ではあるけれども、この1、2時間のうちに5月10日までの休校延長を決定するということでよろしいのでしょうか。
そうです。本日中に、そういう方向で検討していますので、教育委員会としてはそういうことでいきたいと考えています。最終的には知事に報告をして、ということになると思います。
わかりました。では、県立学校では今のところそういう方針で、また、市や町の教育委員会にも同じように対応をお願いするということでよろしいでしょうか。
文言を正確に言うと、市町教育委員会には要請ではありませんので、先程申し上げましたように、5月6日までの分については、特措法に基づく県からの、本部からの要請ということになりますけれども、7日、8日は任意といいますか、法律に基づかない、いわゆる自主休業という形式になりますので、市町教育委員会には、県教委としてはこんな対応をするということを、お知らせをするということになると思います。そのお知らせを見て、市町それぞれがどのように判断をされるかということになると思います。
今の話に関連してなんですけれども、市町立の学校に向けての、県立学校の対応についてのお知らせをするのはいつになりますでしょうか。
本日になると思います。お知らせですから、県の担当課から市町教委の担当課に、こういう対応をすることになりましたというお知らせを、本日することになると思います。
本日中にご連絡を差し上げて、ご検討いただくという形になるということですか。
そうですね。我々としては、7日、8日、もう来週の話なので、本日連絡しても、市町としては、検討する期間は明後日30日、1日とありますので。ただ、その学校給食の事だけがちょっと気になっているものですから、できれば本日中に連絡したいなと思っております。
わかりました。知事の最初の発表に関連してお尋ねなのですけれども、人通りの減少、低減率が県内においては、他県に比べていまいちだというお話がありましたけれども、その外出自粛の数字が減らない要因という点についてはどのようにお考えでしょうか。
やはり各県民の皆様方が、陽性者が17名発生し、その後急激に拡大するというような傾向にないという現状をとらえて動いておられる結果ではなかろうかと考えているところでありますので、多くの方々が移動されるこの期間を迎えるに当たり、さらに関係の皆様方のご理解と、危機意識を持ったご対応をお願いする必要があるものと考えているところです。
そのような危機感を持っての改めての今日の会見でのお願いになっていると思うのですけれども、県内での発生者が、他県と比べて多くはない中で、自覚を持って頂くためには、どういったことが必要とお考えでしょうか。
やはり基本的な課題というのは、国の専門家会議でも示されたように、人と人との接触の機会をいかに少なくするか、そのことが一番大切な対応方策であるという課題を受けて、日本全国がそういった目標達成に向けて、人と人との接触の機会を減らしていこうと。そして、感染の機会を少なくすることによって、新たな感染者が生ずることを減らしていこうという取り組みを進めているわけでありますので、これまでも度々お願いをして参りましたけれども、例えば県外にお出かけにならないように、そして、日常的には3密の状態をぜひ避けていただくようにというような基本的な感染症予防対策等をお願いしてきたところでありますが、さらにそういった取り組みにあわせて、人と人との接触の機会をお一人お一人が縮減するようご協力を頂きたいと考えております。
事業者さんたちへの休業要請に関してなのですけれども、先週末から始まっているかと思うのですが。これから実際申請等は受け付けるということなので、そういったデータがあるかわからないのですが、現状として先週末以降、休業要請に対する事業者側の実際の休業状況というのは、県としてはどのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。
具体的な数字が把握できているわけではございません。おっしゃるとおりでございます。ただ県庁職員も、例えば夜の街ですとか、人通りのところもちょっと見回り等もさせて頂いておりまして、その中では、一定の方々がご協力頂いているという状況かと思ってございます。ただ、それが定量的にどうかというところは掴んでいないという状況でございます。
例えば、一部の遊興施設等では、県外の事例で行くと、名前を公表するようなところも出てきていますが、長崎県においてそういったご対応を検討されているようなところはございますか。
報道ベースでお聞きしているところですと、おっしゃるとおり公表等に至るのは、特別措置法の中の45条、要請を個別で行った後に公表ということをされていますけれども、今のところ、我々やらせて頂いておりますのは、各業態に対して自粛の要請を24条の方でやらせて頂いておりますので、本県において、まだ具体の公表に至るとか、そういった状況ではないと思っております。
最後に、休業要請の終わりの時期。延長されるのか、6日で終わるのか、国の方針を踏まえて判断したいということではありましたけれども、長崎県において、一定程度このような状況になったら終わりにしようとかいう基準の考えはありますでしょうか。
先程知事が申しましたことと若干重複にもなりますが、政府の方の方針と、後は、前回もお話ししたところの他県の状況というところ、他県がどうするかによって、本県に流入があるかどうかといったところと、あるいは、まさに、数字でもお話ししております、県内の人口動態ですとかいうところを総合的に考えておりますので、何か基準を1つ超えたら判断できるというものではないと思っております。
ゴールデンウイーク中に人と人との接触を避けるということと、休校の延長をこれから検討するということにもつながると思うのですけれども、5月1日に、長与町だけ登校日があるようですけれども、これについて、どうお考えですか。
そこはもう市町の判断なので。登校のやり方もいろいろあると思います。例えば学年毎とか。そこは把握していないのですけれども、全体の趣旨を理解された上での長与町教育委員会の判断だと思っておりますので、特に、県教委としてコメントすることはございません。
冒頭の人の流れのパーセンテージですけれども、これはどこのデータになるのかいうことと、26日現在とおっしゃられたのですけれども、いつと比べたデータになるのでしょうか。
これは、NTTドコモの資料を使わせて頂きました。具体的な比較対象は、感染拡大前、1月18日から2月14日までの間のデータとの比較だとお聞きしております。
休業要請の件ですけれども、協力金と制度は、また別という考え方になるのでしょうか。先程総務部長の方からそういう説明があったかと思うのですが。
基本的には同じものだと思っております。基本的に、要請させて頂いているところに対してということになってございますけれども、先程申し上げた、元々その要請の意図として若干除外をしていたものにつきましては、要請の趣旨から考えますと、やっていただく方が望ましいということがありますので、そこを踏まえまして協力金の方では、ご協力に対して差し上げるという形で考えたことになります。
となりますと、これは面積要件を撤廃したととらえていいのでしょうか。100平方メートルという面積要件があり、要請しないとなっている施設の中に、要は、100平方メートルがかかる、大学、学習塾、博物館、ホテル、商業施設というのがあると思うのですけど、ここは、要請はしないけれども、自主的に応じてくれた場合、その業種に関して協力金を払うという理解でよろしいですか。
おっしゃるとおりです。
他にございませんか。
休校の件で改めてお伺いしたいのですけれども。土日とかそういう実質的なものも含めて、5月10日までは休校期間とみなしていいかと思うのですけれども、それ以降については、やはり連休明け、お休み明けとなると、連絡が行き届くのが大変だと思いますが、5月11日以降についての検討はどうのようになっているのでしょうか。
先程知事が申し上げましたとおり、マスコミ報道によりますと、国の緊急事態の延長対応が、5月の連休、5日前後と言われていますので、その国の緊急事態の対応を受けて県の対策本部で県としての対応が決まると思います。それを受けて、学校休業はその中に入ってくると思いますので、そこで決定をされるということですから、5月6日までが今の休業期間になっていて、連休中に、もし、例えば7日から再開になるとか、延長になった時に現場が混乱するだろうということを想定して、自主的に県教委として、とりあえず木曜日、金曜日を休みにする事によって、仮に、連休中にいろいろな決定があっても、その動きというのは月曜日になりますから、スムーズにいろいろな対応ができるのではないかということで、今回、木曜日、金曜日を、休業の延長という形をさせてもらったということでありますので、今後の対応については、県の本部で協議をしていくことになろうと思います。
休校の期間がかなり長引いているので、学習への影響が大きくなってくるのではないかと心配している保護者の方やお子さんがいらっしゃると思うのですけれども、例えば、今後、11日以降再開となった場合に、土日の返上、夏休み等の短縮、登校日等を変える等の対応はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
確かに、今、家庭学習等を学校の方でも、先生方にも頑張って対応してもらっているのですけれども、やはり学校での授業とは異質のものとなっておりますので、特に、新入生は、1年生になってすぐ休校になったということもあるので、学校生活に慣れていないということもあると思います。休業明けには、それぞれの、例えば、市町教委ですと、土曜日にするのか、夏休みを短縮するのかというのは、休業の期間とかによって変わってくると思いますけれども、具体的には、多分、今からだと思います。県教委は、基本的には夏休みに対応しなければいけないかなと思っているのですが、大学入試の話等、色々なことが出てきます。今度は、就職の解禁とかも出てきますので、まだそこまで具体的に詰めていないですけれども、土曜日なのか、日曜日なのか、夏休みなのか、やはりどこかで埋め合わせはしなければいけないとは考えております。
先程、長与町の登校日がありましたが、長与町には三菱の寮があり、町民から不安の声も出ているようですけれども、それでもやはり県や県教委の知るところではないという判断なのでしょうか。
知るところではないということではなく、今回の制度で言えば、それぞれの地方公共団体が基本的には判断するようになっていますので、長与町が、私の情報では、この事案が起こってからもそうされているかどうかは把握しておりませんけれども、仮に実施されるとしても、そこはやはりそういうことも踏まえた上での実施対応ですし、例えばどのような対応をされるかというのは、そこまで把握していないので、長与町の対応についてのコメントは、現在私自身は、状況を把握していませんので、できないということでありますのでよろしくお願いします。
以上をもちまして、会見を終了させて頂きます。
・午後3時05分から午後3時57分(52分間)
・313・314会議室
【臨時記者会見】
会見内容
movie令和2年4月24日 臨時記者会見
会見内容
長崎県新型コロナウイルス感染症にかかる緊急事態措置について
それでは、ただいまから、記者会見を始めます。本日は手話通訳の方にお越しいただいております。それでは、よろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いします。
今日は私の方から、新型コロナウイルスの感染症対策に係る休業要請について、ご報告をさせていただきたいと思います。
本日、対策本部会議を開催したところでありますけれども、これから人が多く移動する大型連休の時期を迎えてまいります。そうした時期を迎えるに当たっての、本県の対応方針について検討をいたしました。ご承知のとおり、長崎県では緊急事態宣言を受けて、4月17日に県民の皆様方へ、改めて不要不急の外出の自粛等についてお願いを申し上げたところであります。しかしながら、その後の動向を関係情報、関係者の皆様方の感触などをお聞きし、データを集めてみたところでありますが、人の動きに大きな変化が見られない状況にあります。
またそういった中、去る4月22日に政府の新型コロナウイルス感染症対策本部におきましても、都道府県をまたいだ帰省や旅行によって人の流れが生じ、都市部から地方への感染が拡大したと思われる事例の発生が指摘されたところであります。従いまして、人と人との接触機会のさらなる低減が求められております。加えて、九州各県においても、休業要請が進んでいるところであり、県民の皆様方からも、県外から県内への流入を懸念する声もいただいているところであります。
そうした状況を踏まえて、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、さらなる対策が必要であると判断をいたしまして、各事業者の皆様方に対して、休業の要請をさせていただくことといたしました。
協力要請の内容については、大きく2点ございます。
1点目といたしましては、感染拡大の防止を図るため、新型インフルエンザ等対策特別措置法、第24条第9項に基づき、遊興施設、運動施設、遊技施設、劇場、集会・展示施設などの業種等について、休業への協力を要請させていただくところであります。ただし、医療施設や社会福祉施設、食料品などの生活必需品を提供する施設、その他、社会生活を維持する上で必要な施設等については、県民生活安定の観点から、休業要請の対象外といたしております。
次に2点目でありますが、飲食店等の食事提供施設においては、20時から翌朝5時までの時間帯での営業の自粛をお願いいたします。いずれの施設についても、詳細はお手元に資料としてお配りしているとおりであります。ご協力いただく事業者の皆様方に対しては、国の予算を活用し、新たに協力金制度を設けることについて、今後、議会ともご相談の上、早急に検討を進めてまいりたいと考えております。
事業者の皆様方には、ご負担をおかけすることとなりますが、新型コロナウイルス感染症の封じ込めには、この大型連休の期間における感染拡大防止の取組の徹底が、何よりも重要でありますので、そうした趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
以上、私からの報告とさせていただきます。あと、よろしくお願いいたします。
幹事社の方から、お願いいたします。
まず確認ですけれども、これは特措法の24条9項に基づくもので、緊急事態宣言を受けて発出できるようになる、45条によるものではないということでいいでしょうか。
当面は24条の要請をさせていただき、この後、いろいろな動きが出てくるだろうと思いますので、そのときどきの状況、必要に応じて所要の対策を講じていきたいと考えております。
要請に従わなかった場合に、45条は施設名の公表はできるけれども、そういうことはできない、要請協力の方になるということでしょうか。
そうですね。
その点で、45条ではなく、あえて24条9項にした理由を教えていただけますでしょうか。
これまでも一連の手順については、まずは外出自粛の要請等を行い、その効果等を見極めて、できるだけ県民の皆様方の諸活動に制限を設けないような形で協力をいただくことが適当であるという考え方が示されておりましたし、また私共も、そういう方針で臨んでいきたいと考えてきたところであります。
ありがとうございます。この協力金ですけれども、手元の資料では1事業者当たり30万円を支給するということになっていますが、30万円という額に決めた理由、申請の開始時期についてどれぐらいの目処が立っているのか教えてください。
30万円については、隣県の同様の制度がスタートする中で、財政負担等を含めて、やはり多くの皆様方に幅広く協力がいただけるような制度にしたいと考え、30万円という額を決めさせていただきました。
ありがとうございます。
確認ですが、この支給の対象となる事業者数というのは、県内で何カ所ぐらいになるのでしょうか。
これは、4,500カ所ぐらいになるのではなかろうかと見込んでおるところであります。
補足いたしますと、それぞれ今回、営業の短縮を行う施設と、前段の休業要請を行う施設と、それぞれございまして、これは法人単位でカウントするものですから、最終的には数はわからないのですが、最大値としましては、休業要請の方が約4,000程度、時間短縮要請の方につきましては、4,500程度という形でございます。
ということは、時間短縮もあわせると、8,500になるということでいいですか。
重複関係が、ありますけれども、最大ではそのぐらいになると思います。
そうなると、1業者当たり30万ということになりますので、総額でどれぐらいの額を県から出すことになりますか。
およそ26億円程度を見込んでいるところであります。予算的な内容については、これから議会でご審議をいただくということになってまいります。
その財源については、どういうふうにお考えでしょうか。
地方創生臨時交付金の活用を図っていきたいと思っております。
あと、休業要請をしないところが、いろいろありまして、ホテルや旅館が、休業要請を行う施設と行わない施設、両方入ってようですが、どういう切り分けになっているのかわかりやすく教えていただければと思います。
お答えいたします。お配りしているページの中で申し上げますと、ホテルまたは旅館につきまして、休業要請を行う施設は「集会の用に供する部分」という形でございます。いわゆる会議室ですとか、そういう人の集まるところという想定でございます。一方で休業要請をしない施設という方にも同様の規制ございまして、「集会の用に供する部分を除く」という形でございますので、いわゆる会議室かどうかというところの判断基準でございます。
知事にお尋ねします。先日の火曜日の自民党県連からの要望があった際に、知事のお気持ちとしては、懸命に、一生懸命頑張って営業を続けられている事業者に対して、20万円、30万円の協力金で休業を要請するのは非常に悩ましいと、複雑な胸の内を語られていましたが、今回、ここに3点程その理由が書いてありますけれども、その知事の非常に悩ましいとおっしゃられた気持ちが、今回変わられた背景について説明していただけたらと思います。
やはり、県内でも、増加傾向で推移しております、このコロナウイルス感染症を、いかに抑えていくか。そのためには「3つの密」の環境を回避するということ。そういう人と人との接触の機会を低減していく必要が強く指摘されているところでありまして、その第一弾として、外出自粛などのお願いをさせていただきました。
そして、これをもって大きな効果が得られるというような状況があれば、それぞれの分野でやっぱりご苦労いただいているところでありますので、事業を継続して展開していただけるものと期待もいたしていたところでありますが、冒頭、申し上げましたように、国の方では8割低減することを目標であるとお話いただいている中で、なかなか大きな成果につながっていないということが、ある程度、推測できるような形になってまいりまして、これはやはり、これから大きく人が動かれるゴールデンウイークを迎えますので、それを前に、改めて、県民の皆様方のご協力をいただく必要がある。そのためにまた加えて、事業者の皆様方のご協力もいただき、何としてもこのコロナウイルス感染症の拡大を防いでいかなければならないと、改めて感じたところであります。
すみません、あと細かい点で、「隣県において休業要請が進んでおり、業種によっては県内への流入が懸念される」とありますが、よく言われているのが、都市部から地方へのパチンコ店への流入。この業種によってはというのは、パチンコ店も含めてという受けとめでよろしいでしょうか。
私どもも、いろいろ議論をいたしました。新聞報道等によりましても、例えば熊本県では、県境を超えて多くの方々がパチンコ店などにおいでになっておられるというような話もいただきました。県内で、そういった状況にあるのだろうかということで、関係者の皆様方のお話をお聞きしたり、あるいは、これから連休を迎えるということになると、例えばゴルフ場などを営業しておりますと、多くの方々が、やはり本県までお出かけいただくような状況になるのではなかろうかと。そういうことを、やはり長崎県としても、全国の皆さんと力を合わせて、人と人との接触の場の低減に協力をしていかなければいけないと考えたところであります。
休業要請、営業時間短縮に応じていただいた事業者の方に30万円支給するということですけど、応じたかどうかというのは、どういうふうな形で確認されるのでしょうか。
今、まさに制度設計を進めているところでありまして、先ほど申し上げたとおり、協力金自体というのは、少し後からのタイミングになってくるという形でございます。例えば他県の例でみられますのは、休業のお知らせの貼り紙をしていただいて、そこの映像を申請の際につけていただくとか、幾つか方法はあると思っておりますので、他県の例も参考にしながら調整をしていきたいと思っております。
○広報課長 それでは各社の皆さん方からお願いしたいと思います。事業者への協力金ですけれども、1事業者当たり30万円とあるのですが、これは法人単位でしょうか。複数店舗を持っているところというのは、当然あると思うのですけど、どうなのでしょうか。
法人単位で考えてございます。
1店舗あるところも、10店舗あるところも、一律30万円ということになるのでしょうか。
はい。
他にございませんでしょうか。
知事に伺いたいのですけれども、現在の、コスタ・アトランチカでのクラスターが発生しておりますが、感染経路や行動歴がはっきりしない中での休業要請というのは、市中感染などへの県民の不安というのも大きくなるのではないかという恐れもありますが、その点いかがでしょうか。
今、それぞれの地域によって、感染者数も大きく違うところでありますが、本県での感染者の経緯を調べてみますと、ほとんどの方々が、やはり国外ももちろん含みますけれども、都市部からおいでになられた方が感染の要因として推測される事例が、非常に多くなっているところでありまして、そういった意味で、まずは県民の皆様方に、県外へのお出かけ、特に感染拡大地域へのお出かけはお控えいただくように協力をお願いしてまいりました。併せて、全国的にも県境を超えた移動は自粛しようということで、各県力をあわせて取り組んでいく必要があると。こういう中で、長崎県としても県内の事業者の皆様方にも協力をいただいて、県外からおいでいただく機会を少なくする必要があると考えて、こういった要請をさせていただくということにしたところであります。
2点お尋ねします。冒頭、人の移動のデータを調べた上での判断だということをおっしゃられていました。具体的に政府目標が8割だとして、県内ではどれぐらいの結果だったのかということは伺いたいのが1点。このように休業要請することでの経済損失のようなものを試算されているのかどうか。この2点をお願いします。
まず第2点目の経済損失の試算までには至っていないところであります。
人の移動の状況についてお答えいたします。定点観測で、携帯電話会社さんの資料ということになりますけれども、感染拡大前と4月21日現在というところで比較をいたしますと、例えば長崎駅ですと、マイナスの43.7%、あるいは浜町のアーケードで申し上げますと、マイナスの24.9%。佐世保で申し上げますと、マイナスの21.1%。そのような状況でございます。
出口戦略ですけれども、目数値、これ何を指標にするかによって違うのですけれども、どの程度の目標値になればこれを解除できる、要請を撤回できるのかというのをお伺いしたいのですが。
それは全国的な傾向として、特にそれぞれの地域によって感染者が急速に拡大する傾向が続いてまいりました。大幅に人と人との接触機会が削減されることによって、そういった流れが大きく変わってくる。そして感染実例の件数が徐々に減少傾向、終息に向かうような事態になることが、まず、大きな目標として設けられているものと理解をいたしております。
人がこれぐらいだとか、そういった数字はないということですね。
やはり、それぞれの地域は、国の方で指摘されておりますように、それぞれの地域でやはり8割以上の人と人の接触の機会を削減していく。そういう目標の下に、お互いに協力していく必要があるのではなかろうかと思っております。
もちろん、期待を込めて皆さんが自粛していただけるのが一番ですが、今の状況だと5月6日というのは、一区切りであって、さらに続くということも十分あり得るとお考えでしょうか。
それはまだ、このゴールデンウイーク期間、これからでありますので、予断を許さないところはあるのだろうと思いますけれど、何としても幅広い国民の皆様方にご協力をいただいて、この連休で大きな成果が得られればと考えているところです。
効果があったか、なかったかという、判断基準となる、検証になる材料としては、やはり人通りの、先ほど部長がおっしゃったような数値がそういう材料になるのでしょうか。
そうですね。いろんな分野での取り組みについて、実績がどういう状況であったのか調査をし、評価をしていく必要があるのではないかと思っております。
あと休業要請を行う施設、行わない施設と一覧表に書かれているのですが、微妙な形態の方もいらっしゃると思うのですけれども、そういった場合うちは入るのかどうかっていうのはどこに問い合わせればよろしいのでしょうか。
現在ですね、コロナウイルスに関します相談窓口を設けておりますので、まずそちらにお問い合わせいただくという形になろうかと思います。もう少し深入りしたところでですね、詳しいことということであれば担当課の方に繋ぐような形になりますので、まずは窓口にご相談いただくという形でございます。
それは県の窓口にということですか。
県の窓口です。
あと2点すみません。もちろん、これは要請ですから罰則はないということでよろしいですね。
考えておりません。
最後に、この休業要請には、多分、県民の方が進んで協力して、かなりのところが休業すると思うのですけれども。既に休業しているところ、観光施設等、軒並み休業しており、心配なのは、行く場所がなくなった方がスーパー等に、家族で、「じゃあスーパーにでも行こうかと」いうふうに殺到するような恐れも十分考えられるのですけれども、その辺りにどう対応するのか、そして何かそう考えてらっしゃる方に、今ここで、どう呼びかけるのかというのを改めてお願いします。
先の専門家会議の中でも、ご指摘の点については懸念事項として議論がなされたものと理解を致しております。他にお越しいただく施設がないというようなこともあって、例えばスーパーマーケットにご家族連れでおいでになられて、いわゆる密集状態になってしまっては、新たな感染リスクにつながるということでありますので、そういった店舗の皆様方におかれては、いわゆる過密な状態にならないように、入店規制をしていただくとか、あるいはレジの前でも、人と人との距離を、一定間隔空けていただけるような環境を整えていただけるように。そしてまた、ご議論になった内容では、商店街にも多くの方々がお出かけになられると。従いまして、そこも、人と人の流れが、輻輳(ふくそう)しないように、例えば商店街を一方通行にしていただくといったような、3密を解消するための色々な方策をご検討いただき、機会低減にご協力をいただければありがたいと考えているところです。
ありがとうございました。要するに、県がこれをどう対応するというよりも、それはもう事業者の皆さんの工夫にかかっているということになるのですね。
ぜひ事業者の皆様方にもご協力を頂き、所要の目標の達成を目指していきたいと思います。
共同通信の石川と申します。幾つかあります、まず念のため確認ですけども。これは従わなかったからといって、施設名を公表するというのは今のところないということでいいですよね。
今のところ、このことをもって、そこまで進めていこうという考え方は持っておりません。
先ほど、法人単位に支給するということでした。そうするとやはり複数店舗を抱えていらっしゃるところと、そうでないところで、不公平感を感じる方もいらっしゃると思うのですが、知事はどうお考えでしょうか。
色々な施設の経営規模、施設規模もあるでしょうし、そこはこういったことに協力をしていただくということで、さまざまな業種、業態、規模、平等に協力の謝礼の意味を込めて30万円の支給をしたいと考えているところです。
店舗毎にしなかったというのは、財源の問題とかがあるのでしょうか。
そうです。非常に、30万円という金額を設定しましたのも、ぎりぎりの選択でありました。
これから申請時期開始等は、追ってお知らせするということですけれども、今の段階で具体的な支給の時期がいつごろかというのを、今の段階で話せることがあれば教えてください。
まだ見通しが立てていないところですので、この段階で具体的な時期というのはご容赦いただければと思います。
この時期に、休業要請を知事が決断されたというのは、意思決定の過程において、今、コスタ・アトランチカというクルーズ船の中でクラスターが発生しているということが、今回の休業要請の意思決定について影響はあったのでしょうか。
そういった流れも全く関係ないかというと、そうでもありませんけれども、やはり冒頭から申し上げてまいりましたように、まずは県民の皆様方のご協力がいただけるのであれば、所要の目標が達成できるだろうと考えてまいりましたけれども、現実的には、なかなか難しい面がある。そういった中で、さらなる対策の強化を図るという思いで今回の制度をスタートさせようと考えたところです。
クルーズ船のことが必ずしも大きい要因ではないということですよね。
そうですね。これまでも、今後の動向を見極めて、不足すればさらなる対策を念頭に入れていかなければいけないと思ってきたところであります。
明日から休業協力要請の期間が始まるのですけれども、飲食店とかは、既に仕入れをしてしまったりして、すぐに休業を始められないと思うのですけれども、いつから始めれば、協力金をもらえるということになるのでしょうか。このうちの何日間かとか、そういうものはあるのでしょうか。
確かに、明日からすぐに休業してくださいというのは難しい事情もおありの面があるだろうと思います。今、考えておりますのは、明日から5月6日にかけての期間において、様々な事情がおありであれば、そうした課題を整理していただいた上で、この期間、継続して休業をしていただく、その事情についてお聞かせいただければご協力いただけたものと考えていこうと思っています。
具体的に何日以上とかいうのは今ありますか。
やはり、要請の期間と致しましては、先ほど来申し上げておりますとおりの期間でお願いしたいと考えてございます。ただ、それが直接的に響いてきます協力金の支給という面につきましては、ちょっとそれぞれのご事情がどういう形になるかというのは伺っていく必要があると思っておりますので、一律、何日間というより、どういうご事情かというあたりを、この申請の時にお聞かせいただくという形で考えてございます。
例えば、事情があれば、このうちの3日間だけだったとか、そういう場合とかは、どういう判断をされるのでしょうか。
その点は、事情をお聞きしてみないと、なかなかというところがございますけれども、一般例として申し上げれば、例えば終わりの3日間だけということが、どんなそこまでの事情があったのかということは、しっかり見させていただく必要はあると思っております。それほど猶予の期間ということではなく、やはり基本の考えといたしましては冒頭に申し上げた期間でお願いしたいという形で考えてもらえれば。
ありがとうございます。そうなると、東京都等が休業要請した時には、ある程度、準備期間がありましたが、今日発表して明日から。しかも検討を進めているということも、私達としても、報道していなかったところもあるのですけれども、今日発表して、明日から実施するという経緯を説明いただければと思います。
確かに、これまで、まずは実績を把握する必要があるということで、なかなか、ただちに情報を集めるのが難しい状況でありまして、関係事業者の皆さま方に、所要の分析、情報提供のお願いをさせていただいたこともありますし、関係機関にヒアリングを行いまして、数値の把握等も、最新情報を集計していただく。そういう形で分析して評価をまいりましたので、結果として、それがもう少し早く方針をお示しできればよかったのですけれども、こういう、ぎりぎりの時期になってしまったということでありまして、そういった意味では、各事業者の皆様方に、本当に余裕の時間がないことについてはお詫びを申し上げなければいけないと感じているところであります。
それだけ危機感を持って実施するっていうことですね。わかりました。
あとは、協力金の開始時期のことを今後検討ということだったのですけれど、予算措置として、議会の承認等も必要だと思うのですけれども、その辺はどのように検討されているのか教えてください。
恐らく、こういった予算については、議会においてご審議をいただいているのではなかろうかと考えております。
定例の議会もあると思うのですけれども、臨時議会を開くとか、そういったところは、まだでしょうか。
そういった選択肢も含めて、議会の皆様方と相談をさせていただこうと思っております。
わかりました、ありがとうございます。
今のことに関連して2点あるのですけれど。また繰り返しの確認になるのですが、今回休業したところについても、営業時間の短縮についても、一律30万円というところで、例えば丸々1日ずっと休んだところと、定食屋で午後9時までのところを午後8時までに1時間短縮したところも、一律30万円という理解でよろしいのでしょうか。
そう考えております。
それともう1点、今もお話であった「協力金を支給する方向で検討します」の検討の意味ですけれども、協力金を支払うことは決まっているけれど、時期については検討中という理解でよろしいでしょうか。
すみません、これは議会のご審議をいただいて、予算を計上していただいて初めて決定ということになりますので、今、私どもは理事者の立場として、こういう手順を経て、休業の協力をお願いし、協力金として30万円差し上げるような仕組みをスタートさせていただきたいと、こう考えております。
議会の承認が要るけれども、県としては支払いたい意向で考えているということで。
そうです。
わかりました。
細かい点ですけども2点。制度設計中ということで、あえてお伺いしたいのですけれども。今のお話からすると、臨時議会もあるのかもしれませんが、6月定例会と考えると協力金の支給というのは、5月中は難しい。6月、7月というふうに、どの程度待てば良いのかという目処ですね。資金繰りが現在既に苦しいという事業者の方もいらっしゃるので、早く届ける必要があると思うのですけれども。どの時期に皆さんの手元に届くというのを教えてください。
ちょっと繰り返しになって恐縮でございますが、時期はちょっと明示するのは非常に難しい状況でありますけれども、おっしゃっていただいたとおり、事業収支からしても、なるべく早い段階でお手元に届くようにという形で努力してまいりたいと思います。
なかなか5月中は難しいとまでも言えないですか、微妙ですか。
ちょっと時期の明示はご容赦いただければと思います。
できるだけ早く支給させていただけるように、体制整備を含めて検討を行ってまいりたいと考えております。
さらにちょっと細かいのですけれども、事業者には、これも制度設計中ということなのでしょうけれど、どういう形で手元に届くのでしょうか。
各事業者さんに申請をいただくような形になりますので、その際に、基本的には、口座のご登録をいただきまして、債権債務を登録していただいて、そこから振り込みをさせていただくようなことを想定しております。
ありがとうございました。
今回、今日発表して明日からということで、今、クルーズ船で大変な状況になっている中、急に発表されたことで、市民、県民の中には、県がクルーズ船から話題を逸らそうとしているのではないかと思う方もいるかもしれないと思うのですが、知事はどのようにお考えでしょうか。
先程も、お答えをさせていただきましたとおり、今回のクルーズ船の前から、コロナウイルス感染症というのは、国を通して、非常に大きな課題になってきた訳でありまして、長崎県も増加傾向で推移している。そのためには、やはり抜本的な対策を講じないと今の傾向を変えるまでに至らないという指摘があって、まずは全国緊急事態宣言の対象地域にすると、そういった中で各県力をあわせて、県民、国民の皆様方の協力を得ていこうということで今に至っているわけであります。
私も、感染者があの段階で、10数名でほとんどクラスターのようなこともない状況の中で、それでもやはりこの流れを変えるに至ってないということでありますので、県民の皆様方に対して、改めて様々な活動についての自粛要請をさせていただきました。
小中高校生の皆さん方は、授業も休業をしていただくように至った訳でありますので、問題はその効果が目に見える形で得られているかということを見たときに、まだまだ足りない。これは従来の考え方の流れの中で、やはり成果を踏まえたときに、もう一歩踏み込んで。相当の予算額になりますので、大変な負担でありますけれども、そういったものも投入しながら、県民のご協力頂いていく必要があると判断したところです。
休業要請を行う施設の中に、学校とありますけれども、これは公立の小中学校とかも入って来るかと思うのですが、そこへの協力金。例えば市町の教育委員会に30万円を渡すとか、その辺は、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
公立施設は、この給付金の対象から除外して考えております。
この「学校」というのは、いわゆる民間や私立、学校法人が運営している「学校」という理解でよろしいですか。
そう考えております。
ありがとうございます。
それでは最後に知事の方から、ご発言をお願いしたいと思います。
2点について、私の所感を述べよという事のようであります。
コスタ・アトランチカ号で、陽性患者が増えていることに対して、私がどう受けとめているかということであります。大変な状況であると考えているところではありますが、これまで乗員623名のうち335件の検体の分析が終わったところでありまして、結果といたしまして91件の陽性者がいらっしゃるということが確認されました。残り288人の方々の分析も、一刻も早く済ませていかなければならないと考えているところであります。100名を超えるような大規模なクラスターが確認されるような形になるのではなかろうかと考えておりますが、やはり、私が今考えておりますのは、国の指導の下、外国船籍の船内で起きた特殊な事例でありますので、1日も早く関係国にお帰りいただける方々は、早急にご帰国をいただけるよう国のご努力もお願いしてきたところであります。
そしてまた、残る陽性者の方々においても、適正な環境の中で健康観察を行っていただく形で、県内の、県民の皆様方に対する医療提供体制に重大な支障を及ぼすことがないように、これは国の主導の下、全力で一連の政策に取り組んでいかなければいけないと考えているところであります。
県民の皆様方に、こうしたご心配をおかけ致しておりますことを、大変申し訳なく思っているところであります。引き続き、万全の対策を講じられるよう、国にもお願いを重ねてまいりたいと思っております。
それから、3月26日、27日のコスタ・アトランチカ号への県営バス貸し出しに対する事実関係の確認と、私の受けとめについてどうかというお話であります。私もまだ詳細について承知をしていないところでありますが、26日については、このコスタ・アトランチカ号に配属されていた乗務員の方々が雇用期限を迎えて下船されて帰国されるということになったと聞いております。従いまして、県営バスは1バス事業者として関係代理店の方からの要請をいただいて、関係者をバスにて長崎の市内のホテルまでお送りしたと聞いております。そしてそのホテル1泊された後、翌日に飛行機で帰国されたということをお聞きしているところでありますが、なぜ市内で1泊になったかということに関しては、雇用契約の周期が26日であり、そして、その日が飛行機の便がとれなかったということで、27日の朝、再度バスをご利用頂いて空港までお送りしたというお話をお聞きしているところであります。
私は、こういったコロナウイルスの感染拡大の状況を受けて、乗客をお迎えできるような状況ではなくなったところでありまして、各クルーズ船が受け入れ港が確保できない状況の中で、様々な生活物資等の積み下ろしのために、長崎港に寄港される例が増えつつありました。そういった中で、やはり外国船籍の船でありましたので、感染拡大を防止する上で上陸をして、街中までお出かけにならないように、そこは外出自粛を要請すべきであるということで、松ケ枝岸壁に接岸して、物資の補給を行う際にも、基本的に乗員の乗下船というのは控えていただくような前提で、船をお迎えして来たところでありますけれども、その行動の範囲も、ターミナルビルまでという形でご協力を頂くことになっておりました。
ただ、私が後で聞いた話でありますけれども、こうした形で帰国される方々、あるいは勤務の交代によって海外から入国されてこの船上勤務につかれる方々、こうした方々の移動はこれまでもあったという話を聞きまして、確かに入出国に際しては一定の健康観察の期間が設けられて、コロナウイルスの危険性がないという前提の形で、それぞれ海外の皆様方をお迎えしているわけでありますけれども、そうしたことについては、非常に認識の食い違いがあったものと反省をいたしているところであります。
認識の食い違いということなのですけれども、知事が乗下船の自粛を呼び掛けて、3月14日以降、乗下船がないと最初の会見でおっしゃった中、足元の県交通局の車両がこのようなことに従事していたことについては、いかがお考えでしょうか。
そのことについては、県営バス自体もそういった状況にあるというのは認識していたのだろうと思います。乗下船しないようにと。ただ、ビジネスとして、それぞれ会社の方から要請があって運行をしたものと受けとめているところであります。従って、そこまで細かな業務内容等を確認の上、受託すべきか、運行要請を受けるべきか否かという判断をするまでにはないような状況ではなかったろうかと思っております。
しかし、結果的に市中に1日留まって、市民を不安に落とし入れている現状があるかと思うのですが、その件についてはどうお考えですか。
そうですね。それは危機管理上、もう少し細かな気配りをすべきではなかったろうかと考えております。ただ、これは前回の記者会見の折にも申し上げましたけれども、日本に入国されて相当期間経過された方々でありまして、あくまでも協力要請であります。これは乗下船を禁止するといったような措置が講じられない。これは国際法上もそうでありますし、そういう中で、こういった地元の懸念を汲み取っていただいて協力をしていただくという、いわゆる協力要請の範囲に留まる中身になってきているところでありまして、そこは一定ご協力いただく形で感染防止の上では効果が果たされている部分もあるのではなかろうかと考えているところではあります。
詳細につきましては、本日、同席しております関係部局の方で後ほど対応させていただきますので、会見につきましては、以上をもちまして終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
